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ひとりごと

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不定期日誌みたいなもの
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#日記

漂流回想日誌-まるで漫画みたいな出会い-

漂流回想日誌-まるで漫画みたいな出会い-

僕は親しみを込めて彼のことを京さんと呼んでいる。
この人の周りには人間が集まる、いつの間にか周りが笑っている。
彼は1人のうたうたいだが、時にその編成を変え5人〜20人くらいの大所帯の編成に変わったり曲のサウンドで言ったら色々なアプローチをしているが奥山京が綴った歌詞とピアノで彩られた楽曲たちが最大の魅力だ。

奥山漂流歌劇団(奥山京)と出会ったのはいくつもの偶然が巻き起こした出会いだった。

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みんな元気?

みんな元気?

どうも、久々に人に見てもらう為に文章を書いてます。これは手紙と思って読んでほしい、今このページをひらいたあなたに向けて書いた手紙だと思ってほしい。

色々な騒動が落ち着きを見せている中、まだまだ油断できない日々が続いていますが如何おすごしでしょうか。

僕は元気にやっています、今の時代携帯をひらきsnsをみれば生きてその営みを続けているんだと簡単にわかっちゃうのでなんだか表面的な部分しかみれなくな

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線をひく、線をなぞる。

線をひく、線をなぞる。

最近関西にいくと少年のような友達と本を貸し借りしてる。個人的な話ではあるけど本を貸し借りするのが昔から好きだ。小学生の頃からやっていて、もしかしたらわかってもらえるかもなんて思いながら、本を読んでいる途中に思い浮かんだ顔の相手に貸したり、そしたら次は向こうが貸してくれたり。

僕にとってはあれが文通みたいなもので、誰にも内緒ねって心の内側を少しだけ見せあったりしているようでわくわくとホワっとしたあ

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彩りは歳月と共に

彩りは歳月と共に

10代の頃だった、当時付き合っていた恋人は歳上だった。まだまだなにもわかっていない少年と大人の不釣り合いな恋愛関係は不器用さもあったし、背伸びをしたかった僕は大人の仲間入りができた気分ですごく生意気だったと振り返れば思う。吸えない煙草を吸いはじめたり、缶コーヒーをわざわざ買って寒い夜に手を温める癖を真似てみたり、飲めないお酒を飲んでみたり。恋人というより飼ってる犬みたいな感じであしらわれるのが少し

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関西放浪記 その2(帰還までのお話)

関西放浪記 その2(帰還までのお話)

2019.10.08 PM13:00
前日の夜の行進もあり沈むほど深く眠りについた、この天満という街について初めての熟睡だった。疲れも眠ればとれていた、暗い窓のない部屋からでて歩いた。商店街には変わらず人々が行き来していた、それがなぜか心地よくて安心した。昨日4時間歩いたなんて苦労話にもなににもならないまさに醜態ではあるのだけど、少しだけ面白い体験をしたんだなと思えた。扇町para-diceの楽

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目を覚ますと窓辺から海が見えた

目を覚ますと窓辺から海が見えた

鈍行列車で揺られてどれくらいの時間が経ったかわからない。
目を覚ますと窓辺から海が見えた、少しだけ救われたような気がした。

僕はこの夏無鉄砲にも自分が住んでいた街から北へ北へと進んだ。
もちろんお金なんてないわけで、少なくもいただいたギャラ、CDの売り上げ、路上ライブで生計を立てているとは言い難いがなんとか食いつないでいるような状況。少なくとも生きていると実感している。

どんどん食欲がなくなっ

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灯唄

灯唄



人のこころを動かす音楽、ずっとしばらくこの課題のような問いの答えを探していた。この問いを答えることができればまたひとつ真理のような鮮明で揺るぎない領域にたどり着けるのではないかと思ったからだ。でもわからなかった。無秩序に羅列された無意味な単語集でも音楽が加われば言語化できない衝動が体を貫かれることがあるし、凝ってもいないシンプルな言葉達が肝心な時傘をさしてくれる時がある。今この記事を書いている

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