今朝の映画は
【#無垢なる証人】でした。
Netflix 鑑賞
※見出し画像引用 https://www.skyperfectv.co.jp/

2020.01.24 公開　　１２９分
第55回 百想芸術大賞 大賞
第40回 青龍映画賞 主演男優賞(チョン・ウソン)
第39回 韓国映画評論家協会賞 主演女優賞(キム・ヒャンギ)

出演 #チョン・ウソン さん #キム・ヒャンギ さん
#イ・キュヒョン さん #チャン・ヨンナム さん
#ヨム・ヘラン さん #ソン・ユナ さん 他
監督 #イ・ハン さん
脚本 #ムン・ジウォン さん

Filmarks (…だけ 0.1刻み) では 23.03.29 時点では 4.0
私的にもこれは 4.0 ですね☆非常に良作でした☆
※Yahoo!映画 4.2　映画.com 3.9　WATCHA PEDIA 4.0
（※私的採点1最悪 2つまらん 3普通 4かなり良 5最高☆）

はい、この映画はですねぇ、
以前に一度、評価点を調べていて…

で、Amazon Primeにあったので、
もう、いつ観ようか、いつ行こうか…って

もう次には……明日には……な矢先の…
3/24に、Netflixに配信されてまして！！
いきなり出てきた！！ｗ



観たかった理由としては…

非常に評価点の高い映画…ということと、
チョン・ウソンさん……ですね☆笑

私、そんなに……
作品履歴、フィルモグラフィ見ても……
つい先日観た「監視者たち」（22.03.22 鑑賞済）と…

あとは、やっぱり…「私の頭の中の消しゴム」……
これの印象、記憶、が…強いんでしょうかねぇ……

はい、
そんなに見てきてる感じじゃ…ないっけ？って、
自分でビックリするほどに
良く見た記憶のある俳優さんなのです、なんでだろ？

さて、内容ですが、、
韓国原題は「증인」　証人…ですね。
で、邦題に「無垢なる」…を付けてる感じ。

まぁ…この邦題は全然悪い感じしないです☆



でまぁ…無垢…穢れなく純粋、純真な…ということで、
"自閉スペクトラム症の少女が証人"となる、

法廷もの、リーガルもの…な映画ですね。

謎解き要素も含みますのでミステリー要素あり、

で、犯罪を題材にしていますのでクライム。


合わせると 笑
リーガル・クライム・ミステリー？ｗｗｗ
ジャンル分けって、
足そうと思えば、いっぱい繋げられますね☆



はい、ちょっとふざけましたが、
内容は、真面目な映画…です…が、

クスッと笑ってしまうシーン、
微笑ましいコミカルなシーンもあり、

そして、、、
最後は グッと泣けてしまう…んですよ。

素敵な映画です☆


無垢な証人……ということ、
そして法廷もの……ということで、

ほぼ、
「こんな感じのストーリー展開？？」って、

読めてしまう作品…だと思います。


ミステリー、謎解き、…と書きましたが、
複雑性は無く、物語の展開は想像出来る中で、


そこに関わる人間たちの
心の変化、価値観の変化、そして関係性の変化……を
丁寧に描かれていますので、


そこが見どころ、となるかと思います☆




あ、物語の中では "自閉症" とありますが、

今は、（2013から境界無く連続したものと捉えられる）
「自閉症」「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」を
総称して【自閉スペクトラム症（ＡＳＤ）】
（自閉症スペクトラム障害）

…と言うのだそうです。


そして……ちょっと物語の、ひとつのポイントとして
「※サヴァン症候群」…的な感じのシーンがあります。

※これは…芸術や音楽などの、ある分野に
　突出して並外れた能力を持つ人…を指しますが、
　知的障害、精神障害、自閉スペクトラム症のある人…
　の中に、いらっしゃる場合が多く見られるようですね。
（サヴァン～だからといって、能力には個人差があって
　その誰もが超すごい能力…では無いそうです。）

ただ、劇中の主人公は「聴覚過敏」を持っている感じで、
特にサヴァン症候群では無く、
過剰に音を捉えてしまう感覚を持つ…という感じでした。


自閉スペクトラム症（ＡＳＤ）への
理解や関心…が、有る方と無い方では、
観方に偏りが生まれる…かもしれませんが、

制作サイドは、
すごく丁寧に、過剰演出にならないように、
撮っているのだろうな…というのは感じられました。
また、
主演のキム・ヒャンギさんは、健常者の女優さんですが、
とても上手く、素晴らしい演技をされていた…と思います。
すごく自然…だったと思います。
ただ、

実際に自閉スペクトラム症（ＡＳＤ）の方々、
そして日々向き合っている方々が、どう感じるのか、
どういう感想を持つか、自然なように映るのか……は、
分かりませんし、
私も、にわか仕込みで調べたことを書き連ねただけですが、

この物語の「一番のポイント」は、
健常者と障がい者…という分け方や壁…を越えて、
ただ同じ、人間と人間との心の通わせ方、向き合い方、
そして共通して持つ「善悪の判断」であると
感じましたので、

これを読んで「観てみようかな」と思われる方には、
こんな前置きと理解を持たれた上で…
御鑑賞されると良いのではないかなぁ？…と、
思った次第でございます☆



あとは、、、
法廷もの、リーガルもの…なので、
こういうのを観る度に、、、

（善と悪って…正義と不義って……勝つか負けるか、
　立証出来るかどうか。…これが全てなのだろうか…
　致し方無く、疑わしきは罰せず……で、
　どれだけの真実が…別の真実となったのだろうか…）

…とかって、思わされますよねぇ。。。
まぁ、映画やドラマで思いを巡らすぐらい…ですから、
ずっとずっと日々向き合われている、
弁護士さん、検事さん、裁判官さん、、、とかからは
鼻で笑われそうですけど。。。


はい、そんな感じで
深い"ヒューマンドラマ"、です。
（またジャンル出てきたｗｗこれ、和製英語でしょｗ）

非常にオススメな映画ですので、
予告動画を御覧になられて、御興味出ましたら
是非どうぞ☆

では、鑑賞済みの方向けの…
ネタバレ含みレビューを、、、
↓

あの～……
韓国の大手の弁護士事務所は……
期待の新人？移籍弁護士には……

"ベンツをあげる" …のが、
一般的…なんでしょうか？？？笑

「幼い依頼人」（22.09.09 鑑賞済）
でも……そうでした。

（あ…またベンツのキーあげた！同じことしてるーｗ）
…ってなりました。。。

どうなんでしょうかねぇ…ちょっと気になるｗ

あ、この映画の脚本の ムン・ジウォン さん。

「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」って、
連続ドラマの脚本家さんでもあるんですね☆

このドラマ……良いみたいですね！！
……って、佐藤健さんが言ってた、、、笑

"あらすじ……
天才的な頭脳と自閉スペクトラム症を持つ、
大手法律事務所の新人弁護士 ウ・ヨンウが………"

あ…また、自閉スペクトラム症と弁護士だ……
このジャンルにお強い方、なんですねぇ～
観てみたいなぁ、、、

被告人と弁護士の接見……
あんな…透明のボックス席みたいなところに
"一緒に" 入るんですね！！

アクリル壁を隔てて…とかじゃなくって
ちょっとビックリしませんでした？？
危ない…とか無いのかな、、、

……で、なぜか被告人…お願いしてきて……
飴ちゃんくれた 笑
韓国にも、関西文化、あるんかしら？ｗｗｗ

チョン・ウソンさんの父（パク・クニョンさん）が
見合い相手の写真封筒を３つ（中身の人は全部同じ）
…持ってきた時に、

「ジャジャ～ン」って言いましたね 笑☆

（ほぉ～、韓国もジャジャ～ン…って言うんだ！）って
なりませんでした？？

そういうオノマトペ、国によって違うでしょうから、
これ、ちょっとビックリでした☆


あと…あのお父さん、
本のページをめくる時…指舐めて…ってしてたけど…
あれは、日本の昭和の大人たちｗ…がやる…
特定の技？じゃないの？？
韓国も同じ？？…って言うか、世界共通なの？？


……ちょっとネット検索したら…
むしろ外国の方が……とかって記載がある～！
他の映画でも良く見かけるのかぁ。。。
で「ペロリスト」とか書かれてたｗｗｗ

検事のイ・ヒジュン（イ・キュヒョンさん）が言ってた、

「脚が不自由な人と会話をするには？
　歩幅を合わせる。
　自閉症の人は自分の世界から出られません。
　そのように生まれたから。
　相手が出られないなら、あなたが入ればいいのでは？」

好きなセリフでした☆


あと、この検事さんに
ヤン・スノ弁護士（チョン・ウソンさん）が

「ジウ（キム・ヒャンギさん）と
　交わしてた挨拶を教えて」（クロスのやつ）

『拒否します』

ここ、笑っちゃいましたね☆

あと、ヤン・スノ弁護士（チョン・ウソンさん）が
歩きながら、ジウに質問してた時に、

「質問じゃないよ。
　質問する時は語尾が上がってないと」

『ジウ、
　あの夜の事件について
　質問しても いいか　なぁ～ ↑↑↑』

あそこもめっちゃ好き☆笑


あと、スマホ通話の時の…
「相手の話が済んでから切らないと。」
『話は済みました？』
「あぁ。」
『プツッ』ｗｗｗｗｗｗｗ

生理用ナプキンの訴訟……なんて
聞いたこと無いから、
（映画の中で作った設定なのかな？）って思ったら、

2017年8月 韓国メーカーの生理用品に化学物質で
健康被害を訴える女性が相次ぎ、韓国で集団訴訟へ…
って記事、ありましたね。

そっか、本当にあったのか、、、

ジウの家にあった…
お母さん（チャン・ヨンナムさん）が作った、
ポラロイドの表情一覧……

あれ、映画のためのアイデア…じゃなくて、
実際にやってる人が…居るってことなのかしら？
素敵でしたね☆

そして…ジウの…

「人の心ってすごく難しい。
　シネはいつも笑顔なのに 私を利用して、
　お母さんは怒った顔なのに 私を愛してくれる。
　おじさんの場合 大抵は笑顔
　おじさんも私を利用するんですか？」

これは、、、
良いセリフ、意味有るセリフ、でしたねぇ、、、
このセリフが、この映画で一番好き☆

最後になりますが、
ヤン・スノ弁護士（チョン・ウソンさん）の……

「証人は ”僕とは違う人間だ" と決めつけ、
　都合のいい解釈をしました。
　自分のことしか考えなかったからです。」

「誰よりも立派な証人だった」


正義を貫く法律家……って、素敵ですよね。

実際に……
弁護士が逆のことを……
弁護してる被告人を、しっかり有罪は有罪と……
そしてまた、逆の検事が同じように……とか、

あるのかなぁ、、、？？


これもまた、実際にはあり得ない、
映画の中だけのこと……なのかしら？

普通は…弁護人を降りる、辞任する…みたいですね？
法廷で弁護士が被告人を有罪と言えば、
懲戒の対象なのですね。


でも……
果たして自分が思う…その「有罪、罪人」の判断は……
どこからしてるん？？…ってのも、ありますよね。
だから……出来るだけ…説得？…に誘導？
どうなんでしょうね。
無罪の主張を……改めさせたり、考えさせたり？

いやぁ～……難しい！！！！！！泣

でも、法廷ものって……
考え込んで病みそうになるけどｗ

やっぱ面白いっっ！！！



はい、法廷もの、そして自閉スペクトラム症。

深く入り込む体験をさせていただきました。



最後の
スノ弁護士と…ジウの……ハグは、、、
ヤバかったですよねぇ…泣

で……チョン・ウソンさんの……
全編に渡って観せる……あの優しい顔よ、、、
そして…浮かべる涙顔……

「監視者たち」で、怖い怖いだったのにｗ



そしてジウ…キム・ヒャンギさんの……

あの表情の作り方、、、良かったなぁ……
目を見開くクセ…みたいなのをしてる感じ、
でしたよね。
彼女の他の作品も観てみなくては！！

、、、、、、、

………って…！？！？あ………
え、「神と共に」の…

あの人なのか！！！！！！！

（神と共に 第一章:罪と罰 23.03.15 鑑賞済）
（神と共に 第二章:因と縁 23.03.16 鑑賞済）

ええええええーーー！？！？

……いや…確かに…た、たしかに…ｗ…同じ人だ……
でも、まるっっっっっきり違うじゃん！！
こーれは衝撃だ、、、、
そうか～…こんなに見た目も演技も変えてくるかぁ……
いや……すごいな、、、

はい、以上になります。
また、、、書き過ぎたかしら？笑


おしまい☆


↓ メイキング動画、鑑賞済みで観てない方は
是非どうぞ☆