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私のライフラインな記事

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すべては翻訳かもしれない

すべては翻訳かもしれない

 むかし、日本の多くの大学には「一般教養」科目というのがありました。(「リベラルアーツ」とは似て異なるもの)。とりあえず、広く浅く、専門分野の入門的な知識を学ばせるものですね。

 だいたい、生協で指定図書を買い、さらっと読めば単位は取れたものでした。私も、そこそこの成績で単位を取ったのですが、唯一「哲学」の試験につまづきました。

 その試験は机の上に置かれたカップを見せて、「これは動いているだ

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海をもらう

海をもらう

上間陽子さんの名を知ったのは打越正之さんの著書でのこと。

沖縄でヤンキーの聞き取りをしてきた打越さんの『ヤンキーと地元』は、
出版されてすぐに読んだ。

フィールドワークやエスノグラフィーにとても興味を持っており、
そのやり方に共感する者として手に取らずにはいられなかった。

ちなみに、
このやり方に興味を持ったのは
大衆文化研究の第一人者であり社会学者の鵜飼正樹先生の著書がきっかけ。
学生時

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ブスとメンヘラは金にならない文章を書け

ブスとメンヘラは金にならない文章を書け

ブスとメンヘラが高じて作家になった篠原かをりです。辛うじて文筆で生きていけるのではないだろうかと思い始めたくらいの泡沫作家ではありますが、心は一丁前に作家です。この夏に4冊目の本を出版しますが、自分で自信を持って作家と言えるようになったのは、noteで文章を書き始めたからだと思っています。ありがたいことにnoteのフォロワーが8000人を超えました。他のブログやSNSに比べてこじんまりとしたnot

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