【勉強系35】コミュニケーションスキルの習得方法
【SYNCAオープン!】
経営管理部門・バックオフィス特化型の転職サイト「SYNCA」(シンカ)がオープンしました😁
皆様是非ご活用ください!
はじめに
皆様、あけましておめでとうございます。
2023年の第1号記事は「コミュニケーション能力」についてです。
ここ10年ほどで、組織内における「対話」の重要性が認識され始め、数年くらい前から「心理的安全性」などの経営学用語もよく使われるようになってきました。
組織が人と人とのつながりの結果生まれるものである以上、何らかの方法によるコミュニケーションが必要不可欠で、その技術を磨くことも「ビジネススキル」の一つといえます。
最近では、リモートワークが普及してきているので、社内のコミュニケーションがSlackやチャットツール等で行われる機会も増えました。
そのため、「話す」だけではなく、「書く」スキルも同じくらい重要で、これもコミュニケーションスキルの中に含めて考えるべき状態になってきました。
しかし、会社内でコミュニケーションスキルを身につける方法は意外と少なく、各人の努力に任されている部分が多々あります😰
その結果、新卒で入社してほんの数年で、コミュニケーションスキルに雲泥の差が生まれてしまうことがあります。
たかが「話す」「書く」というスキルですが、実は奥が深く、自発的に身につけようとしなければ、なかなか手に入れられないスキルです。
そこで今日は、話す・書くという基本的なコミュニケーションスキルについて、訓練する方法をいくつかご紹介していきます。
自分の生活の中で導入できるものがあれば、是非取り入れてみてください👍
1.書くスキルの習得方法
書くスキルを向上させるためには、とにかく書きまくるという行為とそれを他人に読んでもらって感想をいただくという2つの要素を満たした活動を繰り返し続けないといけません。
書きまくるという行為が特に重要で、書く量が多ければ多いほど、上達も早くなります。
また、文章を書き続けるという行為は、それだけ情報を発信し続けることを意味しますから、日頃から情報を「仕入れる」ことも同時に行わないといけません。
そのため、書き続けていれば、徐々に頭も良くなっていきます😏
一石二鳥です。
ということで今回は、書く回数を増やすのに効果的な方法をいくつかご紹介します。
(1)大量の書籍を読んで分析する
(2)要約をする
(3)文章作成作業を積極的に引き受ける
(4)連載を持つ
(5)感謝文(又は称賛文)を送る
以下、一つずつ解説していきます。
(1)大量の書籍を読んで分析する
まずは、文章というものの構造を理解するために、大量の書籍を読みましょう。
これが情報の『仕入れ』に該当します。
文章を書くというスキルは、自分の脳内にある情報を外部に発信する技術なので、大前提として、脳内に情報がないといけません。
そして、脳内の情報は、できる限り整理整頓されていて、かつ、自分で理解できるものでなければなりません。
また、情報の整理整頓ができるためには、ある程度の読解力が必要です。
読解力を身につけるためには、とにかく大量に読む必要があり、量をこなせばこなすほど、読解力が上がります。
このとき注意すべきことは、「量」を「冊数」だと思わないことです。
大量に読むのは、文章量であり、本の冊数ではありません。
したがって、同じ本を何度も何度も繰り返し、深く読むということでも良いのです。
どちらかというと、その方が得るものも多いと思っています。
ちなみに、漫画でも構いません!
大事なことは、深く読み込むことです。
他人に語れるくらい情報を整理整頓し、理解する。
そういう作業を行ってください。
最初から難しい書籍を読み込むより、漫画からスタートした方が良い気もします。
せっかくなので、深く読み込むのに適している素晴らしい漫画をいくつかご紹介しておきましょう!
・HUNTER×HUNTER
・ONE PIECE
・夏目友人帳
・スラムダンク
・蟲師
・進撃の巨人
・タコピーの原罪
・鋼の錬金術師
・キングダム
・ハイキュー
・銀魂
・僕だけがいない街
・東京喰種
・3月のライオン
これらの漫画は全て名作だと思います。
深く読み込まないと時系列がわからないことが多かったり、あらゆるところに伏線が仕込まれていたり、心理描写があえて乏しかったりするので、考察が捗ります。
銀魂に関しては、笑いの構造も学べるので非常に優れた教材です。
漫画は、深く読み込めば読み込むほど、キャラクターに対する理解が深まりますし、ストーリー全体の時系列等もわかってきます。
その結果、脳内で情報が整理整頓され、語れるようになっていきます。
アニメも履修しておくとより効果的です。
しかも、マンガ・アニメ好きは非常に多いですから、コミュニケーションのネタになります。
最高の教材だと思うので、是非大量に読んでください。
そして、深くハマってください。
(2)要約をする
情報の仕入れが順調に進んだら、次は文章を実際に書いてみましょう。
このとき、最初から意見文(自己の見解を述べる文章)を書くというのは難易度が高いので、まずは「要約」から始めてみてください。
要約スキルを磨くと、物事を簡単に説明する能力が上がっていきます。
それこそがビジネスで重要なスキルの一つなので、日頃から要約を習慣化すると良いでしょう。
要約の仕方がわからない人は、Amazonで要約に関するハウツー本を何冊か買って読んでみてください。
方法論としてはそれで十分だと思います。
大切なことは、方法論を駆使して大量に書くことです。
自分の中で文章のテンプレート(型)を作って行きましょう。
自分の文章の型があれば、様々なシーンで応用が効きます。
そして、できればその要約を外部に公開してしまいましょう!
noteやブログで本の要約を公開し、他人に見てもらうと良いです。
他人に見られているという意識が、文章をより洗練されたものにしてくれます。
日頃から誰かに読ませるための文章を書いている人は、メールやチャットでも同じように素晴らしい文章を書きます。
そういう人こそが優秀な人です。
是非習慣化してみてください。
(3)文章作成作業を積極的に引き受ける
ある程度の量の書籍を読んで、要約もできるようになったら、次は実際にビジネスの場で、文章を作成する作業を引き受けましょう。
会社では、良くも悪くも書類作成業務が溢れています。
半分くらい無駄な作業も存在すると思いますが、それはこの際置いておきましょう。
大事なことは、書く量を増やすことなので、何でも積極的に引き受けて、経験値にしましょう。
日報、週報、会議資料、プレゼン資料、契約書、概要書、仕様書、領収書、メール、お手紙…
文章を考えないといけない作業であれば、なんでも良いです。
どんどんこなしましょう。
最初のうちは失敗もすると思いますが、慣れてくればスラスラと文章を書けるようになります。
あまり失敗したくない人は、最初にお手本を手に入れてから引き受けると良いです。
そして、65%くらいできた段階で、一度上司に確認してもらい、指示をもらいましょう。
そうすることで大きなズレがなくなります。
自分の中で100点だと思っていても、大抵は60点程度の出来なので、途中で見せてしまった方が軌道修正をしやすいのです。
上司が望む文章の型を学びましょう。
(4)連載を持つ
連載というのは、報酬がもらえるものに限らず、ブログやnoteでも構いません。
自分の文章を発信する場を作るという意味です。
書くということに対して本気で取り組んで見ることが大切です。
それがお金になるのであれば尚良いです。
物事をわかりやすく解説する文章でも良いですし、自分の見解を述べる文章でも良いです。
どのような文章でも良いので、定期的に外部に発信し続ける場を作ってみましょう。
Twitter、Facebook、LinkedInなどが手軽で良いかもしれません。
一度やってみるとわかりますが、連載を継続するというのは本当に大変です。
週に1本を1年間という比較的軽いタスクでも、続けられる人は極めて少数でしょう。
だからこそ、やる価値があります。
より難易度の高いものでいえば、YouTubeをはじめるという手もあります。
自分で台本を書いて、話して、動画にする。
これだけのスキルを身に着けておけば、上手くいけば個人事業主や副業として稼げる可能性すら出てきます。
特に今の時代は動画編集スキルを欲する企業も増えてきていますから、新しい職種へのチャレンジができるかもしれません。
(5)感謝文(又は称賛文)を送る
最後に、ビジネスのシーンで特に活かせることとして、感謝文又は称賛文を送るという方法があります。
日頃からお世話になっているあの人に、いつも手伝ってくれる同僚に、毎日頑張ってくれている部下に。
家族や友人に対して送っても良いです。
他人を褒め称える文章、感謝する文章を書き慣れておきましょう🙆♂️
人を褒めることができる人、感謝できる人は、ビジネスでもプライベートでも評価が高くなりやすいです。
逆に、褒めるのが下手くそな人、感謝できない人は、評判がすこぶる悪くなります。
だからこそ、日頃から他人を褒めたり、感謝したりする行為に慣れましょう。
2.話すスキルの習得方法
続いて、話すスキルの習得方法について検討していきましょう。
こちらも書くことと同様に、量が重要になってきます。
ただ、話すスキルにも様々な類型があるので、自分が身につけたいスキルの性質をよく分析し、確定させましょう。
例えば、雑談スキルというものがあります。
これは、知人や友人と楽しく談笑するためのスキルです。
確かに、このスキルは人生を豊かにするためには極めて重要なスキルの一つではあるのですが、ビジネスではより重要なものがあります。
それが、論理的に話すスキルです。
これは、物事を分解し、理路整然と説明できる能力です。
この能力が向上して、より高度なスキルに昇格すると、他人を言葉で納得させられるスキル(説得力)となります。
これは優れた経営者などが保有しているスキルで、ビジョンや経営戦略等を上手に語るスキルがこれに該当します😁
ビジネスではこちらの能力の方がより重要なので、今回は、主に論理性を高める方法をご紹介していきましょう。
(1)結論から話す習慣を身につける
(2)信頼できる人と丁寧な討論をする
(3)複数人の前で発表する機会を増やす
では、一つずつ解説していきます!
(1)結論から話す習慣を身につける
ビジネスマンが最初に習得すべき話術として「結論から話す」というスキルがあります。
おそらく、このスキルについては新卒の時点で多くの企業が教えているはずで、厳しい会社では「で?結論は?」と数秒以内に言われるでしょう🙄
最初の2~3秒で結論がわからないような話は聞いてもらえないなんていう会社もあるので、できれば学生時代から、結論から話す癖をつけておきたいところです。
とあるコンサル企業のとあるチームでは「5秒ルール」というものがあるそうで、先輩や上司に話しかけるときは、5秒以内に要点を言わないと怒られるそうです。
そんなチームに入りたくはないですが、理想としては5秒で要旨を伝えられると良いと思います。
これも日頃の訓練でできるようになっていきます。
このスキルは、書く技術にも関連しているので、最初は書いて習得するという手もあります。
原則的な型を身につければ、誰にでもできますのでご安心を。
結論→理由→(結論)という流れで文章を書く癖をつけておけば、話すときもその思考がある程度できるようになっていくのでおすすめです。
最後の「(結論)」はあってもなくても良いです。
最初は緊張して結論に到達するまでの時間が長くなってしまうかもしれませんが、100回、200回と繰り返し訓練していく中で自然と身につきます。
ちなみに、WARCの創業者である山本さんは、恐ろしく結論にたどり着くのが早いです(笑)
脊髄反射で回答しているような感じです🤣
たぶん、若い頃に監査法人かどこかで鍛えられたんでしょうね。
監査法人は公認会計士ばかりの組織なので、せっかちおじさんが多いのです。
結果的に、新人には結論を先に言う文化が根づいていきます。
山本さんの良いところは、自分の回答はとんでもなく早くて短いのに、他人の話はちゃんと聞いてくれるというところですね🙆♂️
後輩や部下をビビらせても何の得もないですからね🙄
優しく温和なリーダーこそ、人がついていくリーダーです。
(2)信頼できる人と丁寧な討論をする
話すスキルを習得する上で、最も大きな壁って何だと思いますか?🤔
実は「緊張」です。
人間というものは、緊張すると脈拍数が上がり、発汗し、口が乾き、体が小刻みに震えます。
そして、脳の機能が恐ろしく低下します。
こんな状態で上手に話せるはずがないのです😱
だからこそ、緊張を克服する必要があります。
緊張を克服する最も効果的な方法は、場数です。
ただ、いきなり多くの他人の前に出て話すと心臓が壊れますよね。
そこで、信頼できる人と丁寧な討論をすることで慣らしていきましょう。
私は20代前半の頃、職場の仲間と毎週夜に集まって、あれやこれやと様々な議論をして生活しました。
これは、話す技術を習得したかったからです。
集まった仲間たちの目的も同じで、全員で話すスキルを身に着けようよという話になり、集まるようになりました。
最終的には10名以上が常連で集まるようになっていって、毎週夜中まで話して盛り上がりました。
確か2年弱くらいこの会議体は存続したのですが、不思議なことに、話せば話すほど頭の回転が早くなるのです。
始めたばかりの頃からチームが消滅するまでずっと残っていた3名は、どこでどんな仕事をしてもある程度活躍するだろうと思えるほど、頭の回転が早くなりました。
毎週仲間が持ってくるテーマを検討することで、新しい知識を得られたという点も非常に有益でした。
当時、何の議題について話したかなんて今はもう覚えていませんが、法律や経済、政治や死生観、人生や将来についてなど、それぞれが必ず一つ以上のテーマを持ってきて、全員でその議題について話し合うという遊びをしていたので、非常に楽しかった覚えがあります。
話すスキルを磨くのにとても効果的な方法だと思うので、同じ目的を持った仲間が身近にいる人は、試してみてください😁
(3)複数人の前で発表する機会を増やす
さて、最後はいよいよ本格的な訓練です。
仲間内で緊張せずに話せるようになってきたら、次は、関係値の高くない人たちや全くの他人の前で話す訓練をしましょう!
営業職に就いている人は幸運で、嫌でもその機会に恵まれます。
そのため、営業職を経験してきた人の多くは話すのもある程度上手です。
若手の皆さんは、1~2年でいいので営業経験を積んだ方が良いと思います。
それだけで話す機会が100倍くらい増えるので、一気にスキルアップできます。
ただし、メンタルは若干ダメージを負うことがあります(笑)
一方で、経営管理部門にいる人や間接部門で働く皆様は、積極的に自分で機会を増やさないと、なかなか人前で話す機会はやってきません!
だからこそ、少ない機会をもぎ取りましょう。
職場内で会議があるならば、積極的に発言して、存在感を示しましょう。
何ならファシリテーターを引き受けて、司会進行をやってみると良いと思います。
とにかく場数を踏まないと話すスキルは磨かれないので、場数を創出しましょう。
社内プレゼン大会などが開催されるような会社なら、積極的にエントリーしましょう🙆♂️
何なら、転職活動をしてみるというのも効果的です。
実際に転職をする必要はなくて、単にカジュアル面談を積み重ねて、他社の人との繋がりを作るという活動でも十分な効果があります。
良い会社と出会えればそのまま転職をしてもOKです!
その際は是非SYNCA(シンカ)をお使いください。
他にも、結婚式のスピーチを引き受けたり、会社のイベントの司会進行役を引き受けたりと、意外と話す機会は多くあります。
それをもぎ取りに行くだけで、人前で話す場数を増やせます。
おわりに
今日はコミュニケーションスキルの習得方法について検討してみました。
若手の皆様にとっても極めて重要な能力の一つだと思うので、一度気合を入れて、1~2年かけて習得してみてください。
コミュニケーションスキルの習得も立派な勉強なので、会計や法律と同じようにコツコツと学んでいきましょう😁
実務を見ている限りだと、下手をすると、会計や法律より「話すスキル」の方が報酬に直結するかもしれないです。
専門知識はプロの半分程度だけど、話すスキルがずば抜けて高いからこそ、高い報酬を得ているというケースをよく目にします。
それほど、重要なものなのかもしれません。
そういえば、経営層には話すスキルが高い人が多いんですよね🤔
話すスキルと所得との間にはある程度相関関係がありそうです。
では、また書きます🙆♂️
【お問い合わせ】
この記事は、株式会社WARCの瀧田が担当させていただいております。
読者の皆様の中で、WARCで働きたい!WARCで転職支援してほしい!という方がいらっしゃったら、以下のメールアドレスにメールを送ってください😁
内容に応じて担当者がお返事させていただきます♫
この記事に対する感想等もぜひぜひ😍
【WARCで募集中の求人一覧】
【次の記事】
【著者情報】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?