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CFOの書籍:資金調達しているのは自分たちだけではないからこそ、市場環境を適格に把握する

資金調達をしていると、
どうしても自分たちの成長率や市場優位性から、
資金調達額やバリエーションに目がいってしまいます。

PITCHをしているVCも資金調達をして
ファンドを組成していることを忘れてはいけません。
VCも約束されたリターンがあり、
そのリターンがないと次のファンド組成が難しくなってしまいます。



VCが出資受けているのは主に事業会社であったりします。
事業会社には上場会社も含まれていたりもします。
VCと事業会社がどういう状況に置かれて、スタートアップに
投資をしているかという、
相手を知るという意味でこの書籍は考え方が整理することができます。

事業会社自体も、エクイティなりデットなりで資金調達をしています。
その市場環境がわかっていないと、
スタートアップとしてかなり無謀な成長計画を
PITCHしていることになります。

VCも投資家側へのリターンが頭にあるため、
早期黒字化の事業計画がほしいのに
スタートアップ側で頑なに3年で10億円掘ったほうが
成長が早いと言われても、
なかなか投資はしづらい案件になってしまいます。


しかもVCも明示的に赤を掘っても、
早期黒字化を理由に断ることは少ないと思います。
スタートアップ側で相手の事情やおかれている状況を鑑みてPITCHしないと
決まる資金調達もハードルが上がってしまうことがないように、
資金調達を実施するハンドリングがCFOには求められます。

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