本を読んでお昼寝して。それは休日のすべてではない
休日の午後2時~6時ぐらいの間にお昼寝をしている瞬間に、自分の世界の平和を体感する。その時間に働いている人ももちろんいて、理不尽なことに直面している人もいて、傷ついている人も、別れの瞬間が訪れてしまった人も、フラれた人も、不当な扱いを受けている人も、もっと言えば死を迎えて人だっている。なのに私は、カーペットに横になって、ちょっとだけ開けた網戸の隙間からところてんのように流れてくる風を感じて、その風で揺れるカーテンのひらひらを足元に感じながら、とろとろと眠っている。これ以上の平