椿

自然が好き、四季の移り変わりを感じて幸せな気持ちになります。 カメラ片手に散策して、野…

椿

自然が好き、四季の移り変わりを感じて幸せな気持ちになります。 カメラ片手に散策して、野の花を押し花にしたり、時々見よう見まねの俳句を詠みます。

マガジン

  • 2024年フォト俳句

    2024年俳句まとめ

  • 日曜日のランチ

    娘のためのおうちご飯まとめ

  • 春夏秋冬ときどき俳句

    四季折々に撮った写真を題材に、俳句を詠んでいます。

  • 旬杯

    旬杯関連記事

  • 白熊杯

    白熊杯投稿作品まとめ

最近の記事

  • 固定された記事

俳句を詠んでみた(初咲き) 

初咲きの一輪白き忌日かな   (はつざきの|いちりんしろき|きじつかな)  椿に香りはないけれど、艶やかな美しい葉とぽってりとした花弁、黄金の長い蕊をもっている。 白い椿に似た人の命日に開いた一輪に、障子越しの冬陽が柔らかな影をつくっていた。 この句を詠むにあたり、触発された句がある。 さざん花の長き睫毛を蕊といふ                 野澤節子(八朶集)

    • 「春の夢」

      春夢幻少女は踊るアンドゥトワ  赤い靴のピンブローチ  もう似合わないのに手放せない  アンデルセンの童話  横浜の波止場の女の子  赤い靴のバレエ漫画  物語の中の赤い靴には  哀しみとか虚栄とかそんなイメージがあるけど    でもなぜか惹きつけられるものがある 本棚や引き出しや綺麗な小箱にしまってあるものは  「親指姫」のベッドみたいなクルミの殻  「ニルスの不思議な旅」のガチョウの羽らしきもの   麗しのコミックの表紙などいろいろ  遺されたら始末に困ると思うが

      • 休日のランチ「春野菜の煮物」 

        ゴールデンウイーク。 お天気が良かったら庭でお弁当にしたいところですが、曇り空で気温は14度。 お吸い物に入れる三つ葉を採りに庭にでたら、震えるほどの冷たい風でした。 娘は日曜日ではない変則的な帰宅に落ち着かない様子で、そわそわしています。 今日はお弁当を作り置きしてゆっくり遊ぼうと思ったのですが、表情や動作が硬いのが気掛かりです。 気分を上げようとマニキュアをしてあげましたが、いつもは「マニュケかわいい‼」と大喜びするのに、反応しません。 手が冷たいし体調も良くないのかもし

        • 休日のランチ「和定食風」 

          娘の言葉にはいろんな不思議があります。 食事の時「いたらきます」とは言えるのだけど、「ごちそうさまでした」はなぜか「ごたらきます」となってしまいます。 今日もやっぱり「ごたらきます」と合掌していました。 言い直させようとすると、しまいには「.....…でした」だけ。 しつこくしてごめんなさい、でした。 ほかにも、「遊びたい」「遊ぼう」「遊ぶかな」いろいろ言いますが、「遊んでる」だけは「遊びてる」と言います。 犬が散歩していたり、子どもたちが道端で遊んでいたりすると、「遊びてる

        • 固定された記事

        俳句を詠んでみた(初咲き) 

        マガジン

        • 2024年フォト俳句
          28本
        • 日曜日のランチ
          14本
        • 春夏秋冬ときどき俳句
          78本
        • 旬杯
          8本
        • 白熊杯
          4本
        • ライラック杯
          3本

        記事

          「花冷え」

          二三輪ほころびてのち花の冷え  ようやっと櫻が開花した。 身の縮む冷たい風に吹かれ、健気に咲いている。 心なし花弁に張りがなく、厳しい気候を乗り越えたことが偲ばれる。 2024・4・23

          「花冷え」

          休日のランチ「ハンバーグ」

          今日のランチはハンバーグがメイン。 キャラ弁ふうにポテトサラダでアンパンマン。 人参グラッセは本物の人参みたいにパセリの葉っぱを付けて。 娘は「(* ̄- ̄)ふ~ん」という感じの薄い反応でしたが、私は楽しかったので良しとします。 もしかしたら「もうこどもじゃないよ」みたいに思っているのかも。 ハンバーグやパセリバターライスは胃に重たかったし、シフォンケーキも焼いたのでもうお腹いっぱい。 来週は和食にしようと思います。 それに昨日から立ち通しで膝が痛みだしました。

          休日のランチ「ハンバーグ」

          「白百合」

          白百合のなかば開きてまどろみぬ  娘の幼馴染みのT君が、旅立たれた。 40代なかば、病が突然彼を連れ去ってしまった。 娘が三歳の頃、訓練施設で出会ってから中等部卒業まで同級生だったT君。 出会ってすぐ意気投合して二人で這い這いしながら、言葉は話せないながら「T、行くよ~」「あいよ~」って、表情で語りあっていたね。 笑顔がとびきりで、みんなを幸せにしてくれたT君。 棺のなかで綺麗なお顔で、微かな笑みを口元にのこしていた。 お兄ちゃんが、「Tは、きっと生まれ変わって人生を楽し

          「白百合」

          休日のランチ「春キャベツの焼きそば」 娘に食べたいものを尋ねたら「ラーメン‼」と即答。 熱々のものは食べられない娘。 ラーメンは冷ましている内に伸びちゃうので焼きそばにすると、いつもの「美味しいね!」が頂けなかった。 不満なのかしら...「ブドウ食べたよ💕」とおやつの話題ばかり。

          休日のランチ「春キャベツの焼きそば」 娘に食べたいものを尋ねたら「ラーメン‼」と即答。 熱々のものは食べられない娘。 ラーメンは冷ましている内に伸びちゃうので焼きそばにすると、いつもの「美味しいね!」が頂けなかった。 不満なのかしら...「ブドウ食べたよ💕」とおやつの話題ばかり。

          休日のランチ「鮭とペンネでグラタン」 雛祭り以来1ヶ月ぶりに、娘をお迎えできました。 どんなにか待ちわびていたのでしょう。 感極まり泣き笑いで歓びを表現する様子に、私も泣き笑い。 熱々は危険なので安全な温度まで冷ましてしまったグラタン。 でも「美味しいね」と喜んでくれて嬉しい。

          休日のランチ「鮭とペンネでグラタン」 雛祭り以来1ヶ月ぶりに、娘をお迎えできました。 どんなにか待ちわびていたのでしょう。 感極まり泣き笑いで歓びを表現する様子に、私も泣き笑い。 熱々は危険なので安全な温度まで冷ましてしまったグラタン。 でも「美味しいね」と喜んでくれて嬉しい。

          「クリスマスローズ」

          クリスマスローズひざまづき撮る含羞  クリスマスローズは、その美しい容貌を隠すかのように慎ましく俯いている。 カメラに収めようと土に膝をつき、それでも足りず肘までついてやっと撮れた、去年の一枚。 いまは庭の雪の下、静かに蕾を育んでいるクリスマスローズ。 四月にはどんな表情を見せてくれるだろうか。 クリスマスローズの花言葉「追憶」「わたしを忘れないで」  2024.3.18

          「クリスマスローズ」

          「春の朝」

          秒針の音の響きや春の朝  昨日、MRI検査で半月板損傷と確定。 手術を勧められるが、返事が出来なかった。 三週間の入院は厳しい。 あれこれ思い悩みながら夜が明けた。 朝陽が壁に映し出す光と影を、ぼんやりと眺める。 秒針の音が次第に大きくなって、ハッと我に返った。 動揺していないで、ちゃんと向き合わねばと思う。 保存的治療でなんとかならないか、相談してみよう。 2024.3.13

          「春の朝」

          「涅槃西風」

          生涯に別れ幾たび涅槃西風  (しょうがいに|わかれいくたび|ねはんにし)  2024・3・11    

          「涅槃西風」

          休日のランチ「ミニお稲荷さん」

          今日は膝の故障で娘を迎えに行けず、自分のためだけのお弁当作り。 ひとくちでパクっと食べられるお稲荷さんがメインです。 いよいよ食材が無くなってきて、春雨・豆麩などストックしていた乾物に水栽培の豆苗で酢の物を。 お昼に蓋を開ける時の自分を、ちょっと楽しませられたらなと思いながら詰めました。 中身は分かっていても、蓋を取る瞬間はなかなか楽しいものです。 コーヒー豆も切らしてしまい、古くなった豆に香辛料をブレンド、ドリップして美味しく飲みました。 加えたのはブラックペッパー・ロー

          休日のランチ「ミニお稲荷さん」

          「三つ葉のおむすび」 膝に水が溜まって買い物に行けず、有りものでランチ。 雛祭りの残りの三つ葉を、おむすびに。 とてもよい香りで一人で食べるのが勿体ないくらいです。 米は北海道沼田町のななつぼし、塩は沖縄の海塩ぬちまーす。 北と南のものが出会って、質素なんだけど贅沢な味わいです。

          「三つ葉のおむすび」 膝に水が溜まって買い物に行けず、有りものでランチ。 雛祭りの残りの三つ葉を、おむすびに。 とてもよい香りで一人で食べるのが勿体ないくらいです。 米は北海道沼田町のななつぼし、塩は沖縄の海塩ぬちまーす。 北と南のものが出会って、質素なんだけど贅沢な味わいです。

          休日のランチ「ちらし寿司」

          桃の節句、ちらし寿司と茶碗蒸しにしました。 2024・3・3

          休日のランチ「ちらし寿司」

          「二月尽く」

          二月尽くさみしきものは月の暈  昨夜のことから始まる。 月に暈がかかって、光の粒子が濡れているかのような夜。 夜更けに膝が痛みだし寝返りも難しく、夜着の重さに悶々とする。 眠れぬままに起きだして、湿っぽい月を恨めしい気持ちで眺めてしまう。 身体が痛むと心も痛くなるのだった。   朝になり、杖にすがってよろめきつつ病院に行くと膝に水が溜まっていた。 水を抜いて薬を注入してもらい、帰宅する頃にはずいぶんと楽になった。 雪掻きの無理が溜まって、膝が限界に来てしまったか。 タクシ

          「二月尽く」