椿

自然が好き、四季の移り変わりを感じて幸せな気持ちになります。 カメラ片手に散策して、野…

椿

自然が好き、四季の移り変わりを感じて幸せな気持ちになります。 カメラ片手に散策して、野の花を押し花にしたり、時々見よう見まねの俳句を詠みます。

マガジン

  • 日曜日のランチ

    娘のためのおうちご飯まとめ

  • 2024年フォト俳句

    2024年俳句まとめ

  • 春夏秋冬ときどき俳句

    四季折々に撮った写真を題材に、俳句を詠んでいます。

  • 旬杯

    旬杯関連記事

  • 白熊杯

    白熊杯投稿作品まとめ

記事一覧

固定された記事

俳句を詠んでみた(初咲き) 

初咲きの一輪白き忌日かな   (はつざきの|いちりんしろき|きじつかな)  椿に香りはないけれど、艶やかな美しい葉とぽってりとした花弁、黄金の長い蕊をもっている…

椿
1年前
46

休日のランチ「鮭の混ぜ寿司」

少し蒸し暑い日曜日、このところ元気のない姫のためにさっぱりした献立を。 焼鮭と胡瓜・茗荷のシンプルな混ぜ寿司をとても喜んでくれました。 いつものようにお結びにしな…

椿
2日前
13

「聖五月」 

鳥歌い緑滴る聖五月  北国は、いちどきに花の季節となる。 華やかに咲き誇る花々をよそに、木陰にひっそりと咲くクリスマスローズ。 樹々の滴りのような緑の花弁が美しい…

椿
3日前
18

休日のランチ「蕗ごはん」 

春に一度は食べたい蕗ご飯、筍と油揚げと一緒に炊きました。 炊きあがりの蕗の香りが何ともいえない清々しさ。 最初はそのままお弁当箱に詰めたけれど、娘に自力で食べてほ…

椿
9日前
17

おうちごはんの裏方さん   

いつも使っている調味料や出汁の素材を、ありふれたものですがちょこっとご紹介します。 口から入るものが健康の基本かなぁと、調味料は手に入る範囲とお財布の事情と相談…

椿
2週間前
20

「立夏」 

ヘアドネージュせむと立夏に髪洗ふ  三年間伸ばした髪、ようやくヘアドネーションできそうです。 若いときは髪の量が多いのが悩みでしたが、それが誰かの役に立つなんて…

椿
2週間前
19

休日のランチ「すき焼き」 

娘に元気をだしてもらおうと、とっておきの米沢牛をすき焼きにしました。 相変わらず口に運んでもらうのを待っているのですが、今日は巣を乗っ取ったカッコウのヒナみたい…

椿
2週間前
12

休日のおやつの思い出  

書類を整理していて、昔描いた四コマ漫画を数枚見つけました。 仕事が休みの土曜日か日曜日、たぶん家事の合間にささっと描いたのかな、枠線がフリーハンドです。 娘は小さ…

椿
2週間前
18

「春霞」

昼と夜のあわいをつなぐ春霞  あまりにも夕空が美しいから  心の内がただそれだけで充たされていく  こんな瞬間があるから  また明日を迎えられる  今日は憲法記念…

椿
2週間前
13

休日のランチ「キューブ寿司」 

製氷皿を使ってキューブ型のお寿司を作ってみた。 一口で食べられるのがいい。 娘は一昨日から調子が戻らず、自分の手で食べようとはしない。 口元に近づけると口を開きモ…

椿
2週間前
16

「春の夢」

春夢幻少女は踊るアンドゥトワ  赤い靴のピンブローチ  もう似合わないのに手放せない  アンデルセンの童話  横浜の波止場の女の子  赤い靴のバレエ漫画  物語の…

椿
3週間前
14

休日のランチ「春野菜の煮物」 

ゴールデンウイーク。 お天気が良かったら庭でお弁当にしたいところですが、曇り空で気温は14度。 お吸い物に入れる三つ葉を採りに庭にでたら、震えるほどの冷たい風でし…

椿
3週間前
17

休日のランチ「和定食風」 

娘の言葉にはいろんな不思議があります。 食事の時「いたらきます」とは言えるのだけど、「ごちそうさまでした」はなぜか「ごたらきます」となってしまいます。 今日もやっ…

椿
3週間前
18

「花冷え」

二三輪ほころびてのち花の冷え  ようやっと櫻が開花した。 身の縮む冷たい風に吹かれ、健気に咲いている。 心なし花弁に張りがなく、厳しい気候を乗り越えたことが偲ばれ…

椿
4週間前
17

休日のランチ「ハンバーグ」

今日のランチはハンバーグがメイン。 キャラ弁ふうにポテトサラダでアンパンマン。 人参グラッセは本物の人参みたいにパセリの葉っぱを付けて。 娘は「(* ̄- ̄)ふ~ん」と…

椿
1か月前
20

「白百合」

白百合のなかば開きてまどろみぬ  娘の幼馴染みのT君が、旅立たれた。 40代なかば、病が突然彼を連れ去ってしまった。 娘が三歳の頃、訓練施設で出会ってから中等部卒…

椿
1か月前
18
俳句を詠んでみた(初咲き) 

俳句を詠んでみた(初咲き) 

初咲きの一輪白き忌日かな  

(はつざきの|いちりんしろき|きじつかな) 

椿に香りはないけれど、艶やかな美しい葉とぽってりとした花弁、黄金の長い蕊をもっている。
白い椿に似た人の命日に開いた一輪に、障子越しの冬陽が柔らかな影をつくっていた。

この句を詠むにあたり、触発された句がある。

さざん花の長き睫毛を蕊といふ

                野澤節子(八朶集)

休日のランチ「鮭の混ぜ寿司」

休日のランチ「鮭の混ぜ寿司」

少し蒸し暑い日曜日、このところ元気のない姫のためにさっぱりした献立を。
焼鮭と胡瓜・茗荷のシンプルな混ぜ寿司をとても喜んでくれました。
いつものようにお結びにしなくても自分でお皿を持って食べることが出来て、その上おかわりまで!
本人の心の安定もあるだろうし、食器の形状や具材の大きさとか全てがフィットした結果なのでしょうね、きっと。
どのお皿が食べやすいか考えた結果が吉と出て、ちょっとうふふな母です

もっとみる
「聖五月」 

「聖五月」 

鳥歌い緑滴る聖五月 

北国は、いちどきに花の季節となる。
華やかに咲き誇る花々をよそに、木陰にひっそりと咲くクリスマスローズ。
樹々の滴りのような緑の花弁が美しい。
自然の恵みあふれるこの季節を敬して受け取る。

2024・5・18

休日のランチ「蕗ごはん」 

休日のランチ「蕗ごはん」 

春に一度は食べたい蕗ご飯、筍と油揚げと一緒に炊きました。
炊きあがりの蕗の香りが何ともいえない清々しさ。
最初はそのままお弁当箱に詰めたけれど、娘に自力で食べてほしくて小さなおむすびに変身。
少しだけ手を貸してほとんどは自分で食べることが出来ました。
本人も「〇〇ちゃん、えら~い!」と自賛。
いつもの笑顔が戻ってきたのが、母の日の嬉しい贈り物です。

おうちごはんの裏方さん   

おうちごはんの裏方さん   

いつも使っている調味料や出汁の素材を、ありふれたものですがちょこっとご紹介します。
口から入るものが健康の基本かなぁと、調味料は手に入る範囲とお財布の事情と相談しながら体に良さげなものを選んでいます。
今日はこのなかから麺つゆを作ります。
麺つゆの材料は、羅臼昆布・かつを厚削り・干し椎茸・味醂・酒・醤油。
水を加えないでつくる濃縮タイプなので三週間くらい保存が利きます。
火を止めて一晩寝かせ濾した

もっとみる
「立夏」 

「立夏」 

ヘアドネージュせむと立夏に髪洗ふ 

三年間伸ばした髪、ようやくヘアドネーションできそうです。
若いときは髪の量が多いのが悩みでしたが、それが誰かの役に立つなんて嬉しいことです。
白髪なので見苦しくならないようにお手入れやお洒落を心掛けて、それも楽しいことのひとつでした。
切った後はどんな髪型にするのかそれも楽しみです。

2024・5・5 立夏

 

休日のランチ「すき焼き」 

休日のランチ「すき焼き」 

娘に元気をだしてもらおうと、とっておきの米沢牛をすき焼きにしました。
相変わらず口に運んでもらうのを待っているのですが、今日は巣を乗っ取ったカッコウのヒナみたいに大きな口を開けています。
復調の兆しが見えてきました。
耳かきをして爪を切って「耳ありがとう」「爪ありがとう」と、柔らかな表情です。
カレンダーの来週の帰宅日に一緒にシールを貼って、さあ通常の暮らしが始まります。
いつもと違った一週間、行

もっとみる
休日のおやつの思い出  

休日のおやつの思い出  

書類を整理していて、昔描いた四コマ漫画を数枚見つけました。
仕事が休みの土曜日か日曜日、たぶん家事の合間にささっと描いたのかな、枠線がフリーハンドです。
娘は小さい頃から私にたくさん驚きや笑いの種をくれました。
面白く思うのは親ならではなんですけど。
でも載せちゃいますm(__)m

2024・5・4

「春霞」

「春霞」

昼と夜のあわいをつなぐ春霞 

あまりにも夕空が美しいから 
心の内がただそれだけで充たされていく 
こんな瞬間があるから 
また明日を迎えられる 

今日は憲法記念日 
前文だけ読んだ 

2024・5・3

休日のランチ「キューブ寿司」 

休日のランチ「キューブ寿司」 

製氷皿を使ってキューブ型のお寿司を作ってみた。
一口で食べられるのがいい。
娘は一昨日から調子が戻らず、自分の手で食べようとはしない。
口元に近づけると口を開きモグモグゴックン、まるで雛鳥みたいだ。
大好きなカラオケもマイクを握っているだけで歌おうとしない。
今日は少し気温があがったので、一緒に庭に出てタンポポや土筆を摘んだ。
太陽さんの力を貰ってどうか元気になりますようにと願う。

心配が先に立

もっとみる
「春の夢」

「春の夢」

春夢幻少女は踊るアンドゥトワ 

赤い靴のピンブローチ 
もう似合わないのに手放せない 

アンデルセンの童話 
横浜の波止場の女の子 
赤い靴のバレエ漫画 

物語の中の赤い靴には 
哀しみとか虚栄とかそんなイメージがあるけど   
でもなぜか惹きつけられるものがある

本棚や引き出しや綺麗な小箱にしまってあるものは 
「親指姫」のベッドみたいなクルミの殻 
「ニルスの不思議な旅」のガチョウの羽

もっとみる
休日のランチ「春野菜の煮物」 

休日のランチ「春野菜の煮物」 

ゴールデンウイーク。
お天気が良かったら庭でお弁当にしたいところですが、曇り空で気温は14度。
お吸い物に入れる三つ葉を採りに庭にでたら、震えるほどの冷たい風でした。
娘は日曜日ではない変則的な帰宅に落ち着かない様子で、そわそわしています。
今日はお弁当を作り置きしてゆっくり遊ぼうと思ったのですが、表情や動作が硬いのが気掛かりです。
気分を上げようとマニキュアをしてあげましたが、いつもは「マニュケ

もっとみる
休日のランチ「和定食風」 

休日のランチ「和定食風」 

娘の言葉にはいろんな不思議があります。
食事の時「いたらきます」とは言えるのだけど、「ごちそうさまでした」はなぜか「ごたらきます」となってしまいます。
今日もやっぱり「ごたらきます」と合掌していました。
言い直させようとすると、しまいには「.....…でした」だけ。
しつこくしてごめんなさい、でした。
ほかにも、「遊びたい」「遊ぼう」「遊ぶかな」いろいろ言いますが、「遊んでる」だけは「遊びてる」と

もっとみる
「花冷え」

「花冷え」

二三輪ほころびてのち花の冷え 

ようやっと櫻が開花した。
身の縮む冷たい風に吹かれ、健気に咲いている。
心なし花弁に張りがなく、厳しい気候を乗り越えたことが偲ばれる。

2024・4・23

休日のランチ「ハンバーグ」

休日のランチ「ハンバーグ」

今日のランチはハンバーグがメイン。
キャラ弁ふうにポテトサラダでアンパンマン。
人参グラッセは本物の人参みたいにパセリの葉っぱを付けて。
娘は「(* ̄- ̄)ふ~ん」という感じの薄い反応でしたが、私は楽しかったので良しとします。
もしかしたら「もうこどもじゃないよ」みたいに思っているのかも。

ハンバーグやパセリバターライスは胃に重たかったし、シフォンケーキも焼いたのでもうお腹いっぱい。
来週は和食

もっとみる
「白百合」

「白百合」

白百合のなかば開きてまどろみぬ 

娘の幼馴染みのT君が、旅立たれた。
40代なかば、病が突然彼を連れ去ってしまった。
娘が三歳の頃、訓練施設で出会ってから中等部卒業まで同級生だったT君。
出会ってすぐ意気投合して二人で這い這いしながら、言葉は話せないながら「T、行くよ~」「あいよ~」って、表情で語りあっていたね。

笑顔がとびきりで、みんなを幸せにしてくれたT君。
棺のなかで綺麗なお顔で、微かな

もっとみる