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休職することにしました

今年の4月から通院し、お薬を貰いながら仕事を続けていた。
医師には「言ってくれたら適応障害の診断書はすぐに発行する」と言われていた。

正直、とても休みたかったが、休んでどうなるの?復職できる?転職はもっと難しそう…などなど考えてしまい、「本当に辛くなったら休めばいいや」という思いを心の支えにしながら働いていた。

しかし、色々なことが一気に重なって「もういいや、休もう」となった。

適応障害になった明確な原因はよく分からないのだが、人生で初めてパワハラめいたことを受けた、というのがきっかけの一つではあった。

(ここから先は実際の出来事を書くので念のためフェイクを入れます)

今いる部署の上司は女性なのだが、その女性上司のことを毛嫌いしている執行取締役がさらに上にいる。

この役員はすべての稟議書・申請書の最終承認者なのだが、私が現在の部署に入った途端、申請書がなかなか通らなくなった。

申請する書類は当然だが部署内で確認し、許可が出たもののみ提出している。

しかし、ある申請書がなかなか通らなくなり、私のチームから新規でリリースするサービス関連の公式文書が期限までに間に合わなかった。

それまで何度も指摘と修正の繰り返しだったのだが、その役員が出してくる指摘がかなり些細なことである上、曖昧だった。

(例:注釈文につける「※」印の位置や、スペースの半角全角、「レイアウトが良くない」といった抽象的な指示など)

さらに、一度に指摘してくるわけではなく、小出しにしてくるため、作業が大幅に遅れた。

そんなことをされているうちに、だんだん精神的に参ってきてしまった。

結局この書類は他の上司が間に入ってくれて承認されたが、本当に無駄な苦労だったと思う。

もう一つが、かなりタイトな工数であるプロジェクトの制作を任されたこと。

通常の1/5という短期間で仕上げるように言われた作業があった。

徹夜もこなしつつ、また他メンバーとも協力し合いながら、何とか制作物は期限までに完成させられたのだが…。

そのプロジェクトの主幹となるメンバーがメンタル崩壊し、連絡が取れなくなった。

所謂「飛んでしまった」というもの。

結局、色々な人を巻き込んで頑張ったのに、そのサービス自体運営することができなくなり、頓挫という結果に。

え…
何それ…

しかも、こういった無茶な作業を命じてきた社長からは特に何の言及もなかった。

責められることもなかったが、気遣いや労いの言葉もなかった。

私は淡々と仕事をするのは嫌いではない。
逆に、妙な仲間意識を押し付けてきたりするのは苦手だ。

しかし、今回はかなり非常事態だと思う。
連絡が取れなくなったメンバーの心配もすることなく、ただただ撤退の後処理を命じる姿にちょっとゾッとしてしまった。

組織のトップなので、全体を守るために利益を一番に考えなければいけないのは理解できるけれど…。

そして最後の理由として、22年間生きた愛猫の死もかなり大きな悲しみと心の重荷になった。

未だに立ち直れていないし、どうやって自分を癒せばいいのかよく分からない。

そんなわけで、色々考えるのも辛くなってしまい、一旦少しお休みをいただくことにした。

取り敢えず規則正しい生活、早寝早起きができればよし、と思っている。

朝、近所の神社まで散歩するのが日課になりつつある。

初日に神社で黒い蝶(クロアゲハ?)を見たのが何とも象徴的だった。

黒い蝶には「変化」「転機」といったスピリチュアルな意味があるらしい。

普段、スピリチュアルを信じ込んでいるタイプではないが、今回ばかりは信じたい気持ち。

この休職が人生の良い転機になることを願う。

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