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虐待の傷を文章に。

こんばんは。しおんです。


あ、昨日誕生日迎えました。拳での歳になりました。
えへへ。(⌒∇⌒)


みなさんは、まわりに虐待を受けてきた人はいますか。


児童虐待の単語をニュースなどの報道でよく耳にしたり、虐待死事件があったニュースを目にすると思います。
ですが、虐待当事者の意見や現状を目にしたり耳にすることは少ないと思います。
今回は、SDGsも結び付けて「虐待の現状と課題」を発信します。


※なお、私の意見は一部にすぎません。様々な意見があるので「こういった意見があるのだな」という感じで読んでいただければ嬉しいです。


1,SDGsとの関係
2、実際に虐待を受けているときこどもの現状
3、親から離れたときの被虐待児
4,未来のために私たちはなにができるのか


まず、SDGsとの関係について結論を。

虐待予防はSDGsと関係してきます。


1「貧困をなくそう」
2「飢餓をゼロに」
3「すべての人に健康と福祉を」
16「平和と公平をすべての人に」

この4つが特にかかわってきます。

まず1番と2番。
虐待の背景には「貧困」があります。
貧困で当たり前のように食料が手に入らない。そういった生活の苦しさからくるストレスが虐待を経験してきたこどもたちがいます。

3番。
虐待を防止していく上で、福祉を促進していくのは不可欠になってきます。福祉から零れ落ちてしまう人が少なくないのが現状であり、そういった人たちは追い込まれて非行に走ってしまうこともあります。福祉からこぼれおちないように

16番。
これがいちばん関係してきます。まず、16番の「平和と公平を、すべての人に」ができたきっかけの1つがこどもへの暴力です。国外では虐待以外にもありますが、日本では虐待がこどもへの暴力にあたります。虐待は人権侵害に値します。「生存権」「最低限の生活を営む権利」などの基本的人権すら守られていないのが虐待です。

私の語彙力不足もありますが、こういったことから関係しているといえるでしょう。


では、じっさいに虐待を受けているときの現状を私の経験に基づいてお話します。最初に記した通り、一部の意見です。すべて私が言った通りではありません。

虐待を受けているときの現状はこちらです。

  • 殴られるのは自分が悪いと思っている

  • SOSの仕方がわからない

  • 相談したくても相談できない(理解されない、親バレが怖い)

  • 家にいるのが怖いから家出する(現在はトー横やグリ下)

っていう感じです。
まず、虐待は自己肯定感が失われます。喪失感、自分のことを大切にできないなどです。こういったことから、相手から「逃げな」と言われても「仕方ないんだ、いうことを聞かない私が悪いんだから」と思ってしまいます。
DVと同じですね。DVも「自分が悪いから」と相談できなかったり、相談しても逃げることができなことが多いです。
2つ目は、相談方法がわからないことです。これは多いと思います。現代はスマートフォンが普及し、持っていないと死活問題になってきます。ですが、被虐待児は持っていない子がいます。私は持っていませんでした。それに、学校の先生や友人に相談をしてもいいということを知らない子もいます。
これにつながって3つ目の相談できない。これも多いです。なんなら1番多いといっても過言ではない。まず、虐待を受けたことがない人からしたら「相談したらいいやん」と思うかもしれません。ですが、私たちはそれが怖いんです。

「学校の先生に相談」
→相談したら親に連絡がいって殺される、信用できない
「近所の人にSOS」
→直接言いに行くやん
「189に電話」
→(スマホ持ってる場合)通話記録見られる
(持ってない場合)どうせバレる

などです。とりあえず親バレが怖い。
1回バレたことがあるのですが、ほぼ半殺しでした。
確かその時に軽い脳震盪を起こしてしまい、立てなくなりましたね。
こういった匿名性が高いところでも情報が洩れたらといった深読みをしてしまうんです。そのぐらい虐待は怖いんです。
4つ目は、最近話題になっている問題です。警察の一斉補導入ったときは「本当にわかってないな」と思いました。まず、トー横やグリ下に行く子たちは警察や児童相談所に行っても信用できなかったから行く場所だと私は考えています。一時保護所の環境は場所によっては本当にひどいです。私もひどかったです。普通に怒鳴り声聞こえます。「行くなら死ぬ」と言っている子がいるぐらいなので、行きたくない子がこういったところに居場所としているのかなと。家にいるより、あのトー横やグリ下で仲間たちといるのがいいと選択をした。つまりは、家の方が環境が劣悪。ツイッターのリプを見る度にムカついていますね。


親から離れた被虐待児の現状をお話しします。
虐待の後遺症がしんどいです。親から離れたからよかったやん!と思う人が大勢いますが、ここからが「メンタルVSトラウマ」のゴングです。
殴られた記憶、暴言言われた記憶、孤独だった記憶、わいせつ行為された記憶は一生をかけて鮮明にフラッシュバックします。そこで自傷行為、パニック症状、自己否定、自殺未遂(自殺)、依存といった様々な症状が出てきます。そういった症状が一生続くレベルなんです、虐待の後遺症って。これが「甘えだ」「忘れなさいよ」と軽視されがちです。本当にやめてほしい。忘れることができたら、私たちは精神科に通っていません。
ちなみに、虐待の後遺症は脳科学でも証明されています。下の画像の通り、萎縮します。こういったことから、虐待の後遺症は一生ものになってしまうのです。


https://www.google.com/url?sa=i&url=https%3A%2F%2Fyomidr.yomiuri.co.jp%2Farticle%2F20140923-OYTEW3174%2F&psig=AOvVaw0BFmQkrIdczfMwgn35-h_6&ust=1692109054245000&source=images&cd=vfe&opi=89978449&ved=0CBMQjhxqFwoTCLCk98qr3IADFQAAAAAdAAAAABAO

なので、軽視してくる人たちにこの画像を送り付けて論破したくなります。
虐待って、心も体も操り人形なんですよ。操り人形って、操る側(親)が人形(こども)を支配できるので、操る側は自分の思った通りに操ることができます。感情、思考、言動などすべてです。操り人形の紐がゆるくなってきて、どこかがほどけたら(いうことを聞かなくなったら)二度とほどけないようにきつくきつく縛ります(虐待)。そこで操り人形から解放されたら、きつく縛られた痕はとても深く傷が入っています。その傷はなかなか治らず、時々綿が出てきます(フラッシュバック)。
説明すごくむずかしくて伝わってるか不安ですが、こんな感じです。私たちは操り人形なんです。


みらいのためにできることは、私はこれからも虐待の傷を文章として可視化させ、人々に現状を伝えていきます。
かわいそう扱いされたいだけだろ?と言われたことがあるのですが、それだったら解決方法を提言してないしもっとひどい言い方で言ってます。なんならこうやって社会課題解決に向けた団体にも入っていません。
あと、こうやって現状伝えることは勇気、過去の経験のフラッシュバックと戦いながら伝えています。
虐待の傷は見えにくい。それに理解されにくい。
だから、これからも私は可視化させて様々な人につたえていきます。


皆さんができることとしては、まず虐待疑う家庭を見つけたら迷わず「189」に電話してください。この通報で守れる命があります。
その勇気がないときは、とりあえず誰かに相談してください。
「最近さ、隣から泣き声すごいんよね」と友人に相談するでもいいです。とりあえず相談してください。1人じゃ無理なら、その友人を隣にさそってでもいいです。189は、匿名で秘密厳守なので誰が通報したこともバレません。絶対バレません。
これからも、児童福祉に関することを発信していきます。ぜひいいねとフォローよろしくお願いいたします。

Xの方では、様々なことをポストしています。
(ツイッターの方がよかったな。(笑))
是非、ご覧ください。

https://twitter.com/its__my__candy?s=20


ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
台風7号が近づいてきています。暴風雨には十分お気を付けください。


一般社団法人Heart resQ 虐待防止アドバイザー・理事
IFCA(International Foster Care Alliance)関西チーム
しおん



#未来のためにできること
#社会課題
#児童虐待


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