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民主主義は分断がお好き

トランプ大統領は「アメリカ・ファースト」と謳ってアメリカを分断した。ジョンソン首相はイギリスを二分していた「EU離脱」を強引に完了した。民主主義は自由な分いろんな意見が出て効率が悪い。民意が制御されている社会主義では未来へ向かうベクトルが同じ方向を向くためだろう。国として成長率がいいそうだ。しかも世界的にも独裁国家が増加傾向と聞いて驚く。

独裁はよく間違えると言うが、上記の通りあまり間違えていない。それどころか「アメリカ・ファースト」や「EU離脱」がとても正解だと思えない。しかし米英は二大政党制なので、中国やロシアのように権力が一党に集中することはない。しかし我が国日本はどうだろう。民主主義の非効率を保ったまま自民党へ権力が集中している。まるで両者の悪いとこどりをしている。

東日本大震災前後3年間は民主党が政権を担ったが失敗に終わり、民主党は空中分解して野党は弱小割拠してしまった。アベノミクスは日の沈む国にしただけでなく、トリクルダウンの恩恵を受けた富裕層と雫をいくら待ってもこぼれてこない貧困層へ国を分断してしまった。現在「新しい資本主義」として「資産所得倍増」が推進されているのだが分断を進めてしまいそうだ。

富の集中と分配はお金が発明されてからの課題だ。マルクスレーニン主義を実践したソビエト連邦は崩壊してしまった。現在の中国やロシアにおいても富裕層は存在するし、権力に富が集中するのは人間の性なのか。マトリクスの世界のように生産と供給の調整をAIに託さないと問題解決しないのか。AIは遠い将来としても、せめて日本にも二大政党を根付かせたいものだ。

#未来のためにできること

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