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組織犯罪としてのガスライティングについて考える(最終更新日23.2.17[金])

 ※当記事は筆者が他サイトで作成した記事を転載・加筆したもので

22/10/25追加

 初心者向けの導入編として、下記の記事を作成しました。

 いきなり本編を読んでも、なかなか内容を信じられないかも知りません。

 ですので、この問題に関する知識がない方は、下記の記事から入る事をお勧めします。

 上記の記事をお読み頂いた方であれば、本記事に関しましては、手口の部分だけお読み頂いても構いません。

 本記事ではガスライティングが何故可能なのかの説明もしており、個人的にはその部分も重要であると認識しております。

 ですが、手口だけ知りたいという方もいらっしゃると思いますし、また、このような組織犯罪的行為が実在する事を理解されている方であれば、その部分は人によっては不要だと考えられる為です。

序章

 第一節 ――はじめに――


 みなさんは、ガスライティングという言葉を、御存知でしょうか。

 恐らくご存知の方も多いのではないかと思います。

 曰く、彼氏が彼女に精神的虐待を加えていて、周囲から孤立させて、自分に依存させ、精神的に支配するものなのでしょう、であるとか。

 あるいは、親が子に精神的な虐待を加え、精神的に束縛し、完全に従えているような、親子間DVに見られる関係の事、であるとか。

 これらは決して間違いではありません。

 心理学の用語として使われるガスライティングとしては、正しいです。

 しかし、ガスライティングには、恐ろしい、もう一つの貌があります。

 付け狙った特定個人を、精神障害者にでっち上げる事を目的として行われる、嫌がらせ行為の事。

「それは統合失調症の人達が言ってる電波系陰謀論の話では?」

 そのように即答された方もいらっしゃるかもしれません。

 ですが、それは大きな間違いです。

 流石に最近はご存知の方も増えてきていますが、ガスライティングの語源となった映画『ガス燈』は、そもそも、夫が妻を精神障害者にでっち上げようとするお話だからです。

 皮肉な話ですが、専門用語にする際、行動のエッセンスを用語の定義とした為、語源となった映画で実際に行われた事と、用語としての使用法が、乖離してしまったのですね。

 『付け狙った特定個人を、精神障害者にでっち上げる事を目的として行われる嫌がらせ行為』というのは、語源を見た場合、寧ろ、こちらの方が正統派のガスライティングなのです。

 では、どういう事なのか、ここから解説に入りたいと思います。

※予めお断りさせて頂きますが、私は心理学の専門家ではありません
 この問題を通じて知り得た手口と情報を考察しているだけです
 その点は御了承下さい

 第二節 本編に入る前に


 記事をお読み頂いた方の中には、ここに書かれている事は被害妄想なのではないか、という誤解を抱く方がいらっしゃるようです。

 そもそも、このガスライティングと呼ばれるものは、軽度のものを除けば、精神異常者や人格に異常のある特殊な人間が行うものです

 加害者が団体や組織で、組織的な行われるケースに関しては、異常性が更に増します

 異常な人間や団体が、異常な目的で実行する精神的虐待行為、それがガスライティングです。

 また、後述しますが、第三者が被害者から被害について聞かされた時、被害者は被害妄想を抱いているのではないか、と誤解するように仕向ける事自体が、ガスライティングの手口であり目的なのです。

 そうする事によって加害行為そのものを存在しなかった事にして、隠蔽するわけです。

 だからここに書かれた手口を読んで「被害妄想が綴られているだけではないのか?」という感想や疑問をお持ちになられるのは、当然なんです。

 同時に、それこそがこのガスライティングと呼ばれる精神的虐待行為の陰湿なところ、卑劣なところ、悪質なところなのです。 

 第三節 ガスライティングは一部の国では既に違法化された犯罪行為

 ガスライティングは、ネット上では、今でに「精神障害者の被害妄想」等という言説が罷り通っています。

 また、実際に、ガスライティングという言葉を使用する人達の中に、少なからず、精神障害者達が含まれていると考えられている現状もあります。

 その為、「ガスライティング=精神障害者の被害妄想」誤解が罷り通っていますが、これは現実に存在する問題です。

 イギリスのイングランドとウェールズでは、制限はあるものの、違法化され、違反すると最長で懲役5年を科される、決して軽くない罪として扱われています。

 その事を伝えている記事を引用します。

法で裁くことはできる…?

ガスライティングによって被害者が受ける重度の精神的苦痛を理解した上で、イングランドおよびウェールズの「重大な犯罪法(Serious Crime Act)」が2015年改訂ガスライティング行為は罰金刑、または最高5年まで懲役刑に科せられることに

とはいえ、ガスライティングは(相手が行ったこと、またこうした行為を受けたことを)証明するのが困難なのも事実。 イングランドおよびウェールズの法律によれば、被害者が少なくとも2回は「身体的暴力によって脅されている」と感じていること、または「加害者の行動が日常生活に深刻な影響を与えている」ことを立証する必要があるそう。

2017年の記録によると、(ガスライティング行為で)起訴された被告の半分以上に無罪の判決が…。

一方で2019年には、(法改正前である)10年以上前に夫を殺した罪で有罪判決を受けたサリー・チャレンさんの事件に注目が。彼女の家族が「(サリーさんは)長年、ガスライティングと感情的虐待にさらされた」と訴えたことにより、彼女の有罪判決が覆ったのだとか。

精神的DV「ガスライティング」とは?専門家が解説する実態と対処法
 COSMOPOLITAN 2021/02/25

 また、統一教会問題を追い続けているジャーナリストの鈴木エイト氏が、ガスライティング被害に遭った事実を告白しています。

 当該記事を引用します。

旧統一教会問題を取り上げたコーナーの最後に、鈴木氏は「不審な出来事がありまして…。階段をのぼった所に自宅があるんですけど、階段の手すりにお菓子セットが置いてあったんです」と、その菓子袋の写真を公開した。

袋には、某お菓子メーカーのものが数種類。なんの変哲もない菓子だが、誰が置いて行ったのか、近所の人や知り合いに聞き込みをするも、「誰もこんなことはしていなかった」。鈴木氏は「よくわからない」としながらも、「見方を変えれば脅しになると思う」と意味深発言。「ほんの10分くらいの間に置いてあった」と振り返った。

共演するテロや紛争解決スペシャリスト、永井陽右氏(31)は「テロ組織も同じで、彼らの脅迫って直接的なものもあれば、『きみたちのムーブメント(居場所や行動)は把握しているよ』っていうものもある」と脅しの可能性もあると示すと、MCを務めるお笑いコンビ、爆笑問題の太田光(57)は「誰がやったのかはわからない。断定はできないですよ」と念押しした。

鈴木エイト氏、身の周りで起きた不審な出来事「自宅の階段の手すりにお菓子セットが…」
 サンスポ 2022/10/16 15:27

 実行犯が取り押さえられた時に抗弁できるように、鈴木エイト氏宅のドアノブでなく、近くの手すりに菓子入りの袋をぶら下げる。

 鈴木氏は誰からのものかわからないので目的を考える。

 しかし、目的は実行犯、並びに、指示を出した者にしかわからない為、考えても正解に辿り着くことはない。

 答えがわからないと不安なので、恐怖心も出るし、苛々するし、犯人に対する怒りも込み上げてくる。

 そうして精神が擦り減らされる。

 このケースに関して言えば、恫喝の意味もありますが、答えの出ない問題を考えさせる事で、鈴木氏の精神をすり減らす事も、目的として行われているものと考えられます。

 お菓子に関しては、10分くらいで消えていたという話もあり、どちらが本当かは存じませんが、消えていたとすれば、尚更、ガスライティングの色合いが強くなります。

 何故なら、そこに菓子を入れた袋があった証拠がなくなれば、鈴木氏に対して、犯人や、犯人側の人間が、「そんな菓子を入れた袋、本当にあったのか?」と誤った情報を与える事で、精神的に虐待を加える事が可能になるからです。

 同時に、証拠を回収する事によって、犯人が誰なのか、わからなくする効果もあります。

 組織的に行われるガスライティングの典型的な事例だと言えるでしょう。

 ご覧の通り、ガスライティングは被害妄想などでなく、現実に存在する悪質な虐待行為です。

 このような陰湿な嫌がらせの被害に遭っている人達が、日本には結構な人数存在すると考えられます。

 このような組織的ガスライティングが一部の団体によって活発に行われている以上、加害団体にとっては、ガスライティングという言葉を使用する人間や、被害を訴える人間は、非常に邪魔だということになります。

 彼らは精神障害者であり、この嫌がらせは存在しない架空の行為である、という事にしておかないと不都合なわけです。

 ネット上でこの話題をする際、すぐに被害妄想だ、精神障害だと言い張る人達がいます。

 その中には、少なからぬ割合で、加害団体からの指示で書き込んでいるネット工作担当者が含まれているものと考えられます。

第一章 組織犯罪としてのガスライティングの由来


 第一節 複数の由来


 初めから結論を言ってしまうと、組織犯罪としてのガスライティングには、複数の由来(発祥)経路があると考えられます。

 一つは、邪魔者を精神障害者にでっち上げて、社会的に抹殺しようとする、団体や組織で好まれてきた古来からの手口です。

 もう一つは、村八分のような、人々が集団で徒党をなし、一人の人間、あるいは、一つの一家に対して、執拗に嫌がらせを働く地域住民らによる悪質な嫌がらせの流れを汲むものです。

 第二節 団体や組織による精神障害者へのでっち上げ

 邪魔者を精神障害者にでっち上げて、社会的に抹殺しようとする、団体や組織で好まれてきた古来からの手口に関しては、想像し易いと思います。

 現代でも頻発しているからです。

 学校でいじめが発生し、児童がいじめの被害を訴えたら、いじめを隠蔽したい学校長や教頭が、いじめなどない、(被害を訴えている児童は)頭のおかしい子供なんです、と言い放つ。

 会社の内部告発をした従業員に対して、社長や専務ら役員が、彼は精神障害なんです、等と中傷し、不正があった事を否定した。

 よく聞く話です。

 2018年、中国で、湖南省出身の若い女性が、政治批判目的で習国家主席の写真に墨汁をかけたところ逮捕されて、精神科病院に無理矢理入院させられ、1年半後に退院して帰宅すると、別人になっていた、という事件が起きて、物議を醸しました。

 ロシアでも、アムネスティによると、ボレネツ市という場所で政治犯を支援し、政府の政策に抗議する事で有名なディミトリー・ヴォロビョフスキーという男性が、2016年5月にボレネツ精神病院に強制連行されて、3時間もベッドに縛り付けられ、無理矢理薬物注射を打たれ、錠剤を飲まされるという事件が起きているそうです。

 アムネスティが動いた事で、6日後、開廷した法廷が釈放を支持した、と事件を報じた記事にはありますが、配信時点では、何の医学的根拠で強制的に拘束し加療したのか、どんな医薬品を使ったのか、一切不明とあります。

 2010年5月19日付の外務省・出身国情報報告書・ベトナムにはこうあります。

ヒューマン・ライト・ウォッチはWorld Report 2010(2009 年中の事件・出来事を報告)の中で、次の通り記載した。「ベトナムの法は裁判をせずに恣意的な「行政拘禁」することを許可している。政令 44 に従って、国家治安への脅威と見なされる反体制活動家等は、非自発的に精神病院に入院させられるか、国営の「更生」施設に拘禁される恐れがある」

 政府批判者に国が精神障害者の烙印を押す。

 健常者であるにもかかわらず、精神病院に強制入院させる。

 日本人からすると理解できない話ですが、世界を見渡すと、未だに、ごく普通に行われているようです。

 時代劇であったり、あるいは、昔の歴史であったりを見てみると、簒奪者が主に心の病とのレッテルを貼りつけ、幽閉し、代理人として権力をほしいままにするような出来事は、ごく普通に存在していますよね。

 つまり、この手の、邪魔な人、排除したい人に「精神障害者」のレッテルを貼りつけ、社会的に排除しようとする、抹殺してしまうという事は、古今東西、結構な頻度で行われてきたのです。

 日本も例外でなく、結構な数の人達が犠牲となってきたようですが、その中でもとりわけ有名なのが、足尾銅山鉱毒事件で有名な田中正造です。

 昔は、精神障害者のレッテルを貼りつけてしまえば、それで容易に抹殺出来ました。

 医学が発達して、精神障害の種類や症状の研究が進むと、レッテルを貼っただけでは、社会や人々を欺けなくなります。

 実行主体が公権力なら、政府からの指示で、国家公務員や地方公務員の医師、独裁政党の党員である医師に、国や党から指示を出して、特定個人を精神障害とする診断書を作成させられるでしょう。

 国によっては公権力の力で診断書などなしに強引に精神病院に入院させて、健康な身体に投薬治療を行うといった国家犯罪的な事も容易でしょう。

 ですが、民間企業であったり、民主主義国に存在する極端な思想を持った政党であったり、一部の宗教団体、あるいはカルトであったりが、邪魔者や排除したい人物を精神障害者にでっち上げて社会的に抹殺しようとしても、医者に精神障害者だとする診断書を書かせる事は容易ではありません。

 そこで発達してきたのが、ガスライティング技術なのです。

 宗教団体が、付け狙った特定個人と面識のない信者達を大動員して、ガスライティングを実施します。

 特定個人の外出時、駅のホームにその人物が立っていたら、昔のホームに信者を立たせる。そして信者にその人物をじっと見つめさせる。

 同じく特定個人がが出資ている時、偶然を装って、信者をその人物と道端ですれ違わせて、「A、死ね(Aはその人物の苗字)」と囁かせる。

 その人物が外出する時に使用するルートをストーカー行為で把握しておいて、外出時の日時を時間帯を見れば、行先の目星は立つので、ルート上に信者達を配置させる。

 そしてリレー方式で、家の前や路上などから露骨に監視させたり、偶然すれ違った上を偽装して付き纏わせたり、後ろから並走するように尾行させたりする。

 そんな事ばかりされた特定個人が精神的に参り、受けた被害を語ると、医師は誤診する。

 この人は精神障害者だ、と。

 誤診する理由ですが、まさかこんな馬鹿げた、子供じみていて、薄気味が悪くて、頭のおかしい嫌がらせを、集団で組織的に働くような異常者の集まりなど、存在するわけがないという先入観が働く為です。

 かくして何も知らない精神科医の誤診によって、健常者が精神障害者にでっち上げられるわけです。

  第一節の補足 精神障害者へのでっち上げが可能なメカニズム


 健常者を精神障害者にでっち上げる事が可能な説明としては、不十分だと思います。

 きちんとしたからくりがあります。

 確かに医学は発達しています。

 血液検査、MRI、CTスキャン、心電図などなど。

 様々な検査で、病気の根拠がはっきりとわかるようになってきました。

 しかし、精神障害だけはその例外なのだそうです。

 下記の引用をご覧ください。

 腹痛で内科を受診すると、いつから痛いかといった問診やお腹を触って調べる触診が行われます。血液検査も多いでしょう。

 それらに加えてレントゲンやエコー、場合によってはCTといった検査で診断を行うこともあります。また、糖尿病など血液検査である程度の診断がはっきりする病気もあります。

 ところが、統合失調症やうつ病、双極性障がいといった精神科の病気は、そういった客観的なデータや画像だけで診断するのはまだ不可能です。

 脳波検査やCT検査を行うことはありますが、これは他の病気との区別をつけるために行われるもの(鑑別診断)です。

 そのため、精神科の病気の診断に最も重視される方法は、患者さんの体験を言葉で語ってもらうことによる問診ということになります。

 これはより専門的に行われることから精神科的診断面接と呼ばれることもあり、ご本人だけではなく、様子をよく知る近親者の話を伺って判断することもあります。

 また、1回の面接だけで診断がつかないこともありますし、患者さんの状態によりますが、ある程度の治療の方針を立て必要な診断をつけるためには1時間程度は必要になることが多いように思います。

 その1時間で、困っていること(症状)は具体的にどのようなものか、
その症状はいつ頃からか、どんな対処をしてきたのかといったことや、症状が起きる前にどのような生活の背景があり、他に体や気持ちの変調はないかという情報を集めていきます。

 ただ、とても多くの患者さんが受診している状況でその1時間をどう確保するかというのは、精神科医にとっても患者さんにとっても切実な課題といえるでしょう。

『精神科医はどうやって診断しているのか(医師) COMHBO地域精神保健福祉機構』より


 例えば、医師に相談に行き、「最近、じっと見つめられる事がある」と言えば、「他人の視線が気になるという事でしょうか」と誘導される。

「知らない人から死ねと囁かれたり、罵られたりする事が増えている」と答えると、「幻聴が聞こえたという事でしょうか?」と誘導される。

「最近、見知らぬ人たちから監視されているみたいなんです」と被害を訴えると「監視されているという妄想を抱いているという事ですね」と誘導され。

 精神科医にこのような受け答えをしたら最後です。

 上記の記述に従えば、精神科的診断面接によって、患者から精神障害の症状がある事を認める、と診断され、見事、精神障害者だった事にされてしまいます。

 これらが精神障害の症状だったのか、本当にそうした被害に遭っているという話だったのか、その証拠は不要なのです。

 現実に、一部の企業で、産業医の制度を悪用し、ガスライティングで上述のような事をさせて、精神的に参って会社の産業医のところに受診に来た従業員を、産業医が誘導して精神障害者にでっち上げ、診断書を作成した事件が報道されています。

 こうした事件も、こうした精神医学の診断方法を悪用する形で行われた、極めて悪質で、陰湿性の高い犯罪行為だった、という事になります。

 診断書の作成上、不正は何ら起きていないという体裁を取る事が可能の為(診断した産業医は「そんな嫌がらせが行われていたなんて知らなかった」としらを切り通せばいいだけですから)、それでこんな馬鹿げた行為が、10年くらい前まで横行する異常事態が起きたのです。

 
この組織犯罪系のガスライティングですが、言うまでもなく、未だに猛威を振るっています。

 どこと名指しするつもりはありませんが、一部の宗教団体は、未だにこういう卑劣な嫌がらせを、性懲りもなくやっています。

 第三節 村八分等の集団による嫌がらせから発生した系統


 村八分とは、Wikipediaによると、『「地域の生活における十の共同行為のうち、葬式の世話と火事の消火活動という、放置すると他の人間に迷惑のかかる場合(二分)以外の一切の交流を絶つことをいうもの」』(言語学者である楳垣実が説くところによる)だそうです。

 一般的な村八分のイメージに最も近い言葉ですが、これはあくまでもイメージ上のものであって、現実は違うようです。

 残りの二分を残して完全に付き合いを絶つ、だけではなく、実際には、いじめや嫌がらせのような行為も行われていたようですね。

 村八分の扱いを受けている家の子供が学校に登校してくると、村の子供達が総出でいじめを働く。

 学校だけでなく、普段からいじめる。

 相手は村八分に遭っていて、全ての村人からいじめや嫌がらせの対象となっていて、何をしてもいい人間という扱いを受けている。

 だから大人達は一切注意しないし、酷ければ、警察ですら見て見ぬふりをする。

 大人達も大人達で、村八分に遭っている家の前に、動物の死骸を置いたり、ゴミを捨てたり、その家の人間の持ち物を壊したりする。

 見かけたら睨みつける、罵声を浴びせる、事実に基づかない悪評を垂れ流す、村人が徒党を組んで監視する。

 殴る蹴るの暴力を振るう事も、ごく普通にあったようです。

『『破戒』のモデル-大江礒吉の生涯』という本を読んだ事があるのですが(解放出版社)、被部落民に対する当時の日本人の差別の凄惨さは、恐ろしいものがあります。

 村八分と部落差別は別のカテゴリーですが、部落差別で被差別部落民に対する暴力と犯罪、常軌を逸した嫌がらせの数々が黙認され、放置されていた事実が示す事は、昔の日本は、暴力やいじめ、嫌がらせに対して無頓着であり、そのような行為が社会的に放置される傾向にあったという事です。

 村八分の被害に遭っている一家がどんなに酷い目に遭わされても、当然視されて、問題とはされない社会であった、という事なのです。

 村八分が残りの二分を残して総無視するだけでなく、凄惨ないじめ、嫌がらせを伴ったものだった事実が語られないのは、問題視されていなかったから、という事になるのでしょう。

 某宗教団体は、信者達を動員し、組織的に嫌がらせを働く事で昔から有名ですが、手口のルーツは、村八分にある可能性も考えられるようです。

 集団就職その他で故郷を出て、都市部で職を得て定住した若者達は、結構な割合で、コミュニティーの代替として機能していた新興宗教に入信しました。

 その結果、新興宗教の信者数が戦後激増し、それら団体が急成長する要因となったとも言われています。

 某新興宗教団体が、敵対する宗教団体や、脱会して敵となった元仲間達に対して嫌がらせを働く時、当然ですが、どんな嫌がらせを働くかは、手探りだったはずです。

 信者達が生まれ故郷で行われていた村八分を思い出し、子供の頃、村八分の家の子にやっていたいじめや、親を含む集落の大人達がやっていた村八分一家に対する陰湿な嫌がらせを、敵対する団体や脱会者たちに模倣して実行した可能性は、十分、考えられるものです。

 彼らの嫌がらせが、汚物投機、動物の死骸の投げ入れ、物を壊す等の器物破損、根拠のない中傷を悪評として拡散させる、信者達で徒党を組んで監視する、殴る蹴るの暴力を振るう、睨みつけたり罵声を浴びせる等、村八分で行われていたいじめや嫌がらせの内容と酷似する事は、偶然ではないのかも知れません。

 人間の考える事は似たような物ばかりで、想像力にも限界があるので、いじめや嫌がらせを働けれと言われて人間が行う事は、所詮、似たような物ばかりになる、という考え方も出来ますので、断言はできませんが。

 各地で住民が徒党を組み、気に食わない住民に対して、組織的にストーカー行為を働いて行動を監視したり、嫌がらせを働く事件が多発しているのは、先祖返りとも言えるのでしょう。

第二章 ガスライティングが増えた原因 

 第一節 ガスライティングとは何か


 ガスライティングの定義はこのようなものです。

『ガスライティングとは、些細な嫌がらせを行ったり、わざと誤った情報を提示し続けたりすることで、被害者が自身の記憶や知覚、正気などを疑うよう仕向ける心理的虐待の手法。DV(家庭内暴力)の一種として取り上げられることが比較的多く、2018年にはイギリスで流行語となり、一般的に定着した』

IDEAS FOR GOODより引用

『ガスライティングは精神的虐待の一種。心理的に誰かを操作し、相手の正気を失わせる行為です』
『被害者は『私が間違っているのでは?』と考えるようになり、自信を失います。これにより、被害者は虐待者により依存するようになり、結果として(加害者から)離れられない関係になるのです』
『ガスライティングの加害者は、被害者の状況認識を『奇妙だ』『常軌を逸している』と言いつづける、または完全に否定するのが特徴です』

精神的DV「ガスライティング」とは?専門家が解説する実態と対処法 Cosmopolitanより引用


 調べるとすぐに出てくるのでわかる話ですが、ガスライティングは、筆者の記事で取り扱っている「組織犯罪としてのガスライティング」に限らず、昔から存在しているものです。

 例えば、親が子を支配したり、自分の所有物と考えたりして行う精神的虐待行為。

 子供が何をしても、「お前は悪い子だ」、「お前は間違っている」、「何度言ったらわかるのだ」と常に否定し続け、子供が自分に歯向かわないように、自分の頭で考えて自発的な行動を取らないように仕向ける。

 そうする事で子供を従順な操り人形にしてしまい、自分の完全な支配下に置く。

 この手の虐待の被害者は昔から一定数いて、よく聞く話なので、別に珍しいものではありませんよね。

 夫婦関係、カップル間でも同じで、やはり配偶者や交際相手を支配したり、自分の所有物と考えたりして行う精神的な虐待行為が該当します。

 とにかく頭ごなしに否定する。そして自分の発言と価値観が絶対だと相手に思い込ませて従わせる。そうする事で、相手を完全に自分の色に染め上げて、精神的に支配下に置いて、同時に自分に依存して抜け出せなくなるように仕向ける。

 これらも歪んだ夫婦関係やカップル間の関係ではよく見られるもので、目新しさはどこにもありません。

 また、この種の個人間で発生するガスライティングは、DVの精神的暴力に該当する部分と重複していると言えるでしょう。

 このような感じで、昔から存在していた現象に、心理学として新たな名称を与える事で、定義づけをして、分析と研究の対象にしたというのが、ガスライティングの実態です。

 しかし、組織犯罪としてのガスライティングは、通常のガスライティングとはやや定義が異なります。

 個人間のものと同じく、組織犯罪としてのガスライティングも古くから存在している点は同じですが、目的がやや異なっているのです。

 手短に纏めると下記のようなものになります。

  1. 執拗な嫌がらせで精神的に参らせ、判断力を鈍らせる事で、加害組織に恭順させる(=精神的な支配が目的)

  2. 精神障害者に仕立て上げて、その事によって証言の信憑性を奪い、社会的に抹殺する

  3. 執拗にガスライティングする事によって、被害者を常にイライラさせて、暴言を吐いたり、暴力を振るったりし易い状況を作り出し、周囲の人間とトラブルを起こすように仕向ける。
    そうする事によって周囲の人間との関係が破綻するように仕向け、人間関係を自分で破壊させて孤立させ、自滅させる。

  4. 被害者を常にイライラさせる事によって、暴力を振るわせたり、ストレスから犯罪を起こさせる。
    その事で警察に逮捕させて社会的に抹殺する。
    それでも不十分な相手には、全国ネットでの実名報道をさせる。

  5. 常に被害者に付き纏う事によって、精神的苦痛を与え続けて、統合失調症の患者らが、その障害に起因する精神的な苦痛から自殺するのと同様に、被害者が常時の付き纏いが何か月も何年も続いた事を原因として自殺するように仕向ける。

  6. 精神障害者に仕立て上げた後も、それだけでは不十分という事であれば、執拗にガスライティングと付き纏いを繰り返す事によって、精神的な苦痛を与え続けて、自殺に追い込んだり、犯罪を起こさせたりして、完全に社会的に抹殺する。


 組織犯罪として行われるガスライティングの場合でも、加害行為を働いている組織に引き込む事が目的の場合には、1のような事をやります。

 この点は通常のガスライティングと同じですね。

 しかし、2~6に関しては、通常のガスライティングでは、あまり行われないと考えられます。

 個人が相手に恨みを抱いているような場合には、相手を自殺させる事や、相手を社会的に抹殺する事、破滅させる事を目的として行う為、全くないわけではないのですが(どうかするといじめの復讐でいじめの被害児童が加害児童にガスライティングを仕掛け、加害児童を破滅させようとするケースもあるようです)、ガスライティングはカップル間、夫婦間、親子間、あるいは閉鎖的で親密な関係の中で行われる事が多い為、やはり特殊な形だという事になります。

 第二節 ガスライティングは増えているのか?


 ガスライティングはこのような性質のものの為、増えるとか、増えないといったものではないと考えられます。

 ですが、組織犯罪として行われるガスライティングは例外です。増えていると考えられます。

 
組織犯罪としてのガスライティングは、昔からあるものではあるものの、あまり一般的な犯罪ではありません。

 かなり手の込んだ犯罪ですし、加害団体と規模にもよりますが、大勢の人間が必要です。

 増えたと考える要因は幾つかあるのですが、一つは、ガスライティングのマニュアル本がアメリカで販売された事で、人々が犯罪の類型として認知した事。

 二点目は、科学技術の進歩によって、ネットに接続できる小型の携帯端末(スマートホン)が普及した事と、SNS(LINE等)の登場により、個々人が組織的に連携して動く事が容易になった事です。

 最後の一点は、報道・ネットの影響です。


 マニュアル本というのは、1994年6月に発売された、『Gaslighting: How to Drive Your Enemies Crazy』というペーパーバックです。

 この本は、本の内容が犯罪を含むものとなっていて『中学生や高校生が行うような陰湿ないじめレベルの方法だ』と酷評するような記事がガジェット通信から配信されています。

 ですが、この本の本当の恐ろしさは、具体的な手口を説明している部分ではないのです。

『ガスライティング手法は、ターゲットの精神的バランス、自信、及び自尊心を破壊する数々の手口の集合体であり、ターゲットをおかしな人間に仕立て上げることができるように設計されています。ガスライティングは従来型の嫌がらせや物理的な攻撃ではなく、緻密で巧妙な心理戦争です。』

『ガスライティングのほぼ全ての手口からは、悪意のある加担者やその団体を指摘することが不可能なため、(従来のわかりやすい嫌がらせよりも)はるかに実態を捉えがたいのです。』

『(ガスライティングの手口には)ターゲットをターゲットの家族から、近隣住民から、仲間から、同僚から、そして雇い主から孤立させる方法までもが含まれます。』

『ガスライティングでは、ターゲットの自尊心を破壊し、ターゲット自身の能力を疑わせ、ターゲット自身に自分が正常であるかどうかを疑わせるのです。』

『ガスライティングは、攻撃の方法です。しかし、ガスライティングの目的は物理的な破壊ではなく、ターゲットの無形財産、すなわち、自信、自尊心、及び評判を破壊することです。』

『ガスライティングの手口を学ぶにつれて、全く見知らぬ人よりも身近な仲間を陥れるほうが簡単だということがわかるでしょう。』

『ターゲットに対してガスライティングを行うための準備にはいくつかの段階があります。初めにすべきことは、ターゲットの人生に付け入る隙を見つけるため、ターゲットに関しできるだけの情報を得ることです。次のリストは、最低限知っておくべき項目を示しています。
・フルネーム ・自宅の住所 ・自宅の電話番号 ・婚姻関係の有無 ・配偶者の名前 ・子供の数 ・子供の性別と年齢 ・その他親族 ・職業 ・職場の住所 ・職場の電話番号 ・上司の名前 ・同僚の名前 ・配偶者の職場 ・趣味と関心 ・所有する車やバイク ・ナンバープレート番号 ・クレジットカード口座 ・銀行口座番号
この基本となる情報によって、あなたはターゲットのライフスタイルを研究することができ、ターゲットの怒りと混乱を誘発するための最善の策を練ることが出来るのです。基本情報の他に、ターゲットの詳細な人間関係を知っておくことが助けになります。ターゲットはどれくらい家族とうまくやっているのか?友達とはどうか?同僚とはどうか?ターゲットのことを知れば知るほど、攻撃方法は多く見つかります。』

『(複数人による攻撃が有効なのは)ささやきキャンペーンを仕掛ける場合がそうです。ターゲットは誰か一人の人が自分を陥れようとしていると非難するでしょう。しかし、ターゲットが、複数人が自分を落としいれようとしていると言いはじめるとなると、ターゲットが妄想を抱いているということにできます。』

『この本ではそれぞれの手口が、感覚喪失を演出するものなのか、家族、友達や同僚と対立させるものなのかなどによって項目を分けています。ほかには、ターゲットの友達や仲間に、ターゲットが精神的におかしいのではないかと疑わせる手口もあります。しかし、それらの手口をくっきり区別する必要は全くありません。なぜなら、それぞれの手口と結果には相乗効果があるからです。それぞれの手口の多くは、ターゲットに自分自身が正常であるかどうか疑わせると同時に、仲間や親戚との望まない対立を生み出すといった1つ以上の影響を及ぼすのです。これが、ガスライティングの手口が有効である所以です。(中略)しっかり計画・実行されたガスライティングから身を守る手段は無いという事を覚えておいてください。』

『感覚の喪失を演出する目的は、ターゲットにターゲット自身を疑わせ、自信を失わせることにあります。』

『何もかもおかしいと思い込ませることでその効果が増します。』

『ターゲットの(家や車の)鍵を手に入れることは重要です。鍵を複製するだけの時間、ターゲットの鍵を“借りる”ことができれば、今後絶大な効果を発揮します。ターゲットがキーホルダーを机の上や椅子の上に置いていれば、誰も見ていないことを確認して、躊躇せずに拝借して鍵の複製を作りましょう。そして戻す時のコツは、見られないように、別の場所に戻しておくことです。そうすると、ターゲット自身に、どこに鍵を置いたのか忘れたのだと思い込ませることができる、というボーナス効果を得ることが出来ます。』

『出来るだけ微妙な違いにすることで、この手口はより効果的になります。』

『(一気に多くのものを変えると誰かの仕業だとわかるので)1度に1つのものを変えるようにします。』

『翌朝、ターゲットは環境の異変に、すぐには気が付かないでしょう。そのかわり、ターゲットは微妙な環境変化に対応しなければならず、居心地の悪さや妙な感覚が徐々にターゲットを襲います。やっと何かが変わったことに気づいたとき、ターゲットはその理由を説明することができません。だって、ターゲットの職場や自宅に忍び込んで、わざわざ電気スタンドを数センチずらすようなことをする人がいるわけがないのですから。』

『ターゲットの車に侵入できれば、職場と同じ手口が使えます。(中略)車のシート位置を数センチずらします。ハンドルが調整可能であれば、ハンドルの位置をちょっとだけ運転手側に引いておきます。』

『違いは微妙にしてください。ターゲットが、どうしてブレーキペダルを踏むのにいつもより足をのばさなければならないのか悩むように。』

『ターゲット自身の不注意が多いと信じ込ませるもうひとつの方法は、ターゲットの車の駐車中にヘッドライトを点灯させることです。(中略)ドアをあけ、ライトを点灯させればバッテリーが上がります。』

『(新聞受けから新聞を抜き取ることが出来れば、週に数度、抜き取っておくという)この手口自体はたいした手口ではありませんが、その他の手口によってターゲットの人生が狂い始めるにつれ、こういったつまらない手口がターゲットを心理的に追い詰めることになるのです。』

『ターゲットの不安意識をあらゆる方向に向けさせ、加担者を特定させない』

『ターゲットの妄想を育てる1つの方法は、人々がターゲットのことを話しているということを、明らかに分からせることです。この手口には、1、2人の協力者が必要です。(中略)話題がターゲットのことであることを分からせるために、協力者と共にターゲットのほうを見ながら、協力者にささやきます。ささやきの間に冷笑を加えると、ターゲットは自分が馬鹿にされていると思い、不快に感じるでしょう。ここでは対立を避けるための策略が必要です。たとえば、ささやいている間にターゲットが向かってきて、自分のことを話しているんじゃないかと言ってきた場合には、白々しく次のように言ってやり、ターゲットの自尊心を打ち砕きましょう。「なんだいそれ?みんなの噂になるような重要な人物だと思ってるんだ?妄想じゃないの?」協力者が多ければ多いほど、ターゲットの不安はあらゆる方向に拡散するでしょう。』

『ターゲットにターゲット自身の正気を疑わせることだけでなく、ターゲットの親族、友人や同僚に、ターゲットが正気であるかどうかを疑わせる』
『変態趣味の雑誌をターゲットの机に仕込むことも効果的でしょう。この雑誌を発覚させるひとつの手段は、同僚にこの雑誌を“発見”させることです。(中略)同僚が資料を求めてきた時に、それはターゲットに貸したからターゲットの机の中にあるかもしれないといえばいいのです。もしターゲットがその日外出していれば、その雑誌がターゲットのものではないと説明することはできません。別の人もターゲットの机の中のその資料を探すでしょう。はい!雑誌が発見されました。これで噂の歯車が回り始めました。』

『(雑誌は必ずしも性的なものである必要は無く)キーポイントは、その雑誌がターゲットの上司や同僚の倫理や文化に反しているものでなければならないということです。』

『この段階まで来ると、様々な相乗効果が現れています。ガスライティングはターゲットの神経をずたずたにし、その信用を低下させています。そのほかの効果として、ターゲットはいらいらしており、妄想状態に陥っています。ターゲットは他人と衝突しやすい状態にあり、悪魔のらせん階段を下り、破滅へと向かいます。』

『上司のオフィスに入る機会があったら、上司の見ていない間に、卓上ライターをあなたのポケットに滑り込ませましょう。上司が喫煙者でなければ、ペンや金メッキのレターオープナーなど、“借りる”ことのできる上司の私物があるはずです。上司のオフィスから出たら、拝借した品物を、ターゲットの机の上に落としておきましょう。』

『ターゲットがいくら何もしていないと否定しても、相手はターゲットのことを信用しないでしょう。』

『ガスライティングは軽いタッチで始めることができ、あなたが望むだけの期間、その状態を維持することが出来ます。その後、強烈かつ分散された数々の手口によって、ターゲットを追い込むことが出来ます。これは、船を沈めておいて、救命ボートで逃げ出した人々をマシンガンで攻撃するような手口です。あなたが望むだけ、多くの手口を活用してください。』


『』内は何かというと、同著に記述されている文章としてネット上で引用され、紹介されているものです。

 これらを読むと、ガスライティングにおいては、そのような行動を取る目的がどこにあるのか、また、相手にどのようなダメージを負わせる事が目的なのか、詳細に書かれています。

 つまりこの本は、ガスライティングのエッセンスを詰め込んだ指南書で、本を読み込んでガスライティングの手口の要所をきちんと掴む事が出来れば、幾らでも、新たなガスライティングの手法が開発できる、という事なのです。

 これは非常に恐ろしい話です。

 こんな嫌がらせを組織や団体が徒党を組んで、大勢の人間が知恵を出し合ってガスライティングの内容を決めて、実行に移すような事でもされたら、一体どういう事になるのか。

 ブレインストーミングの手法がガスライティングの手口を生み出す方法として駆使などされたら、堪ったものではありません。

 被害者は一人なんですから、持ち堪えられるわけがないのです。

 こんな本が出回ったせいで、ガスライティングで人を陥れ、潰すのが容易になった結果、団体や組織によるガスライティング攻撃は、増えただろうと考えられます。

 また、英語さえ読めれば個人でも実行可能ですので、何人かの気の合う仲間、同じ目的を持った人間同士で結託して、グループ犯罪としてこれらガスライティングを働く事を容易にするものでもあります。

 そうした状況で、二点目で指摘した、ネットに接続できる小型の携帯端末が普及し、SNSの登場により、個々人が組織的に連携して動く事が容易になるという現象が加わったのです。

 ガスライティングは、複数の人間が実行した方が、より容易なのです。

 例えば、被害者と加害者二人の合計三人で公園にいたとします。

 周辺には三人以外には誰もいません。近くを小動物が横切ったとします。

 被害者が「何かが横切った」と発言します。

 加害者Aは、何も見ていないと嘘を吐きます。

 そこで被害者は、加害者Bに「横切ったよね」と聞いたとします。

 加害者BはAと示し合わせ「そんなものは見なかった」と嘘を吐きます。

 二人から否定された被害者は、目の錯覚だったと誤解します。

 ガスライティングは、間違った情報を与え、それを相手に信じ込ませて騙す事で、精神的虐待を加える行為です。

 特定の人間が一人で騙し続けるよりも、仲間が加わって、その人物と共に偽の情報を被害者に与えた方が、より効率的に被害者を欺く事が出来ます。

 こんな行為をずっとやられ続けて、しかも相手から「きみは疲れているんだ」、「目の錯覚だろう」、「気のせいだ」、「一度、病院で診て貰って来た方がいい」等と言われ続けたら、被害者はそのうち、本当に自分はおかしくなってしまったのではないか、と悩み始めますし、自分の正気を疑う状況に陥ります。

 また、一人で被害者を騙し続けていたら、完全に騙し切って自分がおかしくなったと思い込ませるまでには長い時間がかかります。

 加害者がぼろを出す時も必ず来ます。

 その時に「何かがおかしい」と被害者が気づく事が出来れば、ガスライティングは破綻する事になります。

 しかし、複数人が連携して被害者を陥れる形態となれば、相手を騙し切って自身の正気を疑わせるまでに要する時間も短くて済みますし、加害者の一人がミスをしても、周囲がフォローを入れる事で誤魔化す事も出来ますから、ガスライティングの成功率は、格段に高まる事になります。

 スマホとSNSを組み合わせれば、素人の集まりでも、非常に効率的に、より組織的に、ガスライティングを実行する事が可能になります。

 つまり、科学技術の発達によって、本来は難易度が高い組織犯罪としてのガスライティングを、より容易にできる犯罪に作り変えてしまったのです。

 最後が、報道とネットの影響です。

 報道というのは言わずと知れた日刊サイゾーの例の記事です。

 邪魔になった従業員を退職させる為に、産業医の制度を悪用して、ガスライティングの手法を用い、従業員を精神障害者にでっち上げていた、という問題です。

 この問題は、日刊サイゾーの記事()では『集団ストーカー』という電波系陰謀論で頻出の単語が出てきて、誤解を招く表現が使われている問題点がありますが、実行されたガスライティングの一部が、はっきりと記述されています。

 また、配信された別の記事では、この問題で使われたのは集団ストーカーでなくガスライティングであるときちんと表現しているものもあります。

 現実に発生した事件で、しかも民事裁判化したケースを紹介しているのですから、この報道の破壊力は極めて大きく、ガスライティングの手法を使えば、警察に捕まる事なく、邪魔者を排除できるという事実が広まったわけです。

 これも非常に危険です。

 仮に悪意を持った人間がいて、誰かを潰したい、自殺に追い込みたい、復讐したいと考えている状態でこの記事を読んだらどう思うでしょう。

 実行する人間も、中には出てくるでしょう。

 そしてこれが恐ろしいのですが、ガスライティングは実在する精神的虐待行為ですので、実際に実行可能の上、効果も本当に発生するという事です。

 集団ストーカーという単語や、ガスライティングという単語をネットで検索すれば、その手口を解説したサイトが幾らでも見つかります。

 無論、その手のサイトは間違った解説をしていることが多い為、現実には行われていない手口、実行不可能な手口が列挙されている事も多いわけですが、使える手口も当然紹介されています。

 中から使える手口だけを選択して実行し、それを長期間に渡って継続すれば、相手に甚大な被害を与える事になります。

 現在はガスライティングが心理学の専門用語として認知されています。

 組織犯罪としてのガスライティングを、一部の人達のように、ただの被害妄想だとか、精神障害者達が主張する都市伝説的な犯罪と誤解する事なく、ガスライティングの特殊な類型で、現実に実行可能な組織犯罪だと気づく人は、当然、増えていると考えられます。

 こうした事から、個人間のガスライティングは大して増えていないか、横ばいと考えられますが、組織犯罪としてのガスライティングは、確実に発生件数が増えているものと考えられます。

 なお、この観点から見た場合、筆者の本記事の存在も、決して良いものではない、という事も、伝えておきます。

第三章 ガスライティングの手口 

 第一節 準備段階


 組織犯罪としてのガスライティングは、地域住民が徒党を組み、組織的に嫌がらせを働くもの、ママ友軍団が気に食わないママ友に集団で嫌がらせを浴びせるもの、職場ぐるみで一人の従業員相手に総出で嫌がらせを働くもの、といった比較的少人数の人間が結託し、グループを作って行っているようなものから、宗教団体が信者を大動員し、被害者と面識のない信者達を使う事で、被害者が犯行の立証をし難くなるようにした上で、入念に計画されたガスライティング行為を組織的に連携して実行し、そのような行為を数か月間、あるいは数年以上にも渡って行うといった、極めて高度に組織化された真正の組織犯罪まで、幅が非常にあります。

 前者の場合、後者のような高い組織性、綿密な計画性はないのですが、後者が行うガスライティングの一部が丸被りしているような感じになりますので、後者の手口を理解すれば、ガスライティングの実態を理解できます。

 ここでは後者のような組織犯罪に的を絞って、解説して行きます。

  第一節の1 被害者の個人情報を徹底的に調査する


 被害者の幼少期の友人や知人とその頃を知る人達。

 小中高校時代の友人や知人とその頃を知る人達。

 大学時代の友人や知人。

 職場の同僚や上司。

 行きつけの店があるんならそこの店員など。

 とにかくその人物の事を知る人間から徹底的に被害者の個人情報を聞き出します。

 目的はより効率的にガスライティングを行う為です。

 マニュアルにあるように『この基本となる情報によって、あなたはターゲットのライフスタイルを研究することができ、ターゲットの怒りと混乱を誘発するための最善の策を練ることが出来るのです。基本情報の他に、ターゲットの詳細な人間関係を知っておくことが助けになります。ターゲットはどれくらい家族とうまくやっているのか?友達とはどうか?同僚とはどうか?ターゲットのことを知れば知るほど、攻撃方法は多く見つかります』という事です。

 被害者の趣味、嗜好、性格、どんなテレビ番組を見ているか、どんなアニメや漫画を好むか、好きな異性のタイプ、付き合った異性の名前、利用しているネット掲示板やSNSのアカウントなど、あらゆる情報を取得し、丸裸にします。

 また、この際、被害者には確認しづらいような内容の、被害者の悪評を吹き込んでおいて、彼らが被害者と距離を置くように仕向ける下準備も行われます。

 ガスライティングにとって大敵なのは、加害行為の情報を持つ者の中から、被害者に加勢し、被害者を助けようとする人間が出る事だからです。

 その芽を摘む目的で、このような行為が行われます。

 第二節 具体的な嫌がらせの手口

  0-1.通称・監視小屋システム


 宗教団体による組織犯罪としてのガスライティングが実行される場合、被害者宅は常時監視されています。

 監視小屋システムとも言われ、以前は被害者宅を監視できる賃貸マンション、賃貸アパートなどを借りて、そこから出入りを監視していた、とも言われています。

 現在は、被害者宅の前後左右斜向かいの家の住民に監視させて、被害者宅が集合住宅なら、真上の部屋との下の部屋、両隣の家の住民にも監視させる手口を取っています。

 薄気味の悪い話ですが、夜間は、被害者宅の遮光カーテンから漏れる室内の光が何時頃までついていたかを確認する事で、何時まで確実に起きていたのかを把握し、何時頃に家のカーテンが開いたのかを確認する事で、起床時刻まで把握し、室内から漏れる様々な音から、在宅かどうかを確認し、被害者宅の壁や床が厚くない限り、大抵の家は、会話がある程度、外にまで漏れますので、その会話の内容すら、盗み聞きされているという現状があります。

 プライバシーが全くない状態に陥るという事です。

 また、そのような活動をしているので、被害者が出かける時になれば、それすらも室内から漏れ出る音などでわかるわけです。

 そうした被害者の情報は、SNSに投稿され、近隣住民達がその情報を共有するという、不気味な事が行われています。

  0-2.被害者の情報は全てSNSに記録され、加害者間で共有されている


 非常に重要なので、覚えておいて欲しいのですが、被害者の位置情報は、全てSNSに記録され、全加害者間で共有されています。

 ただ尾行や監視をして、位置情報を記録するだけでなく、誰と会ったか、どのような会話を交わしたのか、どこの店に立ち寄り、どのような商品を見て、何を購入したのか。

 これらも全て調べられ、SNSに記録されます。

 信じられないでしょうが、例えば、コンビニで食べ物を買ったとしたら、何を買ったのか、その詳細すら店員から聞き出して、SNSに記録するのです。

 完全にストーカー行為ですし、薄気味悪い事この上ありませんが、実行犯達にはモラルが一切なく、善悪の判断もつかないので、平気でこういった事を、上からの指示で実行します。

 ガスライティングや嫌がらせを実行する際、加害者達はSNSを駆使し、組織的に連携して行うわけですが、この位置情報の共有があるからこそ、有効で合理的にガスライティングが実行されている現実があるのです。

  0-3.本格的な手口の解説に入る前の注意点


 これから紹介する手口は基本形です。

 手口を実行する際のパターンは崩してくる可能性もありますし、書かれている方法と寸分違わずに実行してくるとは限りません。

 ガスライティングの特徴は、ガスイティングとして成立する行為であれば原則なんでもよいという点にあります。

 手口は紹介にある通りでも、実行時の細部が異なるという事はごく普通にある事です。

 ですので、ここで紹介しているものは基本系だと考えて下さい。

 また、最後の方でも触れていますが、組織犯罪としてのガスライティングで、電磁波攻撃、思考盗聴、音声送信といったテクノロジー犯罪が行われている事実はありません。

 そもそも、この犯罪の目的は、被害者を精神障害者にでっち上げる事が目的です。

 その為に、わざと目を見つけたり、睨みつけたり、すれ違い様に罵る言葉を囁いたりするわけであると同時に、そのような行為を人海戦術で行えるのであれば、目的は達成できます。

 宗教団体が行う場合、教団の活動として信者を動員すれば、ただで人を使えるわけで、安上がりに実行できます。

 そうした点ではお金のかからない犯罪だと言えます。

 そんな犯罪にわざわざお金が掛かるテクノロジー犯罪等を行う動機も合理性もありません。

 被害に遭っていると感じた時、この中に出てくる手口の幾つかが当てはまるようであれば、本当にガスライティング被害に遭っている可能性が出てきます。

  1.尾行や監視、付き纏い


 以下、その1~その4が、全て実行されます

   その1 定点監視


 宗教団体が大規模に、そして組織的に尾行や監視、付き纏いを働く場合、先程も説明しましたように、事前に被害者の情報は全て収集されています。

 その為、出勤時、退勤して自宅に戻る際のルート、行きつけの店に行く際のルート、何曜日の何時頃にどこに出かけるのかといった情報は、全て把握しています。

 ルート上に存在する民家や店舗に自分のところの信者がいれば、その信者を、また非信者の宅に、被害者の悪評を吹き込んで、監視されて当然の危険人物であると思い込ませて、監視に協力させます。

 毎日同じ人間が監視していると、露骨な監視となり、証拠が残ってしまうので、曜日ごとの担当を決めて、監視実行犯が毎日監視しなくていいような態勢が整えられています。

 住民間トラブルが発生した、近隣住民によるトラブルの場合だと、決まった曜日に決まった家の人間が監視してくるような事が多く、監視しているのがバレバレだったりするようです。

 また、監視されていることに気づかせる目的で、家の前にわざとらしく立ち、スマホを構えて、歩道側をじっと観察するような態度を取らせる事もあります(特にやりすぎ防パト)。

 よく知られる手口として、ルート上にコンビニがある場合、コンビニの前で監視者を待機させて、被害者がコンビニ前を通過するのを確認する、というものがあります。コンビニの前に何人も人を配置するといった被害報告例もあります。

 この手口の変形として、大きな駐車場があり、喫煙スペースがある店舗などがあると、そこで煙草を吸うふりをして待ち伏せて、被害者が店舗前を過ぎ去るのを確認後、連絡を入れて、車に乗って帰宅するといったものもあります。

 コンビニや店舗の喫煙スペースを利用して行われるこの手の監視行為は、その1とその2の中間型だと考えて下さい。

 これもよく知られている手口ですが、被害者が使用するルート上に、ハザードをつけた車両を故意に停止し、わざとらしく見せつけるといった行為も行われます。

 パターンを崩してくる事もあるので、必ずしも同じであるとは限らないのですが、手口としては、必ず、決められた場所で、かつ、被害者の視界に入る場所に、そのような車両を停める、というやり方をします。

 行われている目的は、監視に気づかせる事、『第三章 ガスライティングの手口 第二節 具体的な嫌がらせの手口 16.同じ事を執拗にやり続ける』の実践等が考えられるものの、正確なところは不明です。

   その2 通行人を偽装した監視


 歩行者やジョギングをする人、自転車で通り過ぎる通行人を偽装して、何度も何度も信者達を前方から歩かせて、被害者とすれ違わせます。

 これには監視の意図もありますが、常時、付き纏う事によって、また、その事実を被害者に認識させる事によって、精神的苦痛を与え続けるという効果があります。

 一人になる事が常時ない状況に置かれれば、プライバシーがない状態になり、蓄積するストレスも、非常に大きなものとなります。

 すれ違わせる頻度は、二十mに一人とか、距離で表せればその程度ではないかと考えられますが、とにかく、執拗にすれ違わせる点に特徴があります。

 また、変形パターンとして、背後から、足音が聞こえる程度の距離を置かせて尾行させる(五mから十mくらいの距離)、向かいの歩道を気づかないように歩かせて監視する等の手口もあります。

   その3 車両による監視


 これは一部では有名になっているもので、大勢の信者達を動員し、道路に車を走らせて、執拗に監視と付き纏いを繰り返すというものです。

 被害者やその家族の誕生日、生まれた西暦の年、被害者にとって思い入れのある記念日等、または加害行為を働く宗教団体にちなんだ数字などのナンバーを取り付けた車両で実行します。

 被害者が車での付き纏いを受けている事に気づかせる目的で、このようなナンバーの車両を用いていると言われています。

 仮に被害者が一度外出した際にすれ違う信者の車両を、三十分平均で十台程度とすると、会社や学校の行き帰りに往復で一時間×五として五十台。

 休みの日に付き纏わせる車両を二十台くらいとしても、九十台の車両を用意できれば、重複者を出さずに車両による監視・付き纏いが可能です。

 また、宗教団体が行う嫌がらせの場合、先程から指摘していますように、地域住民や被害者の知人、友人らを協力者として巻き込んでいます。

 信者達自身が自分の友人や知人に声をかけて参加させた人間もいるわけですから、この程度の台数であれば、非常に簡単に揃えられるのが実情です。

 それに万が一、尾行や監視、付き纏いを受けていると被害者が訴えても、信者達も近隣住民達も、この地域の人間である為、偶然だと反論されれば、それ以上、追及する事は困難です。

 この種の行為を行う場合、SNSで情報交換と情報の共有、連携をしている事から、その証拠が見つかれば、それら行為があった事を証明できますが、その為には内部告発者が必要になります。

 言うまでもない事ですが、そのような都合のいい人間が出る事などあるはずがない為、結局、この手の被害を受けると、被害を受けた側は泣き寝入りせざるを得なくなります。

 また、その4とも関係しますが、4で解説している手口とは別に、被害者が家の外に出ると、信者が車を走らせてきて、道路上ですれ違い、そのまま走り去る行為を、外出の度には執拗に行ってくるという手口もあります。

 これは『第三章 ガスライティングの手口 第二節 具体的な嫌がらせの手口 16.同じ事を執拗にやり続ける』の実践であると考えられます。

 同じく、帰宅時には、被害者が自宅に向かい、自宅が近づくと、遠くから走ってきて、被害者宅前の路上から見えるポイントで、 右左折等をして路地に入って姿を消す、といった監視と付き纏い、尾行を兼ねた嫌がらせも行われます。

 図で紹介しているのはその手口の一つです。

 パターンは幾つもあります。

 この種の嫌がらせを目的としたわかりやすい監視は二台一組で行われるようで、行きの場合はややズレて二台の車両と遭遇する事が多いのに対し、帰りのものは、二台が連なって走っている事が多いようです。

   その4 出発時と帰宅時の付き纏い(近隣住民によるもの)

    ■出発時

     ●家の外に出た時


① 向かいから車が走ってきて、近くの家の住民で、車を家の前の駐車スペースに停める


② 近所の家の住民が車でどこかに出かけるふりをして、車を発車させるが、観察していると自分の家がある区画を一周だけして戻ってきて車を停める


③ 近所の家の人間が、家の手入れをしているふりや、知り合いと会話している風を偽装して家の前に立ち、家を出たかどうかを監視してくる

 どこかに出かけるふりをして、 家の前の駐車スペースに置いた車のエンジンをかけて車に乗っているが、被害者が外出したのを確認すると、エンジンを停めて家の中に戻る

     ●家に戻ってくる時


④家に向かって歩いていると、前から車が走ってくる。そしてすれ違うとすぐに停まり、近くの家の住民だったようで、車を家に停める

⑤ 家に向かって歩いていると、近所の家の住民が車でどこかに出かけるふりをして、車を発車させるが、観察していると自分の家がある区画を一周だけして戻ってきて車を停める

⑥ 家に向かって歩いていると、近所の家の人間が、家の手入れをしているふりや、知り合いと会話している風を偽装して家の前に立ち、家を出たかどうかを監視してくる

 どこかに出かけるふりをして、家の前の駐車スペースに置いた車のエンジンをかけて車に乗っているが、被害者が帰宅したのを確認すると、エンジンを停めて家の中に戻る

 読めばわかると思いますが、被害者の外出と帰宅を監視しているのです。

 その監視している事実を誤魔化す為の偽装として、このような行為をしているのです。

 また監視の事実を非難された際、被害妄想だと主張する為に、このような行動を計算して取っているものでもあります。

 また、そうして言い訳が可能な体制を取りつつ、そうとわかる露骨な監視する事によって、被害者に付き纏い、精神的苦痛を与え、ストレスを溜め込ませる事も、目的の一つとなっています。

 被害者に証明させる隙を与えない事を目的として、被害者が外出する際には、必ず①~③を、帰宅する際には④~⑥を実行しつつ、それを実行する家を、必ず毎回変えているという点も特徴です。

 被害に遭っている側は、やってくる家が違うだけで、行きには必ず①~③、帰宅時には④~⑥の被害に遭う為、住民グループが悪意から嫌がらせ(付き纏い)を働いてきている事を容易に認識できます。

 証拠を示せと言われても、その現場を動画等で撮影したとして、それだけでは、嫌がらせが行われている証拠としての根拠が弱い為、本気でこの種の問題で加害者達に勝とうと考えた場合、探偵に依頼して、その他の証拠を集めて貰う以外にないのではないかと考えられます。

 ⑦は地図の範囲を広め、被害者宅周辺で監視行為を働く家をピックアップしたものです。

 宗教団体による組織犯罪としてのガスライティングが実行されるような土地は、その団体の信者が暮らす割合が比較的多い地域です。

 信者と非信者の協力者を合わせたら、家の周囲は全員、信者と非信者の協力者となっていて、四面楚歌になっている事は珍しい事でも何でもありません。

 ですので現実にはこの図で書いたよりももっと酷い事になっている方が多いという事を伝えさせていただきます。

 なお、この種の監視の手口は、その1、その2、その4は、地域住民が徒党を組んで働く付き纏い、尾行や監視でも、行われている事が知られている手口です。

 その3の車両による付き纏いに関しても、地域住民らの嫌がらせで行われる可能性はある為、ないとは言い切れません。

  2. 騒音攻撃


 これは有名なので、御存知の方も多いと思います。

 家の前を通りかかったり、通り過ぎると、それに合わせて自宅のドアや窓、引き戸、サッシ等を思い切り閉める。

 被害者が自宅にいる時に、被害者宅の前に車を停めて、思い切りドアを閉める、車のエンジンを空ぶかしする。

 同じく被害者が自宅にいる時に、前後左右の隣屋・斜向かいの家・集合住宅の場合は真上と真下の階に両隣の部屋で、わざと生活音を大きくして、騒音を出して嫌がらせを働く。

 被害者宅の近隣住民が実行するパターンに関しては、毎日同じ家が同じ行為を実行すると証拠が残る為、役割分担がされています。

 具体的には、騒音攻撃を実行する家をランダムに決めていて、かつ、それら攻撃を実行する時間帯も、証拠を記録させないよう、同じ時間帯ではないようにしているのが一般的です。

 外を歩いている時に行われるものも同様で、ドアバンに関しては、攻撃を仕掛けてくる家はランダムです。

 これにはいつ攻撃してくるかわからなくする事で、被害者の精神を疲弊させる効果を期待したものであるとも考えられます。

 ドアやサッシ等を思い切り閉める行為は、ドアバン攻撃等とも呼ばれていますが、恐らくこれは、村八分に由来する嫌がらせが源流なのだろうと思います。

 家の中にいて、窓の外の路地を見ている。村八分の対象になっている一家の人が歩いてくる。すると家の引き戸をこれでもかと言うくらいの大きな音を立てて思い切り閉める。

 ルーツ的には相手に疎外感を与えるタイプの陰湿ないじめ的嫌がらせだったのでしょうが、現代は、音を使用した嫌がらせに変化しているようですね。

 これらの生活音は、生活しているとどうしても出てしまう音という事で、法規制は非常に緩くなっています。しかし、騒音攻撃は他人の精神に最もダメージを与えられる嫌がらせです。

 これが原因で毎年傷害事件が何件も起きていて、殺人事件が起きる事もごく普通にあると言われているわけですから。

 法に抵触しない嫌がらせとして、住民らが徒党を組んで働く嫌がらせでも、好まれて使われる傾向があるようです。

 言うまでもない事ですが、加害者達はSNSを通じ、被害者の情報を、位置情報も含めて共有していますので、だからこそ出来る芸当です。

  3 .睨みつける(見つめる)


 これは日刊サイゾーが報道した記事に出ていたので、言うまでもないと思います。

 被害者が駅のホームに立っていると、面識のない宗教団体の信者が立っていて、睨みつけてきたり、目をじっと見つめてきたりする。

 これは「目を見つめる」「睨みつける」という動作さえ取ればいいので、例えば、被害者が使用するルート上にある店舗のスタッフに依頼して、窓を開けて被害者が来たら顔をじっと見るように指示を出すとか、被害者と信者との間に信号があり、距離も50メートルは最低でも離れた距離にいる時に、指示を出して被害者をじっと睨みつけさせるとか(こうするのは被害者が攻撃してきた場合、何が起きるかわからない為、逃げる時間を稼ぐ意図があるのだと考えられます)のやり方も可能です。

 そうして実際に見つめたり、睨みつけたりしておきながら、「他人の視線が気になる」という精神障害の症状を持っている事にでっち上げるという、構図を知ったらこの上なく馬鹿馬鹿しい、陰湿な嫌がらせです。

 しかし、被害者を精神障害者にでっち上げる上では有効なガスライティング行為であるので、好まれて使用されている現実があります。

  4. すれ違い様に何かを囁く


 これも日刊サイゾーが報じた記事の中に出てきた手口です。

「○○、死ね」とすれ違い様に面識のない信者が囁く。

 知らない人からいきなりそんな風に罵られるわけがないのだから幻聴を聞いたのだろう、という事にでっち上げる目的で行われる行為です。

 被害者が客商売なら、客を偽装して来店して、レジを担当している時に、被害者に対してカウンター越しに「くたばれ」「死ね」等と罵ったりする事も行われています。

  5. 進路を塞ごうとしたり、進路を塞いでしまう


 ネット上の説明を見ていて、これが一番わかりにくいのではないかと思いました。ですので図を描いてみました。

 1を見て下さい。状況としては、25mくらい離れた距離で、向かいから、こちらに向かって人が歩いてきている状況です。

 こちらは左端を歩いていて、相手も左端を歩いています。

 当然ですが、距離も大して離れていない事から、お互い、相手の顔が見えている状態です。

 2を見て下さい。こちらが向こうに向かって歩いているのがわかっているにもかかわらず、いきなりこちらが歩いている左端に向かって、斜めに歩き出すわけです。

 挑発しているわけでもないのに、いきなりそういった、不自然な行動を取るわけですね。

 3を見て下さい。

 その後、再び逆方向に斜めに歩き出して、こちらから見て右端に当たる場所に戻って歩いてきます。

 これがネットでよく言われている「道(進路)を塞ぐような、不審な動作を取る」というガスライティングです。

被害に遭った側から見ると、酔っ払いが、ふらつく足でおかしな進路の取り方をしているようにも見えます。

 この動作に関しては、被害について語った時、被害妄想の気があるのではないかと思わせる事や、こんな馬鹿な進路の取り方をする人間などいませんので、幻覚を見たり、夢と現実との区別がつかなくなっているのではないかと誤解させる事(=即ち、精神障害を発症していると思い込ませる事)が目的ではないかと考えられます。

 嫌がらせされている事を相手に認識させて、常時付き纏っているのと同じ効果を持たせ、ストレスを溜め込ませる事も目的にしているのではないでしょうか。

 なお本当に進路を塞いでしまうガスライティング行為もあります。

  6. 咳やクシャミを利用した嫌がらせ(条件付けを悪用したガスライティング)


 これもガスライティングとしては非常に有名な手口ですね。

『1.尾行や監視、付き纏い』の項目で、宗教団体が組織犯罪としてガスライティング行為を働く際、徹底した監視と付き纏いが行われる事が理解できたと思いますが、これの最中にやります。

 その2をやる時、すれ違い様に、わざと咳をしろ、クシャミをしろと指示を出すわけです(ちなみにその1の監視役にも、咳やクシャミをするよう指示を出す事もあります)。

 一日のその人の行動を、社会人だと仮定してお話しさせて頂きますと、まずは駅まで歩き、駅から電車に乗り、電車を降りてから会社まで歩くわけです。

 この駅までの歩き、駅内での移動、電車を降りてから駅構内を出口まで移動、駅を出てから会社に辿り着くまでの歩き、その間、すれ違った信者達が、全員、指示通りに咳やクシャミをします。

 行きだけでも10人くらいはすれ違うでしょう。

 ですので1日20人です。

 最初の内は、被害に遭っている側は、風邪が流行っているのかな、とか、花粉症の季節なのかな、と思っているのですが、それが何日経っても終わらない、1週間を過ぎても続いている。

 そうなってくると、被害者は、散々、異常な嫌がらせを受け続けていますので、そろそろ「ああ、これは嫌がらせでやられているのだな」と気づき、強い怒りと憎しみを抱き、精神的苦痛を感じ、ストレスを溜め込むようになります。

 ここまで来たら加害行為を仕掛けている側の価値です。

『咳やクシャミ=嫌がらせ』という条件付けが完了しているからです。

 大体、三週間くらい連続して行って、条件付けができたと考えたら、咳やクシャミをさせるのを止めます。

 そうなると、咳やクシャミが嫌がらせと条件づけられている為、どこかで咳やクシャミが聞こえてくると、嫌がらせを受けているのではないか、と不快に思ったり、怒りの感情が湧くようになります。

 また、この条件付けを悪用して、例えば騒音攻撃を働く際、実行犯の信者らに、わざと「わざとらしい咳やクシャミ」をさせる事で、故意に騒音を出している事実を理解させ、被害者を苦しめる事などにも用いられます。

 これなどは極めて悪質な、心理学を悪用した嫌がらせであり、最低最悪の行いであると言えるでしょう。

  7. 片目ライト、片目ブレーキランプの車で付き纏う


 これも『1.尾行や監視、付き纏い』関連で、その3を夜間にやる時に実行します。

 ヘッドライトやブレーキランプの片方を意図的に接触不良状態にした車両を使用し、執拗に付き纏うのです。

 ちなみにヘッドライトやブレーキランプを思い切り掌で叩くとつく程度ですので、人為的に軽い接触不良状態にしているだけです。

 これはストーカー行為が行われている事実を被害者に確実に認識させる効果を期待して行われているものと考えられます。

  8. ハイビームを浴びせる


 7と同様、これも『1.尾行や監視、付き纏い』関連で、その3を夜間にやる時に実行します。

 被害者が仕事を終えて帰宅している途中であれば、使用するルートは、普通は同じですから、車を先回りして停車させる事が出来ます。

 また、会社帰りでなかったとしても、外出時刻と曜日、室内から漏れ聞こえる会話等から、行き先とルートは大体推測が付きます。

 そこで車を先回りさせて、被害者が現れたら、ハイビームを照射するのです。

 何もないところに車を停めて照射した場合、証拠を押さえられると言い逃れ出来ない為、パターンを変えて照射する事も行われているようです。

(例えば被害者が通過するコンビニの駐車場に車を停めて、車道側にヘッドライトが当たる形にして、被害者の出現を待機する等)

  9.ありえないところでありえない行動を取らせる


 閑静な住宅街で、通勤・通学時間帯以外だと、静かで人が路上に誰もいないような場所ってありますよね。

 そういう場所にいきなり高齢者が現れて、立小便をし始めたらどう思うでしょうか。

 そんな事を見たと言っても、誰も信じないか、信じたとしても、認知症の老人が、トイレと間違えて用を足したと思うだけでしょう。

 こうした「ありえないところでありえない行動を取らせる」、そしてその姿を被害者に見せつける行為も、ガスライティングとして実行されています。

 これも行われる目的は5と同じです。

 即ち、被害について語った時、それを聞いた第三者に、被害者には被害妄想の気があるのではないかと思わせる事や、こんな馬鹿な事をする人間などいないので、幻覚を見たり、夢と現実との区別がつかなくなっているのではないかと誤解させる事(=即ち、精神障害を発症していると思い込ませる事)が目的ではないかと考えています。

 もしも組織犯罪としてのガスライティング被害に遭っている時に、芝居がかったおかしな行動を取り、派手に映画かドラマの中にでも出てきそうな行動を取る変な人達が出てきたら、これが行われている可能性を考えるといいでしょう。

 仮にその場には大勢の人が居合わせたとしても、そういう経験を何度もして、被害について語った時、その事を話せば、それが全て本当の事であろうが、その一つ一つには他の目撃者がいて証言が出来る状態であろうが、話を聞かされた第三者からすれば、証言ができる人が大勢いるという話を信じる事は出来なくなるので、結局、頭がおかしくなったのではないかと、誤解する事になると思われます。

 そこまでの事を加害組織側が仕掛けてくる時には、何らかの事情から、かなり追い詰められた状態だと考えられますが、これが行われる基本形は、そのようなものだと考えて下さい。

 ちなみにこれが、ネット上では「ストリートシアター」等と呼ばれている行為の、本当の目的と手口です。

  10.就労妨害、退職(解雇)工作、昇進(昇任)妨害


 職場で被害者の悪評を広める事で、被害者が職場に居辛くなって、退職するように仕向ける退職工作。

 被害者が辞めないなら店を利用しない等と不買運動などをちらつかせて、解雇を迫る解雇工作。

 会社幹部に根拠のない中傷を引き込んで、被害者が職場での昇進や昇任が(会社側の意向で)停止させられてしまう昇進(昇任)妨害。

 解雇工作や退職工作の結果、職を失った被害者が求職活動をすると、ストーカー行為をして、面接を受けた企業・事業所等を特定して、被害者の悪評を企業や事業所に吹き込み、採用しないように工作する就労妨害などがあります。

 これはガスライティングでなく、純粋な嫌がらせであり、また、被害者を経済的に追い詰めて、困窮させる事と、その事でも精神的苦痛を与え、追い詰める事が目的であると考えられています。

  11.中傷拡散攻撃


 被害者の職場や居住する地域で根拠のない中傷を拡散し、故意に悪評を立てる嫌がらせです。

 この根拠のない中傷の拡散攻撃は波状攻撃で幾度も行われます。

 最初の内は、その噂は本当なのかと半信半疑だった人達も、徐々に拡散された根拠のない中傷が、裏付けも取らないまま、既成事実化して行き、事実だった事にされてしまいます。

 「あいつだったらやりかねない」という心理状態に陥った人達が、根拠のない中傷を信じてしまい、被害者の事を危険人物や要注意人物だと認識するようになります。

 あるいは、宗教団体の策略として、被害者に地域住民や職場の人間達が、激しい憎しみと憎悪、怒りを持つように仕組んだりもします。

 結果、被害者は孤立し、白眼視される事で、どこに行っても生きた心地のしない状態となり、外出しているだけで強い敵意に晒され、嫌がらせも受ける事から、強い精神的苦痛を感じるところまで追い詰められます。

  12.人間関係破壊工作


 組織犯罪としてガスライティングが行われる場合、執拗な付き纏いと嫌がらせで、被害者にストレスを溜め込ませ続けて、精神的に追い詰めたり、精神的な苦痛を与え続ける事によって、苛々して怒鳴ったり、大声を上げたり、暴れたりするように仕向けます。

 当然ですが、このような精神状態になれば、周囲の人間との正常な関係の継続と構築が困難となり、口論になったり、手を上げてしまう事なども現実に生じますので、人間関係が破壊される事になります。

 また、11と関連しますが、加害団体である宗教団体にとって、最も恐ろしいのは、加害行為を知る人が被害者に味方をして、ガスライティングの全貌が露見してしまう事です。

 ここまでお読み頂けたらわかると思いますが、こんな異常な事をした加害団体や加害者達の事を、社会は絶対に許しませんし、存在そのものを確実に拒絶すると考えられます。

 身勝手な話ですが、加害行為を働いている宗教団体側からすれば、ことの露見は教団存続の危機に直結しているのです。

 被害者の味方になる人物を出さない為にも、11を徹底して行い、被害者の全ての人間関係を破壊し、被害者がその土地に、友人も知人も誰一人としていない、孤独で孤立した状況に追い込むのです。

  13.転居強要工作


 宗教団体がガスライティングを働く場合、その目的は、邪魔者の排除です。

 ですので転居強要工作も活発に行われますし、10、11、12を行う目的の一つは、当然、転居させる事でもあるわけです。

  14.自殺強要工作


 この話も13と関連する話です。

 邪魔者の排除である以上、転機をさせるか、自殺に追い込んで殺してしまうか、この二つのどちらかという事になります。

 宗教団体が行う組織犯罪としてのガスライティングには被害者を自殺に追い込んで殺害する目的でのガスライティングが必ず含まれており、精神的な苦痛を与え続けて、鬱病を煩わせる事によって、被害者が自殺する可能性を高めたり、また、そのような状態になった被害者に対して、自殺の引き金になりそうな言葉(自殺や死亡という文字や言葉)を見聞きさせて、自殺を誘発しようとするような、卑劣で異常な行為を行った事等も、過去の被害報告例から判明しています。

  15.ネットストーカー


 加害団体側は準備の段階で被害者のあらゆる情報を持っている為、立ち回り先の主要掲示板も、SNSも、またSNSのアカウントも、文章の癖すらも見抜いています。

 その事を利用して、ネット上でも粘着質に絡みつき、例えば、被害者に変な渾名をつけて、その渾名に対する悪口雑言を複数の信者で行わせてネットリンチを働いたり、相手の精神を少しでも疲弊させよう、絶望させて自殺に追い込もう、苛々してブチ切れて、殺人事件や傷害事件を起こし易い精神状態に追い込んでやろうと、躍起になってネットストーカー行為を働くのです。

 これに関しては完全に精神的虐待行為に当てはまりますし、また、ガスライティングが当てはまる内容も含んでいる為、ガスライティング行為の一つと見てよいでしょう。

  16.同じ事を執拗にやり続ける


 例えば、1を実行するにしても、必ず同じ車と外出時に一度は遭遇させたり、毎日、同じような付き纏いを受け続けさせる事で、同じ景色を執拗に見せ続ける。

 そうする事によって、相手にストレスを溜め込ませ、周囲が気づかない手口で、精神的苦痛を与えるといったテクニックも、これらのガスライティング行為の中では実践されているようです。

 これは「付き纏われる事からくる精神的ストレス」を利用したものだと考えられますが、残念ながら、自分の立場からは、これに関しては「こういう手口はあるよ」という事は知っていて、詳しい話までは出来ない為、参考意見と考えて下さい。

  17.煙草を使った条件付けのテクニック


 これは独立させずに6に含めてもよかったのですが、わざとらしく監視する際、煙草を吸っているふりをする、というものがあります。

 煙草も条件付けによく使われるもので、初期の頃などは、ガスライティングで嫌がらせだったり、虚偽の情報を流す際に、わざと虚偽を流した人物に煙草を吸わせる等をさせます。

 そうして煙草=ガスライティング要員という条件付けをやった後で、露骨な監視をする信者に煙草を吸わせ、その姿を被害者に見せつける事で、煙草=監視という条件付けも行います。

 用事でどこかに出向くと、わざとらしくタバコを吸っている人間がいて、監視が行われている事に気づいたり、あるいは被害者が使用するルート上に煙草の残り香を残す事で、監視の事実に気づかせたりします。

  18.仄めかし


 敢えてこの項目を最後に持ってきました。

 これは有名ですので、触れるまでもないと思いますが、露骨な仄めかしの情報がパピマミというサイトから記事として配信されていますので、それを貼ります。

『家を出た瞬間に目の前にいた人から「昨日の晩ご飯はシチューだったでしょ」と言われ、恐怖を感じました。その場からすぐ離れたのですが、他にも周囲の視線を感じることが多くなって……。次第に外出することができなくなり、プライベートが失われてしまいました』(30代女性/事務)

『不注意でお風呂場で転んだことがあったのですが、翌日家の前にいた2人組が「風呂で転ぶと痛いよな」…と会話をしていたんです……。直接話しかけられたわけじゃないけど、自分に関係あることで、偶然とは思えませんでした。しかも似たようなことが異常な頻度で起こるんです。気になって自宅を調べてみたら、盗聴器が出てきました 』(30代女性/主婦)

 被害者から盗んだ個人情報を使用して、その個人情報を、言葉で仄めかしたり、動作で仄めかしたりして、相手に嫌がらせを働く。

 これが仄めかしと呼ばれるガスライティングです。

 爆サイで掲載された「コンビニ店員がニヤニヤした」という話や「ジャイアンツの話をしろと言われて指示に従ったら客が驚いていた」という話も有名ですよね。

 その他、例えば、被害者が自宅で何か物を燃やしたら、住宅街の路上で、野焼きなどする人間が絶対に出るはずのない地域で、一斗缶てせ野焼きをする姿を見せつけて、仄めかしをする。

 紙のゴミをシュレッダーにかけて出したら、それと瓜二つな紙のゴミを入れた袋を、被害者が使用するルート上に翌朝置いて、ご丁寧にも、裁断した写真と似せたゴミまで混ぜるという再現度で、仄めかしを働く。

 この「仄めかし」と呼ばれる行為は、被害者にストーカー行為を働いている事実に気づかせて、不快にさせる、激怒させればそれでいいだけですので、手口は無数にあります。

  19.被害者に自分を精神障害者だと思い込ませようとする、否定的な言動を取る


 これは通常のガスライティングと同様です。

 通常のガスライティングでも、被害者に対して、加害者は「お前はおかしい」、「疲れているのではないか」、「そんなものは見えなかった」、「幻聴が聞こえたのではないか?」、「気のせいだ」、「被害妄想だ」、「心の病かも知れないから病院に診せに行った方がよい」等と、被害者が自身の正気を疑うように仕向けます。

 また、組織犯罪としてのガスライティングの特徴として、被害者の周囲の人間を協力者として加害団体側に落としておいて、彼らに対し、被害者に「あなたはおかしい」、「疲れているんだよ」、「何も見なかったよ」、「空耳じゃない?」、「気のせい」、「被害妄想」、「心の病かも知れないから病院に行ったら?」等と事あるごとに言うように指示を出しておき、被害者の周囲で、執拗に、被害者がおかしいという言動を取らせるようにするものがあります。

 ガスライティングの場合、特に、語源となった映画『ガス燈』がそうなのですが、本当は夫が物を隠しているのに、妻が紛失したのだと言い張って、妻は物忘れが酷いとか、盗み癖がある等と、嘘を吐いてガスライティングを働くわけですが、実行と嘘がセットになっています。

 外出時、離れた所からわざと見つめる人物を配置する、それでいて被害者がその事を話せば、そういう人物がいた事を知っている癖に、「そんな事やる暇人いるわけないでしょ。偶然だよ」、「気のせい。あんたおかしいんじゃない?」と、被害者がおかしくなっていて、他人の視線が気になっているだけだと嘘を吐く。

 外出時、誰かにすれ違い様に「死ね」と囁かせておきながら、それでいて被害者がその事を話せば、そういう人物がいた事を知っている癖に、「そんな事やる人いるわけないでしょ。あんたどうかしてるよ」、「幻聴でも聞こえたの?」と、被害者がおかしくなっていて、幻聴を聞いたのだろうと嘘を吐く。

 こんな嘘を日に幾つも吐かれ、しかも何人もからそのような言動を取られ、それが何か月も何年も続けば、心をへし折られて、本当に自分がおかしくなってしまったのではないかと思い込んだり、精神的な苦痛から自殺してしまうのは当然の事です。

 こんな行為のやれる悪意の塊は、最早、人間とは呼べませんし、悪魔以外の何者でもないでしょう。

 何をしても否定的な言動を取り、被害者を無能だ、無知だ、と見下すような言動を取り、被害者の人格も否定し、被害者が自身に誇りを持てないようにして、自尊心を砕き、自己評価を下げる言動も、執拗に行われます。

 そのようにする事によって疲弊させ、精神を弱体化させて、判断能力を低下させる事で、マインドコントロールや刷り込み効果の効き目が強まる事を狙っています。

 被害者の精神を支配し、思うがままに動かす事が可能となれば、精神障害者に仕立て上げて潰せる可能性も高まるからです。

  20.犯罪誘発(殺人罪、殺人未遂罪、傷害罪、傷害致死罪[主なもの])


 これは手口というよりも目的です。

 これは11、12の話と関係してきます。

 重複になりますが。

 被害者は地域住民や職場の人間達から危険人物や要注意人物だと認識され、激しい憎しみと憎悪、怒りを持たれており、孤立し、白眼視され、どこに行っても生きた心地のしない状態となり、外出しているだけで強い敵意に晒され、嫌がらせも受ける事から、強い精神的苦痛を感じるところまで追い詰められます。

 同時並行で、執拗な付き纏いと嫌がらせで、ストレスを溜め込み、精神的に追い詰められ、精神的苦痛を受け続け、苛々して怒鳴ったり、大声を上げたり、暴れたりし易い状況に置かれています。

 当然ですが、被害者は、嫌がらせや執拗に付き纏ってくるストーカー、ガスライティングの実行犯達に対して、強烈な怒りと憎悪、敵愾心を抱く状態になっているわけですので、いつ我慢の限界を迎えて、実行犯に殴る蹴るの暴力を振るったとしてもおかしくありませんし、殺意を持って暴行に及ぶケースも出てきます。

 組織的ガスライティングにおいては、被害者に殺人事件や殺人未遂事件、傷害致死事件や傷害事件を起こさせる事で、警察沙汰にして、テレビのニュース番組で被害者の氏名と顔写真、映像を犯罪者として放映させ、新聞の記事として被害者の名前を実名報道させる事、並びに、前科と前歴をつける事や、刑務所に収容する事によって、社会的に抹殺し、再起不能にする事も、その目的の一つとしています。

 非常に恐ろしい話ですが、実際に某カルト教団の信者が言っていた事なのですが、その人物曰く「組織的ガスライティングをやって自殺に追い込まれた人はいない」と教団から聞かされているそうです。

 組織的ガスライティングを実行して自殺者が全く出ないというのは明白な嘘ですので、教団は嘘を教えている事になります。

 同様の事は犯罪誘発に関しても言える事で、恐らく教団側は、この種の組織的犯行を行っても、被害者から反撃されて、殺されたり、殴る蹴るの暴行を受ける事はないと、嘘を教えられているものと考えられます。

 悪質な嫌がらせを働いていたカルト教団の信者が、被害者からの反撃に遭い、傷害事件の被害者になったようなケースは、ごく普通あります。

 実例は挙げませんが、騒音トラブルが原因で発生した近隣トラブル系の殺人事件の中には、被害者がカルト教団の信者だったとされ、宗教絡みのトラブルがあったのではないかという噂が立ったものもあるようです。

 教団側は悪意を持って嘘を信者達に吹き込んでいるのでしょう。

 そうしないと組織的ガスライティングを実行させられないからです。

 つまり実行犯の信者達が殺されてもいいと思っているという事です。

 カルトは表向き、信者達を大切に扱っているとか、信者は家族だとかと言っているわけですが、教団幹部からすれば、マインドコントロールされて、教団側の意のままに操る事の出来る信者達は、ただの集金マシーンであり、都合よく使い捨てられる鉄砲玉に過ぎません。

 自分の指示が原因で被害者に殺されようが、どうでもいいのでしょう。

 組織的ガスライティングは、実行犯達が口裏を合わせ、嘘を吐いてしまえば、基本的に証拠の残らない行為ですので、証明できません。

 つまり、仮に被害者が怒りと精神的苦痛に耐えきれなくなり、嫌がらせやストーカー、ガスライティングの実行犯を、殺害してしまう事件、殴る蹴るの暴行を加える傷害事件が発生したとしても、その犠牲となった人物がカルト教団の信者である場合、真相が表に出る事はないという事です。

 被害者がどんなに組織的ガスライティングの被害を訴えても、カルト教団は実行犯となった信者達に口止めをし、口裏合わせの指示も出して、徹底的に組織的なガスライティングを働いた真相を隠蔽します。

 組織的ガスライティングの知識がない警察官達は、被害者の言動から、被害者を精神障害者であると勘違いし、精神障害者がその症状故に起こした犯罪であるとして処理しますから、被害者は何もかもを失うわけです。

 その警官が実行主体のカルトの信者や、警察署自体がカルトと癒着している場合には、隠蔽に加担します。

 カルトの信者達も馬鹿ではありませんから、殺人事件や傷害致死事件にまで発展してしまった以上、教団が組織的ガスライティングを働いて重大な結果を齎した事実が世間に知られてしまえば、教団はカルトに認定され、自分達も異常者や危険人物として社会から扱われると理解します。

 表面化すれば自分自身が社会的に破滅してしまうわけで、教団側の口止めと口裏合わせの指示に従うわけです。

 過去に発生した精神障害者によるものとされる殺人、殺人未遂、傷害、傷害致死事件のうち、何件くらい存在するのか見当もつきませんが、ガスライティング被害者が犯罪誘発の被害に遭った結果、起こしてしまった事件が少なからず含まれているものと考えられます。

 無論、ストレスが原因で発生する犯罪もありますし、上記で挙げた犯罪以外にも、それらの犯罪を起こしてしまい、結果、社会的に抹殺されてしまうケースは当然あります。

 そうしたケースも含めて、組織的カスライティングを働く加害団体側の目的(人潰しの手口)であると言えます。

  21.個人情報晒し(羞恥攻撃)と個人情報盗(23.1.18[水]追加)


 記述するのをうっかり失念していました。

 これは創価学会の十八番で、ほぼ犯罪行為です。

 例えば、被害者が出社します。ロッカールームで着替えをして、職場に出るような職種だったとします。

 すると創価学会の活動家(男子部員)二名が会社に侵入し、ロッカールーム付近に見張り役を一名配置し、もう一名をロッカールームに侵入させて、被害者のロッカーを物色させます。

 そして被害者の私物を調べ、メモ帳に書かれてある内容、その他、個人情報を、スマホ等で撮影し、情報を盗みます。その情報は多岐に渡り、AKBの追っかけをしていてファングッズを持っていたとか(堂々とファンをしている人は別ですが、隠れファンの場合、確実に、他人に知られると羞恥心を覚えるものですよね)、起業計画に関する重要なメモまで。

 言うまでもない事ですが、完全に犯罪です。

 創価学会は、これは本当にやります。

 実際におもちゃ屋で勤務していた店員の方が、店舗内のスタッフの着替え所に不正侵入させて、上記の手口で勝手に私物を漁られ、メモ帳の内容をスマホで撮影されて情報を盗み出されたり、仕事の研修で出かけた先で、クループワークの発表の為に席を外した隙に、被害者が気づかないように鞄を会場から盗み出し、鞄の中身を物色して手帳の走り書きをスマホで撮影されて情報を盗み出されたケースがあります。

 これらはまだ、2010年代に発生した問題ですので、最近の話です。

 ここから先が不気味なのですが、こうした盗み出した情報を、陰で晒し者にするのです。

 嫌がらせ実行犯の創価学会員達、並びに、嫌がらせに協力している非創価学会員達でその情報を共有し、馬鹿にしたり、笑いものにしたり、あるいは憎悪や怒りの対象にするのです。

 そうする事で、被害者の生活の質を低下させたり、人間関係を破壊したり、自宅のある地域や現在の職場で、生活できないように仕向けます。

 正直なところ、明らかに違法な手段で創価学会員が入手した情報を見て、特定人を笑いものにしたり、馬鹿にしたり、憎悪を滾らせたり、怒りの対象にする前に、そんなものを盗んで晒し者にしている創価学会の異常性だったり、自分が同じ目に遭わされたらどうなるのかを想像し、創価学会に軽蔑と敵愾心、怒りを感じたりしない時点で、心を病んでいると思いますが、残念ながら、世の中には、創価学会が提供する下劣で煽情的な情報に安易に乗っかってしまい、創価学会の思う壷の行動を取ってしまう方も多いです。

 なお、この違法な個人情報盗と個人情報晒し行為は、生活安全警察によるものと考えられている通称やりすぎ防犯パトロールでも同様の犯罪が行われている疑いがある事を記しておきます。

 警察が本当にこんな事をやっているのだとしたら、言語道断であるだけでなく、そんな事をしている警察は、最早、国の治安機関として認めるわけにはいかないでしょう。

 第二節の二 警察が関与するケースにおける手口(23/2/17[金]追加)


 警察官から「写真の女性が店に来たら、レジでニヤニヤして欲しいと依頼された」であるとか、「近所の住民が外出したら連絡するので、ご近所が家の前を通過するのを確認したら、思いっきりドアを閉めてくださいと依頼された」であるとか、「ある人が入店したら、店内で、大きな声で読売ジャイアンツの話をしてと依頼された」、「学生ボランティアやっていたが、深夜担当の時、コンビニで待機するよう命じられて、ある人が来たら入口を塞ぐように警部補に依頼された」、「地域防犯活動に協力して下さいと写真を見せられて、写真の人間がこれから近くを通過するので、演技で構わないので、わざとらしいクシャミをして下さいと頼まれた」といった話が、ネット上で出回りました。

 筆者も、この種の依頼を受けたという話を、聞いた事があります。

 その為、実際に警察がこのような問題を起こしているらしい事を存じている為、紙面を割いてご紹介させて頂きます。

 この問題は、ネット上では、やりすぎ防犯パトロールと呼ばれていて、15年くらい前から、非常に問題視されています。

 ただ、この問題をネットで論じている人達は、毎度のことですが、どういうわけか精神障害者と思しき方が多く、本当に被害に遭われている方や、依頼された方が声を上げるケースが非常に少ない為、この問題もまた、世間では「精神障害者達の被害妄想」だと誤解されているのが現状です。

 構図としては、防犯活動と関連の深い生活安全警察が、特定市民相手に、防犯ネットワークを起動して、防犯活動の名目で、組織的にガスライティングを働いている、というもののようです。

 また、創価学会からの嫌がらせが始まると、何故か同時並行で、警察官や警察車両、緊急車両からの付き纏いを受ける、防犯パトロールからの付き纏いを受けるといった現象が発生するとの被害報告が多発しているようです。

 その事から、創価学会が敵対者や仏敵を危険人物や不審者、犯罪者予備軍にでっち上げて、その虚偽情報を警察に報告(通報)するか、防犯協会に上げる等して、その人物が家の外に出た時、防犯ネットワークが起動して、彼らが防犯活動と称して尾行や監視等を働くよう、仕向けているのであろうと考えられています。

 そして警察がこういった防犯活動の一環として、防犯に効果があると称して、組織的にガスライティングを働いている。

 これがこの問題の肝です。

 また、ケースの中には、例えば、学会員が特定個人をストーカーにでっち上げて、癒着している警察幹部に依頼して、告訴状を受理させ、警察から被害者に対して提供される特定個人の情報(ネットの閲覧履歴等)を悪用し、嫌がらせやガスライティングを働くといった、常軌を逸した行為に手を染めているケースも存在しているようです。

 この件に関しては、某ケースで裏を取っていますので、警察本部名、警察署名、発生地域、発生年、関与した警察幹部ら、固有名詞を全て出す事も可能ですが、被害者が現状で公表を望んでおられない為、控えさせて頂きますが、『事実である』、という事は、強調させて頂きます。

 このような異常な問題が派生する元凶である警察と創価学会との癒着に関しては、筆者の記事『陰謀論?創価警察は実在するのか?』で解説しておりますので、ご興味がある方は、是非、そちらをご覧下さい。

 先程、『警察から被害者に対して提供される特定個人の情報(ネットの閲覧履歴等)を悪用し、嫌がらせやガスライティングを働くといった、常軌を逸した行為に手を染めている』と記しましたが、本節ではその部分について解説していきたいと思います。

  その1.ネットストーキング


 特定個人のネットの閲覧履歴は筒抜けになっていますので、何時何分にどのスレを閲覧していたのか、全て明らかになっている状況です。

 プロバイダーやサイト運営者らも警察からの合法的な依頼に基づいて、要求された特定個人の情報を全て提供していますから、匿名掲示板に行った書き込みすら、完全に掌握されている状況です。

 その為、容易にネットストーキングが可能です。

 特定個人がネット掲示板に何か書き込む度、監視役の創価学会員が、執拗に中傷したり、罵倒したり、粘着質な嫌がらせの書き込みをして、精神的苦痛を与えたり、あるいは、仄めかしに該当する書き込みをして、精神的に追い詰めようとします。

 同じく、「お前は糖質だ」、「病識を持って欲しいから書き込んでいる」、「今治療を開始すれば、緩解を望めるかもしれない」、「精神科に通院すれば被害妄想もおさまるだろう」、「一日も早く治療すべきだ」等と、創価学会員が執拗に、典型的なガスライティングの言葉を書き込みます。

 当然ですが、情報の提供元である生活安全警察官達は、創価学会と会員達によるこうした異常な精神障害者にでっち上げる事を目的としたガスライティングが行われている事実を、全て掌握しています。

 それどころか、警察官の中には創価学会員もいますので、信仰上の動機から、これら卑劣なガスライティングを実行している者もいるくらいです。

 また、ネットストーキングでは、特定個人が利用する掲示板の板で、「自殺」という文字を含むスレを執拗に立てたり、目につくように上げたり、仄めかしにあたる言葉を含むスレを執拗に立てたり、目につくように上げたりする行為を、監視役の創価学会員が行う事もします。

 前者は自殺を誘発させる為の行為ですし、後者は、精神的苦痛を与え続ける事によって、自殺し易い精神状態に追い込む事を目的とした悪辣な行為であり、断じて許されるものではありません。

  その2.同じ服装をさせる


 これは通常のガスライティングでも使われる手口ですが。

 特定個人がよく見ている映画、ドラマ、漫画などで出てきた服装、装飾品等と全く同じものを用意して、付き纏い役で特定個人と面識のない創価学会員に着用させて、特定個人にその姿を目撃させる、というものです。

 ネットの閲覧履歴が筒抜けですので、例えば、その特定個人が特定のタレントに興味を持ち、画像を閲覧していたり、記事を読んでいる事なども把握できるわけです。

 当然ですが、印象に残るような、特徴的な服装をしている事もありますよね。それでいて、街中でその服装をしていたとしても、特徴的ではあるものの、浮く事まではない為、そのタレントがその服装をしていた画像を見た事がない人にすれば、変わった服を着ているな、程度の印象にしか残らないような服装です。

 それを利用して、そのタレントがしていたのと全く同じ服装を、付き纏い役で特定個人と面識のない創価学会員(しかもそのタレントと髪型と年恰好が遠目では似ている人物)に着用させて、特定個人にその姿を目撃させる、といった事も行っています。

 このような行動を取る理由ですが、これは推察になりますが、下記ではないか考えられます。

・「現実と妄想との区別が付かなくなっているという精神障害に特有の症状を再現する為」
=その場所に絶対にいるはずのないそのタレントが、実際に特定個人の前にいたと錯覚させる事が目的

・「監視されているという恐怖感と不安感を与える為」
=ネットで見ていたタレントと同じ服装の人間がいる=創価学会が仕込みで同じ服装をした髪型背格好共に遠目から同じに見える人物を用意した事に特定個人は気づきますから、お前をいつでも監視しているという創価学会側からの脅しのメッセージになる

 仕掛けている創価学会側とすれば、二つのうちのいずれか、あるいは、二つの効果が同時に得られる、いずれになってもガスライティングとしての目的は果たせます。

 この三つのどれかを狙ったというより、どのケースになってもよいと考えて、ガスライティングを働いているのでしょう。

 当然ですが、創価学会がこのような卑劣なガスライティングを働いている事を、警察は100%、関知しています。

 この種のケースでは、警察は完全に、創価学会と共犯関係にあるという事です。

 第三節 心理学の悪用疑惑(23/1/16[月]追加)


 古くから疑われている疑惑で、被害者に対して、より効率的に、より効果的に精神的ダメージを与える事を目的として、精神科医や臨床心理士ら精神医学の専門家、心理学の専門家らの知識を応用し、ガスライティングの手口を開発しているのではないか、との疑惑もあります。

 ガスライティング自体は、既に解説しましたように、非常に古くから存在するもので、手口もいじめや嫌がらせに使われるものとしてありふれたものです。

 団体として継続的に行っているのでなければ、経験と知識の蓄積が起きようはずもなく、ノウハウが伝授されるといったことも基本的にはなく、加害者が自身の経験の蓄積と閃きによって、新たな手口を開発し、追加して行くといった形でしか発達しないもののようです。

 しかし、現代は、ガスライティングを団体や組織が組織的に行うことが増えているようですし、また、そのような団体は、永続性があれば、経験と知識は蓄積し、ノウハウも生まれる事になります。

 更に、団体や組織の仕業であれば、自前で精神科医や臨床心理士、心理学者らを揃えて、精神医学や心理学の専門知識、研究成果を反映したより効率的で効果的なガスライティングの手口を編み出す事も可能です。

 無論、それは完全に精神的虐待を加える拷問行為に当たり、非人道的であり、倫理にも反し、到底許される行為ではありませんが、実際にそのような事を行っている疑いが持たれているのもまた事実です。

 例えば防犯パトロールでは、警察が市民にガスライティングを働いているとの疑惑が持たれています(詳細は記事の最後にある関連記事を参照して下さい)。こちらは手口が全国一律のようで、マニュアルが存在する可能性が高いのですが、そうなってくると、警察庁の科学警察研究所で手口を開発し、マニュアルを作成して、警視庁や道府県警察本部に配布していると考えられます。

 当然ですが、科警研で作成しているのであれば、精神科医や心理学者らが作成している事になりますので、そこに精神医学や心理学の専門知識、最新の研究成果が盛り込まれている事に疑いの余地はありません。

 1950年代から60年代にかけて、アメリカ中央情報局の科学技術本部がタビストック人間関係研究所とMKウルトラ計画という洗脳実験を行っていた事があって、事実が公になって大問題になったわけですが、警察によるガスライティングが事実であれば、それに匹敵するような一大不祥事となる可能性も考えられます。

 実際、心理学の研究成果で、ガスライティングに関する情報を拾っていくと、サイト『likehuman』の記事『今後、激増するかもしれない『職場のガスライティング』その種類と対策について』の『NPD(ナルシスト)タイプによるガスライティング』という項目では、NPDのガスライティングの特徴として『些細な問題を致命的な問題にする』『ミスを捏造する』『(ターゲットの)私物を【隠す・覗く・ずらす】』『敵意を周囲に抱かせる』『執拗なマウンティング』『過小解釈』『情報を共有しない』『受動攻撃』が挙げられていて、組織的なガスライティングで行われている行為と重複しています。

 同じ記事の『ASPD(高機能ソシオパス・サイコパス)タイプによるガスライティング』も項目では、特徴として、『記憶の捏造』『合理的に言いくるめる』『成果物(作業結果)の改ざんおよび捏造』『手柄の略奪』『手のひら返し』『悪質な笑いのネタにする』『支配(操作)する』とあり、こちらも重複しています。

 つまり組織的ガスライティング行為には、NPD型ガスライティングの特徴と、ASPD型のガスライティングの特徴の、双方が合体しているのです。こんな事は個人のガスライティングではありえない話で、意識的に悪意を持って何者かが合体させない限り、まず起き得ない事です。

 しかし、精神科医や臨床心理士でNPDやASPDに詳しい人物であれば、両者の手口を合体させて、より悪質なガスライティングの手法を確立する事は容易です。

 古今東西に存在する(あるいは存在した)ガスライティングの手口、NPDとASPDのガスライティングの手口の合体、更に心理学や精神医学の知識を動員する事で開発した新たなガスライティングの手口、これらを全て合体する事で、悪魔ようなガスライティングの手口を創出する事は、決して難しい事ではありません。

 こんなものを作成して実行されたのでは、被害者は堪ったものではありませんし、また、このようものを作成する人間は、完全に異常者ですので、何らかの措置を講ずるべきであると考えます。
 

 第四節 加害者と加害団体の末路(23/1/16[月]追加)


 ガスライティング実行犯の結構な割合で、異常行動が原因で心を病み、精神障害を発症するというのはよく聞く話です。

 そもそもガスライティングは人格障害者が実行する精神的虐待行為なので、正常な人間が実行すれば、良心の呵責に耐えかねて、心を病むのは当然です。

 また、病まない場合、元から人格障害の気があったと考えられますので、こちらはその事が原因で、対人トラブルを抱えたり、そこから発展して傷害事件や殺人事件等の被害者になる者が、一定の割合で出るでしょう。

 団体としてガスラティングを働く場合、元団体構成員に対して、団体メンバーが行うケースもある事から、当然、被害者と加害者は顔見知りです。

 この種の被害に遭った人達が証言するところによると、加害者側からどんどん病気で倒れて救急車で搬送されて行く人が出るそうです、中には亡くなった人もいるのだとか。

 どうやら執拗な嫌がらせを働いた事からくるストレスが原因で、ストレス性疾患でも大きな病気を患ってしまって、帰らぬ人になってしまう人が結構な割合で出る、という事のようです。

 そして言うまでもないことですが、ガスライティング実行犯は、その事実を知る人達からは、当然、距離を置かれます。

 誰がどう見ても異常者だからです。

 こんな異常な事をしている人達と関わり合いになりたい人などいないでしょう。

 最終的には孤立して破滅するというのがパターンです。

 団体でやっている場合、その団体自体がコニュニティーなので、完全な社会的孤立は避けられるのでしょうが、その代償として、そこ以外の居場所を喪失するという、深刻な事態に陥ります。

 加害団体に関しては、悪評が立ちます。

 そして人々に距離を置かれます。

 更に異常行動の数々で、被害者を自殺させようとしたり、精神障害者にでっち上げて社会的に抹殺しようとした事などで、恐怖や不安の対象とになり、人々から避けられるようになります。

 アンタッチャブルな存在になるという事です。

 下手に関わって自分が被害を受けたらたまらないというので、表向きは愛想を振りまきますが、自分に危害が加えられないように、徹底的に警戒して、上手にやり過ごそうとする対象になります。

 ただし、恐怖と不安からそのような態度を取っているだけで、その感情は、嫌悪、憎悪、怒り等が裏側に隠れている為、いざ、自分や家族の身に危険が降りかかりそうになったり、団体の力が弱まって、攻撃すれば団体を潰せる可能性が考えられる程度のところにまで来たら、当然ですが、人々からの反撃を受ける事になります。

 力を失えば自滅する以外にないという事です。

第四章 団体・組織の犯行と、集団との犯行の違い 


 以上が宗教団体による組織犯罪としてのガスライティングの手口です。

 あまりの内容に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

 まだこれでも完璧に書き切れたわけではありません。

 このような異常な事が行われているのは紛れもない事実です。

 近年、京都府で道路族住民達が結託し、嫌がらせやストーカー行為を働いた事件の報道をきっかけに、そのような事件が全国的に多発していると言われるようになりました。

 京都府で道路族住民達が行ったと報道されている嫌がらせについて、ここに列挙してみます(ソースの記事1記事2)。

  • 脅迫文を送りつける

  • 家の前で出会うと睨みつける

  • 被害者宅前で車やバイクのエンジンをわざとふかせる

  • 卑猥な言葉を投げる

  • インターフォンに向かって威嚇

  • 住人が玄関前に立ち外出させない

  • 宅配便がやってくると「何を買ったの? 夫が汗水たらして稼いだお金で、しょうもないもの買ったの?」と大声で叫ぶ事をはじめとする中傷行為

  • 家の中にいる被害者の姿をカメラで撮影

  • 引っ越したらいいだろうと言い放ち、案に引っ越しを強要するような言動を取った

  • 玄関とガレージに防犯カメラをつけても、カメラに映らないところで睨み、大声での嫌がらせも続ける

  • 警察に相談しても迷惑行為は一向にやまない

  • 10人を中心に近隣住民達が被害者宅を共同で始終監視しており、「今、○○家で馬鹿笑いが聞こえた」「ナンバー××××の車が○○宅前に止まっている」等と住民同士がグループLINEで逐一やり取りしていた。


 京都府の道路族住民らによる嫌がらせは、法に触れない嫌がらせ、警察が取り締まらない嫌がらせを、住民達が一斉に浴びせる大人のいじめだったと被害者の弁護士が語っています。

 行われた嫌がらせの内容的にも、ガスライティングと似ている(被る)ような部分はあるものの、組織犯罪としてのガスライティングと比較すれば、凶悪性や悪質度の点では、まだまだだと言えます。

 しかし、SNSを利用した組織的な監視が行われている事や、被害者宅を訪れた人間の車のナンバーまで仲間内で共有している事実、相手に精神的苦痛を与え続ける言動が多数取られている事等、あくまでも、団体や組織が行うガスライティングよりはましだというだけで、非常に深刻な内容となっています。

 これら事件が多発していても、なかなか表面化しないのは、まず、国が取り締まるべき法律を制定していない事に加えて、多くの被害者達が、難を逃れる為に転居しており、また、転居後は被害者達は嫌な記憶を忘れたい一心で口を閉ざす一方、加害者達は逆に自分達の嫌がらせが存在しなかったかのような態度を取る為、結果としてこのような陰湿な嫌がらせがあった事実が隠蔽されているためだと推測されています。

 また、嫌がらせに参加する仲間を、友人や知人に声をかけるという選択肢だけでなく、SNSで募集を掛けたりすれば、被害者と面識のないガスライティング実行犯らを大量に揃える事ができて、被害者が自身の被害を証明するのが、極めて困難な状況に陥ります。

 本記事で懸念を表明していますように、組織犯罪としてのガスライティングの手口をネットで検索して手に入れて、実行に移した場合、最悪の場合、被害者が自殺に追い込まれたり、精神障害者にでっち上げられてしまうリスクがある等、非常に危険な事態に直面する事になります。

第五章 対処法 

 第一節 組織や団体による犯行の場合、個人で太刀打ちする事は非常に難しい


 組織や団体による犯行の場合、個人で太刀打ちする事は、非常に難しいです。

 被害者と面識のない人間を大動員してガスライティング行為とストーカー行為を繰り返す為、実行犯である加害者を正確に特定する作業から入る必要があります。

 ガスライティングは、被害妄想や気のせいだと誤解されるような嫌がらせを大量に行う点に特徴がある為、加害行為を受けたと被害者が思っていても、その時は偶々で、相手は加害者ではなく、偶然だったという事もあれば、その逆に、偶々で気のせいだろうと思っていたものが、実際には加害者側が仕掛けたガスライティングだった、等という現象も起きる為です。

 ことストーカー行為を働いてくる大勢の面識のない人間達の存在に関しては、挙動から監視者だと見当がつくだけなのですから、正確に特定する事など不可能です。

 それに近年の手口として、わざと被害者に証拠の動画等を撮影させて、その姿を第三者に目撃させる事によって、被害者を逆に不審人物や要注意人物、危険人物にでっち上げて潰そうとするような企てを計画する人間達も出てきているようなので、本人が証拠の動画や写真を撮影したり、音声を録音する事自体にリスクが生じてきているのが実情です。

 また、例えば、通称ドアバン攻撃を参考にお話しさせて頂きますが、兵庫県明石市で、2019年3月、被害者宅周辺において、被害者に対し粗野乱暴な言動をし、嫌がらせ行為を反復して行ったとして、県迷惑防止条例違反で兵庫県警明石警察署に60代の女性が逮捕される事件が発生しました。

 この事件も内容が酷くて、しかも嫌がらせが20年以上にも渡っていたそうで、テレビの情報番組でも取り上げられて、ちょっとした騒動になったのですが、その際、被害者が撮影していた被害記録の動画がテレビでも放映されました。

 すると驚いた事に、この女性、自宅二階の窓かサッシを、二度ほど連続して思い切り閉めている姿が映っていて、有名なドアバン攻撃を行っていたのです。

 他には手を叩いて被害者宅周辺の練り歩いたり、被害者に執拗に罵り、食ってかかって行く異様な姿も映し出されていました。

 その時、こう思いました。

 ドアバン攻撃など撮影して、よくそれが証拠になったものだな、と。

 ドアバン攻撃は、毎日、同じ家がやってきているわけではありませんし、明石のケースに関しても、毎日やっていたわけではないのでしょう。

 撮影したとしても、偶然なのか、故意によるものなのか、その判別がつかない為、嫌がらせでやっていると断定する事は難しいはずなのです。

 嫌がらせを働いた時、偶然であり、被害妄想であると抗弁する事によって言い逃れのできる犯行が多いのが、組織犯罪として行われるガスライティングの手口の特徴なのです。

 夜間の外出時にハイビームを浴びせるものにしても、記憶に残りやすい車両を大量に付き纏わせるものにしても、全て、記録したところで、偶然だと加害者に攻撃されて、証拠を出せと開き直られてしまったら、それまでなのです。

『第三章 ガスライティングの手口 第二節 具体的な嫌がらせの手口』のところで、被害者の情報は全てSNSに記録されていると書きましたが、加害者が持つスマートホンを調べて、記録を突きつけて「これが証拠だ」と言えば、加害者は最早、ぐうの音も出なくなるでしょう。

 しかし、そんな事をする権限があるのは警察だけであり、被害者には、加害者のスマートホンを調査する権限などないのです。

 被害者と接するリスクのあるガスライティング類は、実行犯は必ずしも一人でなく、最低でも二人一組で行われる事も多いです。

 すれ違った相手が一人だったとしても、実はもう一人、他の場所にいて、その様子を確認してスマホからSNSに記録するといった事も行われている可能性があります。

 こと、被害者が抗議してくる可能性の高い相手の場合であれば、その種の対策は講じられている可能性を想定した方がよいでしょう。

 接する方の実行犯が自分のスマホを仲間に預け、手ぶらになっていたとか、小細工して犯行に使用していないスマホだけを所持した状態ですれ違ってきていたとしたら、無駄骨を折るだけになります。

 もし万が一、この状態で抗議してスマホを出させたとしても、スマホを調べたとしても、何も出てこないだけでなく、逆に被害者が、何もしていない人に被害妄想から因縁を吹っ掛けて、抗議してきた危険人物にでっち上げられるリスクさえ出てくる事になります。

 ガスライティングは、加害行為が行われたその現場と、SNS等で被害者の情報を共有し、実際にその加害行為を働いた趣旨の記録が残るSNSのデータ、この二つが揃った時、初めて現場の記録が証拠として有効となるのです。

 ここは非常に重要な部分ですので、是非、覚えておいて下さい。

 相手は狡猾な犯罪者の集まりなのです。

 被害者が相手にしている加害者は、異常者であり、犯罪者なのです。


 明石のケースでドアバン攻撃が嫌がらせとして認められたのは、その他の嫌がらせが行われていたからです。

 その他の嫌がらせがあったからこそ、ドアバンも嫌がらせで行われたのだろうと、そのような看做され方をしただけなのです。

 従って、このような被害に巻き込まれたら、まずは探偵事務所に相談に行くことが望ましいと思われます。

 第二節 民事裁判では勝てる可能性も


 ガスライティングが絡んだ裁判で、被害者が途中で和解した為、勝訴にまで至らなかったのですが、加害者側が嫌がらせを働いた事実を全面的に認め、事実上、被害者側の勝訴となったケースもあります。

 これが有名な2015年2月に和解が成立した埼玉県越谷市の嫌がらせ裁判です。

 行われた嫌がらせは下記のような物だったそうです。

・嫌がらせで自転車のタイヤを切り裂かれ(5~6回程度ではない)、
 チューブが全て剥ぎ取られる

・嫌がらせでゴミを散乱される

・別の号棟の住人である加害者がわざわざ被害者の自転車が置かれた別号棟
 の自転車置き場を度々徘徊

・郵便ポストへの置き石

・被害者宅の棟の階段踊り場に加害者が徘徊の際に飲んでいたビールの空き
 缶が散乱

・加害者の長男やその友人と思しき団地付近の児童(中学生)らが、団地敷
 地内で発泡スチロールを粉々に破壊してゴミを散乱させ、周辺を徘徊して
 は被害者宅を威嚇するように「ぶっ殺すぞ!」等の奇声を集団で発する

・被害者が所有する車の周りを複数の人間が中を覗きこむように見る

・その車の前後に生ゴミ、鳩の死骸、新聞紙(某宗教団体の機関紙)を丸めた
 ものが散乱

・複数の人間が昼間から駐車場にたむろして、何らかの機械の部品を広げて
 被害者を威嚇しているような感じで騒いでいる

・棒や布団叩きで被害者の母に向かってアピールし、掲げる場所を変えて長
 時間にわたって「死亡」という文字を指し示す行為を連日長期間に渡って
 繰り返した(偶然と言い逃れする為のガスライティング行為)

・マンションの通路に並べて干した何枚もの布団や座布団をひっきりなしに
 バンバン、バンバンと力強く狂ったように叩いては騒音を立て、わざと下
 に落とし、拾いに行き、戻りに手摺や金属を十手のようなもので叩き、金
 属音を鳴らし続けて家に戻って行く(こうした行為も影響し、被害者の母
 は聴力に異常をきたした)

・外出する際には後を尾行(※当時の埼玉県では迷惑防止条例にストーカー
 規制がない為、単独のストーカーでも取締法がない)

・別の階に住む主婦が、加害者と同様に布団を叩き、被害者に姿を見られる
 とそそくさドアの中に隠れるように入っていった

 
念の為に言っておきますが、あくまでも、表沙汰になっているだけでこれです。

 実際には、住民ぐるみで相当激しく大量に嫌がらせが行われていたようで、民事裁判を行うに際し、使えるものだけを揃えて、このような感じだった、という事のようです。

 また、刑事事件化を視野に検討されていたようですが、被害者の方は断念されている事から、上記にある刑事事件相当の行為は、全て、加害者が特定する事が出来なかった、という事のようです。

 このケースは、被害者側が某宗教団体の入信や勧誘を拒んだ事が原因で始まったのではないかと被害者側が言われている事件です。

 裁判での和解後、組織的と考えられる悪質な嫌がらせ事件が発生している事から、団体側が組織的に嫌がらせを働いていた可能性が高いものです。

 嫌がらせの内容的には、誰の仕業かわからない為、犯人が逮捕されない嫌がらせ、被害者の居住棟の周りで騒ぎ「ぶっ殺すぞ」などと奇声を発しつつ、被害者に対する嫌がらせではないという体を取る嫌がらせ(ガスライティング系)、布団叩きと金属音(被害者以外の他の戸も同時に被害に遭っている為、被害者に向けたものでないとの言い訳が成り立つ)、被害者の車の周囲でたむろしたり駐車場で恫喝行為を取る(これも偶然だと言い張って逃げる気だったと考えられる)。

 要するに、相手の被害妄想だと言い張れば、全てそれで通る嫌がらせばかりを固めてやっていた(ガスライティング系がメイン)、という事です。

 ガスライティングとしてはかなり杜撰な手口ですが、こうした嫌がらせを総合的に見れば、加害者が被害者に対して嫌がらせ行為を働いているのは明白です。

 また、刑事裁判は有罪にすると懲役刑に処し、加害者の人権を制限する事になる為、非常に事実関係の認定を厳格にやるのですが、民事裁判の場合は、こいつが加害者だと第三者の目から見て明らかなら、加害行為があったと認定する為(刑事で無罪、民事で有罪が出るのはこの為です)、被害者が訴えた証拠の数々から、加害者が明らかに嫌がらせを働いている事が明白であると考えられた為、裁判が判決まで進んでいれば、被害者は勝てた可能性が高いと考えられています。

 だから訴えられた加害者は嫌がらせを働いた事実を全面的に認め、転居を条件に、和解を申し出たのです。

 ガスライティングは、個々の行為だけ見れば、偶然を装って行われている為、立証は難しいです。

 しかし、明らかに故意に、嫌がらせでやっているなと第三者や裁判官の目から見てわかる程度のところまで証拠を執拗に収集すれば、そこを糸口に「偶然を装って行われた嫌がらせ行為=ガスライティング行為」は、偶然ではなく、故意に行われた嫌がらせとして裁判所が認定し、被害者側が勝訴できる可能性は十分ある状況になるのです。

 先程挙げた2019年3月の明石のドアバンがそうです。

 他の嫌がらせも行われていた事から、ドアバンも嫌がらせで行われているであろうという推定が成されたという事です。

 この記事で取り扱っているのは組織犯罪系のガスライティングです。

 被害状況にもよりますが、被害者宅の隣近所、被害者宅の半径数百メートル以内に住んでいる住民らが全く嫌がらせに参加していないようなものならお手上げですが、そうでない場合、どこの家の人間が嫌がらせを働いているのか、何軒か、あるいは、数十軒単位で、特定できるケースも多いわけです。

 そのような場合、探偵を雇えば加害行為の証拠の収集は意外と容易です。

 また、加害者は大抵、自分の加害行為を他人に吹聴しているものですから、加害行為を働いた事を自白している証拠も見つけられます。

 LINEグループを使用している場合、その特定のハードルが非常に下がる為、加害者間で嫌がらせ実行の謀議や、嫌がらせを実行した趣旨の連絡をしている決定的な証拠を掴む事も可能になってきます。

 そこまで行けば、あとは京都府の道路族事件と同様、民事裁判ではほぼ確実に勝てます。

 第三節 興信所・探偵事務所の選び方


 嫌がらせ実行犯達の特定作業などは、常時監視されている被害者には出来ない事ですし。

 その特定作業を通じて、組織犯罪としてのガスライティングの全体像を把握する事は、素人に出来るものではありません。

 その際に注意すべきなのは、ホームページを確認して、「電磁波」「思考盗聴」「音声送信」「テクノロジー犯罪」「エレクトリック・ハラスメント」といった、おかしな文言が出ていて、そうした行為の調査を行っていますと声高に叫ぶような探偵事務所は、回避すべきだという事です。

 恐らくその手の探偵事務所はいわゆる「統合失調症ビジネス」と呼ばれる精神障害者達を相手にした商売を展開しているところです。

 ガスライティング問題に取り組む気がある事務所ではありません。

 組織犯罪としてのガスライティングや、地域住民らが徒党を組んで嫌がらせを働くケース、ママ友間のガスライティング等は、認知度が上がり、そのような問題が本当にある事が世間に認知されるようになってきました。

 とはいえ、まだまだ、この種の問題を知らない人は大勢います。

 それに団体や組織の仕業の場合、調査する側も命懸けになる可能性が高い事から、探偵事務所も、弁護士事務所も、相手を恐れて仕事を引き受けてくれない可能性が十分に考えられるのが現実です。

 長々と書き綴ってきましたが、ここで書いた情報が、被害に遭わせている方達の参考になれば、幸いです。

 最後に、繰り返しますが、組織犯罪としてのガスライティングで、「電磁波」「思考盗聴」「音声送信」「テクノロジー犯罪」「エレクトリック・ハラスメント」等と言ったものが行われている事実は一切ありません。

 第四節 加害者の人へ


 加害者と言っても、加害団体に属していて、団体からの指示で実行している人、グルーブで加害行為を実行している人等、形態によってかなり違いがあるわけですが、それでも言える事が一つだけあります。

 ガスライティングを働いて絶対にバレないなんて事はありません。

 何故、個人間のガスライティングがバレないと言われるのか、理由がわかりますか?

 これは言った言わないの話になり、証拠がないからです。

 組織的なものになったら、話は全く違ってきます。

 組織的にやる場合、実行犯が完全に口裏合わせをする必要があります。

 更に口裏合わせで完璧に犯行を隠蔽できる内容である必要があります。

 例えば「1.尾行や監視、付き纏い」の「その1 定点監視」と「その4 出発時と帰宅時の付き纏い(近隣住民によるもの)」。

 本当に証拠が残らないと思いますか?

 被害者が動画等で撮影して記録をつけていれば、どの家の人間がいつ不審な監視行為を取ったのかは一目瞭然です。

 ずっと撮影し、記録を撮り続けていれば、恐らく、1ヵ月と立たずに、徒党を組んで嫌がらせを働き、監視していると立証できます。

 口裏を合わせても無駄で、被害者が動画等で記録を取っていれば終わり。

 もう少し具体的に行きます。

 あなたが外を歩いていたと考えて下さい。

 同じ場所を同じ時間帯に、毎日です。

 その区画を歩いている時、毎日、自分が通るのに合わせるようにドアを閉める、引き戸を閉める、カーテンを閉める閉める家がある確率が、一体、何パーセントだと思いますか。

 これらの行為はガスライティングなので、相手にわざとだと気づかせてないと嫌がらせとして成立しません。

 言い換えれば、他人がわざとだと気づく行為をしていなければ、成立しないという事です。

 わざとだと気づくように仕向けた行為の記録を撮られ続けるという事は、その気づきを第三者にも理解させる事が可能だという事です。

 被害者にしか気づかないというのは、それは被害者が通る時にだけ、別々の戸から故意に音を出す行為を執拗に繰り返しているからに過ぎません。

 記録を蓄積し、毎日どこかの戸から必ず音が出ている異様な現象が起きている事を第三者に証明できれば、第三者に気づかせる事は可能です。

 精神障害者にでっち上げる系のガスライティング、相手を精神的苦痛から自殺に追い込むガスライティングも手口としては同じ系統ですが、こんな事をやってバレないと思ってる方が、どうかしているのです。

 無論、これだけでは証拠としては不十分ですが、弁護士や探偵に見せれば「これは変だ」という事になります。

 気付けば調査に当然入りますし、被害者の主張を信じて、本気で民事裁判に向けた証拠の収集も開始されます。

 動画で記録したら証拠が残るような行為は、全て、容易に立証できると考えて下さい。

 民事裁判で異常なガスライティング行為に手を染めていた事実が明らかにされて、勤め先や友人、知人にもそういう異常行動を取っていた事実を知られて、近隣住民の内、そういった行為に手を染めている事実を知らなかった人達にまで、裁判が行われた事で、自分が手を染めた行動を知られてしまう。

 民事裁判の傍聴は自由です。

 仮にネットで面白い裁判をやっていると噂が広まったり、マスコミが嗅ぎ付けて傍聴に現れて、公判を聞いて呆れかえり、醜聞記事として雑誌に掲載されようものなら、その後、加害者達がどういう末路を遂げる。

 書くまでもないですよね。

 破滅したくないなら、組織的ガスライティングに手を貸さない事です。

 刑事裁判で有罪判決を受けなくても、民事裁判で敗訴しただけで人生が終わる事はあります。

 懲役に行くだけが破滅の道ではありません。

 異常な言動を弄して、他人を異常な手口で自殺に追い込もうとしたり、犯罪を起こさせて潰そうとするような異常行動を働いた精神異常者、極悪人の類だというレッテルを一度でも社会から貼られてしまったら、それだけで十分、再起不能になります。

 悪い事をしても刑事処罰されずに逃れられるだなんて犯罪者のような思考をした人間には、ろくでもない末路が待っているという事です。

第六章 企業・労組と結託 旧民主党の一部との接点(22.12.15[木]追加)


 ※この項目は筆者の記事『創価学会の嫌がらせの手口』に同じものがありますので、そちらをお読みであれば、読み飛ばして頂いて結構です。

 予めお断りさせて頂きますが、旧民主党全体と癒着しているといった話ではありません。

 その点は誤解なきよう願います。

 旧民主党は旧社会党と旧民社党を支持母体の一つとしていますが、両党とも、社公民路線や自公民路線という言葉がかつて存在したように、公明党・創価学会とは、繋がりを持っています。

 また、労働組合員の中には当然、創価学会員もいますし、創価学会系企業の労働組合も当然あるわけですから、そうした関係性からも、旧民主党は必ずしも公明党や創価学会と敵対しているわけではありません。

 故永田寿康元民主党衆院議員や故石井一元民主党衆院議員のように舌鋒鋭く公明党や創価学会を批判していた議員もいらした事から、旧民主党内の親創価学会派を黙らせた上で、激しい追及が行われていたのでしょう。

 繋がりはあるものの、その程度でしかなかったという事です。

 ところが、日刊サイゾーが報道したオリンパスの配置転換訴訟問題では、とんでもない事が書かれていました。

今回の「オリンパス訴訟」を詳しく知るある人物がその手口を説明する。

「悪質な企業では、会社にとって都合のよくない社員に対して『精神的なケアをする』との名目で、会社お抱えの産業医に診断をさせるんです。この産業医が会社とグルで、その社員を『君は精神分裂症だ』『重度のウツなので治療が必要』などと診断し、精神病院へ措置入院させたり、合法的に解雇してしまい、事実が隠蔽されてしまう。過去にセクハラを訴えた多くのOLなどがこの手口で社会的に抹殺されていますし、今回のHさんもそのひとりの疑いがあります」

 つまり、一部の大手企業では、「裏コンプライアンス・マニュアル」として産業医を活用したブラックな手口が常態化しており、オリンパス社もそのひとつである疑いが強いのだという。

 実際、オリンパス社に勝訴したHさんは、自身のブログに次のように記している。

<オリンパス人事部長・課長が、しつこく、ねちっと陰湿に、「オリンパス産業医診断」を強要したことと同じく、「あなたの健康のためだから」とか、「従業員の健康が会社の願いだから」、などと、巧みに、「オリンパス産業医の診断を受けてください」、「産業医の診断をうけて欲しいという会社の願いは組合としても同じだから」と、(中略)この、「組織ぐるみでの産業医診断強要作戦」は、「労働者に再起不能のレッテルを貼る(復職したくても、精神的なこを理由とされ、復職許可させないで休職期間満了退職を狙う)」ことを意図する、絶対にしてはならない「禁じ手」に他なりません>(原文ママ)

 また、今回の裁判で東京地裁に意見書を提出した関西大学教授の森岡孝二氏も、意見書の中で次のように述べている(カッコは筆者)。

<原告(Hさん)が面談したF氏(オリンパス社人事部)は、原告の通報事実にはほとんど関心を示さず、健康問題が心配だから産業医の診断を受けるように勧めた。その場では原告もそれを了解し、F氏が産業医の予約をとった。しかし、原告はその直後に不審に思い、その日のうちに自ら予約をキャンセルした>

オリンパス敗訴で明らかになった女弁護士のブラック過ぎる手口
日刊サイゾー 2011/09/11 11:15

「産業医の診断をうけて欲しいという会社の願いは組合としても同じだから」

「組織ぐるみでの産業医診断強要作戦」

 この言葉を次の部分と繋げたらどうなるでしょうか?

「私が相談を受けた集団ストーカーは、かなり大手の外資系会計事務所の法務部が、ある宗教団体の行動部隊へ委託して行われたという、かなり悪質な一件でした。信じ難いことですが、一部の教団にはそういう”業務”を請け負う部隊があり、各企業の法務部とパイプを構築しているのです。裏仕事を暴力団に頼むのと構図は同じです。しかもそのときは、顧問弁護を務めていた女性弁護士も承知していたというのだからひどい話です。道ですれ違いざまに『山田一郎(仮名)、死ね』とささやいたり、ホームの対面からじっと視線を合わせたりするわけです。ノイローゼになって産業医に相談に行くと、『最近、人の視線が気になりませんか』とか、『幻聴は聞こえますか』と誘導する。で、私に相談してきたのは、その集団ストーカーをしたひとり。『上からの指示でこんなことをしたが、もうやりたくない、死にたい』とメールで泣きついてきました。やる方もこたえる。負の連鎖ですよ」

 また、別の産業医(40代開業医)も集団ストーカーについて次のように言う。

企業の法務部と教団ラインの集団ストーカーは、最近はあまり行われなくなったとも聞いています。人を多く使うので、どうしても情報が漏れやすいですからね。やる側も罪悪感から精神を病む人もいますし」

企業の言いなりになり、社員を病人に仕立てる!?
オリンパス事件は氷山の一角 現役産業医が語る「リアルでブラックなクビ切り術」

日刊サイゾー 2011/10/26 21:00

 労働組合が承知の上で、産業医制度を悪用した精神障害者へのでっち上げ行為と、その事を理由とした解雇工作が行われていた。

 その実働部隊として、企業の法務部と繋がりのある宗教団体が、精神障害者にでっち上げる工作としての組織的なガスライティングを実行していた。

 この宗教団体は創価学会ではないかと言われています。

 つまり、創価学会と労働組合とは共犯関係にあったという事です。

 労働組合は当然、旧民主党支持ですから、旧民主党政権がこの問題を問題視して国会で取り上げれば、当然、我が身を切る事になるわけです。

 連合側からも反発が出るでしょう。

 これでは旧民主党政権が組織的なガスライティングを取り締まる法律が作れなかったのも当然というわけです。

 無論、全ての労組がこんな事に同意して会社と結託してやってるいわけではないでしょうから、別に組織的なガスライティングを禁止する法律の制定に切り込んでも問題はないのでしょう。

 いずれにせよ、それが出来ずに終わってしまったわけです。

 この問題は、何故、日本で特定個人を組織的に精神障害者にでっち上げる悪辣なガスライティングが行われたにもかかわらず、国会で取締法が制定されなかったのかを理解する上で非常に重要な要素になると考えられます。

第七章 国政政党と政治家は知っているのではないか?(23.2.17[金]追加)


 オリンパスの配置転換訴訟に関する情報から、旧民主党の議員さん達は、組織犯罪として行われるガスライティングに関して、御存知だったのではないかと考えられます。

 また、あまり一般的には知られていませんが、この種の問題に関して、旧民主党系の議員さん達の中には、規制法を作ろうと試みたものの、上手く行かなかったという事もあったようです。

 その議員さんは労組系の方ではありませんが、かなり強く問題意識を持たれていました(氏名は存じておりますが、名前を出すと創価学会その他から議員さんが攻撃を受ける恐れがある為、敢えて申し上げません)。

 自民党側に関しても、大企業がそのような行為に及んでいたわけですから、大企業と親しい間柄の議員さん達は、組織的なガスライティングを働いて、従業員を自殺させたり、精神障害者にでっち上げる事で内部告発やセクハラ・パワハラの訴えを隠蔽するような悪質な行為に及ぶ企業があった事に関し、聞いて知っていたのではないかと考えられます。

 先程、法規制をしようと奮戦されていた方の話を出しましたが、その事実が示すように、良心を持った方もいらして、この問題を何とかしようと実際に動いていたわけです。

 しかし、法規制が未だにされていない事を考えると、そのような良心的な方達と、企業側、労働組合側について、法規制に反対する方達との間で、激しい鬩ぎ合いが起きていたのではないかと考えられます。

第八章 早急な取締法制定を 


 安倍元総理が銃撃され、命を落とすという事件が起きました。

 事件は当初は、元総理を狙ったテロと目されていました。

 しかし、犯人がカルトとされる団体に家庭を滅茶苦茶に破壊された被害者で、安倍元総理がカルトから広告塔のように扱われていた事が原因で、カルトに対する恨みを晴らす事が目的の、怨恨を動機とする事件だった事が判明しました。

 以降、政治家とカルトとの関係、政党とカルトとの関係が問題視され、様々な報道がなされています。

 それらの中には、カルトを追っていたジャーナリストの方々、戦っている弁護士の方々、脱会者等の支援に当たっている宗教家の方々が、カルトに中傷ビラをばら撒かれた、監視や尾行をされた、無言電話その他の嫌がらせを受けたと、被害を訴えておられるものも含まれていました。

 本記事に置いて取り上げた「組織犯罪としてガスライティング」、「組織的なガスライティング犯罪」は、特にカルトと新興宗教団体等が好んで使用する嫌がらせです。

 理由は単純明快で、現時点では違法行為ではないからです。

 組織犯罪としてのガスライティングの原理は、執拗な嫌がらせ、精神的虐待行為を繰り返す事により、精神を消耗させ、行動力を奪い、思考能力を低下させて、精神的苦痛から自殺に追い込む事、ストレスで怒鳴ったり、暴力を振るい易い状況に置く事で、人間関係が破綻するように仕向ける事、ストレスから暴行罪や傷害罪を起こさせて、警察沙汰にし、全国ネットで氏名と顔写真を放送させる事によって社会的に抹殺する事、それでも駄目な時には、精神障害者にでっち上げる事で社会的に抹殺する、というものです。

 違法行為でないにもかかわらず、邪魔者を確実に潰す事が出来るという(目的を達成するまでに時間がかかるという点を除けば)極めてコスト・パフォーマンスの高い犯罪なのです。

 だから、組織犯罪を働いた咎で刑事罰を受けた場合、国から解散命令が出て特権的地位を失う事を恐れる宗教法人格を持ったカルトにとっては、この上なく重宝する嫌がらせの手段だという事です。

 宗教法人の解散命令は宗教法人法第81条に定められていますが、そこには『法令に違反して、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為をした』と書かれており、この法令というのは刑事、民事を問わないとされている為、民法に抵触しても解散命令が出る可能性があるようです。

 恐らくその為なのでしょうが、カルトは組織的にガスライティングを働く際、自分達の犯行を隠そうとしますし、教団の仕業である事も、その証拠を掴ませまいとして躍起になっています。

 京都府で道路族住民達が起こした組織的な嫌がらせ事件を取り締まる事を可能とする法律があれば、このガスライティング系の嫌がらせも、かなりの部分が取り締まりの対象となると考えられます。

 また、それ以前の問題として、この事件では、5年にも渡って嫌がらせを受け続けて、被害者は夫婦揃って心療内科に通うところまで精神的に追い詰められたにも関わらず、刑事告訴できた加害者はたったの1名で、しかもそれですら、略式起訴からの罰金刑という、極めて軽い罰で済んでいる現実があります。

 5年間も徒党を組んだ大勢の近隣住民から嫌がらせを受けたにもかかわらず、まともに刑事告訴も出来ない、出来ても略式起訴からの罰金刑、それでいて政府が問題視して取締法を作る事すらしない、それでいて自救行為(権利を侵害された者が自力でその権利を回復すること)は禁止されている、これではまともな国とは言えません。

 近代国家は自救行為を禁止する代償に、刑法を制定し、警察を創設し、犯罪の取り締まりは原則警察に行わせる形を取っているわけです。

 にもかかわらず、問題が起きているのに、政治家が無視して取締法を作らないのであれば、怠慢を通り越して、一体、どういうつもりなんだ?という話になります。

 自力救済を禁止している以上、政府は、問題が起きた際、速やかに取締法を制定する義務を負っています。

 今まで、カルトが組織的ガスライティングを働いても、取締法がない事によって、野放し状態であり、被害者達を大勢出し、泣き寝入りさせるという事が続いてきました。

 カルトを追っているジャーナリストや、被害者側の立場に立って戦っている弁護士、脱会希望者の手助けをしている宗教家が、カルトからの嫌がらせに遭っている現状があり、そして、そうした嫌がらせが、過去の話でなく、未だに行われていて、深刻な問題となっている以上、組織犯罪としてのガスライティングも、きちんと、カルトによる嫌がらせの典型的な手口であるとの理由から、取締法を作り、徹底的に取り締まるべきです。

 政府は、これ以上、カルトに対して甘い顔をすべきではありません。


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