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処女小説家、「語る」編

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好きなものを語った記事をまとめました。愛とリスペクトで構成されています。
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#コンテンツ会議

【観劇】結果的に愛と勇気しか友達になってくれなかったヒーローの物語

【観劇】結果的に愛と勇気しか友達になってくれなかったヒーローの物語

先月6日、下北沢にてコンプソンズ#6「NO COUNTRY FOR YOUNG MEN(ノーカントリーフォーヤングメン)」を観た。

応援している演劇の感想を、きわめて個人的に長々つらつらと書く。半分以上はTwitterにだらだら垂れ流したものだ。申し訳ないことに、序盤は私の極めて個人的な消化できないエゴの言い訳で始まる。

だが、少しでも「観劇に興味がある」という人に見てもらえるととても嬉しく思

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【観劇】結局世界は「許し」と「肯定」でできてるんだよね

【観劇】結局世界は「許し」と「肯定」でできてるんだよね

※公演は既に終了しています。

「ぶっ飛ぶ夢をしばらく見ない」木曜、コンプソンズ#5「ぶっ飛ぶ夢をしばらく見ない」2日目を観てきました。

(画像)「ぶっ飛ぶ夢をしばらく見ない」フライヤー

場所は三度目になる下北沢OFFOFFシアター。下北サンデーズにも登場した、小劇場すごろくの最初の一歩のあの劇場です。

コンプソンズといえば私のnoteでも紹介した若者五人組による演劇ユニットです。
前回no

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「私の役」をイモトアヤコさんに演じてほしすぎる問題

「私の役」をイモトアヤコさんに演じてほしすぎる問題

もし自分が実写化されたらエッセイストたちが一度はぶち当たるであろう壁がある。
それは、もしエッセイ実写化したら自分の役誰にやってもらいたいか問題。

エッセイは自分が主人公になるため、必ず「自分役」が存在する。

もちろん、エッセイストたちがみんな実写化を望んでいるわけではないし、「自分役」が誰でもいい人だっているだろう。
当然、いざエッセイが実写化すれば大人の事情で原作者の希望なんて通らないのが

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【音楽】熱くて、痛くて、息もできないような

【音楽】熱くて、痛くて、息もできないような

少し前にTwitterを徘徊していたらこちらの曲と巡り合った。

疾走感とギターのエレキギターのそのままの音に限りなく近いジャカジャカ音、祈るように震えるどこか瑞々しさのある声。

はじめて聴いた時から、私はこの曲に惹かれ、ことあるごとに聴いている。

人生は川のように流れ、必ず行き止まりが存在する。
その中で音楽に身を預けられる時間は有限であり、尊いものだ。

この五月雨という楽曲の何よりも特筆

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【再掲】「粉雪」よりも、思い出は「ether」~レミオロメンの話

【再掲】「粉雪」よりも、思い出は「ether」~レミオロメンの話

(画像)15年前のJK達はこんな風にレミオロメンを聴いていた。

やっちまった。
最近で一番完成度を気に入っていた記事を、マガジンを整理するつもりでうっかり消してしまったのだ。
そんなレミオロメン・etherを紹介する記事を、装いも新たにお届けしようと思う。「やっちまった」時の心境は、改めてnoteに書く。

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ある発作にかかり、処方薬を得るためにTSUTAYAに走った。
突然懐かしい歌

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