Yasutoshi Furuhashi

「僕たちは鎌倉を世界で一番読書の盛んな街にする」。NPO法人湘南学び舎~Since20…

Yasutoshi Furuhashi

「僕たちは鎌倉を世界で一番読書の盛んな街にする」。NPO法人湘南学び舎~Since2005。剣道(4段)。筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群カウンセリング学位プログラム(博士前期課程)で心理学の研究をしながら、『鎌倉にある小さな読書教室』を運営しています。

マガジン

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    僕らはみんな生きている、そして、それぞれの物語がある。

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    鎌倉の海や空、春・夏・秋・冬の素敵な風景を探して撮影します。

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    北鎌倉剣友会に所属、稽古風景を撮影して紹介します。

  • 写真 鎌倉にある小さな読書教室

記事一覧

「新世代の認知行動療法」熊野宏昭(2)

そこで、「体験の回避」を減じる行動=アクセプタンスが必要になる。アクセプタンスとは、嫌悪的な私的出来事に気づきながら、それを自分(観察している主体)との関係性を…

「新世代の認知行動療法」熊野宏昭(1)

マインドフルネスとは、今の瞬間の現実につねに気づきを向け、その現実をあるがままに知覚して、それに対する思考や感情に囚われないでいる心のもち方や存在のありようを意…

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鎌倉食器専門店(2020.04.06)

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モノレール大船発(2020.04.05.)

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2020年4月2日の桜

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2020年3月29日の鎌倉

2020年1月23日の木曜日夜稽古

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2020年1月19日の稽古

雪の中、集中読書

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昭和な教室、2020年1月13日

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三連休の読書教室

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鎌倉市立富士塚小学校運動会(2019年9月28日)

190929

「真贋」吉本隆明

 僕は文芸批評を通じて、作家や作品を見るようになりました。たとえ大方の評価が決まっているものであっても、もう一度自分の目で確かめ直してみます。そして、自分なりの…

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190926

「考えるヒント」常識

毎年正月は小林秀雄を読み直す、黙々と・・ 「考えるヒント」の「常識」より、  ある先生が、現代生活と電気について講義をしていたが、 モートルが、筋肉の驚くべき延…

「新世代の認知行動療法」熊野宏昭(2)

そこで、「体験の回避」を減じる行動=アクセプタンスが必要になる。アクセプタンスとは、嫌悪的な私的出来事に気づきながら、それを自分(観察している主体)との関係性を変えるための行動をしないでいることといえる。しかし、それは消極的な行動を意味するのではなく、今この瞬間の私的な体験の世界に対して、自動的に心を閉じてしまわないように意図的に努力すること、あるいは喜んで直面していくようにするウィリングネスと同

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「新世代の認知行動療法」熊野宏昭(1)

「新世代の認知行動療法」熊野宏昭(1)

マインドフルネスとは、今の瞬間の現実につねに気づきを向け、その現実をあるがままに知覚して、それに対する思考や感情に囚われないでいる心のもち方や存在のありようを意味する言葉であり、2600年前にブッダが人生の苦悩から解放されるための要として提唱したものである。(p.25)

早稲田大学人間科学学術院の教授もなさっている熊野先生の著書(2012年)である、日本では低迷していた認知行動療法の第一世代

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「真贋」吉本隆明

「真贋」吉本隆明

 僕は文芸批評を通じて、作家や作品を見るようになりました。たとえ大方の評価が決まっているものであっても、もう一度自分の目で確かめ直してみます。そして、自分なりの見方を磨くことで、見えなかったことが見えてくることもあります。批評というのは、モノの本質を見抜く必要最低限の方法だと思うのです。
(「真贋」吉本隆明より)

 「判断」についての話。先入観にとらわれず、自分の目で確かめて、じっとみつめる、視

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「考えるヒント」常識

「考えるヒント」常識

毎年正月は小林秀雄を読み直す、黙々と・・

「考えるヒント」の「常識」より、

 ある先生が、現代生活と電気について講義をしていたが、
モートルが、筋肉の驚くべき延長をもたらしたが如く、
エレクトロニクスは、神経の考えられぬ程の拡大を
もたらした、と黒板に書いて説明していた。一般人に
向かって講義では、そう比喩的に言ってみるのも仕方
ないとしても、そういう言い方の影響するところは、大変
大きいので

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