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作曲家いなもりやすたきのnote
初めまして、作曲家の稲森安太己(いなもりやすたき)と申します。11年間ドイツで生活し、作曲したり音楽大学で教えたりしてきました。2020年10月からは日本に活動の拠点を移して作曲活動を続けています。この度、noteにアカウントを開設することにいたしました。ドイツで経験した音楽の話や、自分の作曲の話などを記事にしていこうと思います。よろしくお願いいたします。
作曲のお仕事のご依頼は以下のサイトのコ
《愛と錬金術と衒学と》歌詞紹介
さる2024年3月21日、ヴォクスマーナ第51回定期演奏会にて、12声部によるヴォーカル・アンサンブル楽曲《L'amor, l'alchimia e la pedantaria》(《愛と錬金術と衒学と》2022-2023)が初演されました。演奏時間35分の長い曲で、作曲にも苦労しましたが、演奏も大変なもので、時間をかけてじっくり取り組んでいただき、素敵な演奏をしていただきました。
楽曲に使用した
noteの毎週投稿が切れちゃいました。熊本に来てから流石に無理があるなと感じていました。気合いで毎週書いてましたが、やはり切れてしまう日が来ました。2020年6月26日から書いていたので、180週とちょっとの間でした。結構大変だったので、切れたのを機に隔週を目処に更新します。
新曲《トラペゾヘドロン》について
2024年最初の初演が2月25日に東京都江東区のティアラこうとうで行われます。チューバの橋本晋哉さんの委嘱で作曲したチューバとピアノのデュオ曲《トラペゾヘドロン》(«Trapezohedron» for Tuba and Piano, 2024)です。本日は初演前に少しこの曲についてご紹介いたします。
橋本さんと私の付き合いはそれなりに長くなりました。楽曲を最初に演奏していただいたのは2015年
ドイツの詩1000篇とその解釈
最近買った本です。《1000 Deutsche Gedichte und ihre Interpretationen》(ドイツの詩1000篇とその解釈)という全10巻の本で、初版は1994年にインゼル社から出ています。ドイツの有名な詩や重要な詩が時代別に1000篇集められていて、さらに色々な研究者がそれぞれの詩に解説を書いている本で、とても読み応えがあります。
一番多くの詩が取り上げられているの
昨日、熊本大学教育学部音楽科の定期(卒業)演奏会がありました。私が卒業研究と論文を担当した学生は作曲1人、ピアノ2人の3人で、3人とも感動的な作品・演奏を披露してくれました。審査に関わる私の感想はここでは書きませんが、卒業後も音楽に真剣に取り組んでいってほしいです。おめでとう。
熊大フィル第60回定期演奏会を聴いて
本日2024年1月14日は、熊本大学フィルハーモニーオーケストラの第60回定期演奏会を聴いてきました。指揮には若手で活躍していらっしゃる矢野雄太さんを呼んできていました。自分が熊本大学で受け持っている学生も演奏に参加していたので、嬉しく見ていました。
演奏曲目はモーツァルトの序曲と交響曲を1曲ずつと、シベリウスの交響曲でした。交響曲2曲という硬派なプログラムです。サマーコンサートでフレッシュな演