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さっきょくノォト

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私が作曲した作品の解説を中心とした記事を集めました。
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記事一覧

Contemporary Piano Showcase #1公演での新曲について

2023年11月11日(土)の19:00から両国門天ホールにて、ピアニスト作曲家の篠田昌伸さんによるC…

作曲同時進行

昨年は作曲のお仕事よりもその周縁のお仕事が多かったのですが、今年は年が明けてから休む暇な…

シンプル・ポリフォニー 〜『単音群、集合』について

さる2022年7月23日にドイツのケルンで私の2020年の作品『単音群、集合』(»Single Notes, Com…

日本の伝統芸能と西洋音楽がコラボレーションすること 〜『舞うもの尽くし二首』につ…

さる2022年1月12日にサントリーホール・ブルーローズにて私の作品・謡とチェロのための『舞う…

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天国の響き、2台のハープ 〜『アルトリ・テンピ』について

2021年は私が日本に完全帰国して日本で丸一年を過ごした最初の年でした。ドイツに住んでいた頃…

尺八と再び向き合う 〜『割り切れぬ想い』について

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ピアノを伴う二重奏の愉しみ ~『モトゥス・インテルヴァロルム』について~

*この記事は全文公開有料記事です。もし気に入ってくださった方はフォローや記事のシェア、または当記事をお買い求めください。 昨年12月、横浜みなとみらいホールの委嘱で作曲したヴァイオリンとピアノのための作品『モトゥス・インテルヴァロルム』(»Motus intervallorum«, 2020)が山根一仁さん(ヴァイオリン)と阪田知樹さん(ピアノ)によって初演されました。Just Composed in Yokohamaというコンサート・シリーズの一環で、このシリーズでは19

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同一楽曲のバージョン違い 〜『まごつき笛』と『まごつき笛、拡声』

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低音の魅力と言葉の魔法が出会う 〜『忽然と』について〜

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未発表曲について③『無伴奏ヴィオラ・ソナタ』

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未発表曲について②男声合唱組曲『くちずさまれけるほどに』

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理屈っぽい作曲と感覚的な作曲 〜『カノン』について~

作曲を続けていると、過去の自分から自由になりたい瞬間があります。もっともっと素敵な曲を書…

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ドイツのオーケストラ演奏家教育の底力 〜『悲劇的嬉遊曲』について〜

ドイツに来て約11年、いろいろな作曲のお仕事をしてきましたが、その中でもオーケストラとのお…

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未発表曲について①『擦れ違いの応酬』

作曲の勉強を始めた頃、周りに作曲をしている人や現代の新しい音楽を頻繁に演奏している人がいませんでした。これは普通によくあることだと思います。ですから、10代の若い頃に書いた作品はほとんど未発表ですし、今後発表の予定もありません。しかし大学に入って仲間が出来てから書いた曲でも、いろいろな理由で発表が実現していない曲というのがいくつもあります。コンクール提出用に作曲して入選を逃した作品や、音楽的興味を掘り下げるために実現の機会を意識せずに取りあえず作曲してみた作品等、様々な原因が

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