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「ニューロティカ号」というタイムマシンに乗って


■その曲を聞くと、その頃の自分に還る

プリン大魔王様の繋がりで仲良くさせて頂いているブログ漫画家「マンモスジャパン」さんが、ニューロティカのベーシスト「KATARU」さん、ボーカルの「イノウエアツシ(あっちゃん)」を漫画に登場させたことがきっかけで、懐かしくなって、1990年代の音楽を振り返りながら聴くようになりました。



「ニューロティカ」だ!わーーなつかしー(*´ω`*)
まず驚いたのが

ええええまだやってんの!!(;・∀・)スゲー


当時は熱狂的なファンというわけではなかったけど、メジャーで活躍していた頃は名古屋にもよく来ていたので、真っ先に思い出すバンドのひとつ。名古屋はパンクやメタルが結構熱いんですよね。ほかにも

JUN SKY WALKER(S)、フラワーカンパニーズ、LÄ-PPISCH(レピッシュ)、KUSU-KUSU、ラフィンノーズ…その他BUCK-TICKとかヴィジュアル系なんかも。レンタル屋通っていっぱい聴いたなー(´・ω・`)ウン


■ニューロティカ
1984年1月結成。1990年日本コロムビアよりメジャーデビュー。1996年からはインディーズで活動。2014年に結成30周年を迎えた。 かつては事務所には所属せずにバンド自体を法人化していたが、現在は自分達で立ち上げた事務所「NRオフィス」に所属している。( ウィキペディアより抜粋)

唯一初期メンバーのあっちゃんは、今でもお母さんと共に実家のお菓子屋さんの店長も務めながら、全国を飛び回っています。各メンバーも他のバンドやユニット活動をしながら、ニューロティカを支え続けています。

結成30周年には映画の資金をクラウドファンディングによって獲得し、ドキュメンタリー映画「あっちゃん」を製作。決して穏やかではなかったバンドの軌跡がありのまま表現されていて、今も夢を諦めずに仕事をしながら音楽活動している沢山のバンドマンが共感できる映画だと思います。是非見て欲しい。

そして年号を3つまたいで今年35周年!


まだまだあっちゃんはみんなのピエロです。
たまにお疲れピエロになりますが・・・いい歳を重ねてそれもまた、味わい深いピエロです。

1980年から1990年代の私は、順調に思春期&反抗期真っただ中。
親とはうまくいかないし、いじめもあったし、好きな人には振られたりと感情のメトロノームがあっちこっち振り切れていた頃。

生活面でいい思い出はないけど、一番夢中になっていたのが音楽だった。
多分心の拠り所にしていたんだな・・・

アメリカで「MTV」が始まって、日本では「平成名物TV」の1コーナー「三宅裕司のイカすバンド天国(イカ天)」の影響で空前のバンドブームに沸いた。未だにあの頃の曲やバンドは秀逸。いなくなった人もいるけど。
BLANKEY JET CITY、マルコシアスバンプ、人間椅子、スイマーズ、宮尾すすむと日本の社長、BIGIN、たま・・・きりがないや。

少し逸れるけど、テレビは漫才ブームから波及して「進め!電波少年」「俺たちひょうきん族」などバラエティ番組もぶっ飛んでて面白かったんですよ。
私は深夜に中京テレビでやっていた「影山民雄の大人気セミナー」が大好きで、親に怒られながら夜更かしして見てました。アニメで紹介する「名古屋弁講座」とか、今観てもたまらないな(≧▽≦)

あの頃に比べて今は放送規制だ予算関係だなんだで最近のテレビは「毒にも薬にもならない感」が否めない。それも時代…で片付けていいのかな。
YouTubeメディアの多様化でテレビ離れは進む一方・・・

話は戻って

へー(*´ω`*)ニューロティカって「LINE LIVE」もやってるんだー(∩´∀`)∩♬
いい時代になりましたね。家に居ながら色んなバンドの活躍を見られる。

観たら、

まーー面白い!!

マンモスさんの漫画と同じ匂いがするぞww


私が見た時は、元メンバーであっちゃんの同級生の「修豚」さんがいて、学生の頃の思い出話を楽しそうに話していた。音楽番組なのにww

そのやりとりが面白すぎて、お腹が筋肉痛になるくらい笑いました。すぐフォローして予約。準備に追われてリアルタイムでは見れなかったけど。

その時予定していたゲストが仕事の都合で出られなくなり、再び修豚さんが登場wwあっちゃん嬉しそうだったけど。

もう修豚さんレギュラーでいいんじゃないかww

そんな中で宣伝されていた6月15日の名古屋公演
(・・・行きたいなあ・・・)

「チョイスで会おうぜ」を作業用BGMにして「(≧▽≦)バオバオ♬」と口ずさみながら翌日のデータ準備とサイトの仕込み。


パワーが違う。元気になれるなー(*´ω`*)


流れてくるKATARUさんのツイート
「金曜までローチケで予約できますよ!」

うん。

行こう。


実はここ何日か、少し心の調子を崩してたんですよね。
減薬を進めている中、たまーに襲う「離脱」症状。

発熱、悪寒、情緒不安定との闘い。

今まではこの状態で人込みに行くことを避けていたのですが
なぜか今回は

「ニューロティカをライブで観たい」気持ちが勝った。

砂短に連絡。「大丈夫なら、行っておいでよ。」

日曜日掲載分の仕込みが帰ってからすぐ出来るようにフォーマットを前もって作って、荒原稿も準備。除外馬が消去されたデータをシュミレーションするタイマーもかけて。よし。OK。

パニックに備えて、お医者さんからもらったお薬をお守りにw

コンビニでチケットを交換し、地下鉄へ。

2019年6月15日
名古屋市中区新栄町アポロベイス
「ニューロティカ結成35周年記念 ワンマンライブ 」

隣には、先日娘と行った「King Gnu」のライブで行ったダイアモンドホールがあって、一瞬アポロベイスの入り口を間違えた(^▽^;)
すぐ近くには雲竜FLEXビル。昔屋上で「ラジごめ」やってたんだよねー。

「独りでライブ」なんて、何十年ぶりだろ・・・


ドキドキしながら降りた階段。所狭しと貼られたポスター。ニューロティカもありました。


わーー本物に会える!(≧▽≦)
緊張が期待に変わる瞬間。

ドリンクチケットを交換して・・・
10分くらい遅れちゃったけど、
ドアの向こうに見えたのは

あの頃のあっちゃんだ!

ステージがちかい!!こんな近くで見れるんだ!

もう気持ちは30年以上前にタイムスリップしていました。

最前列に行けるほどの体力は持ち合わせていないのは一目見て分かったので会場の真ん中くらいで見ていました。

まさにパンクだ!熱かった!

大音響の中で、あっちゃんはいつものピエロ姿。太い腕や細い腕が振り上げる拳。それに応えるステージパフォーマンス。

(KATARUさんは脚を負傷していることを感じさせないけど大丈夫?)と心配しつつ、周りのオーディエンスにのって、自然と自分の腕も上がります。

あ!昨日きいてた曲!
知ってる曲がかかると嬉しくって、年甲斐もなく(そのときは忘れてましたが)大声で歌いながら腕を振り回してました。

曲の合間のMCも、いつも通りのちょうどいい塩梅のポンコツ感ww
これがまたいいんです。
あっちゃんが愛される理由。周りのメンバーが労わるようにつっこむ。

ちょっと周りを見渡して思ったのが

前方には若者のコアなファン。女の子もいて、
私がいた中間から後ろは私と同じ世代か若干上の人まで。

2世代に愛されるバンドだ。
35年続けたものだけが得られる特権。


あっちゃんがアンコールを一曲歌い忘れて帰ろうとしたところを、全力でギターのJAMESさんに停められ、ペナルティに2曲のアンコールがもう2曲増えた。
そして会場は再び爆発して幕を閉じた。楽しかったーー!

四十肩で上がらなかった左腕を上げていた自分を思い出して驚いた。

荒療治だな・・・

心地良い疲れと、強くなった気持ちをお土産に
帰りの地下鉄の中おもったのは

これくらいの年になると、「叱ってくれる人」がいなくなってくる。
あっちゃんに、歌やパフォーマンスで
「おまえらこんな年寄りが顔白く塗りたくって頑張ってるんだぞ!しっかりしろーー!」
って言われてる気がして。

あっちゃんがライブの途中で叫んだ言葉が今でも耳鳴りと共に離れない。

「俺のやってきたことは、間違ってなかった!」

こんなにたくさんの人を、35年も熱くし続けてきた人。
間違ってるわけないよ。

ちょっとだけ泣けた。うれし泣きね。

■音楽は心のタイムマシン

数年前、娘が学生の時、大好きなアーティストの「吉井和哉」の話をしていて、「ああ、『THE YELLOW MONKEY 』のボーカルでしょ?」と私が返したら、娘が

「え?バンド組んでたの?ソロしか知らない」

私は自分が持っていたイエモンのCDを手渡した。
その時の娘の喜んだ顔が忘れられない。

娘が2016年に再結成したTHE YELLOW MONKEYのファンクラブに入り、チケットを手に入れてライブに足を運んだのは2年前。

親子でライブに行くためには、

そのアーティストやバンドが、人間が産まれてから大人になるまでの時間、「そのまま」であり続けること。


小さな箱の中で親子ほど年が離れたファンを、「音楽」というタイムマシンに乗せてくれる。


それを叶えてくれるバンドは数少ない。
私に取って、その一つが


ニューロティカだ。


「Official髭男dism」を聴きながら、
「最近1990年代の音楽がウケてきてる」と娘が言っていた。

私は娘の音楽的嗅覚は信用してるので

これからまた来るんじゃない?ニューロティカ  (・∀・)ニヤニヤ

と勝手に思っている。

では、永遠のピエロを愛して止まない皆様に幸運を🤡🎸🥁🎶

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