枝瀬優

記憶の君を想うよ。|文章と日記。

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生きる希望は死

とてもとても嫌いでしかたない人間が学校や職場やインターネットに存在していたとして、死んでほしいとか殺したいとかいう感情は一切生まれたことがなくて、でもそういう感情を生んでしまう人が世界にはたくさんいること、ちっぽけなわたしには否定も肯定もできずに今日もなんとなくニュースを眺めながら生きてる、うっかりiPhoneの液晶がバキバキに割れちゃえばいいのにとか椅子の脚に小指ぶつけちゃえばいいのにくらいは妄想したりするけれど、超能力者でもなければ幽霊のおともだちも居ないので妄想で終わっ

    • 短歌《いつかのわたしたち》

      ミルク多めのカフェオレを飲みたいと優しさに飢えてるわたしたち 枯れかけの花束愛でるあのひとはきっと誰の死も愛してくれる ぽつぽつと咲き始めてる桜見て散りゆくとこを想像してる 無意識に二人分の珈琲を淹れるくらいに君が好きだよ 誰もかも死んだ人には優しくて誰のための優しさなのか みっちりと包まれている購買の惣菜パンの優しさを買う まんまるのホットケーキにナイフ刺す世界を覗く切り込み入れる 君と僕 隔てるようにひらひらと舞い散る桜スローモーション 白鳥のボート漕ぐ足

      • MOBがアニサマ出演決定したので勢いに任せてガソミ記事に追記してきた。おめでとう🤟

        • 関係性は不明

          物語で誰かが誰かを救おうとするとき、その二人の関係性が曖昧で薄いほど愛しさが増します、親友とか恋人とか家族とか、そういうわかりやすく共感を得られそうなものではない二人が必死に光を掴もうとする、もしかしたら片方は諦めてしまっているかもしれないけれど、それでももう一人の熱量に胸を打たれます、救おうとするあの人はきっと最初は自分の為に動いているのでしょうね、それがいつの間にか相手の為になっていること、使い古された愛とかいうものよりも尊いね、辿りついた先に光がなかったとき、相手よりも

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          寒かったけどアツかったから問題はナシ

          2月25日午前10時、1年と7ヶ月ぶりに訪れた横浜の最低気温は4.6℃、最高気温6.5℃の雨が降る寒すぎる日だった、でも前日までは雪予報も見かけたのでそれに比べたら小雨程度で救われた、そんな非常に体力削られる天候のなかひとり寒さに震えながらパシフィコ横浜国立大ホールへ、その目的はMASOCHISTIC ONO BAND(略称MOB)デビュー10周年記念イベント『MASOCHISTIC ONO BAND 10th Anniversary Gasoline Meeting』(以下

          寒かったけどアツかったから問題はナシ

          ドキュメンタリーを観た日

          ナショジオのYouTubeで観た911のドキュメンタリー、たまたまtwitterで観た人の感想を見つけて気になって、観た 消防士の密着カメラが偶然居合わせてWTCに突っ込んだ飛行機を映す、前触れもなく、CGみたいな滑らかさで、消防士たちの視線と現場に急ぐ映像、あの事件が起こってから今日まで何度も何度もテレビの特集などで観たはずのビルに突っ込む飛行機の、あの一瞬の映像に、わたしはいつも泣いてしまう、とめようとしても涙がとまらないほどに、いつからかはわからない、それらが理解できる

          ドキュメンタリーを観た日

          なんだか居心地が悪くて辞めたtwitter、アカウント削除をタップして一瞬で消えるわたし、このぐらいの手軽さで世間からも存在を消せるのなら、もうすこし楽に生きられるかもしれないのにね

          なんだか居心地が悪くて辞めたtwitter、アカウント削除をタップして一瞬で消えるわたし、このぐらいの手軽さで世間からも存在を消せるのなら、もうすこし楽に生きられるかもしれないのにね

          多様性配慮みんな違ってみんな良い…みたいなテーマを主軸にしたコンテンツはもうお腹いっぱい、決してそれらを否定するわけではないし、そういうコンテンツにふれることで理解や知識を得るのは良いことだとおもう、でももう疲れてしまった、もうわかったから、愛されたいのはわかったよ、

          多様性配慮みんな違ってみんな良い…みたいなテーマを主軸にしたコンテンツはもうお腹いっぱい、決してそれらを否定するわけではないし、そういうコンテンツにふれることで理解や知識を得るのは良いことだとおもう、でももう疲れてしまった、もうわかったから、愛されたいのはわかったよ、

          カニを食べながら、いまのカニカマって凄いな、これなら下手にカニ食べるよりめっちゃ頑張ってカニに寄せたカニカマ食べてるほうが良いなとおもった。ごめんねカニ。

          カニを食べながら、いまのカニカマって凄いな、これなら下手にカニ食べるよりめっちゃ頑張ってカニに寄せたカニカマ食べてるほうが良いなとおもった。ごめんねカニ。

          ヒト

          誰かといることが最小単位で、異性愛者だろうが同性愛者だろうが、そこを満たせなければ人間として未熟であると勝手に判断されて反吐がでる、すべてのことに配慮して生きることに疲れてしまった、男とか女とか以前にひとりの人間としてしかあなたを見ていないっていうとがっかりされる、面倒くさい、テレビの向こうで旬の俳優が、良いお母さんになりそうな女性がタイプというのをきいて引いてしまった、じゃあ君は良い父親になれますか、彼女と妻とか母親とか、すべての顔を平等に生きることが正義みたい、都合のいい

          明日を生きる理由を考えないで生きてる人のほうが圧倒的に多数だということに吃驚してしまって、そこまで自分の存在を無意識に肯定できるって幸せだな、年々理由が減っていくばかり、理由になる存在を見つければ?と云われても、そのために他人と繋がるのって相手に失礼だし面倒だ、人間ってむずい

          明日を生きる理由を考えないで生きてる人のほうが圧倒的に多数だということに吃驚してしまって、そこまで自分の存在を無意識に肯定できるって幸せだな、年々理由が減っていくばかり、理由になる存在を見つければ?と云われても、そのために他人と繋がるのって相手に失礼だし面倒だ、人間ってむずい

          はじめまして2024年、風邪でだめになっている間に迎えてしまったよ、こんなにしんどい年越しは初めてで、紅白歌合戦も知らない芸人ばかりのお笑い番組もまともに観てません、すこし回復したかなと生活をはじめたら地震、また心身ともにつらくなって、今はアマプラでハリポタリレーをしています

          はじめまして2024年、風邪でだめになっている間に迎えてしまったよ、こんなにしんどい年越しは初めてで、紅白歌合戦も知らない芸人ばかりのお笑い番組もまともに観てません、すこし回復したかなと生活をはじめたら地震、また心身ともにつらくなって、今はアマプラでハリポタリレーをしています

          二十歳を越えてからこんなに生きるつもりなくて、人生のすすめかたがわからなくなってきた。こどもをもつつもりもないから結婚も必須じゃなくて、暖かい家庭を持ちたいとか一度もおもったことがないから、生きる理由がなくなってきた。どうしようか。このままうっかり新年を迎えてしまう。

          二十歳を越えてからこんなに生きるつもりなくて、人生のすすめかたがわからなくなってきた。こどもをもつつもりもないから結婚も必須じゃなくて、暖かい家庭を持ちたいとか一度もおもったことがないから、生きる理由がなくなってきた。どうしようか。このままうっかり新年を迎えてしまう。

          感動したことや美味しかったものに人生単位で順位をつける人に出会うと、嘘くさいなぁ…って冷めてしまう。社交辞令とわかっていてもだ。人生で一番嬉しいです!人生で食べたなかで一番美味しいです!嘘だろ…サンプルが少なすぎる…と。ついでに語彙力もないのかもしれない。また、ともだちが減る。

          感動したことや美味しかったものに人生単位で順位をつける人に出会うと、嘘くさいなぁ…って冷めてしまう。社交辞令とわかっていてもだ。人生で一番嬉しいです!人生で食べたなかで一番美味しいです!嘘だろ…サンプルが少なすぎる…と。ついでに語彙力もないのかもしれない。また、ともだちが減る。

          2023年12月15日

          希望の光は必ずさしてくるよって、おとなはそれが当たり前だって顔してる、それがくるまでの時間に耐えられないからこんなに苦しいのに、やっぱりわかり合えないな、生きてるだけで偉いから愛されることも優しくされることも当然だと思って生きられるあなたが羨ましい、嘘だけど、誰かの優しさを無条件で与えられることに疑問を抱かないのは生きるのたのしそうだね、優しくされると困惑します、わたしはなにもしてないのに、わたしのこと何も知らないしあなたのことも知らないのに、他人に優しくしているであろう行為

          2023年12月15日

          Autumn

          金木犀のにおいがする、周りを見渡してもその姿が見えないとき、すこしだけ不安になる、大切な、誰かを失ったときの感覚に似ている、思いだせないくらいぼやけてくれたらいいのに、いつもの人懐っこい笑顔で何事もなかったように現れる、人間が嫌いって言ってたあの子、誰かに愛されたいって泣いて恋人ほしがっているの、矛盾していて人間らしいなって、温くなったココアみたいにいつまでも喉に残ってる、心は一瞬で冷めて、窓のそとは晴れ、秋は何もかもを忘れても大丈夫、アスファルトに落ちた紅葉やイチョウをざく