- 運営しているクリエイター
#写真
レンズ越しの世界に描く夢
楽しい夏休みが終わり、暑さも次第に和らぎ始めた9月下旬のことである。
大学生になって初めての夏休みを終えた私の足は、重い。この長い休みの間に何かに取り組んだわけでもなく、プールや海で青春を謳歌したわけでもない私の足は、とにかく重かった。
大学生になって、何か自分の人生に変化をつけたかったのだが、サークルに入るでもなく、バイトをして貯めたお金で1人、旅をすることもなかった。
ここまでの私を例え
その葉がどこまでも高くあらんことを
こんな神話が、確かあった。
世界樹という世界を体現する、巨大な木の話。
生命の象徴であるこの木は、なにかとよくアニメやゲームに登場してきては、その魅力をいかんなく発揮している。
やはり位置づけは神秘的な立場に置かれている。
こういう神話には人々を引き付ける力が確かにあるのだと、私は以前から思っていた。
木はとてつもない長い時間を経て、種から形を変える。
そいていつか、私たちの目の前にそ
あなたの輝きを忘れない
「灯籠流し」
その始まりは、故人の霊を弔う供養のために行われたそうだ。灯籠は川を下り、あの世へと流れていく。
今は初夏の風物詩に行われるのが一般的だ。なんとも幻想的で、見る人々に感動であったり、心の平穏を与えてくれる。
時代は変われど、人の心に何かを与える効果をこの灯籠流しは持っていることは間違いないだろう。少しだけ、与えるものの種類は違うが。
灯籠の火が川に写り、キラキラと輝きを放ってい
世界の広さに比べたら
「海の広さに比べたら、なんて私は小さいのだろう」
小説やドラマ、演劇でよく使われている言葉だ。
この言葉を実際に使ったことはないが、海は確かに広い。僕なんかを寄せ付けないくらいに。
高校生の時に水泳部だった僕は、学校の小さいプールで泳いでいた。そのプールを何往復しても、海の広さに比べたら、到底敵わない。
海という自然の産物に広さで勝負を挑んでも、荒唐無稽、お門違いこの上ない。
だが、やは