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音楽文の終わりとインターネット・ワンダーランド
ホットケーキがパンケーキと呼ばれるようになったり、フリスビーがフライングディスクと呼ばれるようになったり、ロスタイムがアディショナルタイムと呼ばれるようになったり、パーカーがフーディーと呼ばれるようになったり、生きていると対象はおなじでもそれを指す言葉は変わっていく場合があるということがわかってくる。
いままで存在していたものにべつの新しい名前をつける。そこにはいろいろな理由や意図があるのだろう
ロックバンドがまた始まるために。 - 『GRAPEVINE FALL TOUR』神奈川県民ホール公演を観て
2020年の冬の終わりくらいからは避けて通りづらい大きな話題があり音楽文が書きにくい感じになり投稿ペースががくんと落ちてしまいます。ライブがなくなっても音源について書いてみたりすればいいわけなのに、なんか気力や関心が奪われた感じで指が進まなかった時期でした。その状況でなにを書けるか考えるべきだったといまは思うのですが。
音楽文掲載日:2020/11/12
手指をアルコールで消毒して、チケットはじ
彼女がかわりに歌ってくれた - 初音ミクと僕の音楽について
書くのがすごくたのしかった初音ミク作文、音楽文においては基本的に月間賞を狙うという気持ちがあったのだけど、この文章は"知るか"みたいな感じで好きに書けたのでたのしかったです。いつも"知るか"という姿勢でいるのがいいのかもしれません。
音楽文掲載日:2020/10/15
浅葱色の髪をした彼女はボーカルとしてライブをしたりロックフェスやミュージックステーションに出たりするのだけど、本来はVOCALO
和田唱の話がしたい - TRICERATOPSの和田唱がソロ活動で聴かせててくれたもの、観せてくれたもの
和田唱さんがこの文章に対してツイートをしてくれていて、二十年来のファンとしてはこみあげてしまうものがありました。じぶんの大好きなミュージシャンについて書いておきたいという動機で記したのだけど、対象とした方に読んでいただけたというのは、この文章の望んでいなかったひとつの達成なのかもしれません。
音楽文掲載日:2020/2/7
TRICERATOPSのギターボーカルである和田唱がソロ活動をはじめると
東京ドームはべつに広くは感じなかった。 - 『BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark』東京ドーム公演を観る
音楽文投稿生活中はライブを観る=ライブレポートを書いて投稿するみたいなマインドになっていたのは事実で、その分ライブ中の集中が増したりもするのだけど、無心にたのしめないのでは疑惑みたいなものもないわけではなく謎の葛藤がありました。でもまあ、言葉にして記録するというのは概ねいいことです。
音楽文掲載日:2019/11/14
ライブが終わって、ぼーっとしたまますっかり寒くなった空の下でしばらく突っ立っ
夢の飼い主の話 - BUMP OF CHICKENにおける夢の描きかたについて
GRAPEVINEが描く"光"特集につづいてBUMP OF CHICKENが描く"夢"特集です。といいつついっこまえの音楽文の最優秀賞受賞記念作文みたいな気持ちで書いているので、じぶんの"夢"の話もしてしまっています。ハイになっていたので……。
音楽文掲載日:2019/9/25
音楽の歌詞に取り上げられやすいテーマのひとつに“夢”がある。
これは登場する頻度のベスト3に入るかはわからないけれど、
天体観測観測 - BUMP OF CHICKENの「天体観測」の観測を
一曲にしぼって書いてみようと思い立ち、好きすぎて避けていたバンプから天体観測について書いてみました。でもひさびさに読み返したら歌詞の引用はしていない、びびっていたのかもしれません。あとそういえば昨年(2022年)リリースされたこの曲の再録版、とてもよかったです。
音楽文掲載日:2019/7/11
BUMP OF CHICKENのあたらしいアルバムが2019年の7月10日にリリースされる。
タイト
ヒゲとメガネのあやしくてすてきなおじさん - J Mascisの来日公演を観る
ライブレポートは賞味期限がありそうだから再掲してもどうなんだろうか? と思っていたのですが、誤字脱字の確認のためにこの文章をひさしぶりに読み返したら僕自身があの日のライブのことをけっこう思い出すことができたから、それだけでよかったのかもしれない。いや、よくないですね……。
音楽文掲載日:2019/4/24
僕はじぶんのことを“おじさん”と云わないように心がけている。もう三十代も後半を迎えているた