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アメコミは、ルックだぜ『The FLASH』レビュー

73点/100


今回から、得点を明確に出して、評価しようと思う。
真剣にレビューするなら、覚悟が必要だ。

"大いなる力には、大いなる責任を伴う"

って奴だ。

アメコミは、ルックだぜ!!


Netflixに追加されて、前々から観たかった『The FLASH』を視聴。

DCU(DCEU?)は、バットマンVスーパーマン、古い方のジャスティスリーグ、ワンダーウーマン1,2、アクアマン、シャザム1,2、スースクの古いやつとジェームスガン版、ハーレイクイン、ブラックアダムスは、視聴済み。

マンオブスティールは、観ようと思っているのだが、ウォッチリストに入ったままの状態。

最初のルックが最高!!

走り始める時に、視野が伸び縮みする感じが観ていて、カッコいい。

スーツは、ジャスティスリーグの時のメカメカしい方が個人的には、好きだ。

一昨年、大ヒットしたインド映画『RRR』の監督 S.S.ラージャマウリが台本を書く前にカッコいいルックから考えたと語っていた。

アメコミは、絵を描く人、脚本を書く人とリーフのコミックを発売するのに、複数の人が介入する。

その中に、カバーアートの絵を描くだけの人がいる。

非常にアメリカらしい。
まず、表紙の見た目がかっこよくなければ、手に取ってもらえないのだ。


今作の特筆すべき点は、兎にも角にも、ルックのカッコよさ!!


走り始めるときのスピードスケータみたいな出で立ち。

普通に人が走ったら、カッコ悪くなるのをCG処理で、体を大きく動かす走り方。腕を大きく使っているのが印象的だ。

だから、中盤のパワーを失うシーンがすごく滑稽で、面白く感じる。


音すら、カッコいい!!

走り出す時のパチンというピストルの銃口を引くような金属音。

ビリビリもしっかり低音が効いてて、気持ちいい。


アクションがカッコいい


アクションがかっこいい。

全体的に、ゲームっぽい。

ベンアフレックのバットマンがバットウィングからバイクで、飛び出すシーンも上がる!!

ロバートパティンソンの『The BATMAN』のバイクは、パーキングエリアに停まってる川崎のバイクのようだったが、ダークナイトを観た後だと、非常にしょぼく感じた記憶がある。

無駄に無骨、無駄に頑丈!!

それがいい。

マイケルキートンのアクションは、ゲームのバットマン アーカムナイトをプレイしていた当方にとって、非常に既視感を覚える。

バットクローで、敵を近づけて、爆薬を付ける。
 コンボで、敵に攻撃を当てる。

ロバートパティンソン版でも、これを感じたのだが、今回の方が、よく出来てて、ゲーム同様の爽快感を強く感じた。

スーパーガールの戦い方は、ハルクみたいなマッチョガールって、イメージ。よかったのだが、スマートな戦い方も観てみたいのが本音。

フラッシュもスーパーガールも敵に攻撃がヒットすると、時間がスローになる。

以前、スマブラの制作者の桜井 政博さんが自身のyoutubeチャンネルで、キャラクターに技が決まった時に、時間を止めて、キメを作れとおっしゃっていた。

それを感じれて、よかった。

最後のバットウィングでの戦闘シーンは、もろスターウォーズ。

エピソード5?ファントムメナス?

飛行機の音がXウィングやタイファイターみたいな音だし、鳴ってる音楽も高音のブラスが効いたオーケストレーション。

ゾッド将軍の敵艦隊がAT-ATにしか見えなくなる問題が発生した。


おしい点


カットしてもいいんじゃないと思う点が多々見られる。

別アースのバリーアレンが弾に当たって、悶えるのだが、その後、普通に回復するので、ストーリー的に不要だと感じた。

パワーを取り戻すために、わざわざ、2回も、主人公 バリーが落雷に合うのだが、それも同様に、必然性を感じない。

そもそも、主人公 バリーから別アース バリーに能力が移動する設定って、必要だったのか疑問。

最初の幼少期の24になる数式も後に、不可避の交差点への伏線だとわかったが、2回目を大雑把に見ていて、気付いたので、不要だと思う。

インカージョン(ガンダムのコロナ落としの時間軸版みたいなの)が発生した際、ケビンコスナーのスーパーマンが登場するのだが、確か、ティムバートンが知らされてなかったとかで、揉めてた記憶がある。

ファンを喜ばそうと、様々なバットマンやスーパーマンを登場させたとしても、その世界が破壊される様を観て、喜ぶファンは、いるのだろうか。


後半にかけて、時間軸の話になっていく。

スピードフォースによるクロノボールのシーンは、非常にかっこよくて、好きなのだが、如何せん、今回のヴィランのダーク・フラッシュの印象が薄い。

"お前だったのかぁ!!”

というより、

”でしょうね"

が勝る。


最後のブルースウェインで、DCUが不安になる。

"続き作るつもりがないから、無茶やってまえ"

感が観てる方にも、伝わって来る。

次のアクアマンから、

"アクアマンとフラッシュ以外、全員、別人"

覚えておこう。


感想


デメリットをウダウダ書いてしまったが、全体的に、かっこいいし、面白い。

『The FLASH』のようなヒーロー映画をコンスタントに作ってくれればいいのだが、

『ブルービートル』は、劇場公開されず、レンタル、配信のみ。

『バットガール』は、制作し終わり、お蔵入り。
劇場公開おろか、配信、レンタルされず仕舞い。

今作、『The FLASH』も、劇場公開されたものの興業が振るわなかった。

MCUも落ち目なのは、否めないので、頑張って頂きたいと希望するばかりである。


読んで頂き、ありがとうございます。
愛してるぜ!!

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