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砂糖中毒

1.砂糖中毒とは

小腹がすいた・・
仕事で疲れた
甘い物食べないと満足できない甘党

毎日何気なく、甘いものを食べることが習慣となっている人は「砂糖中毒(砂糖依存症)」になっているかもしれません!お菓子・スイーツといったものを摂取していなくても、コンビニなどで手に入る食品、飲料水にも砂糖が含まれている場合もあり、知らずに摂取していることで不調をひきおこしているかもしれません。

2.砂糖中毒かもしれない症状

甘いものを食べないとイライラする
疲れると甘い物がほしくなる
甘い物を摂取しないと倦怠感を感じやすい
甘い物を摂取しないと集中力を維持できない

3.メカニズムは麻薬と同じ!?

砂糖は血糖値を急上昇させ、血糖値維持のために肝臓から「インスリン」という物質がでて、今度は血糖値が急降下します。この血糖値の急降下により、偽物の食欲を感じ食べすぎてしまう原因になります。また、砂糖を摂取することで快楽物質である「ドーパミン」が出て、麻薬と同じような依存性を強くさせるため、砂糖は「マイルドドラッグ」とも呼ばれています。

4.悪影響

砂糖の過剰摂取を続けると「糖尿病になる」になるという認識はあるかもしれませんが、その他にも色々悪影響があります。

①老化の要因「糖化」
糖分を過剰に摂取により、体内のタンパク質と結びついて「AGEs」という「糖化」により老化を促進する危険性があります。このAGEは美容面はもちろん、年齢を重ねることによって発症しやすい不調の原因にもなります。
*「糖化」についての記事↓


②骨粗しょう症
砂糖の分解の過程でカルシウムとビタミンB1を多く消費するため、砂糖の過剰摂取が続くと食べ物からの摂取では足りず、体内の骨や歯からカルシウムを使ってしまい、骨がスカスカになってしまいます。若い時に、食事の代わりにお菓子や菓子パンのみで済ますという生活を続けると、年齢を重ねた時に寝たきり生活につながってしまうような悪影響があるのです。

③情緒不安定(うつ病の誘発つながることも)
疲労回復に重要なビタミンB1不足になり、脳神経のエネルギー不足により情緒不安定になる原因になります。人より不安感が強い、イライラしやすい、うつ状態になるなどの自覚症状がある場合食生活も大きく影響しています。

5.炭水化物との違い


炭水化物= 「糖質」+「食物繊維(消化されにくい)」の合計
糖類= ブドウ糖・砂糖・果糖など甘みの原料。すばやく吸収されて血糖値を上げるブドウ糖

炭水化物の過剰摂取は、脂肪の蓄積や血糖値上昇につながるため摂りすぎには注意が必要ですが、主食というだけあり、健康のために必要な栄養素になります。

*炭水化物が不足すると
・ 脳の栄養不足で集中力低下
・ 肝臓内の糖質が分解され、 肝臓機能が低下
・ 体内タンパク質が分解され、疲労が たまりやすくなる
・ PHバランスが崩れて血液が酸性に傾き、昏睡状態を引き起こす


低炭水化物ダイエットとよく聞きますが、完全に減らすのではなく、以下のように血糖値急上昇を抑える工夫をして適量摂取することが重要です

血糖値急上昇を抑える工夫
・食べる順番を変える(野菜・タンパク質から食べる)
・糖質を効率よくエネルギー変換するビタミンB1、B2と一緒に摂取する
・食物繊維を多く含む食品(豆類、海藻、きのこ類、こんにゃく)

6.砂糖中毒改善へのステップ


①OKおやつを準備
空腹を感じたとき、罪悪感なく食べれるような間食を準備しておきましょう。空腹時近くになるお菓子に手をだしがちなので、いつでも健康的な間食を準備しておくと血糖値の急上昇を抑えられます。

②ゼロカロリー飲料を捨てる
ダイエット飲料は、健康的に感じるかもしれませんが、別の添加物により甘みを加えてあります。この添加物がより強い甘みを欲するように脳の感覚を狂わせる原因になるため、長期的には悪影響になります。普通の水やお茶で物足りない時は、ハーブやフルーツなどを活用し、自然なフレーバーを付けてみるのも気分転換におすすめです。

③空腹になる前に食べる
3時間ごとにつまめる食べ物を用意する。自制心が空腹で弱っていなければ、低糖のものを選べる可能性が高くなります。

④心拍数を上げる

空腹時短い間でも、心拍数が上がる程度の運動をすると食欲抑制効果のある「アドレナリン」が分泌されます。スクワット、階段ダッシュなど

⑤ぐっすり眠る
睡眠不足は、脳が高カロリー食品を求め食べすぎを引き起こす原因を引き起こすことにもなります。現代の生活では難しいかもしれませんが、目覚まし時計なしで自然に起きられるぐらいの睡眠時間を確保することが理想的です。


⑥バランスの良い食事
何か栄養素が不足すると、脳がそれを補おうと過剰な食欲を感じる原因になります。サプリメントという手段も選択肢にありますが、逆に一部の栄養素の過剰摂取など自然状態ではない状態になり、逆に悪影響になりかねないため、可能な限り食品で摂取しましょう!バランスの良い食事で必要な栄養素を摂取することで、少ないカロリーで満足感を感じられます。


⑦自分で料理する
市販の食品には目に見えない糖分・加工物が含まれています。できるだけ、食材から自分で料理することで、料理に含まれる栄養素の知識も高まり、より健康的な食生活に調整しやすくなります。市販のお菓子には、わざと中毒性を感じ、購買意欲を増やすために甘味料を使用している商品もあります。同じお菓子でも自分で作ることでより脳によい食事になります。

7. まとめ


普段から砂糖を多く摂取している場合、急に制限するとだるさを感じるなど、大きなストレスを感じると思います。一気に完全に砂糖禁止にするのではなく、徐々により良い方向へ脳の感覚を正常にもどしていってください。徐々に正常な感覚を取り戻すことにより、砂糖を摂取しなくても楽に感じるどころか、より体調がよくなることを感じれる状態になるでしょう!

ただし、重症の砂糖中毒の場合、タバコや麻薬同様、専門門下の助けが必要な場合もありますので、必要に応じて専門科を受診も検討してみてください。


ひどくなると自分では制御できないレベルまで悪化することもあります。以前ある番組でちょうど「砂糖依存症」の体験を見て砂糖の中毒性の強さに怖さを感じました。
薬物中毒のような甘い物の恐怖|ザ!世界仰天ニュース↓

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