山時ゆき

学生です。

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  • ××××考【シリーズ】

    「ツンデレ」、「同担拒否」などオタク文化特有のキーワードなどについて思ったことを書いています。

  • 装うことと自己

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今更ながらの自己紹介

はじめに noteに初めて記事を投稿した日から、もう少しで丸2年です。今更感はありますが、自己紹介(と見せかけた好きなもの布教記事?)です。この記事は随時加筆修正を行う予定です。 プロフィール 学生です。オタクです。夜型ですが、朝型になりたいな~~と思っています。だいたい22-26時くらいが一番元気です(よくない……)。  noteはTwitterなどに収まらない長めの文章を気まぐれに投稿する場として使っています。本の感想、映画の感想、あとはよくわからない日記?です。前者

    • 2023年振り返り(ネガティブ ver.)

      今年も、何も書けず何も描けず何も作れないままで一年が終わっていく。 また手頃な誰かを理想と崇めて、この心をあらわすのはこの言葉だ、この音だとのめり込んで、いつの間にかそのことすら忘れて次の誰かに同じことを繰り返す、それで生きていけるのだから悪くないと思いながら、このままではいけないとも思っている。 初めて希死念慮という言葉を知ったのがいつだったかはもう思いだせないが、その頃はたしかにこれは思春期の一過性の病気で、きっとそのうち感じなくなるものだと信じられていたことを覚えて

      • 映画「おんなのこきらい」感想 ークズ男考ー

         2015年02月14日公開の「おんなのこきらい」という映画を観た。映画を見るのは好きだが映像を長時間集中して見続けることが苦手で、この映画もだらだらと3か月くらいかけてやっと観終えた。  映画のストーリーをざっくりと説明すると、キリコという女性が主人公のお話。キリコは「男に好かれて女に嫌われる女」を具現化したような女性で、ストレスが溜まると過食嘔吐をする。ある日仕事相手である幸太に対していつものように媚びた態度をとるものの、全く良い反応をしてくれないため「フッ、おもしれー

        • 「同担拒否」考

           「同担拒否」という言葉がある。もともとはジャニーズのファンの間で使われていた言葉らしいが、現在ではさまざまなジャンルのオタクの間でスラングとして使われているのを見かける。ここで「担(=担当)」とは自分が応援している特定の個人(アイドル、キャラクターなど)を指す。今回はあえて「担当」と「推し」の差異を無視し、同一のものとして扱っている。間違っている点があればコメント欄などで指摘してほしい。 同担拒否とは、同じものが好きな人とは絡みたくないという意味の用語・スラング。「同担N

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        • ××××考【シリーズ】
          2本
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          2本

        記事

          感受性について、あるいは歌集『エモーショナルきりん大全』感想

           上篠翔さんの歌集『エモーショナルきりん大全』を読んだ。この本は私にとって初めて購入した歌集である。そもそも中学生のころから自分は古典が大好きで、思春期ゆえの盲目さから現代短歌というものをあまり好きではなかった。ところが気づけば今は自分でも短歌もどきのようなものをつくってインターネットに投稿したりするようになっている。好きなものが増えるのはなんにせよ喜ばしいことだと思った。この本を買わなければいけない、と思った決め手は試し読みの五首の中にわたしがいる!と思ったことだ。  短

          感受性について、あるいは歌集『エモーショナルきりん大全』感想

          映画「君の名前で僕を呼んで」感想(過去記事)

          この記事は2020年6月19日(桜桃忌ですね)に私がはてなブログに掲載した文章の転載記事です。一部加筆修正しています。  自分は普段あまり映画を見ないほうである。コロナ以前は映画好きの友人に誘われて映画館に行くこともあったが最近はご無沙汰である。しかし先日、Twitterである作品がPrime videoのセール対象になっているとの情報を得た。前々から話には聞いており気になっていた作品だったのですぐにレンタルして観た。Prime会員であるにも関わらず、ほとんどPrime v

          映画「君の名前で僕を呼んで」感想(過去記事)

          装うことと自己①(性別について)

          #自分にとって大切なこと はしがき あとちょっとで、noteを始めて一年が経過したことになる。このことに気づいたのは前回の記事を投稿した後のことだ。春が近づくと何かを書きたくなるものなのかもしれない。  書くことと言えば、楽しいが苦しい。そうせずに生きられるならばそうすべきなのだとは思うが、わたしは一人でも二人でも誰かがわたしの書いたもの、描いたものを見てくれる可能性があるならば投稿することを辞められない。破滅型の文豪に憧れているからかもしれない。  さて、今回のテーマ

          装うことと自己①(性別について)

          同質性への愛

          はじめに 今回テンション高いです。文体も変わっている可能性があります。ご注意ください。  ……いや言いたいことは分かるんですよ!現実における同性愛者への差別問題とか!婚姻制度とかそういうの抜きにして作品として楽しむなんてけしからんとかそういうのは分かってますし、わたしとしても思うところがありますが!今回はフィクションにおける同性同士の恋愛描写を私が好きな理由について語りたいだけです。少女漫画が現実を模倣していないように、フィクションと現実はここでは全く別物として論じさせてく

          同質性への愛

          一人で生きていく、持続可能な食生活

          スマホから入力しているので画面が狭く長文が書きづらく感じます。お久しぶりです。山時ゆきです。 さいきん、Twitterが自炊の話題で賑やかだったので、ぼくの考えた最強の献立の組み立て方を考えてみました。 自分は一口コンロの劇狭キッチンしか使えないのであんまり凝った料理をするモチベーションがありません。狭いので大体1割ぐらい食材を落としてダメにしてしまいます。以前卵を割るのに失敗して、TKK(卵かけキッチンマット)を錬成した時には泣きたくなりました。今はなんとか片手で割る方

          一人で生きていく、持続可能な食生活

          幽閉生活nヶ月目

           引きこもり耐性はそれなりにあるつもりだったのだけれど、そろそろ限界。吐き出させてほしい。ところで人が吐いているところを見るのが好きな性癖があるそうですね。  いまはどうしてもそれなりの長さの文章を書き散らかしたい気持ちだったので(Twitterじゃ足りなかった)とりあえずこれで投稿します。病んでいるわけではなく、ただ只管この自粛というなの謹慎?幽閉?生活に嫌気がさしただけです。  また後で加筆修正すると思います。では。  P.S.   自作イラストつけずに投稿したの、

          幽閉生活nヶ月目

          創作に向き合う事

           最近、久しぶりにある作品にハマってしまった。ここでは名前を挙げないが、所謂「オタク向け」コンテンツ(失礼)に再び自分が夢中になれる日が来るとは思ってもいなかったので、正直びっくりしている。それと同時にここ数年下火だった創作意欲が息を吹き返したので絵の練習を再開している。ここで、文章を書きたい欲求を発散がてら自分のオタク遍歴をざっくりと振り返ってみたいと思う。  自分が何のオタクかと言われれば、一番時間をつぎ込んだのは間違いなくボーカロイド界隈である。しかし今回はゲームや漫

          創作に向き合う事

          ミニマル志向と衣替え

           きのう、いつまでも引きこもっていても運動不足になると思い、日暮れごろふらっと外に出た。記憶にあるよりも空気は暖かくて、そして思っていたよりも湿っていた。いつの間にか春が来ていたんだなと思った。  適当にぶらぶらと歩いて、満開を見られないまま葉が出てきてしまった桜並木を通ったり、最寄りの次に近いコンビニに寄って新作のパンを買ったりした。それからまた同じ道を通って、日が完全に地平線に沈む前に家に帰った。  家に帰ってからは衣替えをした。  もともと高校生になったころから漠

          ミニマル志向と衣替え

          世の中に絶へてコロナの無かりせば―引きこもり大学生活―

           世の中がコロナコロナ自粛自粛カネがない仕事がない政治家は何をやっているんだカネをくれ補償をくれというムードになったのはいつからだろう。わたしはだんだんと水温が上がっていっていることに気づかず茹であがってしまったガエルよろしく、いつの間にか世界レベルの緊急事態の渦中にいた。  少なくとも年が明けたばかりのころは、いや大学の春休みが始まったころは、まだ新型コロナウイルス感染症という言葉はそれほど身近ではなかったはずだ。中国のある都市がやばいらしい、クルーズ船がえらいことになっ

          世の中に絶へてコロナの無かりせば―引きこもり大学生活―

          いつからか私は、幸せも不幸も「死にたい」という言葉でしかあらわせなくなった【100日後に死ぬワニ感想】

          こんな漫画があった。 https://twitter.com/yuukikikuchi/status/1205120078322159617?s=20 きのう、Twitterで毎日連載されていた「100日後に死ぬワニ」という漫画が完結した。最初はRTやいいねで回ってくるものを見るとはなしに見ているだけだったが、いつしか毎日確認するようになっていた。ワニの(私とは縁遠そうな)なんだかんだで幸せで「リア充」な日常は終わってしまった。   100日後はとうに来てしまった。

          いつからか私は、幸せも不幸も「死にたい」という言葉でしかあらわせなくなった【100日後に死ぬワニ感想】

          固有名詞を排除した無色透明な文章

           すっかり更新をさぼっていたnoteにまた投稿する。文章というのは不思議なもので、書きたくてたまらなくなる時期と、PCや紙に向かっていても数行しかひりだせない時期がある。そのメカニズムはいまだ分かっていないが、とにかく今は書くときではないと思ったら自分は書かないようにしている。自然のままにしておくのが一番良いと思うからだ。  文章というのは摩訶不思議なもので、どれだけ表現に工夫を凝らしても、タッチタイプが上達して思考速度に近づこうとも、文字にして書かれたものは、頭の中にある

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          卒業式で泣けない

          #みんなの卒業式  例のウイルスのせいで、全国の小中学校・高等学校の多くが休校になり、それに伴って卒業式が中止となったという話を耳にした。もちろんめでたき門出の日が中止になるというのは残念なニュースであり、その学校で過ごすおそらく最後の日を心待ちにしていた人にとってはとても悲しい出来事だったのだろう。  しかし、私は正直なところ彼らがうらやましいと思った。卒業式というものが苦手、いやこの際はっきり言えばどうしようもなく嫌いだったからである。  素敵な卒業式のエピソードを

          卒業式で泣けない