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■うつ病

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うつ病闘病経験に基づいた記事をまとめています。
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#退職

仕事での理不尽を人事部に訴え出た後に忘れちゃいけないことについてのお話

仕事での理不尽を人事部に訴え出た後に忘れちゃいけないことについてのお話

私ね、正直、同期と飲んで愚痴れば仕事の理不尽なんて耐えられると思ってました。

仕事で辛いことがあって、どう考えても理不尽で、だけどもう社会人だしお金貰ってるんだからこれ位のこと耐えられなきゃやっていけないから、同期と仕事の後お酒をのみに行って、こんなことがあったんだ、酷いね辛いね、私もこんな酷いことされてるんだよ、嫌だよね、でも仕方ないよね、皆で頑張ろ…

仕事をしていた頃こんな一幕がありました

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複合機の腹具合

複合機の腹具合

意地悪な見方かもしれません。
けれど、思ったのです。
こんなちょっとした心遣いすら自由にできないのか、と。

今も時々、ちょっとした用事で、病気をする前に働いていたフロアへ足を運ぶことがあります。数十人が黙々とパソコンに向かい自分の仕事に集中しています。ほとんど話し声もしません。近付いても、挨拶するどころか、目線も合わせなければ顔も上げない人がほとんど。私がいた頃から、他の部署の人が「このフロア、

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憧れの大学職員を辞めた理由(後編)

憧れの大学職員を辞めた理由(後編)

憧れの大学職員を辞めました。

何故、憧れの、しかも正社員の大学職員を辞めたのか、前編・後編に分けて少し長めにお話ししようと思います(この原稿は後編です)。
ご興味がある方、同業の方、大学職員就職を目指す方など、届いてほしいところにこの記事が届くよう、記事の一部を有料とさせていただくことにしました。
なお、退職検討理由の整理なので抽象的な話が多く、大学職員の普段の仕事ぶりを詳しく知りたい方には物足

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憧れの大学職員を辞めた理由(前編)

憧れの大学職員を辞めた理由(前編)

憧れの大学職員を辞めました。

学生時代からずっと就きたかった仕事でした。
学科事務室にいた事務職員のXさん(派遣職員さんでした)にはいつもちょっとした勉強の相談をしたり、履修登録の漏れがないか見て貰ったり、お世話になっていました。学科の教授たちと冗談を言い合っている様子も、とても楽しそうに見えました。
ある日ふと「私も大学事務室の仕事がしてみたい!」と気付きました。
Xさんに打ち明けると「思った

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闘病アカウントを振り返る

闘病アカウントを振り返る

うつ病休職から復職を経て退職するまで、ツイッターを定期更新していた。

期間は2019年2月から2020年9月まで。
この1年7か月間に、一時期は500人以上のフォロワーさんと繋がることができた。

インターネットの向こうで沢山の人が病と向き合っていることに驚きを覚えた。
同時に、私と繋がって下さり、一緒に日々を過ごして下さった方々の存在に、どれだけ力を頂いたか知れない。
更新停止当時、新生活にバ

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「まっとう」でなきゃオシマイですか

「まっとう」でなきゃオシマイですか

いつからなのだろう。
「正社員になって、月・・・万円以上稼いで、安定した生活を手に入れなければ」
と思い始めたのは。

小さい頃から言い聞かせられてきたのならまだしも、いくら思い返してもこんなあからさまなことを言われた記憶はない。

きっと、子供の頃から大人になるまで、いろんな人の口から、あらゆる方向から聞こえてきた情報を頭の中でくっつけて文章にしたのが、この一文だったのだと思う。

積み木が崩れ

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