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【金曜日】俳句、詩、創作物

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小説以外の創作物。主に詩など。
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記事一覧

俳句 「ミヤマキリシマ」

俳句 「ミヤマキリシマ」

ミヤマキリシマとは?文、姉へ。「ミヤマキリシマ咲きました」

坂本龍馬が新婚旅行中に姉へ宛てた手紙に鹿児島のミヤマキリシマの美しさを書いたというエピソードから、普段離れて暮らす兄弟が花咲く時期には家族旅行のきっかけのやりとりが出来ると想像しました。

連山の深山の山のミヤマキリシマ

ミヤマキリシマは、和名に冠された鹿児島県の霧島山・えびの高原(宮崎県)のほか、阿蘇山、九重山、雲仙岳、鶴見岳など九

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中国語学習日記 2024年4月

中国語学習日記 2024年4月

皆さんこんにちは。
月に1回の中国語日記です。
中国語の勉強は全く進んでいません。
今日は私のブログの内容についてお話をします。
私は1000日以上、ブログを毎日投稿してきました。
記事のテーマは曜日ごとに分かれています。
月曜日は家の中でできる趣味について書いています。
料理の記事が多いです。今年の3月と4月はたくさんお菓子をつくりました。
火曜日は、庭を眺めながら考えている事について書いていま

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漢詩 「竹里館より菫(すみれ)里庭」

漢詩 「竹里館より菫(すみれ)里庭」


 先月が五言絶句だったので、今月も五言絶句で挑戦します。もちろん、長ければ長いほどできる自信がないからです。お手本も必要です。
 今回のお手本には、王維を選びました。

王維とは? 王維(701~761)。太原(山西省)の人。詩文のほか書や音楽にもすぐれ、特にその山水画は南宗派の始祖と仰がれる。また熱心な仏教信者でもあり、「詩仏」と呼ばれる。玄宗に仕え、安禄山の乱の時に賊軍の捕虜となり、強迫され

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はじめての写真川柳

はじめての写真川柳

おはようございます。
春の愁の深まるこの頃、明るい外の景色とは裏腹に心は沈みがち。
気持ちを上向かせるために写真川柳をやってみることにしました。

ホームメイト様の川柳のページを参考にしました。しかし、川柳と現代俳句の違いがよくわかっていません。

①チューリップチューリップ一斉に咲くと限らない

②パンジー葉っぱより頭重たげパンジーさん

③ビオラひらめきがビオラの花芽の数あるよ

みそひともじアナグラム

みそひともじアナグラム

一心の桜に集風若人の親を崖から落とさむとする
熊本には「一心行の大桜」という観光名所があります。
樹齢は400年余り。樹高14メートル、枝張東西21.3メートル、南北26メートル、幹囲7.35メートルの大桜で、淡い薄紅色の花をつけます。

自由墓地にある菩提樹がこの一心行の桜です。
残された妻子や家臣が惟忠を供養するために植えたのです。

翻って、ここ一年経済学者の成田悠輔さんの発言が物議を醸して

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居眠りする間春時雨に花散りぬ干した薬草残り少なし

居眠りする間春時雨に花散りぬ干した薬草残り少なし

上記のような意味で短歌を詠んでみました。
全く詳しくないのでこんな風に詠んでよかったのか全く分かりません。

今年は暖かくて、2月20日頃から雪柳の花が咲きました。雪柳の花言葉には、「きまま」があります。私も今後気ままに短歌など詠んでみたいと思います。

【はじめての英詩】「水精」

【はじめての英詩】「水精」

先週、漢詩を作ってみました。
前回は日常の風景を詩にしたので、今回は自分の内面に目を向けることにしました。

たとえば、私は他人との交流が深められません。
私に好んで話しかけてくれる人と交流が深められないのです。
私の前でむっつりと寡黙になる人に関心を持ってしまいがちです。もちろん寡黙な人が多弁になって私に近づけば、私は興味を失います。
私は交流したくないのです。
人間嫌いなのです。

そもそも人

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【はじめての漢詩】「春暁」より「春精」

【はじめての漢詩】「春暁」より「春精」

子供の頃に漢詩書くことに憧れていました。
今でも小学生で暗記して発表するという授業があるでしょう。
「封神演義」とか、「三国志」とかの中国の歴史にはそれほど興味はなかったのですが、短いフレーズでインパクトのある漢詩はカッコいいと思っていました。

大学生の頃、第二外国語をフランス語にするか、中国語にするか迷って挙句、中国語の先生は厳しいと聞いたのでフランス語にしました。
すると、はじめての授業に行

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つくってネコとあそぼう。たべてネコと生きよう。

つくってネコとあそぼう。たべてネコと生きよう。

猫の日に合わせていろいろ作ってみようと思っていたものの、結局どれも完成せず、作らなかったり、作っても出来が悪かったりして記事にすることを諦めてしまいました。

とは言え、例によって写真には残しており、作ったものが手元にあります。

写真フォルダもいっぱいになるし、やっぱり記事に残しておこうかなと思い至りました。このまま趣味に手芸が加われば、「雨の日にしたいこと」の月曜日の記事は、料理にして、「雨の

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俳句 part.99「苺(いちご)の花」

俳句 part.99「苺(いちご)の花」

新しい種を蒔いたら、先に植えた苗の花が咲きました。
温暖化で暖かい季節が長くなっても、季節は順番に巡ってくるんだなと思います。

個人的に苺の葉っぱと花の組み合わせが好きです。
梅は葉っぱも少し丸みを帯びていますが、苺は花が一重で丸く萼がしっかりしています。

お子さんに「いちご」と名づける親は、実と花とどちらを想像しているでしょうか。
案外花の咲き方も合わせて可愛らしいイメージを持っている人もい

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俳句 part.98「猫の恋/猫の妻」

俳句 part.98「猫の恋/猫の妻」

猫の雄は発情期の雌につられて、2月頃になるとそわそわしはじめるそうです。
時には雄同士で喧嘩をするほどの春猫の行為に恋に身をやっする人の姿を見たんだとか。

鼻先の十字の傷や猫の恋

子育ての終わらぬままに猫の妻

婚約の破談して夜猫の恋

美しき長毛の白猫に惚る

君は今何しているか猫の恋

書き直しメールは未送猫の恋

猫の妻ゆくりゆくりと去りぬ庭

猫の妻大人になるはまだ早し

猫の妻靴下柄

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俳句part.98「凍蝶」

俳句part.98「凍蝶」

子どもの頃や社会人になったばかりの頃には行ってみたい場所がたくさんありました。しかし、その憧れを抱えたままその場所に今行ってみても何か違うと思ってしまうかもしれません。
時は移ろい行きます。
10年や20数年前に憧れた風景が今もそのまま保たれて来ているとは限らないのです。
変わる事は仕方ない。変わる事が悪い事ではないのですが、憧れたものがもうないとわかった時の喪失感は何とも言えないものがあります。

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俳句 part.99「冬銀河」

俳句 part.99「冬銀河」

大人になって宇宙のことを考えなくなりました。宇宙飛行士に憧れるような勇気のある子どもではありませんでした。
しかし、テレビで宇宙の特集をよくやっている時代だったので、少しは理解できるようになりたいなと思っていたら、子どもの時身につけた知識すら今は忘れてしまいました。

今年は閏年です。今月は29日まであります。
グレゴリオ暦法では、うるう年を次のように決めているそうです。
①西暦年号が4で割り切れ

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俳句 part.95「寒牡丹(かんぼたん)」

おはようございます。
日々1人でも多くの人の健康に願う毎日です。
まるで悪夢のような事が日々ニュースで流れる毎日です。

明晰夢をご存知でしょうか?

昨年末から遠藤周作さんのエッセイを読んでいて、夢に興味を持ちました。私は夢の内容を大抵覚えていないのですが、夢を見る事はそれなりにあります。他の人より多いのかは比べたことがないので知りません。
夢の内容が自分の内面をを暗示していると話が遠藤周作さん

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