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#12「厚かましく、貪欲に」
さとゆみ道場(東京)・2日目の公開インタビューのお相手が、田中裕子さんだった。1日目、参加メンバーと対面したさとゆみさんが、急遽、裕子さんに打診してくださったそう。
さとゆみさんから裕子さんへのインタビューを聞き、構成を組んでみるという内容。私が最もガツンときたのが、「凡人だから、読者とつながれるのだと思う」という裕子さんの言葉。めちゃくちゃ実績のあるライターさんが、ご自身を「凡人」と言う。これ
手放して、手に入れる
「30歳までに結婚する!」
そんな決意もむなしく、30歳の誕生日1週前に当時の彼氏から別れを告げられた。お先真っ暗というか、真っ白になったのを覚えている。
涙も枯れ果て、友人に別れの報告をするとひと言。
「それは良かった!」
え?今、なんと?
あんぐりした表情だったのだろう。友人は、彼といる私が全然、幸せそうに見えなかったことをぶっちゃけてくれた。そしてもうひとつ。
「彼と付き合ったま
#3「気付かぬストレス」
「そんなにつらかったなら、"つらい"って言ってくれれば良かったのにね…」
主を失った机を見ながら、上司がつぶやく。笑顔で元気いっぱいだった彼が、いきなり学校にこなくなって何日経つだろう。
今でこそニュースに取り上げられるようになったけれど、本当に、心を病んでしまう教師は少なくない。
花がしおれていくように、だんだん、だんだん弱っていくのではない。前日まで元気ハツラツに働いていた(ように見えた
#2「"組織"と"自分"の小競り合い」
「いいことをしているんだから、もっとアピールすればいいのに」
当時パワハラ真っ最中だった私に、同僚がもったいなさそうにつぶやく。彼は「自分をアピールしないから、評価されないのだ」と続ける。
評価?なんのために?
目の前に置かれたグレープフルーツサワーのシュワシュワを見つめながら、フツフツと湧き上がってくる反発心。
✳︎
昔っから、アピールするのが苦手。話のネタとして話すのはいいけれど、こ