とおん

音楽学専攻→大学院で芸術学。ノートには音楽のこと、本のこと、デザインのこと、絵のこと、…

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音楽学専攻→大学院で芸術学。ノートには音楽のこと、本のこと、デザインのこと、絵のこと、などを綴ります。

記事一覧

繰り返し

繰り返しが心地良くなる現象には、 時間の間隔が関係している ドラムマシンの四つ打ちは心地よくて、 繰り返しの毎日は、退屈である 一般に体の大きな動物は、 小さな動…

とおん
1か月前
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「音割れしないレコーダー」zoom F3 レビュー

音割れしない、つまり32 bit float対応のレコーダー、zoom F3を買ってみた。 なかなか良い。レコーダーとしてだけでなく、オーディオインターフェースとしても使えるし、…

とおん
1年前
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『教養としての能楽史入門』読んでみた

この本は結構おもしろい。 能楽に関する本は、日本の文化なだけあって、さすがにたくさんある。しかし、新書サイズで、一般の人にもわかりやすく通史を教授してくれる本は…

とおん
1年前
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何を聞くか

音楽は、その酒に酔っていられる間はかなりの精力剤だが、自分の体に合うものかどうかの選別が難しいし、飽きも遅かれ早かれやってくる。 音楽といっても、J-POP なのか、…

とおん
3年前
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記憶の錯覚

ふとした瞬間に、例えば電車を降りて改札に向かうときに、「あれ、Aさん?」って知人を想起する時がある。 そして、95パーセント人違いだと瞬時にわかる。 これを仮に「…

とおん
3年前
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ベートーヴェンと調性格論(1)

ベートーヴェンと調性格論 シンドラーの伝記による記述  C.F.Dシューバルト(Christian Friedrich Daniel Schubart,1739-1791)の調性格論は、19世紀初頭に印刷版が世間…

とおん
4年前
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ブルギュミュラー【ひたすら和声分析vol.1】

ピアノ作品集のブルギュミュラーをひたすら和声分析していきたいと思います。PDなので、ブログやイベントで使いやすくて嬉しいです。 今回は二曲目のアラベスクを題材にし…

とおん
4年前
3

今日のひと破り

「とにかく書いてみる」 外山滋比古さんの「思考の整理学」をちぎって毎日持ち歩いている。エッセイだと、一日1章くらいのプチ読書だ。本がボロボロになるけど、ページ…

とおん
4年前
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繰り返し

繰り返しが心地良くなる現象には、
時間の間隔が関係している

ドラムマシンの四つ打ちは心地よくて、
繰り返しの毎日は、退屈である

一般に体の大きな動物は、
小さな動物より
時間感覚が長いとされている

心臓のテンポも、
ゾウはネズミよりゆっくりだ

ゾウの時間をインストールすれば
退屈な毎日の繰り返しも
グルーヴィーかもしれない

「音割れしないレコーダー」zoom F3 レビュー

音割れしない、つまり32 bit float対応のレコーダー、zoom F3を買ってみた。

なかなか良い。レコーダーとしてだけでなく、オーディオインターフェースとしても使えるし、なによりその小ささがたまらない。このコンパクトさなら、どこでも持ち運べるし、置き場所にも困らなさそうだ。

注意点としては、主としてXLRのキャノンケーブル向きで、6mmのTSRフォンのケーブルがささらない形状になってい

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『教養としての能楽史入門』読んでみた

この本は結構おもしろい。
能楽に関する本は、日本の文化なだけあって、さすがにたくさんある。しかし、新書サイズで、一般の人にもわかりやすく通史を教授してくれる本は、見当たらなかった。

「通史」であることが重要で、「能の作法」や、「あらすじの解説」などではないところに、この本の意義があると思う。

能は予習の必要な芸術である。というか、芸術一般は、少なからず予習が必要なものだ。制作側や演者の方は、「

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何を聞くか

音楽は、その酒に酔っていられる間はかなりの精力剤だが、自分の体に合うものかどうかの選別が難しいし、飽きも遅かれ早かれやってくる。

音楽といっても、J-POP なのか、洋楽なのかクラシックなのか、古楽なのか、いろいろ状況が違うので、一概にどれも「精力剤」としてまとめるのは雑でしかないが、しかし、レポートを前にして Apple Music を開く今の私にとって音楽は、精力剤の役割を期待しているのはほ

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記憶の錯覚

ふとした瞬間に、例えば電車を降りて改札に向かうときに、「あれ、Aさん?」って知人を想起する時がある。

そして、95パーセント人違いだと瞬時にわかる。

これを仮に「記憶の錯覚」と名付けよう。
記憶の錯覚には大きく3つのパターンがある。

1.想起した人物に対してプラスの感情を持っている場合
2.想起した人物に対してマイナスの感情を持っている場合
3.想起した人物に対して何の感情も抱いていない場合

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ベートーヴェンと調性格論(1)

ベートーヴェンと調性格論

シンドラーの伝記による記述
 C.F.Dシューバルト(Christian Friedrich Daniel Schubart,1739-1791)の調性格論は、19世紀初頭に印刷版が世間に広く流布された。その中で当時の多くの人に知られ、影響を与えることになった。そのうちの1人にルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven, 1770-1

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ブルギュミュラー【ひたすら和声分析vol.1】

ブルギュミュラー【ひたすら和声分析vol.1】

ピアノ作品集のブルギュミュラーをひたすら和声分析していきたいと思います。PDなので、ブログやイベントで使いやすくて嬉しいです。
今回は二曲目のアラベスクを題材にします。

さっそく1段目!

☆Ⅰ→Ⅳ→Ⅰ

イ短調。Ⅰの和音(ラドミ)の基本形が4回続くイントロです。「イントロはシンプル」という王道を貫いています。

「ラシドシラ」という第1主題がはじまりますが、和声はそのまま変わらず。5小節目で

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今日のひと破り



「とにかく書いてみる」

外山滋比古さんの「思考の整理学」をちぎって毎日持ち歩いている。エッセイだと、一日1章くらいのプチ読書だ。本がボロボロになるけど、ページで持ち歩くと信号待ちとか、電車待ちの時にサッと出せて読めるからスマート。パスワードロックもないし、ダウンロードもないから、UIもスマホよりダントツ。
(この読書法はディール・カーネギー著「話し方入門」に書いてあったよ)

それで、最

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