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人と比べない生き方。Try&Errorで模索した一年を振り返って。

2021年。この一年はTry&Errorを繰り返した一年で、自分に合った生き方や幸せを模索する上での「必要な遠回り」の年だった気がする。

特に仕事に関しては、「ネタやろ!」とツッこまれそうな位、クレイジー体験満載、学びや気づきが盛りだくさんの一年だった。

採用され退職したのは2社。10月まで勤めて、いまだに給料未払いの精神障害者就労継続支援施設B社。

そして、声をかけてもらって転職して数日で辞めたのは、サビ管名義貸しの発達障害をメインターゲットにした就労継続支援B型施設C社のオープニングスタッフ。

もう、どちらの会社も個性が強すぎて、小説かお笑いかドキュメンタリーのネタとしか思えないブラック企業エピソードのオンパレード。でも得たものも大いにあった。

給料未払いの会社で得たもの

でもその給料未払いのB社では、支援困難と他社が匙を投げた精神疾患の方の自宅を訪問し、ヘルパーさんや訪問看護師さんなど、他業種と連携する中で、本気で仕事をする人達と出会い共に仕事をする楽しさ、精神福祉の奥深さを体験し、人生を変えるレベルのとても貴重な経験ができたと思う。

引き抜いてもらった会社のオープニングスタッフを速攻で辞めた理由

また名義貸しのC社を辞めた時には正直色んな思いが沢山湧いた。オープニングスタッフという事で、自分なりにさまざまな挑戦が出来ると思い、夢を描いていたし、やる気も満ちていて、入社と同時に専門学校や介護の資格を取るための講座にも申し込んでいた。だからこそ辞めることにとても悩んだし、だからこそ何度も話し合った。

でも話し合う度に分かり合えず、逆に本題と関係ない事で傷ついて、「世の中には話し合うことすら困難な人もいる」「誠実に向き合うことで、無駄に情報を与え、結果、主題とは関係のない私自身の人格に問題があると話をすり替えられる事もある。世の中、話し合う価値がない場合もあるのだ」という状況を再び経験した事は、去年13年務めた会社をパワハラに疲れて辞めた過去を完了させ、克服する為に必要な体験だったと今では思う。

名義貸しの片棒を担ぎ、本来資格や経験のある人がやるべき仕事を私が担当する。資格は無くても有資格者に匹敵するくらいのサービスを提供出来るよう、勉強と経験を必死で早急に積もう!と私も一瞬は思った。だからこそ仕事と同時に専門学校と放送大学と介護初任者研修を同時に受けるという無茶苦茶なスケジュールを課し、力づくでも役割を果たそうとした。でも時間的な問題以外にも、ストレスの面でもかなり問題があった。

社員3人のうち自分以外と価値観が合わない上、相手はこれまで会ったことがないレベルのコミュ障で男尊女卑の男性2人。その2人と私の合計3人の会社における唯一の女子として、私以外の2人が経営に専念できるよう、『女性の個性は直すべき』との考えに基づき、2人の『YESマン』としての役割を果たしながら、精神疾患や発達障害の利用者さんやその親御さん、行政や同業や他職種、ご近所さんを含むあらゆる対人業務を1人で担い、彼らの代わりに代弁し、自分を押し殺しながらタレコミによる行政処分に怯えて人に疑いながら過ごす。

今になって思えば、そんなオープニングスタッフよりも、やましい事なく胸を張って太陽の下を歩く事が出来、心身の余裕を持って資格の勉強をしながら納得できる仕事をゆっくり探している今の方があらゆる観点で見ても間違いなく正しい選択だったと自信を持って言える。

桜とサザンカ

そんな紆余曲折を経て、年代的にはバリバリに働いているか、バリバリに子育てをしている人が多い中、論文と試験に追われている私は異色かもしれない。

だけど誰かと比べる事自体、そもそも意味が無い。

桜のように春に咲く花もあれば、冬に咲くサザンカのような花もある。人間だから焦る時もあるし、過去に囚われる時もあるけど、人によって花開く時期が違うんだから、他の誰かと比べても意味がない。

多少周り道しても、その過程での色んな体験や経験を独自の強みとして活かしていったら元は取れるし帳尻が合うと私は思う。

だから合わない会社でコロナ禍でも前例踏襲にこだわりる会社で、お金の為に過労したり、誰かにストレスをぶつけられるサンドバッグ役を担い続け、生産性が無いと思いつつもやめる勇気もなくて心身の調子を崩していた13年間では経験し得なかった事を、去年は沢山経験できた。

前例のない仕事に挑戦する事の楽しさや難しさ、暗黒の13年間では学ぶ気力や体力や時間すらなくて取り組めなかった勉強。過去の13年間の私ではあり得ないような体験、チャレンジをしているこの経験は、ある意味自分にとって財産でもあり、大袈裟かも知れないけどようやく自分の人生のスタートラインに立ったとも思える。

これらの経験や知識や資格を今後どう活かしていくか。ちょっとワクワクしている自分がいる。

お疲れさま、✨2021年✨。
恐れず飛び込んでいこう!🎉2022年。🍾️🎁

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