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トラブルと戦争の《沖縄旅行日記》その3  「EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾートホテル」って大丈夫?

 レンタカー屋から食堂の「海洋堂」まで、30分くらいでしたが、2時半を超えてお腹は限界に近づいていました。焦っているのに、海洋堂さんの駐車場は3台しかない上に、入れくそうです。さらに、その上「わ」(レンタカーのナンバー(但し、私のレンタカーは「れ」ナンバーだった!!)の初心者マークが変な入れ方をしているので、さらに駐車難度が上がっています。
 仕方がないから、頭からぎりぎり斜めに突っ込んで入れました。出るときが、また大変です。その一部始終を店の中から、おじさんがこちらをじいと睨んでました(どんな意味があるのか、怖いので考えませんでした)。

ゆし豆腐

 海洋堂さんは近くから美味しい豆腐を仕入れているとガイドブックに書いてあったので、メニューを見てすぐ沖縄のソウルフードの「ゆし豆腐」を注文しました。豆腐がグズグズに崩れて出てきて、おかゆのような感じです。でも、食べてみると美味しい!!出汁も効いている。
 45年ほど前大学生の時に沖縄に来たとき、沖縄料理はまずかったという印象ががあったので(出汁が効いてなくて、単なる醤油味だった気がする)、最近観光化が進んで美味しくなったのかなと思いました。

 お腹が膨れたので、とりあえず今日の泊まるところに行くことにした。時間が時間だから、とりあえずです。場所が沖縄の真ん中で、北にも南にも行きやすいのと、値段が安かったので取ったホテルでしす。でも、名前がなんだか怪しい。「EMウェルネス 暮らしの発酵ライフスタイルリゾートホテル」と言う。ね、なんか怪しげでしょう。実際に行ってみるまで、不安でした。

レンタカーから、最初に見えてくるのは、こんな感じ

 しかし、高台にあるホテルに着いてみると、なんときれいな大きな素敵なホテルでした。心のなかで「怪しんで、ごめんね」とつぶやきました。部屋も角部屋に当たっていて2方面窓で、「広い!」と感じられるいい部屋でした。沖縄であっちこっち泊まり歩くのは面倒くさいので、ここに5泊する予定です。  

こんな感じの部屋でした。これは、角部屋じゃないけど

 飛行機等で疲れたので、とりあえず大浴場に行きました。ホテルなのに、大浴場がついているのです。日帰り入浴施設ですが、泊まり客は入り放題のお風呂です。これが、このホテルを選んだ、もう一つの理由です。

 風呂に入り行こうと長い通路を歩いている時、壁に貼ってあった写真の説明で知ったのですが、このホテルは、1972年に沖縄県初の外資系ホテルのヒルトンとして開業し、そののち1984年にシェラトンに買収されたそうです。その後一度潰れて、10年以上放置され後(幽霊ホテルと呼ばれていたらしい)、2006年にコスタビスタホテルとなり、2021年に現ホテルへと引き継がれとのこと。立派なはずです、元ヒルトンなんですから。

廊下に貼ってある写真

 お風呂上がりに、考えましした。今日、沖縄についたのにどこも観光していないなと(なんだか、損した気分です)。そこで、ガイドブック(私がっ今回使っているのは「ことりっぷ」と「るるぶ 沖縄ドライブ」いう本ですが)を見て、ホテルからすぐ行ける「美浜アメリカンビレッジ」に行ってみることにしました。

お風呂は、50人いても広々という感じ

 車でアメリカンビレッジに行く途中、まわりにあり広いな、何だこれ、と思った金網に囲まれた場所は、全てアメリカ基地でした。沖縄の殆どが基地ではないかと思えるほど広かったです。どれも、アメリカ軍の兵隊さんの宿舎(嘉手納基地の宿舎かな?よく分かりません。基地にはあまり看板がありません。セキュリティのためでしょうか)のようでした。アメリカ人の家族や子どもが、広場で遊んでいました。
 その広場にくっついている建物があり、そこで珍しいものを見ました。アメリカ軍用の消防署です。見たこともない、アメリカの消防車が数台ならんでその消防署の建物に収納されてました。何かの動物が身を潜めているみたいです。思わず、レンタカーを止めて見てしまいました。正面に、アメリカのエンブレムが貼り付けてあり、「アメリカ軍の基地用だぞ」と主張してました。

これが見た消防車です

 「美浜アメリカンビレッジ」についた頃は、日が陰って暗くなり始めました。沖縄でも、冬は早く暗くなるようです(当たり前です。日本ですから)。「どうせ観光客相手のもので、大したものじゃないだろう」思いながらきたのですが、見えてきたアメリカンビレッジはネオンで光り輝く小さなラスベガスのような雰囲気でした(と言っても、ラスベガスに行ったことはありませんがP)。(その4に、つづく)


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