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およそ500字日記

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文字数を稼いでなんとか500字以上書けるように頑張っています。
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2023年5月の記事一覧

2023年5月31日の日記

2023年5月31日の日記

「流刑地」と書いて「るけいち」と読む。りゅうではなく「る」。なんだか洒落てる。スラムダンクの流川も「る」だし、BLEACHの流魂街も「る」。もしバンドを結成することがあったら、「流刑地」って名前で音楽をやりたい。編成はギターとベース、ドラムのスリーピース。わけのわからない歌詞を気持ちの悪い音に乗せて、薄汚い地下の繁華街の奥底でひっそりとライブなどをやっていたい。

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 この世は流刑地だ。いつか

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2023年5月28日の日記

2023年5月28日の日記

 この前まで雪が降ったと騒いでいたのに、もう梅雨がどうとかこうとか言ってる。本当に節操がない。今住んでいる家にはエアコンがまだない。6月になる前に取り付けておきたかったが叶わなかった。6月中には絶対に取り付ける。夏の準備にもたもたしてると、気付かぬうちにおっとっと夏だぜ。

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 折り畳み傘を買った。5月22日の日記でも書いたやつだ。出番はまだない。これでいつ雨に降られても大丈夫なわけだが、サラ

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2023年5月22日の日記

2023年5月22日の日記

 少し前に、長年愛用していた折り畳み傘を通勤途中でなくしたのだが、新しく買うのもなんか面倒だし、「雨に降られさえしなければどうということはない」と思い、ここ数日は傘無しの丸腰で生活をしていた。
 雨は突然やってくる。こんなときに限って傘を用意しておかなかった自分がとことん憎い。どうせ最終的に同じ出費を計上するのだから、先に財布を痛めつけておいた方が何かと得なのだろうが、人間はそんなに賢くない。

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2023年5月15日の日記

2023年5月15日の日記

 ことは一刻を争う、二度と言わすな。いつの季節にでも三寒四温はある。五月病に罹患することもなく、双六のようにゆっくり進んでいく七転び八起きの日々。されど九相図のように確実に移り変わっていく。今はそれで十分だ。

 てな具合にカレンダーのマスを順番に塗りつぶしていっていたらもう五月も折り返し地点に差し掛かっている。いやさすがに早すぎる。
 大型連休明けにはよく五月病という言葉を耳にするが、社会に出て

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2023年5月9日の日記

2023年5月9日の日記

 地元の最寄り駅で友人と喫茶店に立ち寄り、モーニングを食べてバスで帰るのを見送った後、私はどうしようかと、小雨の音が響くバスターミナルに立ち尽くして考えた。駅前には立派な市立図書館がある。お昼までまだ時間もあるし、早々に大阪に帰るのもなんだか癪だから、図書館で本でも読みながら時間つぶしをすることにした。

 読書スペースの机には「居眠り禁止」の紙が貼られているが、横の席のお爺さんはお構いなく机に突

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2023年5月5日の日記

2023年5月5日の日記

 5月3日、ゴールデンウィーク序盤だと思って意気込んでいたら、世間ではもう中盤だったらしい。Do you know?運命は奪い取るものさ。

 5月4日、昼は地元で友達とご飯を食べて、夜は家族で飲みに行った。私はハンドルキーパーなので一滴も飲めないまま4時間くらい烏龍茶飲んでた。エンジンがかからないまま途中で話すネタがなくなり、赤ら顔の家族の話を白い顔で聞いていた。

 ありがたいことに毎年なんや

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2023年4月30日の日記

2023年4月30日の日記

 タイトなジーンズにねじ込むのは何も私のボディだけじゃない。今はスマホもパスケースもタイトなジーンズにねじ込む時代。かくいう私はあまりタイトな衣服が好きではない。だってなんか、ちょっとHALENTIじゃん。

「心理の心理感」みたいな感覚、大事にしたい。言語化できないけど確かに自分の中にある判断基準というか、審美眼みたいなもの。こういう成文化されていない判断基準が、自分の生活の根底を支えている気が

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