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音楽で生計を立てているオタク ご連絡はこちら→akht.info@gmail.com #Crush40 #SonicAdventureMusicExperience #サクラ大戦 #帝都浪漫楽団 #ゲーマー #ドラマー #MMORPG22年目

最近の記事

ぼくら、ただ、好きってことだけで、今ここにいます。

月刊少年ジャンプ愛読者だった人々にはお馴染みの『ギャグマンガ日和』の作者・増田こうすけ氏のエッセイ漫画『ギャグマンガ家めざし日和』を読んだ。 作者の持ち味であるシュールさと哀愁がふんだんに盛り込まれた、おかしみに溢れたテイスト。不覚にも少し泣きそうになりながら、時々吹き出して、時々大声で笑って、1ページ1ページを愛おしむように堪能した。 昔からこの作者のセンスに弱い。確実に笑ってしまう。元作品を知らないで読んでも、ハマる人にはハマると思う。淡々とした語りとゆるいテンポで漫

    • もうどうしたって僕達は 愛することやめられないから

      これを書き始めたのが一昨日の夜なので、時系列がバラバラなのは悪しからず。 長らくサポート陣の一端を担わせていただいている、女性シンガー『ユキノユーリ』さんのライヴでしたよ、話。 ※4月12日の夜中に書いている 明日13日は下北沢HAUSでユキノユーリさんのワンマンライヴのサポート。 ソールドアウトとのこと。おめでたい。 『いわでンち』と銘打った、作曲&ギタリスト&プロデューサーの岩出さんの生誕祭を兼ねたレコ発なので、いつものバンドセットワンマンとはやや趣向が異なる。サ

      • たとえば 忘れてしまえば

        文字を書いては消し書いては消し、ある程度書き進めるも「なんだかなぁ」と結局は下書きにする、ということを繰り返している。下書きだらけ。 感情の像を自分の思い描いた形で結ばせるにはエネルギーが足りていないらしい。 なので。 2024年4月10日の行動歴をつけてみた。 体感上はまだ9日だけれど日を跨いでしまっているのでここから始める。 00:17 帰宅。荷物を片付けて、翌日のスケジュールを見ながら「寝る前に何しようかな」と考える。 こんなチラシの裏側みたいな内容で大丈夫だ

        • 輝きを持つ者よ

          BUMP OF CHICKENの『ロストマン』という曲が、狂おしいほど好きだ。何をどうしたらこんな歌詞が書けるんだろう、こんな曲が、世界が創れるんだろう、と思う。数千回は聴いたと思うけれど、いまだに鳥肌が立つ瞬間がある。 幼い頃から親しんできていて今なお普段から聴く音楽の大半が洋楽、もしくは劇伴系なので、たまに邦楽の話に混ざると「そういうの聴くんだ?」なんて反応を貰う。だいたいは人から教えてもらって聴く。最近でいえばレッスンに来る生徒から、昨今の流行りの曲を聴かせてもらって

        ぼくら、ただ、好きってことだけで、今ここにいます。

          わたしは必ず あなたを探すわ

          ふと。 獅子文六の『断髪女中』をひさしぶりに読みたいな、と。 「ただ なんのけなしに そんなことをおもった」 というだけのこと。ではあるが。 髪を切った。 ばっさりと、切り落としてもらった。 SNS上の反応は一見好評なようでいて、友人知人からはLINEやDMが相次ぐ事態となった。 「大丈夫?何かあった?」 なにもない。 「引退するの?」 しない。時折考えないでもないけれど、予定にはない。 「就職するの?」 しない。再就職できる年齢じゃなくなりつつある。

          わたしは必ず あなたを探すわ

          遣らずの雨

          予定がぎっしり詰まっているので、寝る前と電車内での読書と文字を書くことが目下の息抜き。 リハーサル、レコーディング、ライヴサポート、合間にレッスン、納品、リハーサル、リハーサル………な日々。背中の怪我の再発だけ気をつけたい。 久しぶりに江國香織の『東京タワー』を読んだ。 たおやかで、引っ掛かりのない軟水のような文字列。まだ高校生だった頃、仲が良かった学校の司書の先生に「大人ぶりたければこれでも読んだら?」と手渡されて以来、折に触れては読み返す一冊。 司書の先生は、作中に

          遣らずの雨

          また君に会いたい

          此度は『春うらら』と銘打ってのサクラ大戦アコースティック音楽会でした。開花予報に連れ添うように、満を辞して桜の季節に開催。秋だったり、クリスマスだったり、折に触れては時節を盛り込んだ公演内容だった音楽会も、タイトル回収とばかりに桜/春の要素をふんだんに取り入れたものとなった。 二日間の全4公演。その日ごとの昼夜とゲストさんに応じて変わる”一度きりのセットリスト”ということもあり、どれか一回しか観られなかった方も、続けて観られた方も、どこを切り取っても特別感に溢れている。 演

          また君に会いたい

          波のまにまに

          つい先日。 昨年の11月以来、4ヶ月ぶりに『何もしなくて大丈夫な日』が訪れた。 所謂、オフ。休暇。おやすみ。仕事は控えているけれど、日々のタスクを緩めても問題ない日。目的地を目指して飛び続けているけれど、多少寄り道をして給油とメンテナンスに時間を割いても問題ない。帰りの燃料も十分残っている。そういう日。 免許証の住所変更をする必要があったので警察署には行くけれど、道すがら街をゆっくりと見て回ろう。ご飯屋さんや喫茶店なんかも巡っちゃおう。そんな風に考えてはいたものの、生憎

          波のまにまに

          空気力学と

          「先生って」 「うん」 「緊張とかしないんですか?」 「しないね」 「どうしたら緊張しなくなりますか?」 「んー・・・そうだなぁ・・・」 そういえば長いことしてない。緊張。 ”プレッシャーやストレスで普段通りのパフォーマンスが発揮できない問題”はあらゆる場所で耳にする。プレッシャーも、ストレスも、緊張感も、勝負どころにおいては、ほどほどには必要なもの。効力を有効に発揮する要素、自身のポテンシャルを底上げしてくれるバフだったりもするので”緊張しないこと”が一概に良いとは

          空気力学と

          篝火

          画像は以前作ったチーズケーキ。 特に意味はない。 行き場を失った下書きのオードブル。 コミュニケーションをよく間違える。 果たしてその選択が”正解”なのか”間違い”なのかという問答そのものも不毛な、自分だけが延々と内燃機関を空回りさせているだけ、という体たらくも、ままある。 結果的に「ああ、これでよかったんだ」と思えるのは数ヶ月後、数年後だったりする。往々にして、時間が経たないと像を結ばない。 自分を突き放したくなる夜もあるし、晴れているだけで「良い日になりそうだな

          日記のような

          新居に慣れてきた。写真はアロマキャンドル。 もともと「条件先行」で部屋を探していたので土地は二の次三の次(その上都内で土地勘のある場所が限られる)で、条件さえ満たしてくれるならどの区、どの市の、たとえ駅から徒歩30分であろうとも一向に構わんでござる、という姿勢で臨んだところ、変に高望みし過ぎなかったのが良かったのか、結果的には当たりを引けたと思う。そも「あ、ここにしたいな」と思えた筆頭候補の物件に住めた時点で勝ちなのだ。当たりも当たり。大当たりだった。はじめまして東京都。

          日記のような

          紙のみぞ知る

          引っ越すにあたり断捨離をしたのだけれど、自分が溜め込んできた記録媒体、とりわけ紙(漫画・小説・雑誌・詩集・画集etc)とCD、DVDの量には我ながら恐れ慄いた。大型の段ボールで8箱。1000冊と1000枚を下らなかった。一体全体どのようにしてそれだけの量を確保していたのかは我がことながら皆目見当もつかないし、それら大量の記録媒体を綺麗さっぱり処分するという判断に”至極あっさりと”思い至れたのも不思議だった。 物だけでなく、物に対する執着ごと、綺麗に捨て去れたとでも言うべきか

          紙のみぞ知る

          そして東へ

          お引っ越しをした。 四捨五入すれば20年住んだことになる神奈川県は横浜市に別れを告げ、じきに都民となる。上京したつもりが、京を越え川を越え辿り着いたのが横浜。住めば都とは言ったもので、すっかり慣れた今となっては愛すべき街、愛すべき第二第三の故郷と言っても過言ではないほどには関わり尽くした。 そう、過去一度たりとも東京都民だったことがなく。 自称ミュージシャン(神奈川県在住•30代男性) ━━━━満を辞しての上京。 格好がつかない。 ブログは、もともとは仕事に関係ない

          そして東へ

          ミュージシャン、審査に通る

          「◯◯(本名)さん」 「はい」 「この、ご職業の『個人事業主』というのは」 「はい」 「失礼ですが、こちらはどのような」 「あ、あ、お、音楽関係です」 「なるほど〜、音楽関係。失礼ですがどういった内容で」 「演奏活動などを」 「あー、バンドとかされてる感じの?」 「あ、いや、バンドはやってなくて」 「あ、バンドマンではない?」 「はい、あの、バンドマンではなくて、その〜、依頼されて演奏しに行くタイプのミュージシャンで」 「なるほど〜」 「そんな感じで

          ミュージシャン、審査に通る

          一夜明けて

          SOMOSOMO Zepp ONE MAN TOUR 2024『REAL』 Zepp Shinjuku公演 ドラム&マニピュレーターとして参加させていただきました。 個人的な所感としては「とんでもなく楽しかった」と「光栄でした」に尽きる。月並みな言い方だけれど”忘れられない一日”になりました。 僕は役に立てただろうか。 自分で良かっただろうか。 きっと大丈夫だったはず。うん。 多くの人が喜んでくれていたから、それが何よりの答えだったと思う。 「楽しかったライヴ」って

          一夜明けて

          愛されること

          文字を綴るのは、バラバラになったパズルを綺麗に並べ直して整理するような。とてつもない早さで過ぎていく日々の中で置き去りにしてしまった感情のバッファを、ゆっくりと手繰り寄せるような。何か内に渦巻いている"名前のつけられないものたち"に、せめてもの輪郭と像を結ばせるような。 自分にとっては息継ぎに近しい行為。 無論、息を吸うには空気と、空気を吸うための時間が要るので、これを投稿している即ちそれがようやく確保できる束の間に差し掛かった、ということ ━━━でもなく。 その実、日

          愛されること