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『モモテ』。ナリス製造、高齢者向けのこぼれにくい泡状化粧水など新スキンケア。

こんにちは、翼祈(たすき)です。
年を重ねても、綺麗でありたいと思うのが人間本質だと思います。

私も20代の頃より、肌の状況とか、うっかりメイク落とさないままで寝落ちしたら大変になるとかで、「やっぱり昔とは違うな」と感じています。

最近寝落ち率が高過ぎて、当事者の私自身も戸惑っています。

この記事で紹介したいものは、高齢者の方向けのスキンケア商品となります。

2011年に東日本大震災が発生した後、大阪府大阪市にある株式会社ナリス化粧品が被災地でのサポート活動をきっかけに設立した「日本介護美容セラピスト協会」が2024年3月、年齢を重ねてもいつまでもあなたらしくあるための、高齢者向けのスキンケアブランド用品の新ブランド『モモテ』を販売開始しました。手からこぼれ落ちづらい泡状の化粧水など4種類展開となっています。

被災地でのサポートやその後の高齢者の方へのケア活動で得た経験から、認知症などで心身が衰えていても肌を整えて、気持ちを前向きに保てる様にとの想いを込めました。兵庫県三木市にあるナリス化粧品の兵庫工場で『モモテ』を製造しています。

今回は、被災者のサポートから生まれた、『モモテ』のことを発信します。

『モモテ』が開発された理由


2014年4月に設立されてから10年に渡って、日本介護美容セラピスト協会は心と身体の美容療法®を創り出しています。「ビューティタッチセラピー®」のやり方を取り入れて、メイクやマッサージトリートメントなどの「肌に触れるスキンケア」を導入することで、主に高齢者のQQLや自立支援の向上を掲げています。

超高齢社会の日本では、介護現場で仕事をするセラピストの要望や、高齢になると起こる身体の変化に伴って、従来のスキンケア品を使いにくくなったという高齢者の方の声を聞いて、『モモテ』を開発することに至りました。2024年3月1日から日本介護美容セラピスト協会認定セラピストと、ナリス化粧品の通販で販売しています。

年を取ることで、指の力の低下や視力の低下だけでなく、肌そのものにも変化が起きます。シミ・シワ・たるみが増えるなどといった、外見的な変化以外にも、乾燥が進みかゆみが出る、肌が薄くなるなどの症状も生じやすくなります。また、歩行が難しい状態に陥ると圧迫刺激やむくみで、紫斑が出現しやすい状態にもなります。

『モモテ』は、簡単に識別しやすい、使いやすいといった工夫を取り入れただけでなく、高齢者の方の肌悩みに対応した成分で配合されています。敏感肌のパネラーによるパッチテストやスティンギングテスト、アレルギーテストを行いました。本人らしく居て欲しいという家族の気持ちや、本人が年齢を重ねても私らしくありたいという気持ちにも応えたいと考えています。

日本介護美容セラピスト協会では、「触れる」ことを最重要項目として、インストラクターやセラピストの養成事業を実施してきましたが、高齢者の方に対しても自分で出来ることはできるだけ自分の力で維持することも大事だと考えています。

ポイントメイクやスキンケアなどの細かい手先を動かす行動を常日頃から行うことは、高齢者の方の能力の維持の観点でも良い行動だと考えているからです。

『モモテ』は株式会社ナリス化粧品との共同開発をして、視力の低下や指先・握力の力の低下のある高齢者の方でも自分で使うための工夫を取り入れています。化粧水はポンプを押すと泡状の液で出て来ることで、従来の液状の化粧水と違い、手から流れ落ちることがないので、慌てることなくスキンケアができます。

またワンタッチで開閉可能なオールインワンジェルの容器はキャップをひねる必要がなく、自分でできることは自分の力でしたい、年を重ねても自分らしくありたいという気持ちにも応えます。

その上で、テクスチャーや容器形状は高齢者の方だけでなく、高齢者の方にスキンケアを施すセラピストの立場からも使いやすいと言えます。マッサージトリートメントで使う乳液は、セラピストのマッサージのしやすさだけでなく、施術を受ける側の心理研究を実施し、それが商品に反映されています。

画像引用・参考:手から流れ落ちない泡化粧水などシニアのためのスキンケア発売 PR TIMES(2024年)

「ビューティタッチセラピー」というのか

高齢者の方向けのものをそう呼ぶんですね。知りませんでした。

私の祖母は認知症です。祖母はメイクはしますが、認知症でよくものを無くします。母に「あの化粧品が無くなったから、買っておいて欲しい」と言って、持って行くと、まだ全く使っていないものがあったり、化粧品を冷蔵庫に入れるので、いつもどこにあるか分からなくなります。

祖母は今より若い頃は自分で化粧品を買っていましたが、ある日買いに行った時に、販売員に「お年寄り向けの化粧品はここには置いてないですよ」と笑われたらしくて、あの日から怒って、それ以来自分からは化粧品は買いに行きません。

「あんな言い草があっていいのか!」と、時々思い出しては恨み節で言います。

祖母は置いたものの位置が分からなくなるので、化粧をする前の化粧水とか、乳液とか、何でも適当に塗ります。それ位、化粧はしても、判断できない位になっています。

この『モモテ』なら、判断は出来かねる祖母でも、使いやすいのではないかと思いました。

実際に使うかは祖母次第ですが、孫として『モモテ』を提案してみようと思います。


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