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僕のうた

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2019年6月の記事一覧

【詩】なぜ山に登るのか/【Poem】Why do you climb a mountain

【詩】なぜ山に登るのか/【Poem】Why do you climb a mountain

なぜ山に登るのか
登ったんだと自慢したい
登る朝日を見てみたい
数ある絶景を見てみたい

なぜ山に登るのか
あなたへの愛を叫びたいから
愛する人を弔いたいから
登った自分を好きになりたいから

なぜ山に登るのか
ただそこに山があったから
夜明けがもうすぐやってくるから
今ここに自分がいるから

あなたが登るその山に
青い鳥はいるだろうか

【English】

Why do you climb a

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【詩】せせらぎ

【詩】せせらぎ

小川のせせらぎチョロチョロチョロ
ヒマラヤの峰から染み渡る
石清水から流れ落ち
体中に染み渡る

滝のせせらぎザザザザザーッ
流れるすべてを打ち砕く
見る者すべてを凌駕する
心の闇を打ち砕く

川のせせらぎサラサラサラ
ガンジスの流れに身を任す
聖なる川はわれらを癒し
どんなものも洗い流す

海のせせらぎザブンザブーン
すべてのものを包み込み
母なる場所へと連れていく
私たちを包み込む

そうして

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【詩】ミツバチ/【Poem】Honey  bee

【詩】ミツバチ/【Poem】Honey bee

美しく咲いている花たちは 今日もミツバチを躍らせる
どんなに花びらに触れようと その蜜の味に触れることはできない
どんなに枝葉に触れようと その心に触れることはできない
けれどもそこにある花たちは ミツバチを躍らせ狂わせる

その妖艶さ 暗闇に咲く白い花
夜のネオンが 白い花を光らせる
朝には消えゆくその花に ミツバチは心のよりどころを求める
日が昇れば消えていく 夜の花は咲き誇る

ミツバチたち

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【詩】神となった子/【Poem】The Kid become a God

【詩】神となった子/【Poem】The Kid become a God

私は空を見てみたい
館の中で静かに暮らしてる
みんなは私を神という
満月の日に生まれた私は
潮が満ちるのを待ちながら
館の中でくらしてる

私は空を見てみたい
でもこの館から出ることはできない
私がどんなに出たくても
年にたったの1度だけ
そのとき私は神として
みんなが私をお祝いするの

私は空を見てみたい
どんなに中が暗くても
いつかは必ず外へ出る
自分の足で歩いて走って
思いっきり空気を吸って

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【詩】舞い踊る

【詩】舞い踊る

クマリが街を練り歩く日に
何を思って舞い踊るのか
我が子を残して舞ったあなたに
永遠の眠りを私は祈ってる

子どもがまだ大人でない
そんな時にあなたは舞ってしまった
愛するあなたがこの世界を走りぬき
わたしもこうして走りぬく

町中の人たちがざわめくときに
あなたを思って私は踊る
いつか会えるその時まで
私は空に向かって舞い続ける

【詩】春が立つ

【詩】春が立つ

寒さ厳しいこの時に
ついに春が立つ

空は霞んで遠くが見えない
でもその雲にはたくさんの光と色が
幾重にも重なるように揺れ動く

さぁいざ 旅立ちの時。

【詩】幸せって?

【詩】幸せって?

幸せってなんだろう

一番になること
お金持ちになること
いろんなものを買うことができること

幸せって…?
誰かを犠牲にすること?
できもしないことを望み続けること?
使いもしないモノたちに溺れること?

幸せの欲望はもうどうにも止まらない
なんて自分は不幸なんだろうと悩み続ける
幸せになることってこんなにも難しいのか…

幸せってなんだろう

何でも話せる仲間がいること
好きな絵が描けること

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【詩】夜勤から明けて

【詩】夜勤から明けて

今日は1人夜遅くまで作業
端末いじりったりパソコンいじったり
でもふと思った

僕、何してんだろう。。。
今日ここで死んだら悔いなく死ねるのかな

冬を迎えた空の下
セカオワの優しい詩が聞こえてくる
僕も願いもきれいな星空に
また消えていくのかな

月はそっと雲隠れしてしまった

【詩】心が泣いている

心が泣いている
それでも泣かない
泣きたい自分に嘘をついて
みんなに笑顔を振りまいている
自分が嫌いになっていく

心が泣いている
けれども泣かない
泣いたらおいてかれると思い
自分を置き去りにしていく
自分が嫌いになっていく

心が泣いている
けれども泣けない
自分が嘘をついていることさえわからなくなり
憂うつになっていく
自分が嫌いになっていく

心が泣いている
ついに心が壊れてしまった
身体

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【詩】小さないわし雲

【詩】小さないわし雲

空におよぐあのいわし
大海原を泳いでる
これからどこへいくのかな

僕は大空の底でイワシを見あげ
自転車こいで追っかける

あぁ どうしたら僕は
大海原を自由に泳ぎ回れるのだろう
いわしは知れずと消えていった