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『煌めく星に恋をした、羊の話』
届かない君に恋をした
見ているだけで幸せだった
永遠に交わらない命と光が
同じ時間に在るのが愛おしかった
僕らは大地を駆け 草を食む
君の元にはいけないけれど
毎晩会える 薄闇の中で
消えない君に恋をした
僕が草の根になってなお
君は何万年 何億年
いつしか僕が大気になって
君の光を跳ね返したら
君にも僕が見えるだろうか
君から僕が見えるだろうか
『煌めく星に恋をした、羊の話』
しあわせはきっと ささやかなものから広がっていく
変わりたいと願う
もっと良くなれば良いと思う
君が君らしく居られるように祈る
誰もが微笑んでいられる未来が
君のしあわせから始まると信じている
しあわせのはじまりは
いつだってきっとほんのささいなこと
小さな芽に気付いて愛でて
はじまりを 見逃さないで
自分にかけていた制限に気づく
言葉を口に出す時、書き表す時
歌を作る時、歌う時
絵を描く時、何かを演じる時
そこに制限をかけていたのは自分なんだなと、気付く時がある
『暗いことはやめよう』
『キャラじゃないことはしないでおこう』
そうやって自分の選択肢を狭め、できるはずのことがまるで無いフリをするたびに、私は私を嫌いになった
人の優しさは偉大だから、扱うことや向き合うことにたまに怯える
それでも気付けばいつの間にか、自