アルの木

お読みいただきありがとうございます。 詩のようなものやショートストーリーを創るのが好き…

アルの木

お読みいただきありがとうございます。 詩のようなものやショートストーリーを創るのが好きです。 noteだけで作品として公開させていただいています。 読んでいただけたらとても嬉しいです😊

マガジン

  • 《ふわふわショートストーリー》

    ちょっとかなり不思議なファンタジーばかりです。

  • 【小説】

    不思議な小説です。

記事一覧

自由律俳句川柳2024514

ああやめてああ身悶えて独り笑い 誉め殺しの牢屋で出してくれと叫ぶ 実体なき幸不幸よなんにつけ幸あれ!

アルの木
29分前

俳句 2024512

人詠めば三日月といふ夏の夜 風薫る撫でるものみなきらめけり

アルの木
2日前
4

俳句 2024510

そおと寄り花の接吻リラの香よ

アルの木
4日前
8

一報 【ショートストーリー】

「はい、トアル出版社、世中(よなか)です。 …はい、はい、 …な、っなんだとっ…!? あの伝説の、小説家の…、 窓 ンナ(まど んな)先生の…、 ご、五十年、ぶ…

アルの木
6日前
3

つぎの道 【ショートストーリー】

わちしは俳人、風人(ふうひと)である。 廃人風塵(はいじんふうじん)ではない。 しかし、考え方によればそれも悪くないか。 なかなか味があるし、いかすではないか……

アルの木
7日前
2

俳句 202456

夏の浜 流木白ばんで興深し

アルの木
8日前
5

俳句 202455

田に映ゆる かそけき青ぞ 黄金週間 赤裸々な薔薇の棘のやさしみよ 天道虫 天のもとにて営めり

アルの木
9日前
7

石 【ショートストーリー】

「あ、この石、なんか新幹線みたいな形してる。」 私は石である。 道にあり、佇んでもいるわけでも、いないわけでもないが、まぁ、道にある。 今、私は、小学生らしい少…

アルの木
12日前
4

俳句 202451

藤寄らば枝の絡まり唸るのみ 小手毬の白く撓んで微笑めり おお薔薇よ知りつ刺されど痛むなり

アルの木
13日前
5

俳句 2024430

春の海 水平線は彼方かな 筍や 剥かれ剥かれて灰汁までも

アルの木
2週間前
5

五七五 2024427

蜥蜴居り 枯尾花一転 吉兆なり くってねてだす腑に落つる日永かな 不甲斐なき泣き笑い見て春笑う 春風も 怒号も飛ぶ世 白みゆけ

アルの木
2週間前
4

俳句 2024426

BGM 倦むほど聴けば夏隣

アルの木
2週間前
6

俳句 2024423

春宵や ふいに染み入り溢る刻

アルの木
3週間前
14

俳句 2024422

離る日か 蒲公英綿毛の先っぽよ 白みだす窓に穀雨の滲みたり

アルの木
3週間前
8

俳句 2024420

それすらも包んでおくれ春の日よ 果てのなき至らぬ道で蒲公英よ 波だ ただ伝わるまま 涙 ってまだ、ぼさぼさで部屋着なのが現実です。 正直に言いますと、実際どうな…

アルの木
3週間前
9

俳句 2024419

果てしれぬ春の果てにてぷっと吹く                   完

アルの木
3週間前
10
自由律俳句川柳2024514

自由律俳句川柳2024514

ああやめてああ身悶えて独り笑い

誉め殺しの牢屋で出してくれと叫ぶ

実体なき幸不幸よなんにつけ幸あれ!

俳句 2024512

俳句 2024512

人詠めば三日月といふ夏の夜

風薫る撫でるものみなきらめけり

一報 【ショートストーリー】

一報 【ショートストーリー】

「はい、トアル出版社、世中(よなか)です。

…はい、はい、

…な、っなんだとっ…!?

あの伝説の、小説家の…、

窓 ンナ(まど んな)先生の…、

ご、五十年、ぶりにして、生涯をかけた、集大成の、最後の、遺作、となるかもしれない、と噂される…、

待望の、最新作の、原稿が…っ!

ぬ、盗まれた…、

…かもしれないっ!!

ま、まさか、

…と、

先生が仰っていたけれどっ!?

やっぱり

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つぎの道 【ショートストーリー】

つぎの道 【ショートストーリー】

わちしは俳人、風人(ふうひと)である。

廃人風塵(はいじんふうじん)ではない。

しかし、考え方によればそれも悪くないか。
なかなか味があるし、いかすではないか…。
…どうしよ、今から変えようかな…。
いやしかし、それはやはり、退廃的に過ぎて、わちしには荷が重いか…。
いや、しかし、あえてそういう路線でも、いや、待て…、早まって、出るもんも出ず、困っても困るが…。

本日は、我が国の景勝地のひと

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俳句 202455

俳句 202455

田に映ゆる かそけき青ぞ 黄金週間

赤裸々な薔薇の棘のやさしみよ

天道虫 天のもとにて営めり

石 【ショートストーリー】

石 【ショートストーリー】

「あ、この石、なんか新幹線みたいな形してる。」

私は石である。

道にあり、佇んでもいるわけでも、いないわけでもないが、まぁ、道にある。

今、私は、小学生らしい少年の掌の上で、彼の瞳に見つめられている。

彼にとって、私はしんかんせんとやらの形に似ているらしく、そのことが彼の興味をひいたようだ。

私はしんかんせんとやらは知らない。

しかし、彼にとってはしんかんせんは好ましいものなのかもしれ

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俳句 202451

俳句 202451

藤寄らば枝の絡まり唸るのみ

小手毬の白く撓んで微笑めり

おお薔薇よ知りつ刺されど痛むなり

俳句 2024430

俳句 2024430

春の海 水平線は彼方かな

筍や 剥かれ剥かれて灰汁までも

五七五 2024427

五七五 2024427

蜥蜴居り 枯尾花一転 吉兆なり

くってねてだす腑に落つる日永かな

不甲斐なき泣き笑い見て春笑う

春風も 怒号も飛ぶ世 白みゆけ

俳句 2024422

俳句 2024422

離る日か 蒲公英綿毛の先っぽよ

白みだす窓に穀雨の滲みたり

俳句 2024420

俳句 2024420

それすらも包んでおくれ春の日よ

果てのなき至らぬ道で蒲公英よ

波だ

ただ伝わるまま



ってまだ、ぼさぼさで部屋着なのが現実です。
正直に言いますと、実際どうなのかよく分からないのです。なんというか、ごめんなさい。

ただ、

創るなら創りたいまま創りたし

よろしくお願いします。

ありがとうございます。

俳句 2024419

俳句 2024419

果てしれぬ春の果てにてぷっと吹く

         

        完