ごはん

かえる座の夜生まれ。

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好きな人と生きていく

2024年は自分のために、自分が一緒に過ごしたい人との時間を大切にしていきたいと思う。 私、結構優柔不断で人の意見にあまり深く考えず流されることが多い。さらに、不快な思いをした時も、まず空気を読んでしまって自己防衛が出来ず、あとからズルズル思い出しては引きずってみたいなことが多い。その事にあんまり気づいてなかったせいで、去年は傷つく出来事が多かった。自覚してからもなかなかすぐには変わることが出来なかったから、傷ついたことも多かった。今年は何とか変わりたい。 というわけで、

    • お願い、蛍を見に行って。哲学の道

      • ぼやぼや、初めての東京暮し

        4月1日、入社式。 東京暮らしがはじまった。 私は人混みが嫌いだ。 みんなが違うことを考えながら色んな方向に向かって歩いていくのが嫌いだ。むさくるしさに息が詰まりながら、身体が斜めになりながら電車に押し込められるのが嫌いだ。全員下を向いて速足で通り過ぎていく。忙しない街だな、と思った。 私が住んでいるのは自分の父親の会社の社宅、リモートワークをすると昼過ぎから小さい子たちの叫び声やとたとたと走り回る音が聞こえる。 どうして駅を歩く人達から生活を感じられないんだろう。 生

        • 「友人」

          言葉にすると見えてしまうものって、ある。 今思えば、鈍感になっていただけでモソモソと心が揺れている瞬間は何回もあった。 久しぶりに会った君と懐かしさにハグをした時。君が寂しそうに元カノとの関係について話した時。君が彼女欲しいなって言っていた時。楽しそうにバイト先の可愛い人について話している時。人肌恋しい君がくっついていい?って聞いてぎゅっと抱きしめてきた時。君の日記に私が登場した時。身寄りのない私を気遣ってくれた時。合コンしない?って誘ってきた時。ご飯行こうって誘ってくれ

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        好きな人と生きていく

          京都歩き

          2024/3/31 大学4年間、あっという間の京都生活だった。 住んですぐに鴨川が好きになった。 京都って面白くてなんでもあるし、チャリがあればどこにでも行ける。電車一本で大阪に出れる。人が多すぎないのがいい。自然が近い。遊ぶ場所もあるし、安くて料理が美味しいお店がたくさんある。 これから京都で暮らす人へ 京都の持つ緩やかな空気を味わって欲しい。季節が変わるごとにのんびりと散歩をしてみてほしい。身体に染み込んでくる柔らかい季節の移ろいを五感で味わうのがとても心地よい。

          京都歩き

          嫌いな人、いてもいい。

          最近わかったことがある。 私は万人と仲良くしたかったらしい。 大学生になるまで、嫌いな人がいなかった。周りの人が優しかったからとか、いい人に囲まれてたからとかそんなことは全くない(と思う)。思い返せば、パワハラもセクハラもモラハラも色々受けていた気がする。運動部で受けていたずさんな扱いも、親からの当たりも理不尽な事が多かった。 小さい頃、よく親に怒られていた。 理由やきっかけはよく思い出せない。いつも怒鳴られて泣いて謝っている記憶だけが残っている。いつ頃からだろうか、感

          嫌いな人、いてもいい。

          この世で1番素敵な一人称は「ぼく」だと思うんだ。「ぼく」が秘める初々しさと、あどけなさと、紳士的な感じが私はとっても好きで。「ぼく」の柔らかな響きがほどける度に、甘いみずみずしさを相手から感じるんだ。

          この世で1番素敵な一人称は「ぼく」だと思うんだ。「ぼく」が秘める初々しさと、あどけなさと、紳士的な感じが私はとっても好きで。「ぼく」の柔らかな響きがほどける度に、甘いみずみずしさを相手から感じるんだ。

          人の温もりって明るさ、ありませんか 真っ暗闇の中でも灯火になってくれる温かさみたいな ずっと求めてるんです緩やかに光る明るさを 暗闇が怖いから

          人の温もりって明るさ、ありませんか 真っ暗闇の中でも灯火になってくれる温かさみたいな ずっと求めてるんです緩やかに光る明るさを 暗闇が怖いから

          「素敵な三日月ですね」と笑うあなたの瞳に宿る星に心を奪われて三年目。

          「素敵な三日月ですね」と笑うあなたの瞳に宿る星に心を奪われて三年目。

          きらきら

          好きなもの。 晴れた日の雪。 1月の梅。 裸眼で見るネオン。 雨露いっぱいの野原。 早朝の渋谷。 燃え尽きたお線香。 冬の雨。 桜蕊。 道端の吸い殻。 焚き火の上を舞う火花。 ガラガラの山手線。 足跡のない雪原。 くたびれた靴。 大きな朝顔。 プール終わりのポニーテール。 人気のない稲荷神社。 3月の雪。 霞んだ星空。

          きらきら

          冬は街が目を覚まさない頃が好き。 肺が冷たくなっても吐く息は白くて、そこがまた良い。

          冬は街が目を覚まさない頃が好き。 肺が冷たくなっても吐く息は白くて、そこがまた良い。

          世界の解像度をあげる

          世界をより鮮明に。生きやすい自分を追い求めて。 最近、自我が芽生えるようになった。 18年間自分は、親の敷いたレールの上を走る感情のない木偶の坊だった。友人もいない、好きなものが何かもわからない、自我が見えない空っぽの人間だった。 大学に入って、昔習っていたヴァイオリンを再開した。約10年習って得た経験から、自分は上手いと思ってた。直ぐにその自信は折れたけど。何も見えてない下手くそだった。 音の形、響き、身体の使い方、力の入り方、音の方向性、音色、フレーズ感、抑揚、音の表

          世界の解像度をあげる

          ホルントリオ リサイタルを終えて

          10月9日祝日の月曜日、1年半かけて準備してきたホルントリオのリサイタルを無事終演することが出来た。 1年半は私にとっては意外と長くて、私の大学時代の音楽活動の約半分を費やした演奏会だった。3人とも忙しいながら、毎月1回〜2回の合わせ練習をして、アマチュアではあるけど丁寧に音楽を作って、本番は100%ではなかったけどちゃんと演奏出来て、終わったあとは安堵の涙が出た。 私は昔から極度の緊張しいで、少人数での人前での演奏が苦手だ。舞台に立つと心臓はバクバクうるさいし、手は震える

          ホルントリオ リサイタルを終えて

          hundred days for you

          金木犀の香りが空気に溶け込んだ秋晴れの朝、澄み渡る空を見上げながら公園で物思いにふけっていた。どうして金木犀って恋人を想起させるのだろう。肌寒いと恋人が欲しくなるのはなんでだろう。冬って恋人の季節なの?あーたしかにクリスマスとかね。。。 私は昔から恋愛体質だ。女子校に通ってた時ですら好きな人がいたくらい。記憶がある頃からずっと誰かのことが好きだった。さすがに今はいないけどね。 初めて付き合った彼氏と別れたばかりなのに、もう彼氏欲しいって言ってる自分キモイな〜なんて思いながら

          hundred days for you

          黒い日

          今日は‘‘ダメ’’な日だった。 何をやってもダメな日では無い。何も出来ない類いのダメな日だった。 実に5年以上ぶりにインフルエンザに罹患し、高熱にうなされ、自宅待機最終日、多少は元気になっているやろうと思い朝起きると、まぁ体調が悪かった。夜更かししたのもあるだろうが、普段1分で寝付ける自分が1時間以上寝つけなかったのが割と身体に響いていて、気だるさと頭痛、腹痛、腰痛、喉の痛みとフルボッコにされフラフラだった。薬を飲むために何とか朝は食べたが、その後は布団に戻りこんこんと寝

          今日の夜はオリオン座が綺麗だ

          秋は心が揺れる出来事が多かった。友人の死、同期の苦しみ、心無いニュース。自身も体調を崩してひさしぶりに一日寝込んだりした。移ろう季節の刹那のゆらぎは、弱った人の心を大きく揺さぶり悪魔の囁きのように棘を残していく。果てしなく終わりの見えない未来と暗闇を重ね、足がすくむ。笑うことは出来てもまとわりつく疲労感が抜けず、心の波が大きい日々を送っていた。 一瞬で通り過ぎていった秋を横目に凍りつく冬の夜、久しぶりに大好きな友人たちと会いたらふくお肉を食べた帰り道。晴れ渡る空に煌めく星粒

          今日の夜はオリオン座が綺麗だ