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【エッセイ】

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私がこれまでに、書きましたエッセイのまとめとなっております。
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記事一覧

[エッセイ]【‘‘SNSの現在地’’】

[エッセイ]【‘‘SNSの現在地’’】

SNSの使い方として、私はこれまでに他者とのコミュニケーションツールとしてや情報収集の為として活用してきましたが、SNSを初めに使い始めた頃と比べると使用回数や密度はかなり落ちてしまったなと感じることがありました。
何故、使用度合いや密度が落ちてしまったのかと言えば、使えば使うほど自分自身が疲労感を覚えることに気付いたことがあったからだと思いました。
コミュニケーションとして気疲れによるSNS疲れ

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[エッセイ]【‘‘真意’’】

[エッセイ]【‘‘真意’’】

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思索を巡らすことで、感覚と情念が浮遊する。
着想を得ることに書くことを目的にしなくても、自ずと心象から表現へと転化するものだと感じる。

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小さなピースを集めたものは、どれも細かくて繊細なものばかりである。
考えることから、離れることで人はもう一度生まれ変われるもの、そう思った。

*
泡のような感情は、文体へと変えていく。
変えられた文体はどれも泡であると感じた。
触れると、すぐに水に戻っ

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[エッセイ]【‘‘書くもの、書かれたもの’’】

[エッセイ]【‘‘書くもの、書かれたもの’’】

自分の書こうと思っているものと、実際に書いたものというのが違う場合がある。
それは、頭の中のイメージと書いたものでズレが生じるからだと考えられます。
ぶれないように気をつけても、これをいざ書こうと思って判断しても思考がそれを頭の中で整理してから書くからだと私なりに思うところがあります。
整理して書いた上で推敲することによって、最初からあった原形は崩されて、まるっきり別のものになってしまいます。

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[エッセイ]【‘‘癖になる音楽’’】

[エッセイ]【‘‘癖になる音楽’’】

最近、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」という曲を繰り返し聞いていました。

マッシュルというアニメのオープニング曲であり、YouTubeでたまたま見て知ったのがきっかけでありました。
私は、気になった音楽に出会うとそればかり聴くという癖があって、この曲は既に100回以上は聞いたと思います。
この「Bling-Bang-Bang-Born」という曲の良さは、耳にず

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[エッセイ]【‘‘文章で何が出来るのか?’’】

[エッセイ]【‘‘文章で何が出来るのか?’’】

文章という表現の可能性から、私たちはそうした文章で何が出来るのかということを考えていた。
何故、文章を書くのかということは人それぞれで目的も異なるものがあります。
私にとってnoteは作品を読んだり、見たり、聞いたりと、そこから派生して考えたり、思ったことを備忘録として形に残したものに過ぎないと感じています。
これまでに書いた短いものも、長いものも、たまに読み返したりします。
それは、その時の感情

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[エッセイ]【‘‘書き手を超えるとき’’】

[エッセイ]【‘‘書き手を超えるとき’’】

書くものは、自分の中から涌き出たものであり、ある時作品が自分よりも越えた存在へとなっているなと感じることがあったりします。
書き手は、本や日常のふとした出来事の一部分などを切り取って作品に落とし込むことが一般的だと思いますが、全てが真実というわけではないということを理解しなければいけないことだと思っています。
私小説やノンフィクションにも、ある程度の虚構が混ざっているのと同じく、私の書くものも同様

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[エッセイ]【‘‘Style and Substance’’】

[エッセイ]【‘‘Style and Substance’’】

語るべきことがある限り、ひたすら語るべきだと考えています。
何故、人は自らのことを隠さずに語ろうとするのかということをしばらく思い続けていました。
言葉の先が続かなくても、次の作品で次に繋げることを書けばそれでいいと思っています。
長い文章を書くと、圧倒的に疲労感を覚えるのですが、後から爽快感もあったりします。
短い文章は、私の中では書き慣れていてとても書きやすいがその分物足りなさを覚えることもあ

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[エッセイ]【‘‘葵’’】

[エッセイ]【‘‘葵’’】

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過ぎ去る日々に、何かを求めても、淀みなく流れる時は‘‘いつかのこと’’へと変わってゆくものだと感じた。
時間を経てからようやく気付くこともあるし、脳裏を掠めるだけもある。
移ろいでゆく、季節と人。
記憶の中へと流れ込むのは、不確かなものだけが残ってしまう。
文を綴ることで形象し離れることで、思いが芽生える。
なんで?と、輪郭から外れたものは問いになり、そうした問いを求めたり、知ることに努めよう

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[エッセイ]【‘‘感じる音楽’’】

[エッセイ]【‘‘感じる音楽’’】

最近、藤井風さんの音楽をずっと聴いている。
私の音楽の聴き方は特に気に入ったアーティストの方を見つけると、作品の順番問わずに何度も繰り返し聴くというやり方をとっていて、歌詞のフレーズやメロディが残ると、頭の中でずっとその音楽が流れているような感覚があり、かなりリラックスした状態で音楽を聴くことを楽しんでいるなという自覚があります。
ながら作業に聴くこともあれば、音楽を聴くことだけに念頭を置いた時間

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[エッセイ]【‘‘怠惰から得られるもの’’】

[エッセイ]【‘‘怠惰から得られるもの’’】

怠けることは、良くないことだと現代人の私たちの意識にはそう刷り込まれているところがあります。
ですが、怠けることはそれほど良くないことでもないと思っています。
仕事でも120%の力でエネルギーを消費し続ければ、いつかは体を壊してしまいます。
壊れる前に、自分のメンテナンスは自分でやるべきことだと思いますし、他人は自分の体調のことは分かるものでもないですし、人に頼られてばかりだと自分の時間も取れなく

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[エッセイ]【‘‘外的と内的’’/AIと教育について】

[エッセイ]【‘‘外的と内的’’/AIと教育について】

-超AI時代においての、AIと人類の教育について-

動画コンテンツから学べる要素は、かなり大きいものであり、私自身もアイデアの発想へと繋げる為に活用していて動画は社会人にとって必要不可欠な教材であると考えています。
ですが、動画コンテンツが広く行き渡り、メディアとして一般化される位置付けにより学習向上にも限界点があるのではないかと感じることがありました。
動画コンテンツによる学習は使い方によって

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[エッセイ]【‘‘ゲノム編集からクリスパー・キャス9’’】

[エッセイ]【‘‘ゲノム編集からクリスパー・キャス9’’】

ゲノム編集とは何か。とある科学系の本を読んでいると色々と考えさせられることがありました。
ゲノムとは、生物が生まれながら持つ特徴や機能などのあらゆる情報が集まっているものをゲノムと呼び、ゲノム編集というのは、ゲノムを構成するDNAを切断して、遺伝子を書き換える技術のことを指しています。
ゲノム編集というのは、遺伝子組換えとはまた違うものであり、安全性はもちろんのこと、ピンポイントに狙った遺伝子を編

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[エッセイ]【‘‘観察と考察’’】

[エッセイ]【‘‘観察と考察’’】

観察と考察については、それぞれの相互作用があるものだと最近思うことがありました。
観察を行い、考察するまでのプロセスはインプットからアウトプットへと置き換えることが可能であります。
ふとした、日常には常に新しい発見があるものだと思ったりします。
観察と考察の視点から、身の回りの出来事から学ぶことは、観察においては非常に大切なことだと考えられます。
観察力という言葉があるように、観察をする上ではただ

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[エッセイ]【‘‘好奇心と専門性’’】

[エッセイ]【‘‘好奇心と専門性’’】

本を読むと、好奇心が生まれ、その好奇心は自ずと、2つ、4つ、6つと増えていきます。
増えることは、知識を増やす為にあるわけではなく、知恵を磨く為にもあると思っています。
何故、好奇心というものが大切なのかというのはそれなりの理由が存在します。
好奇心は、あらゆる物事においても作用されるものであり、何かしら楽しいこと、未知との体験を行う場合、胸の高鳴りが止まらなくなってしまいます。
私の場合、何か自

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