記事一覧
【山梨県立考古博物館】春季企画展「一の沢遺跡出土品展」を見に行く
はじめに
一の沢遺跡は縄文時代中期を主体とする集落遺跡で、山梨を代表する遺跡のひとつです。本年は一の沢遺跡が国の重要文化財に指定されてより25年となります。
山梨県立考古博物館では、春季企画展「重要文化財指定25周年記念 一の沢遺跡出土品展」(2024.4.20~6.16)を開催し、出土資料の持つ意味や魅力を再確認しようとするものです。一の沢遺跡の重要文化財全176点が一堂に展示されるのは初
【勝沼の甚六桜】散り始めたスイッチバック駅の跡の桜(2024.4.13)
はじめに
JR中央本線の勝沼ぶどう郷駅の甚六桜は、かつてのスイッチバックの引き込み線跡を中心におよそ1000本の桜が植えられた県内有数の桜の名所です。
大日影トンネル遊歩道の通行再開を聞き、4月の初めに訪れた時は、まだ2分咲き程度でした。夕刻でしたが再び近くまで来たついでに覗いてみましたが、こんどは満開を過ぎ風に吹かれ散り始めていました。なかなか思うようにはいかないものです。
昨年の模様
【勝沼トンネルワインカーヴ】廃線トンネルを利用したワイン貯蔵庫
はじめに
甲州市の勝沼ぶどう郷駅の東側では、トンネルが3つ並ぶ光景が見られます。2つのトンネルは現役の中央本線のトンネルで、端にある古いレンガ積みのトンネルは役目を終えたトンネルで、観光向けの遊歩道に転用されている旧大日影トンネルです。旧大日影トンネルの先には旧深沢トンネルがあります。こちらはワインカーヴ(貯蔵庫)に転用されています。
勝沼と中央本線
明治36年の中央本線の開通とその後の
【大日影トンネル遊歩道】明治時代の廃線トンネルを歩く
はじめに
甲州市の勝沼ぶどう郷駅の東側では、トンネルが3つ並ぶ光景が見られます。2つのトンネルは現役の中央本線のトンネルで、端にある古いレンガ積みのトンネルは役目を終えたトンネルで、観光向けの遊歩道に転用されている旧大日影トンネルです。
この遊歩道は、安全上の問題が指摘され長らく閉鎖されていましたが、対策を施し2024年(令和6年)3月より通行が再開されました。
勝沼ぶどう郷駅は甚六桜と
【AIRY】甲府中心部、山梨最初のアーティスト・イン・レジデンス
note150回目の記事となる今回は、ふとした縁から代表とお知り合いになり、訪ねたアーティスト・イン・レジデンス(AIR)を紹介します。
はじめに
甲府の中心部にある小学校の向かいに昭和時代の面影を残す白い3階建てのビルディングがあります。
このビルディングに「AIRY(エアリー)」(アーティスト・イン・レジデンス山梨)はあります。主に海外のアーティストに滞在型で創作の機会と場所を提供す
【山梨県立考古博物館】交流展「フォッサマグナがつなぐ新潟・長野・山梨・静岡」を見に行く
はじめに
山梨県立考古博物館では、山の洲文化財交流展「発掘が語る地域交流─フォッサマグナがつなぐ新潟・長野・山梨・静岡─」(2023.12.9~2024.1.21)が開催されました。
2020年頃より、本州の中央部にある4県(新潟・長野・山梨・静岡)は「山の洲」と称して地域経済圏を作る構想があり各分野での交流を進めています。山の洲文化財交流展は、文化財の分野で地域の特色や魅力を発信していく取