「怒らないスポーツ指導」 月刊誌に出ている。怒られて(時には暴力まで)育てられた子供は伸びないそうだ。大人の顔色をうかがうだけで、自主性、能動性、協調性などが…
乗馬施設からも指導依頼がきました。 スタッフの指導をして欲しいそうです。場長さんも指導を受けたいとのこと。素晴らしい。こんなことは初めてです。私は大嫌いな人…
私は75歳です。大学馬術部指導の要請がありました。全員孫世代です。 私が馬術部員だったのは半世紀以上前です。大昔。若者たちにすれば私なんか化石のようなものでし…
内方姿勢 私が言う内方姿勢に不満でしょう? 「顔を進行方向に向けるだけ」って。それで馬は内方姿勢になるのか? なるんです。 馬が歩いているのを上から見て下さい…
調教と部班について 調教は難しいと言う。言われている。何が難しいのだろう? そもそも、調教って馬に何を教えるのだろう???? 良い馬をつくる。良い馬って?ど…
馬術は馬と人の共同作業。初期の練習からそこを意識したいですね。 ミューゼラーには、姿勢、感覚、作用を意識することとある。 とかく練習となると、騎手の姿勢の矯…
子供の頃から馬に乗っていた。鞍は無い。小学6年生の時の火事で焼けてしまった。確か本に書きましたね。焼け残った鐙金で南京袋の鞍を作った。 いつも裸馬だった。裸…
嬉しいお知らせ 馬事公苑のメインホールに私の本が展示されているそうです。しかも、あのミューゼラーと並んで。嬉しいです。皆さんどうぞ読んでください。 とかく馬…
ちょっとお休み。 「拳をさげろ」「体を起こせ」「脚を引け」 昔の練習風景です。注意ではなく怒声。そして「腹を蹴れ」。 無理なことばかり。拳を下げて身体を起こ…
相手が動いていますから、「固定」はありません。 拳も固定されていると馬の口にガツガツ当たります。上級者の馬術では、馬の口が動いているように見えません。が、銅…
口にガツガツ当たると馬は辛いですよね。「拳の力を抜けー」とよく注意されます。それを考えてみましょう。 赤ちゃんの肌に吸い付くような拳を得たいものです。 強く…
じゃあ、やる気が起きるのはどんな人、時? 私の場合。よく見てくれる。よく聞いてくれる。レベルに合った指導をしてくれる。「こんなことも出来ないのか」とは絶対言…
推進について 同じく、加える力を出来るだけ少なくしたいものです。 推進について再確認しましょう。推進は騎手の役割。ではそれに対して馬の役割は何でしょう?「前に…
停止のつづき 常歩から止まるのを想像して下さい。 何かのきっかけで馬が止まると、予測していないと、乗ってる人は前にのめりますね。停止は騎手が合図を送るので、前…
調教の章を終わります。これからは思いつくまま書きます。 停止について。 停止も長いこと随分悩みました。上手く出来ませんでした。 まず四肢がそろわない。ハミ…
妄想劇場 今研究中のことを特別にお話します。口外無用ですよ。 重心について。これも本に書いたような気がします。 「推進を強くすると、後躯が体下に沈み込み、結果…
三木田照明
2024年5月6日 17:25
「怒らないスポーツ指導」 月刊誌に出ている。怒られて(時には暴力まで)育てられた子供は伸びないそうだ。大人の顔色をうかがうだけで、自主性、能動性、協調性などが破壊されている。競技を好きになれないらしい。 起こるのは、監督とかコーチの能力の無さ、手抜きだそうだ。 全面的に賛成。 今の私は怒らない。以前は怒るのがが良いと思っていた。他にやり方を知らなかった。鬼と言われるのが快感だった。 三木
2024年5月4日 13:04
乗馬施設からも指導依頼がきました。 スタッフの指導をして欲しいそうです。場長さんも指導を受けたいとのこと。素晴らしい。こんなことは初めてです。私は大嫌いな人にも教えてもらいました。上手になりたいから。そうでなきゃと思います。 学生たちも同じですが、教えてもらう時は、全部「はい」で行く。自分の知識や馬歴で邪魔しないことです。「そんなこと聞いたことない」と、拒絶しないこと。初めて聞くことだから
2024年5月3日 14:54
私は75歳です。大学馬術部指導の要請がありました。全員孫世代です。 私が馬術部員だったのは半世紀以上前です。大昔。若者たちにすれば私なんか化石のようなものでしょうね。テルノザウルス。私も一応学生日本一になりました。だからと言ってその頃の価値観で押すのは下手。受け入れてもらえるはずがない。教え方もしっかり研究しなきゃ。 馬歴は70年越え。指導歴は55年。大ベテランです。 私の教え方。 まず
2024年5月2日 15:54
内方姿勢 私が言う内方姿勢に不満でしょう?「顔を進行方向に向けるだけ」って。それで馬は内方姿勢になるのか? なるんです。 馬が歩いているのを上から見て下さい。引手を長くした曳馬がいいです。 円運動に入ると綺麗な内方姿勢を取ります。何故? それが自然だから。誰かが内方姿勢と言ったんでしょうね。 そこから「内方脚の位置、外方脚の位置、腰はどう・・・」と人工的になってしまった。それで、輪線
2024年5月1日 09:25
調教と部班について 調教は難しいと言う。言われている。何が難しいのだろう? そもそも、調教って馬に何を教えるのだろう???? 良い馬をつくる。良い馬って?どんな馬がいいのか? 私論 乗りやすい馬。前へでる、止まる、曲がる。障害に向けたら飛ぶ。 これでどうでしょう?あとはどの程度を求めるかです。 5月に学生馬術部の指導に行きます。学生から頼まれました。 部班を教えてほしいと言われてま
2024年4月28日 15:34
馬術は馬と人の共同作業。初期の練習からそこを意識したいですね。 ミューゼラーには、姿勢、感覚、作用を意識することとある。 とかく練習となると、騎手の姿勢の矯正が重視されるが、同時に扶助を覚え、感覚することも覚えなければならない。 私のレッスンは、まず、常歩の観察から始める。曳馬で常歩をしてもらい、四肢の動きと、身体の動きを見る。常歩の四肢の着地順、言えますか? 左後肢、左前肢、右後肢、右
2024年4月26日 16:31
子供の頃から馬に乗っていた。鞍は無い。小学6年生の時の火事で焼けてしまった。確か本に書きましたね。焼け残った鐙金で南京袋の鞍を作った。 いつも裸馬だった。裸馬で駈歩までやる。 勿論馬術なんか知らない。馬術と言う単語さえ知らない。 バランスで乗るんだと言われなくても、バランスをとらなきゃ落ちてしまう。鐙がないから、どうしたって足で腹を巻いて縋り付く。 大学に行き初めて馬術を知った。足で腹を
2024年4月22日 16:07
嬉しいお知らせ 馬事公苑のメインホールに私の本が展示されているそうです。しかも、あのミューゼラーと並んで。嬉しいです。皆さんどうぞ読んでください。 とかく馬術の本は難解。私は可能なかぎり易しく書きました。乗馬をしない人からも好評をいただきました。易しいからと言って油断しないで下さい。読んで実践していたただければ、必ず上手になります。 5月、出張指導します。呼んで頂きました。楽しみです。
2024年4月20日 15:29
ちょっとお休み。「拳をさげろ」「体を起こせ」「脚を引け」 昔の練習風景です。注意ではなく怒声。そして「腹を蹴れ」。 無理なことばかり。拳を下げて身体を起こすのは無理。脚を後ろに引いて身体を起こすのは無理。常時腹を蹴ってリラックスは無理。 ミューゼラーには良い姿勢の条件が書いてあるが、まず、姿勢の矯正はダメと書いてある。これを読んで「先輩の言うことを鵜呑みにしちゃダメ」と決めました。大学2
2024年4月16日 16:19
相手が動いていますから、「固定」はありません。 拳も固定されていると馬の口にガツガツ当たります。上級者の馬術では、馬の口が動いているように見えません。が、銅像のように固まっているとはどうしても考えられません。絶対動いています。なのに拳を固定するものだとしたらどうでしょう。ハミに当たります。「赤ちゃんの肌に吸い付くような」拳とは、馬の口の動きに合わせて動いているのです。固く握っていても、それが
2024年4月15日 15:47
口にガツガツ当たると馬は辛いですよね。「拳の力を抜けー」とよく注意されます。それを考えてみましょう。 赤ちゃんの肌に吸い付くような拳を得たいものです。 強く握ると固くなります。かと言って弱いと手綱が滑ってしまいます。 滑らない程度に握って、力を抜く。難しそうですね。 ちょっと視点を変えます。「こぶし」だけじゃなく、腕全体を見てみましょう。馬の口と騎手の肘が一直線になるようにすると効率が
2024年4月12日 17:24
じゃあ、やる気が起きるのはどんな人、時? 私の場合。よく見てくれる。よく聞いてくれる。レベルに合った指導をしてくれる。「こんなことも出来ないのか」とは絶対言わない。褒めてくれる。理論に一貫性がある。よく勉強している。一方的に否定しない。言われた通りやるといい結果が出る。偉そうにしない。作業を一緒にやってくれる。馬場の整備が上手い。経験をひけらかさない。実力主義。柔軟な考え方。馬を大事にする。
2024年4月10日 18:02
推進について 同じく、加える力を出来るだけ少なくしたいものです。 推進について再確認しましょう。推進は騎手の役割。ではそれに対して馬の役割は何でしょう?「前に出る」。正解。でも、いくら脚を使っても前へ出てくれないことありますね。他の人が乗るとすいすい前へ出たりして。もう泣きたくなりますね。私も学生くんたちに「先生、脚、使ってるんですか?」と質問されました。私が乗ると、学生くんたちが前へ出せない
2024年4月6日 15:56
停止のつづき 常歩から止まるのを想像して下さい。 何かのきっかけで馬が止まると、予測していないと、乗ってる人は前にのめりますね。停止は騎手が合図を送るので、前にのめることはありません。 と言うことは、馬を前に出す力が働いているはずです。慣性の法則。 停止の時はそのくらい僅かの力で十分だと考えます。 私の長年の経験と感覚です。異論はあるでしょうね。でも試してみてください。出来るだけ加える力
2024年4月1日 15:39
調教の章を終わります。これからは思いつくまま書きます。 停止について。 停止も長いこと随分悩みました。上手く出来ませんでした。 まず四肢がそろわない。ハミ受けが出来て適度な推進があれば、四肢がそろった停止が出来ると習ったが、が、出来ない。 ピットボーイで何百回もやってみましたが、が、出来ませんでした。 疑問。当然ですよね。まぐれで出来る時もあったが、確率は低い。 競走馬あがりの馬は
2024年3月29日 14:56
妄想劇場 今研究中のことを特別にお話します。口外無用ですよ。 重心について。これも本に書いたような気がします。「推進を強くすると、後躯が体下に沈み込み、結果前躯が浮く」と習いました。もうこの理論は古いですか? 何度も何度もやってみましたが上手くいきません。推進を強くすると前へ出ます。前へ出ることを望んでいないので、ハミ受けが強くなります。要するに引かなきゃならない。引くと馬の重心は前がかり