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Bell猫日記

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日常で遭遇した出来事やその際に感じたこと、感覚などを、後の作品に活用するための備忘録。
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少年期 ⑥

少年期 ⑥

 面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期のお話です。

縁日 中学の入学から、順にイベントを記していきます。まずは、故郷で毎年初夏に行われる縁日での出来事です。

 私の生まれた町は静岡県の自治体でした。とある神社を中心に栄えた門前町に周囲の農村が吸収される形で成り立ち、平安

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少年期 ⑤

 面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期のお話です。

舵取り 小学校と中学校の大きな違いは、自由度の向上とそれに伴う責任の増加でした。自身の選択の幅が広がったと明確に感じました。今思えば担任らの方針だったのですが、それが自分の成長の証のようで心地良かったのを覚えています。

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少年期 ④

少年期 ④

 面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期のお話です。

感覚過敏 私にはいくつかの感覚過敏があります。1つは視覚過敏です。視界内で動くものがあると、その動きが激しいほど意識を引き付けられます。また、視覚による情報量が多いと処理し切れずパンクすることがあります。某ファミレスの間

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少年期 ③

少年期 ③

 面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期のお話です。

崩壊の瞬間 11歳になる前のこと。私の所属していたクラスが、その自治体で初めての学級崩壊を起こしました。全国でも数例目のことで、事態を重く見た教育委員会は人事異動を駆使して、私達の学年へ敏腕教師をあてがうようになるのです

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少年期 ②

少年期 ②

 面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期のお話です。

記憶の形 ここまで書いてきた思い出たちを読んだ方は、そんな昔のこと覚えてるもんかよと思うかも知れません。少なくとも私の母親は信じませんし、「記憶が克明過ぎて怖い」と素直に感想をくれる友人もいます。
 大学で心理学の講義中

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少年期 ①

少年期 ①

 面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期の初め頃のお話です。

 前回で、自らの死を覚悟した行動を取るようになったことで幼年期から少年期へ移り変わったものとしました。思えばこの時点で、自分の命に価値を見出せなくなっていたのだろうと思います。これまでは後に起こる事件でその境地に

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幼少期の終わりまで

幼少期の終わりまで

 面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。幼少期が終わるまでのお話です。

最も古い記憶 私の最も古い記憶は、生まれる前、母親の胎内にいた頃の記憶です。
 全部で4日分ほどあり、ほとんどは「目が覚めたらぼんやり明るい中を漂っていて、何やら語り掛ける声のようなものが聞こえて、ゆっくりと

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過労で倒れる5分前

過労で倒れる5分前

 死の感覚、それがすり寄る足音に対して、それなりの人が興味を持っているのではないかと思います。私もその1人で、幸か不幸か臨死――と言うには温いかも知れませんが――体験を何度かしてきました。書き散らしている物を、近々備忘録的にまとめていくつもりですが、まずは最も新しい経験を残しておこうと思い、この文を綴っています。

 数年前まで務めていたブラック企業における激務の影響で、アドレナリンを出し過ぎない

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我が舌の在り処

我が舌の在り処

 2020年10月某日のこと。大きめの〆切を、少々のトラブルの末に乗り越えた私は、その日の夕食を作る元気が湧かず、しかしランナーズハイで虚ろな元気だけ持っている状態で、それゆえに友人の櫻井(仮称)を夕食に誘ったのでした。
 櫻井も仕事の夜勤がひと山終わり、何か元気が出るものを食べたいということで合意。2人でもつ鍋を食べに行くことにしました。

 櫻井の自宅に案内のチラシが入っていたという某居酒屋で

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金縛りと決闘したお話

 先日、人生で初の金縛りに遭いました。その際の感覚を記録として残しておきます。

 私はワンルームタイプの部屋で暮らしていまして、その晩は弱い雨が降っていました。〆切が迫っている時期でスケジュールが圧してたので、仮眠を取ってすぐに原稿へ戻れるよう、机の上のパソコン(以下PC)は電源を入れっぱなしにしていました。
 部屋の明かりを落とし、最低明度にしたPCのディスプレイの明かりがほのかに光る室内で、

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男だけど疑似的な生理痛を体験したお話

男だけど疑似的な生理痛を体験したお話

つい最近のことである ある晩、ベッドで寝返りを打ったタイミングだった。股ぐらに違和感が走った。
 男性諸氏ならお分かりかと思うが、股にぶら下がる玉袋は半分流体のようなもので、寝返りの際には“するん”といった感触だ。しかしそときは“ゴロン”という感触だったのだ。
 その違和感が気になって体を起こす。立ち上がってみるがそれは消えない。弱い金的を受けたような、睾丸が持ち上がって体内にめり込んでいるような

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