Bell猫

都内在住の作家の雛。よく食べよく調べよく働く、ようにしようと思ってる。

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マガジン

  • レビューとかなんとか

  • 食レポ

    これまで食べた物の記録と描写練習を兼ねて。 読んでお腹が減っても責任は負いかねます。 「これも食べてみて!」という物ありましたらコメントいただけたら試します。そして書きます。

  • Bell猫日記

    日常で遭遇した出来事やその際に感じたこと、感覚などを、後の作品に活用するための備忘録。

  • 私の友人を紹介します

    イカレた友人のエピソード集です。本人らには素材使用の許可を得ています。

  • 教育あれこれ

    教育に関して、教育者として勤めた経験やその際に読んだ書籍の情報を合わせて書いたもの。

最近の記事

CoCリプレイ『鋼鉄の魔城』Aチーム

探索者紹介※ 本セッションは2016年秋に『クトゥルフ神話TRPG 第6版』ルールで行われています。 ※ ハウスルールとして、96~100をFumbleとしています。 ※ 本シナリオのオリジナル技能<制作:SASUKEセット>を推奨技能としています。 KP:早速ですが作ってきた探索者……否、挑戦者を紹介してください。 PC1:櫻井 翔  男性 24歳 職業:SASUKE (狂信者) ≪ステータス≫ ≪STR≫18 ≪DEX≫14 ≪INT≫14  <アイデア>70 ≪C

    • ウマ娘の面白み ~アニメ編~

       テレビアニメの2期とアプリゲームで爆発的な人気を記録した『ウマ娘 プリティーダービー』ですが、とある友人から「ウマ娘の面白みって何よ?」と解説を求められた私は資料を作成しました。その資料を寝かせておくのももったいないので、このたび一般向けに手を加えて公開することにした次第です。  なお筆者は、オグリキャップで競馬にハマった親戚のお兄さんに連れられて見たサイレンススズカから競走馬を知り、時を経てジャスタウェイとキタサンブラックに惹かれ今に至ります。古いミーハーの筋ということで

      • 山の幸(冬)

         食レポシリーズ第4弾。実家の周囲で採れた山の幸の記録をまとめました。今回は寒さ厳しい冬のものを。 柚子 酸味とほろ苦さを併せ持つ人気の柑橘類、ユズ。我が家の物はもう年齢のいった木で、年に3つも実を付ければ良い方で、数年前にその命を終えてしまいました。  たくさんの実が取れたわけではなかったので、少量を神棚への飾りにしたり、薬味の一種として使ったりしました。たくさん取れれば果実酒にしたいところですね。  癖の強いレモンのような味なので、果肉を食材として料理に使うよりも、香

        • 山の幸(秋)

           食レポシリーズ第3弾。実家の周囲で採れた山の幸の記録をまとめました。今回は実りの秋です。 銀杏 皆さんお馴染みイチョウの胚です。イチョウは裸子植物なので、木の実に見える形状の独特の臭気を発する黄色く直径2cmあまりのあの粒が丸々種子です。中学生は理科のテストに出るので覚えておきましょう。  また、株ごとに雌雄があるので、銀杏の成らない木もあります。採取して食べるつもりの人は覚えておきましょう。  胚の固い殻ごと炒って、ヒビが入った物を剥いていきます。剥いた後は塩を振って

        CoCリプレイ『鋼鉄の魔城』Aチーム

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        記事

          少年期 ⑥

           面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期のお話です。 縁日 中学の入学から、順にイベントを記していきます。まずは、故郷で毎年初夏に行われる縁日での出来事です。  私の生まれた町は静岡県の自治体でした。とある神社を中心に栄えた門前町に周囲の農村が吸収される形で成り立ち、平安時代末期から記述のある古い町です。鎌倉武士に所縁があり、初夏の縁日もそのひとつで

          少年期 ⑥

          山の幸(夏~初秋)

           食レポシリーズ第2弾。実家の周囲で採れた山の幸の記録をまとめました。夏の物が少ないので秋も一部含みます。 梅 皆さんご存知の梅。早春に花を咲かせ、初夏に実を結びます。熟れると枝から実を落とすのですが、その前に手摘みしたものを食します。  梅干しを漬けるのが常でしたが、同時に梅酒や梅シロップも漬けました。シロップは梅酒と同じように角砂糖と一緒に瓶詰めしますが、リキュールを加えません。漬ける期間はどちらも同じで、4ヶ月~お好みです。  シロップは梅の香りと酸味、サッパリした

          山の幸(夏~初秋)

          山の幸(春)

           食レポシリーズ第1弾。実家の周囲で採れた山の幸の記録をまとめました。 土筆 つくし。スギナの胞子嚢のこと。春先に乾いた土地にニョキニョキ生えます。地下茎で他と繋がっているので、地上に見えている部分だけ採ればOK!指で手折ればプチッと軽快な音と共に採取できます。切り口は吸い上げられた水分が出、表面張力を感じられます。  食べ頃は5~10cm程度まで伸びたもの。短いと食べごたえが無い上後述の下処理が面倒です。逆に長くなりすぎたり発生から時が経つとスジっぽくなり美味しくありませ

          山の幸(春)

          少年期 ⑤

           面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期のお話です。 舵取り 小学校と中学校の大きな違いは、自由度の向上とそれに伴う責任の増加でした。自身の選択の幅が広がったと明確に感じました。今思えば担任らの方針だったのですが、それが自分の成長の証のようで心地良かったのを覚えています。  私は剣道部に入部し、師にも友にも先輩にも恵まれて中学生活をスタートしました。

          少年期 ⑤

          少年期 ④

           面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期のお話です。 感覚過敏 私にはいくつかの感覚過敏があります。1つは視覚過敏です。視界内で動くものがあると、その動きが激しいほど意識を引き付けられます。また、視覚による情報量が多いと処理し切れずパンクすることがあります。某ファミレスの間違い探しみたいなものはとても苦手です。また、周辺視をスポーツ技術として身に付ける

          少年期 ④

          少年期 ③

           面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期のお話です。 崩壊の瞬間 11歳になる前のこと。私の所属していたクラスが、その自治体で初めての学級崩壊を起こしました。全国でも数例目のことで、事態を重く見た教育委員会は人事異動を駆使して、私達の学年へ敏腕教師をあてがうようになるのですが、これはまた別のお話。  学級崩壊の原因は、一言で済ましてしまうならば、担任の

          少年期 ③

          少年期 ②

           面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期のお話です。 記憶の形 ここまで書いてきた思い出たちを読んだ方は、そんな昔のこと覚えてるもんかよと思うかも知れません。少なくとも私の母親は信じませんし、「記憶が克明過ぎて怖い」と素直に感想をくれる友人もいます。  大学で心理学の講義中に「記憶するにしても様々な形があり、それは人によっても違うし、同じ人でも対象によ

          少年期 ②

          少年期 ①

           面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。少年期の初め頃のお話です。  前回で、自らの死を覚悟した行動を取るようになったことで幼年期から少年期へ移り変わったものとしました。思えばこの時点で、自分の命に価値を見出せなくなっていたのだろうと思います。これまでは後に起こる事件でその境地に至ったのだと思っていましたが、もっと根が深そうです。  この新たな発見があったこ

          少年期 ①

          幼少期の終わりまで

           面と向かって話すと、信じてもらえないどころか以降の信用を失いかねないな、と感じて公言してこなかった体験談を、この際残してしまおうと考え、書くことにしました。幼少期が終わるまでのお話です。 最も古い記憶 私の最も古い記憶は、生まれる前、母親の胎内にいた頃の記憶です。  全部で4日分ほどあり、ほとんどは「目が覚めたらぼんやり明るい中を漂っていて、何やら語り掛ける声のようなものが聞こえて、ゆっくりと眠りに落ちる」というものですが、1度だけ鮮明な景色が見えたことがありました。  

          幼少期の終わりまで

          過労で倒れる5分前

           死の感覚、それがすり寄る足音に対して、それなりの人が興味を持っているのではないかと思います。私もその1人で、幸か不幸か臨死――と言うには温いかも知れませんが――体験を何度かしてきました。書き散らしている物を、近々備忘録的にまとめていくつもりですが、まずは最も新しい経験を残しておこうと思い、この文を綴っています。  数年前まで務めていたブラック企業における激務の影響で、アドレナリンを出し過ぎないよう自分をリラックスさせる方向で私はここ最近を過ごしております。そんな中、少々の

          過労で倒れる5分前

          我が舌の在り処

           2020年10月某日のこと。大きめの〆切を、少々のトラブルの末に乗り越えた私は、その日の夕食を作る元気が湧かず、しかしランナーズハイで虚ろな元気だけ持っている状態で、それゆえに友人の櫻井(仮称)を夕食に誘ったのでした。  櫻井も仕事の夜勤がひと山終わり、何か元気が出るものを食べたいということで合意。2人でもつ鍋を食べに行くことにしました。  櫻井の自宅に案内のチラシが入っていたという某居酒屋で、もつ鍋の食べ放題メニューが期間限定で登場したとの情報を受け、我々は埼玉県内の某

          我が舌の在り処

          金縛りと決闘したお話

           先日、人生で初の金縛りに遭いました。その際の感覚を記録として残しておきます。  私はワンルームタイプの部屋で暮らしていまして、その晩は弱い雨が降っていました。〆切が迫っている時期でスケジュールが圧してたので、仮眠を取ってすぐに原稿へ戻れるよう、机の上のパソコン(以下PC)は電源を入れっぱなしにしていました。  部屋の明かりを落とし、最低明度にしたPCのディスプレイの明かりがほのかに光る室内で、私は横になったのです。普段は寝付きがそんなに良くないのですが、この日は数分で眠り

          金縛りと決闘したお話