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AR/MS 角飛人②感想

 更新を楽しみにしている漫画「AR/MS (エーアール/マルチプル・サヴァイブ)!!」。第24話後編の感想を書きたかったのですが、個人的に修羅場っている間に次のエピソードが更新されてしまいました。
 作品はコミックMeDuとニコニコ漫画で読めます。

 で、今回はコメディー部分が冴えていました。部長の名前が覚えられない晶の「ミノカサゴ!」で早くも今回一番のギャグが出たかなと思っていたら、「自分は恐

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ブックレビューに懐かしいタイトルがずらり-note感想文-

ブックレビューに懐かしいタイトルがずらり-note感想文-

 相互フォローしていただいている弟切千隼さん。色々な本のレビューをあげている方ですが、最近ちょっと懐かしい本が続いたので、感想を兼ねてご紹介。
 3本の記事のうち2本で、僕が「みんなのフォトギャラリー」に上げた写真を使って頂いたのも嬉しかったです。

 まずはこちら金子隆一「哺乳類型爬虫類 ヒトの知られざる祖先」のレビュー。

 元々金子隆一さんのファンなんですが、中でもこの本は何度となく繰り返し

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遂に一般向けのヒッタイト概説書が出版されました。

 時々チェックしている歴史ブログ「現在位置を確認します。」さんに、こんな記事が出ました。

 ヒッタイトと言えば、自分がやっている世界史シリーズで、ヒッタイトを取り上げた時のことを思い出します。最初は教科書通りヒッタイトは製鉄技術を独占しその力で大帝国を築いたが、海の民によって滅んだ。ヒッタイトの滅亡で製鉄技術が広まった。というラインで纏めようと思っていたのですが、それを全面的に再考せざるを得なく

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四大文明概念を批判する

四大文明概念を批判する

 時間がなくなかなか進まないながら「メソポタミアとインダスのあいだ」という本を読んでいます。タイトルの通り、メソポタミアとインダス文明の領域の間で両文明間の交易に携わった、イラン高原とペルシャ湾岸の「文明」について述べた本です。
 かつては「四大文明」という言葉が広く使われていたのは、ある程度の年齢以上の方ならご存知でしょう。古代中国に複数の文明が存在したことが明らかになった後も、「黄河文明」を「

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「AR/MS!!」更新来た!

 以前にもご紹介した漫画「AR/MS!!」の更新が来ました!

 主人公不在で脇役同士の対戦が行われているのに、変わらぬ熱量!いや主人公不在というのは誤りですね。今回は「角飛人主人公回」です。予選終了後の交流で、もの凄くキャラを立たせてきた彼の掘り下げ回。
 以前ご紹介した時にも、名前のあるキャラは全員キャラが立ってると書いたのですが、それ故、主人公チーム以外の対戦でも全くダレることがない、むしろ

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長いタイトルはラノベの専売特許じゃない

 中野京子「危険な世界史 運命の女篇」で、デフォーの「ロビンソン・クルーソー」のタイトルが、紹介されていました。曰く「ヨーク出身の水夫ロビンソン・クルーソーの生涯と驚嘆すべき大冒険。難破船でただひとり生き残り、オルノーク河口近いアメリカ沿岸の無人島で二十八年間過ごし、奇跡的に救助されるまでの詳細を、本人記述」というもの。
 面白いのはこのタイトルについて「まるで「何とかサスペンス劇場」の番組案内み

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マンガ「がっこうぐらし!」は家族の共有資産です

 ご注意!アニメ「がっこうぐらし!」のネタバレがあります。

 もう2年前の話になるのですが、家に帰ると上の子と妻がテレビアニメ「がっこうぐらし!」を見ていました。これはまた懐かしいものを、と思って話を聞いてみると、上の子がサブスクで見れるテレビアニメを色々見て回っているうちに見つけて「これは凄い!」と思って、妻にも見せているところだったようです。
 妻と上の子はすっかりこのアニメにハマったようで

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間違えて借りた本

 上の子が読みたがっていた本を図書館で予約した時、同じ著者の別の本も間違えて一緒に借りてしまったのですが、せっかくだから読んでます。「危険な世界史(運命の女編)」中野京子・著。2ページ程度の短い歴史エピソード集。こういう本を読むのも久しぶり。紙の本を読む能力が衰えているのをけっこう感じていたのですが、この程度の軽い読み物ならスイスイ読めます。

 ところでこの本に登場する歴史エピソードにはそれぞれ

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今、いちばん更新が楽しみなマンガ「AR//MS!!」をご紹介。

 いつか紹介しようと思っていたマンガ「AR/MS!!」が11月13日まで全話無料とのこと。紹介記事を書くなら今、ですよね。掲載されているのはこちらのサイト。

 変にストーリーの説明から入ると、合ってるけど違う!みたいな説明になりかねないので、まず最初に言っておきますと、ハイテンションなギャグが魅力のコメディー作品です。主人公の女の子が周囲に巻き込まれて、大変な目に遭いつつも頑張るお話です。

 

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ドラマ「トロイ伝説(第4話)」感想

第1話の感想はこちら
第2話の感想はこちら
第3話の感想はこちら

内容

 トロイへ食料などを運び込む地下道が開通しトロイに食料が届いた。ところが追加の食料を輸送する準備をしていたキリキアを、アキレス率いるミュルミドンたちが夜襲する。
 キリキア王エエティオンはトロイに地下道を閉鎖するよう伝える伝令を放った後、一人アキレスと対峙し殺される。
 アキレスはブリセイスを捕虜にする。
 食糧が届きお祝

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ドラマ「トロイ伝説(第3話)」感想

第1話の感想はこちら
第2話の感想はこちら

内容

 ギリシャ軍が包囲戦に切り替え、農民や漁民や商人が襲撃される。食糧不足に陥ったトロイでは食料が配給制になる。トロイ側では包囲を抜けるための地下道を掘る。
 王妃ヘカベーはヘレンに、ヘレンがギリシャ側に戻っても、トロイへの攻撃は終わらなかったと慰め、トロイの人々からの信頼を得るように助言する。
 ギリシャ側の間者クサンティウスはトロイに閉じ込めら

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ドラマ「トロイ伝説(第2話)」感想

第1話の感想はこちら

内容

 帰国したスパルタ王メネラオスは、ヘレンの出奔を知り兄・アガメムノンに使いを出す。
 アガメムノンからの招集を受けたオデュッセウスは狂気を装って招集を逃れようとするが、赤ん坊を盾に取られ狂人の振りを続けることができずに、従軍することになる。
 一方パリスと共にトロイに到着したヘレンを迎えたトロイの王宮は対応に苦慮するが、ヘレンをトロイに留め、より高価な贈り物でその身

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観ました GAMERA -Rebirth-

観ました GAMERA -Rebirth-

 Netflixの新作怪獣アニメ「GAMERA -Rebirth-」観ました。

 第1話の前半はややストレスのたまる展開。理想化されすぎてありきたりな少年たちの夏休み風景とか、やはりステレオタイプな不良に絡まれるシーンとか。米軍関係者の子弟があんなに堂々とカツアゲしたら、国際問題になりかねんだろう(基地周辺のに住んでる人じゃないと、実際の空気感はわからないでしょうけど)とか、F-15イーグルをデ

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ドラマ「トロイ伝説(第1話)」感想

概要

 ギリシア神話のトロイア戦争を描く、ネットフリックスオリジナルドラマ、全8話。

内容

 冒頭、出産シーン。他の部屋で眠っていたカッサンドラがお産の声で目を覚まし、炎上する都市の様子を予知する。
 タイトルを挟んで、牛飼いとして成長したパリス。群れからはぐれた子牛を追った先で神々と出会い、最も美しい女神を選ぶよう迫られる。 
 美しさを競っている筈なのに、堂々と買収を試みる3女神。最高の

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