ローリー

1990年からシカゴ市在住。教育に40数年携わって来て、今はのんびりリタイア生活中。シ…

ローリー

1990年からシカゴ市在住。教育に40数年携わって来て、今はのんびりリタイア生活中。シカゴにいる鳥について日本人の方達に知っていただけたらと思っています。

記事一覧

日本滞在中のLifer三種。😁
ソウシチョウ (相思鳥)、ガビチョウ、アオバト。
鎌倉、箱根にて。

つぶやきには写真は一枚しか載せられないようですね。残念!
(ML 409175471, by Marco Valentine, Macaulay Library)

ローリー
5日前
21

東京滞在中の今日、草木染と織を体験し至福の時を過ごしました。
野人参を煮出した汁で、絹の白い紬糸を染め、草木染になった糸を横糸に小さい布を織りました。夢見心地のひとときでした。
これからは鳥見をしながら草や花を見て、どんな色に染まるか想像する楽しみが増え嬉しくてたまりません。

ローリー
8日前
24

【シカゴでバードウォッチング!】 Common Yellowthroat

渡りをしてきた鳥の中にWarblerという小さくて可愛らしい鳥がたくさんいます。英語でWarblerは、旧世界ムシクイ類と新世界ムシクイ類を含んでいて、新世界ムシクイ類は南北…

ローリー
2週間前
48

【シカゴでバードウォッチング!】 号外:渡り鳥予報

突然ですが、天気予報ではなく、渡り鳥予報のお知らせです。 こちらアメリカではまだ4月30日。全米での夜間の渡り鳥の予想数は3億3千100万羽だそうです。 下の図…

ローリー
3週間前
32

【シカゴでバードウォッチング!】  Caspian Tern

春になって戻ってきた水鳥にCaspian Ternがいます。いつものカモメたちに混ざって、赤い珊瑚色の嘴のCaspian Ternが飛んでいて、思わず「お帰りなさい!」と声をかけました…

ローリー
3週間前
31

【シカゴでバードウォッチング!】 Eastern Towhee ワキアカトウヒチョウ

また一種、春になって戻ってきた鳥がいます。カナダ南西部、アメリカ合衆国からバハマ、カリフォルニアにかけて生息している、新世界のsparrowの一種で、Eastern Towhee (…

ローリー
1か月前
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【シカゴでバードウォッチング!】 American Goldfinch オウゴンヒワ

American Goldfinch (オウゴンヒワ) について書こうと決めてこの記事を書き始めたら、庭のバードフィーダーに初めてAmerican Goldfinchが来ました!!あまりの偶然にビック…

ローリー
1か月前
41

【シカゴでバードウォッチング!】 Northern Flicker ハシボソキツツキ

私にとっての運命の鳥。英語では、Spark Bird。その出会いの瞬間まで、私の人生がこんなに変わるなんて思ってもいませんでした! それは2017年に遡ります。夫の新しく手に…

ローリー
1か月前
48

【シカゴでバードウォッチング!】 Eastern Phoebe

春に、他の鳥よりも早くシカゴに戻ってくる鳥の中にEastern Phoebeがいます。以前紹介したDark-eyed Junco (ユキヒメドリ)のように地味だけど、雰囲気が愛くるしい鳥です。…

ローリー
1か月前
37

【シカゴでバードウォッチング!】 American Woodcock アメリカヤマシギ

今の時期にこの鳥が姿を現したと聞くと、シカゴのバーダーたちはソワソワし始めます。この鳥のユニークなスカイダンスを見たくてたまらなくなるからです。わざわざ夕方から…

ローリー
1か月前
38

【シカゴでバードウォッチング!】 Red-winged Blackbird ハゴロモガラス

アメリカは三月十日の夜中に夏時間 (Daylight saving time) に変わり、いよいよ春が近づいてきています。前の記事に書いたNorthern Cardinal (猩々紅冠鳥)の歌声も春を知ら…

ローリー
2か月前
37

【シカゴでバードウォッチング!】 猩々紅冠鳥

バーディングを長年なさっていらっしゃる方なら「猩々紅冠鳥」の読み方をご存知かもしれません。「ショウジョウコウカンチョウ」と読みます。 「猩々」は、宮崎駿の映画『…

ローリー
2か月前
45

【シカゴでバードウォッチング!】 赤い雀???

庭のバードフィーダーの常連さんである雀たちに混じって、前掲記事のDark-eyed Junco (ユキヒメドリ)だけでなく、赤っぽい雀のような鳥がよく来ます。留鳥なので季節を問わ…

ローリー
2か月前
49

【シカゴでバードウォッチング!】 Dark-eyed Junco ユキヒメドリ

今回の鳥は庭のバードフィーダーによく来る冬鳥です。 Dark-eyed Juncoと言いますが、日本語名の「ユキヒメドリ」という名前が好きです。漢字で書いたら「雪姫鳥」で、白…

ローリー
2か月前
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【シカゴでバードウォッチング!】 Long-tailed Duck コオリガモ

先日いつもの公園で、カナダの北部のツンドラ地帯から渡ってきた鳥、Long-tailed Duck (コオリガモ、氷鴨)に魅せられてしまいました。 この鳥は海鳥ですが、繁殖期にはツ…

ローリー
3か月前
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【シカゴでバードウォッチング!】 Super Bowl???

2024年2月11日(日)、アメリカのラスベガスで第58回 Super Bowl が開催されます。アメリカンフットボールの2023年の年間王者を決める試合です。毎年びっくりするほどのお祭…

ローリー
3か月前
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日本滞在中のLifer三種。😁
ソウシチョウ (相思鳥)、ガビチョウ、アオバト。
鎌倉、箱根にて。

つぶやきには写真は一枚しか載せられないようですね。残念!
(ML 409175471, by Marco Valentine, Macaulay Library)

東京滞在中の今日、草木染と織を体験し至福の時を過ごしました。
野人参を煮出した汁で、絹の白い紬糸を染め、草木染になった糸を横糸に小さい布を織りました。夢見心地のひとときでした。
これからは鳥見をしながら草や花を見て、どんな色に染まるか想像する楽しみが増え嬉しくてたまりません。

【シカゴでバードウォッチング!】 Common Yellowthroat

【シカゴでバードウォッチング!】 Common Yellowthroat

渡りをしてきた鳥の中にWarblerという小さくて可愛らしい鳥がたくさんいます。英語でWarblerは、旧世界ムシクイ類と新世界ムシクイ類を含んでいて、新世界ムシクイ類は南北アメリカにのみ生息しています。旧世界ムシクイ類との違いは、初列風切りが10枚ではなく9枚だそうです。

去年の5月26日に「Warblers」と題して記事を書きましたので、詳細はそちらをお読みいただけたらと思います。今回はその

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【シカゴでバードウォッチング!】 号外:渡り鳥予報

【シカゴでバードウォッチング!】 号外:渡り鳥予報

突然ですが、天気予報ではなく、渡り鳥予報のお知らせです。

こちらアメリカではまだ4月30日。全米での夜間の渡り鳥の予想数は3億3千100万羽だそうです。

下の図はライブ情報で、現在2千8百20万羽飛んでいるそうです。

下の情報は、シカゴの渡り鳥についてです。

今晩、外に寝て渡り鳥の声を聞きたいと思ってしまいます。明日、どんな鳥がここに入ってくるでしょうか。楽しみです。

BirdCastは

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【シカゴでバードウォッチング!】  Caspian Tern

【シカゴでバードウォッチング!】  Caspian Tern

春になって戻ってきた水鳥にCaspian Ternがいます。いつものカモメたちに混ざって、赤い珊瑚色の嘴のCaspian Ternが飛んでいて、思わず「お帰りなさい!」と声をかけました。

Ternの和名を知らなかったので検索すると「アジサシ」と出てきてビックリしました。Caspian Ternは、去年葛西臨海公園の保護区で見たコアジサシの仲間なんですね。私にとってCaspian Ternは「Ca

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【シカゴでバードウォッチング!】 Eastern Towhee   ワキアカトウヒチョウ

【シカゴでバードウォッチング!】 Eastern Towhee ワキアカトウヒチョウ

また一種、春になって戻ってきた鳥がいます。カナダ南西部、アメリカ合衆国からバハマ、カリフォルニアにかけて生息している、新世界のsparrowの一種で、Eastern Towhee (ワキアカトウヒチョウ) といいます。

雄は頭から背中そして胸まで真っ黒い頭巾を被ったようで、黒い翼には多少白い部分があり、胸の途中から腹部は真っ白です。そして、その黒と白の間の脇腹がきれいな赤茶色です。和名の「ワキア

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【シカゴでバードウォッチング!】 American Goldfinch  オウゴンヒワ

【シカゴでバードウォッチング!】 American Goldfinch オウゴンヒワ

American Goldfinch (オウゴンヒワ) について書こうと決めてこの記事を書き始めたら、庭のバードフィーダーに初めてAmerican Goldfinchが来ました!!あまりの偶然にビックリ。まるで「やっと私たちについて記事を書いてくれることにしたのね。」と言っているようでした。

American Goldfinch については、「鳥が脱皮???」という前出記事 に換羽の一例として少

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【シカゴでバードウォッチング!】  Northern Flicker ハシボソキツツキ

【シカゴでバードウォッチング!】 Northern Flicker ハシボソキツツキ

私にとっての運命の鳥。英語では、Spark Bird。その出会いの瞬間まで、私の人生がこんなに変わるなんて思ってもいませんでした!

それは2017年に遡ります。夫の新しく手に入れた双眼鏡を興味本位で覗いてみると、私の目に飛び込んできたのは、生まれて初めて見る鳥、Northern Flicker (ハシボソキツツキ) でした。火花 (spark) が飛び散るほどの衝撃の一瞬で、あっという間に鳥の世

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【シカゴでバードウォッチング!】 Eastern Phoebe

【シカゴでバードウォッチング!】 Eastern Phoebe

春に、他の鳥よりも早くシカゴに戻ってくる鳥の中にEastern Phoebeがいます。以前紹介したDark-eyed Junco (ユキヒメドリ)のように地味だけど、雰囲気が愛くるしい鳥です。北米にしか生息していない鳥で、その鳴き声が「フィービー」と聞こえるからPhoebe (発音はフィービー)と名づけられたのだろうということです。ここからその可愛い鳴き声を聞いてみてください。

Eastern

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【シカゴでバードウォッチング!】  American Woodcock  アメリカヤマシギ

【シカゴでバードウォッチング!】 American Woodcock アメリカヤマシギ

今の時期にこの鳥が姿を現したと聞くと、シカゴのバーダーたちはソワソワし始めます。この鳥のユニークなスカイダンスを見たくてたまらなくなるからです。わざわざ夕方から夜にかけての6:45から8:15まで、バーディングツアーが組まれるくらいです。そのスカイダンスを何回か目撃したことのある夫は、一見に値すると言っています。その鳥の名前は、American Woodcock (アメリカヤマシギ) 。日本で見る

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【シカゴでバードウォッチング!】  Red-winged Blackbird  ハゴロモガラス

【シカゴでバードウォッチング!】 Red-winged Blackbird ハゴロモガラス

アメリカは三月十日の夜中に夏時間 (Daylight saving time) に変わり、いよいよ春が近づいてきています。前の記事に書いたNorthern Cardinal (猩々紅冠鳥)の歌声も春を知らせてくれますが、今回の鳥、Red-winged Blackbird (ハゴロモガラス) も春告鳥です。その独特な鳴き声を湿地帯や葦の原で聞くと、「あ〜〜〜、春が来た!」という気持ちになりウキウキし

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【シカゴでバードウォッチング!】  猩々紅冠鳥

【シカゴでバードウォッチング!】 猩々紅冠鳥

バーディングを長年なさっていらっしゃる方なら「猩々紅冠鳥」の読み方をご存知かもしれません。「ショウジョウコウカンチョウ」と読みます。

「猩々」は、宮崎駿の映画『もののけ姫』の中で、ニホンザルよりも大きな霊長類として描かれ、体は黒く目だけが赤く不気味に光っていましたが、一般的に「猩々」は、オラウーンタンの和名です。また、想像上の動物でもあるようです。中国の古典書物では、人間の言葉を操り理解する獣で

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【シカゴでバードウォッチング!】 赤い雀???

【シカゴでバードウォッチング!】 赤い雀???

庭のバードフィーダーの常連さんである雀たちに混じって、前掲記事のDark-eyed Junco (ユキヒメドリ)だけでなく、赤っぽい雀のような鳥がよく来ます。留鳥なので季節を問わず見かける鳥ですが、冬枯れの茶色い世界の中で、木の枝にほんのり赤い小さな鳥が止まっているのは心温まる景色です。

House Finch (メキシコマシコ、日本にはいません) という鳥です。

日本にいるベニマシコ(Sib

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【シカゴでバードウォッチング!】 Dark-eyed Junco ユキヒメドリ

【シカゴでバードウォッチング!】 Dark-eyed Junco ユキヒメドリ

今回の鳥は庭のバードフィーダーによく来る冬鳥です。

Dark-eyed Juncoと言いますが、日本語名の「ユキヒメドリ」という名前が好きです。漢字で書いたら「雪姫鳥」で、白雪姫みたいですねえ。残念ながら、日本にはいないそうです。

Dark-eyed Juncoは、名前にsparrow (スズメ)という言葉を含んでいませんが、新世界、つまりアメリカのsparrowの一種です。ちなみに北米には4

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【シカゴでバードウォッチング!】 Long-tailed Duck  コオリガモ

【シカゴでバードウォッチング!】 Long-tailed Duck コオリガモ

先日いつもの公園で、カナダの北部のツンドラ地帯から渡ってきた鳥、Long-tailed Duck (コオリガモ、氷鴨)に魅せられてしまいました。

この鳥は海鳥ですが、繁殖期にはツンドラ地帯の湖に生息していて、冬になると米国の東海岸と西海岸に行く鳥と、五大湖に来る鳥があるそうです。日本では冬に主に北海道や青森県で見られるようです。

初めてこの鳥を見たのは、2018年でしたが、その時は遠かったのと

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【シカゴでバードウォッチング!】 Super Bowl???

【シカゴでバードウォッチング!】 Super Bowl???

2024年2月11日(日)、アメリカのラスベガスで第58回 Super Bowl が開催されます。アメリカンフットボールの2023年の年間王者を決める試合です。毎年びっくりするほどのお祭り騒ぎで、参加する歌手や企業の広告などアメフトと関係ないところでも盛り上がり、メディアはこれ一色という感じになり、Super Bowlに関心がないなんてアメリカ人じゃないという雰囲気に包まれます。

特に今年は、今

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