セカシバ(KOTODAMA_PRESS)

食とコミュニケーション分野で主に活動中。視覚社会にKOTODAMA(言霊)の力を。

いい予約って何だろう vol.06

キャンセル問題は予約問題

店の予約もキャンセルも簡単な時代だ。レストラン側の声を聞けば、直前、当日のドタキャンやノーショー(店に現れない)は、現在、頭の痛い問題になっている。予約というのは本来、来店前の重要なコミュニケーションの機会。初めての予約であれば、それはお客側、お店側、双方にとって初対面の挨拶のようなものだ。それが、ネットでいつでもどこでも簡単に予約できるようになって、双方のコミュニケー

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ワインは空手で、日本酒は合気道なのだ。

イタリア人の酒サムライ、マルコ・マッサロットに出会ったのは、2015年のミラノ国際万博の年。知人から「日本酒をイタリアで広めるために一番頑張っているイタリア人」と紹介された。以来、彼が主催する日本の食文化ツアーを少しお手伝いしている。そして今年5月、彼の来日に合わせて実施したのが、イタリアのチーズと日本酒を合わせる会だ。マルコは、ワインよりも日本酒の方がチーズに合うと力説する。題して「SAKE ×

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北欧スタイルと次世代料理人 04

美食から遠かった国が

 自然石のような器に清楚で美しい料理。料理にはハーブや花が楚々として絡み、詩的情緒がある。日本でも見られるようになったこのタイプのスタイルに、北欧の影響を確実に感じる。

 美食から程遠いと言われた北欧諸国は、ここ10年で食の先進地と言われるようになった。その大きな要因を作ったのが「世界のベストレストラン50」で第1位を4年連続で獲得した、デンマークのレストラン「ノーマ」だ

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02 フレンチ=健康食⁉︎「ロカボ」の世界

カロリー制限から糖質制限へ

  常識を疑うには、きっかけと勇気が必要だ。それが、自分の身体にかかわることなら、なおさらのこと。ある食材が体にいいと持ちあげられたと思ったら、すぐに次のブーム、はよくあることだが、そのレベルでないパラダイムシフトが、今、栄養学の現場で起きている。 “カロリー制限”から“糖質制限”への考え方のシフトである。これまで、カロリーベースの栄養学では、健康診断で「ちょっと太り

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INTO THE FOOD           vol.1 瀬戸内が美味しくなっている

『メトロミニッツ』で2016年5月にスタートした連載コラムを順次リライトしていきます。

瀬戸内の風

 2016年は瀬戸内国際芸術祭開催年。最近は、瀬戸内という括りのフェアや商品が増えているように思う。食もまた然りだ。瀬戸内と食の関係を見ていくのに、注目点は3つあると思う。

 1つは、”瀬戸内”というワード自体のイメージの向上だ。これは、2010年に瀬戸内国際芸術祭が始まったあたりから顕著にな

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