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仕事疲れに、息抜き・リフレッシュにおすすめ【DIC川村記念美術館】とは


はじめに

さて国立歴史民俗博物館に続いて足を運んだ施設で"DIC川村記念美術館"を紹介していこうかと思います!まぁ筆者は美術や芸術に、知識・興味・良さがわかるのか?と言われると…。はじめに言っておきますが皆無です(笑)
学校の授業でも美術周りの授業はふざけてしますタイプで、絵の具等を使用して作品制作するものは、絵の具を融合させて楽しみを見出すようなタイプだったので論外です。今回言って見てきた作品も「ん?これは俺が書くのと何が違うん?(笑)」みたいな良さもろくにわかっていないような感じです←是非凄さ等教えてください…。とて、美術館巡りが初めての人からアートのプロまで、誰もが楽しめる素晴らしい場所で何よりロケーションが最高でしたので、施設全体の魅力やアクセス、おすすめポイント等を紹介出来ればと思います!

なんかアヒルとか水鳥?みたいのが居たりして、ガチっぽい写真家の人達も見受けられましたね。
寝っ転がりたい…。
と、進むと急に美術館が現れるんよ。

アートの宝庫

美術館内では、17世紀の巨匠レンブラントから印象派の巨星モネ、ルノワール、近代美術の巨匠ピカソ、ブラック、そして珠玉の20世紀アメリカ美術のステラまで、世界の名画が華やかに展示されており、コレクションの奥深さと多様性は、アート愛好者だけでなく、美術に触れる初めての方にも感動を与えてくれることでしょう。マーク・ロスコ、レンブラント、白鳥、マルク・シャガールなど、幅広いジャンルのアートが展示されている。特に、マーク・ロスコの部屋は圧巻で、その迫力に圧倒されること間違いなし!美術館の設計はコレクションを核とし、展示は所蔵品から始まり企画展へと続くよう構築されています。

流石の私でも知っている有名なアーティストですね!
遠くから見るとちょっと強面で偉そうな感じが漂いますが・・。
近くで見ると?
何とも優しい近所のおじさんと言った印象を受けますね(笑)
またどの角度から見ても目線がこっちを見ているように見えるみたいです。(ハリーポッターかな?(笑))

レンブラント・ファン・レインの「広つば帽を被った男」は、17世紀オランダを代表する画家の作品で、アムステルダムで制作されました。レンブラントはバロック的な明暗法と巧みな心理描写で知られ、アムステルダムの富裕な市民の肖像画を多く手がけました。この肖像画では、モデルの生き生きとした表情や服装の質感が細部まで丹念に描かれています。 この絵はもともと、モデルの妻の肖像画と一対で飾られていましたが、後に別れ、現在はMOA美術館に所蔵されています。美術館では、西洋近代絵画とは異なる時代の手法と趣きを感じてもらうため、この作品を他の作品とは別の一角に展示しています。
DIC川村記念美術館内に広がる「ロスコ・ルーム」は、絵画に包まれた内省的な空間で、この部屋は、マーク・ロスコの〈シーグラム壁画〉を専用に展示したもので、設計は建築家の根本浩氏によるもの。変形七角形の部屋には、床と同化するソファが一つ配置され、無表情な平天井の外縁から差し込む抑えた光が絵と壁を照らします。 部屋にはロスコの夢を具現化した「自分の作品だけで一室を満たす」という願いが込められており、一面に一つの絵が展示されています。この特異な部屋の特徴の一つが「照度の低さ」で、ロスコの制作スタジオが由来とされています。光の少ない環境で描かれた絵は、特有の表情を持ち、仄かな光のもとで本来の姿が現れることがあります。 ロスコ・ルームは鑑賞者と作品の一体感を追求しており、部屋の形状やデザインはそのために工夫されています。丸みを帯びたコーナーや小さな規模など、ロスコの意図が随所に込められた空間となっています。美術館訪れる人々には、絵画に包まれた心の奥底と向き合う貴重な機会が提供されています!

フランク・ステラの挑戦

フランク・ステラ(1936-)は、アートの既成概念を挑戦し、新しい絵画空間を切り拓くアーティストで、DIC川村記念美術館で展示されている彼のコレクションは、その変革の歴史を垣間見るものとして注目されています!フランク・ステラの作品は、その挑戦的なアプローチと変革の歴史を通じて、絵画の可能性を考えさせられる価値あるコレクションのようです。
変化の軌跡を辿れて、ホントに同一人物が書いたものなの?と驚かされましたね…。

ステラが23歳の時に手がけた《トムリンソン・コート・パーク(第2ヴァージョン)》は、商業用の黒いエナメル塗料と刷毛を駆使して描かれた作品で、極めて限られた要素で構成された抽象美術の先駆と見なされています。黒一色の寡黙な画面は、解釈を拒否し、難解な印象を抱かせますが、ステラは「あなたは、そこに見えるものを見ているのです」と語ります。これは、絵画が単なる映像のスクリーンではなく、独立した存在であるとのステラの独自の見方を反映しています。
《ヒラクラ III》では、矩形のカンヴァスを捨て、半円形のユニットを放射状に配した〈分度器シリーズ〉が登場します。単色の寡黙な作品とは異なり、多彩な色彩が視覚を刺激し、平面でありながらも躍動感ある絵画空間が生み出されています。
《ベックホーフェンⅢ》では、布製のカンヴァスではなく厚手の段ボール材であるトライウォールや梱包材が使用され、部分的には紙やフェルトが貼られています。ステラの〈ポーランドの村〉シリーズは、絵画の外形だけでなく、材料までをも絶えず変革し、建築的なアプローチが顕著になりました。
挑戦が続く中、ステラはアルミニウム板を取り入れ、数多くのパーツを組み合わせて絵画を立体化しました。《アカハラシキチョウ5.5X》は、ハニカム構造のアルミニウム板を使用し、カラフルで動きのあるパーツが複雑に組み合わさり、壁から飛び出すようなダイナミックな絵画を実現しています。ステラは、どんな形状であれ、壁にかければそれが絵画であると語ります。この作品は、南国の鮮やかな鳥たちが自由奔放に舞い踊る様子を彷彿とさせます。

鑑賞ガイドの利用(プロの解説を聞こう)

臨場感あふれる庭園

美術館の外では、コレクションと見事に調和する建築と、里山の地形を取り入れた緑豊かな庭園が広がっており、四季折々の花々が館内のアートと共に訪れる人々を迎え入れてくれます!春の桜、夏のバラ、秋の紅葉、冬の樹氷など、四季折々の顔が見えるのは施設の醍醐味のようです!これからの時期には特に、春には桜が満開になり、美術館と自然が調和した光景はまさに絶景。ゆったりとした散策をしながら、自然とアートの融合を感じられるでしょう!美術館内外を通して、アートと四季折々の自然が織りなす美の楽園をぜひ堪能してみてください!また季節ごとに様々なイベントが開催されている。例えば、春には花見イベントやアウトドアコンサート、夏には涼やかな夜空の下でのアート上映会など。美術館だけでなく、周辺の自然も季節ごとに変化し、訪れるたびに新しい発見があるようです!

見応えスポットを見逃さないようにしましょうね~
美術館を見終わってから、さらに第2陣で癒されましょう!

食事やお土産に!

美術館内には、アートと調和した雰囲気のレストランがある。ここで味わえるランチや軽食は、美味しさだけでなく見た目にもこだわりが感じられます。アート鑑賞の合間に、美食に舌鼓を打つ贅沢な時間を楽しんでみては?

ベルヴェデーレ:美しい眺めと極上のイタリア料理
「美しい眺め」というイタリア語の店名通り、レストラン ベルヴェデーレは窓からの素晴らしい景色を楽しみながら千葉県産の新鮮な食材を使用したイタリア料理を提供しています。コース料理には前日までに予約が必要なようです。

営業情報営業時間:10:00-17:00(L.O. 16:30)
電話:043-498-0848(入館チケットなしでご利用可能)

茶席:美術と自然を愉しむ癒しの空間
1階展示室の一角に佇む立礼式茶席では、美術鑑賞の合間に日本の茶道文化を体験し、抹茶と上生菓子でほっと一息つくことができます。テーブルと椅子のお席をご用意しており、どなたでも気軽にお立ち寄りいただけます。

営業情報営業時間:10:30-16:30
席数:8席
※入館チケットが必要です
※お支払い方法は現金のみとなります

DIC川村記念美術館ミュージアムショップ
美術館内に位置するミュージアムショップでは、コレクションをインスパイアしたオリジナルグッズや企画展限定アイテムを取り揃えています。過去の企画展のカタログやポストカード、美術にまつわる書籍も豊富にご用意しています。

営業情報営業時間:9:30-17:00
※入館チケットが必要です

DIC川村記念美術館ギフトショップ
美術館内に隣接するギフトショップでは、デザインにこだわった美しいインテリア雑貨やおもちゃ、キッチンウェア、そして素材と美味しさにこだわった国内外のお菓子や飲み物などが取り揃えられています。

営業情報営業時間: 9:30-17:00
※入館チケットなしでご利用になれます

アクセスについて

美術館へのアクセスは非常に便利。JR・京成共に佐倉駅からは無料の送迎バスが運行されています。(逆に徒歩では少し厳しい)
自家用車を利用する場合も、国道51号線や佐倉ICからスムーズにアクセスでき駐車場も無料なので安心で手軽ですね~
東京駅からの直通バス等もあり、日帰りで楽しめる工夫もされているようです!

1日1本でもかなり便利ですね!
訪れた際にも結構利用者が居ました!
送迎バスのご案内
JR佐倉駅、京成佐倉駅とDIC川村記念美術館を結ぶ無料送迎バスが運行しています。
乗車料金は「無料」です。当館やその周辺を経由する路線バスはありません。
・JR佐倉駅、京成佐倉駅からタクシーをご利用の場合、約4,000円~5,000円かかります。
駅からは約7km前後あるので絶対送迎バスを使いましょうね!
バス乗り場は駅の目の前です!
無料駐車場のご案内 収容台数160台(無料)
※中型/大型バスの駐車も可能です。
※バイク・自転車用の駐輪コーナーもあります。

お詫び

すいません、ここまで記事を書いておきながら、2月13日(火)から3月8日(金)まで、美術館は設備メンテナンスのため休館しているようです…。
なお、庭園エリアは2月23日(金)より営業するようです!(月曜を除く)
レストラン、ギフトショップの営業時間と無料送迎バスの運行ダイヤにも変更があるようですので【公式サイト】にてご確認ください。

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