Y-hopy

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小説内容のフィクション・ノンフィクションは読者の方の判断にお任せしております。 夜8時以降に新しい記事を気まぐれに掲載しています。 現在は長編小説のメンヘラホイホイを投稿中です。 描写や表現がエグい部分や卑猥な表現がありますが、ご興味を持って頂けたら幸いです。

最近の記事

我が魂の試し方 その3

俺の親父はサラリーマン。30近くまで実家で暮らし、お袋と結婚。一人暮らしなんかした事の無い男だ。 俺は19で実家を追い出された。ずっと一馬力で生活している。そんな中で自営業を始める。 俺の挑戦ってのは親父からしたらあまりにも不安定でバカげている様に映っているらしく、とにかく批判されていた。 いいじゃねーか。とりあえず楽しそうだしやってみよう。 そんな感覚は理解できないらしかった。 金がかかる。 諦めちゃえば失敗。 諦めなければ成功できるかもしれない。 俺は後者を

    • 我が魂の試し方 その2

      久しぶりの投稿になってしまった。 あれから1か月。オーダーメイドのバッグの注文を処理したはいいが、あまりにも値切られたもんだからなかなか厳しい。知り合いに頼まれて作ったが、知り合い=安くしなくてはいけないってのは筋違いな気がするんだよな。 安いって事は利益を削っている。すなわち生活の一部に支障を来たす恐れもあるって事だが、発注した知人はそれを理解しちゃいない。妥協せずに作ったが余計な事は本人には言うまい。 それはそうと最近両親と話をした。 話した内容は今まで長男である俺

      • 我が魂の試し方 その1

        どうやら一部を除いて、人間ってのはレールの上を走るのが好きらしい。 あるいはレールの上を走らせようとする先人達が多いのかも知れない。 生まれた瞬間、奴らはそれが正しいと思い込み、それを強要してくる。俺の場合はその典型。 全く興味の無いクラシックがかかる。 どちらかって言うとビートルズのヘルプや、中村あゆみのメインストリートが好きなんだけどさ。 あいつらは何処で付けたんだかわからんが、幼児教育にはクラシックがいいとかいう話を間に受けるもんだから不愉快極まりない。 そん

        • メンヘラホイホイ-後書き

          そんな訳でこのメンヘラホイホイという物語は一旦、幕を閉じようと思う。 その後の話はまだまだたくさんあるんだが、それはしばらくの期間は公開しないでおこうと思っている。 少なくとも人間ってのは集団生活を幼い頃から教え込まれ、基本的に集団生活の中で滑稽だと判断されたり、1人に嫌悪感を持たせた場合、そいつは集団心理によって叩かれ、疎外される。 それは、学校だけじゃない。 職場だけじゃない。 家族も同じだ。 詰まる所、簡単に人を嫌うって事はそもそも何も考えちゃいない。人間ってや

        我が魂の試し方 その3

          番外編

          次回は後書きと書いておきながら違う事をして申し訳無い。 今回は番外編って事で。短編小説を。 このメンヘラホイホイに出ている主人公の俺という人間についての話だ。 彼は幼少期から実家を出るまで両親の存在に悩まされていたんだ。 彼の両親は典型的な昔の親で、機嫌が悪くなるとお小遣いを長いこと渡さなかったり(決して貧乏では無い)していた。 両親にとって理想的な子供では無いと判断した場合は徹底的に彼の存在を、行動を批判して「お前は両親を裏切った」という言葉を浴びせた。彼は常に緊張

          メンヘラホイホイ-60 個性

          自己分析をすると好奇心旺盛ではあると思う。 人間ってのは一人一人が宇宙みたいなもんで、会話する事でその宇宙の中を垣間見れたりする。 それは言葉に出来ないほど楽しく、そして為になる。 そこで俺自身の世界はまた少し広がるんだ。 所謂「メンヘラ」って言葉だが、個人的には意識していない。個性と捉えるからだ。愛情が足りないのかも知れないし、運命の人を探しているのかも知れない。 他人からはメンヘラホイホイと呼ばれてしまう事が多い。でも第三者からしたら全くその人を知らない訳だし、そ

          メンヘラホイホイ-60 個性

          メンヘラホイホイ-59 ツイキャス

          タイトルを「ナンパで初体験」改め、「ツイキャス」にした。今回の話はかなり長い。 次はバイト先で知り合ったチーの話である。 年齢は俺の一個下。 ある日、チーは俺が隣りの席になり、朝イチで積極的に話しかけて来た。 たまたまごく一部に話した俺の副業について話が漏れてしまい、彼女の耳にも入っていたようだ。 チーは精神疾患があり、両親はどちらも教師。三姉妹の真ん中だそうだ。男性に対して狩りをしているような、そんな印象を持った。 彼女の自慢はツイキャスでフォロワーが何人いるとか

          メンヘラホイホイ-59 ツイキャス

          メンヘラホイホイ-58 3人

          所有しているバイクのメーカーがすごく好きで、ある日そのディーラーの裏にあるマンションに引っ越しをした。 そのバイクメーカーはアパレルも展開していて、そこの店員さんはすごく良くしてくれた。美人さんだし、接客もすごい。初めてディーラーでツーリングに行く時も、人生初の長距離移動で2人で待ち合わせをして帰りも一緒に帰宅した。 そのお店を退職する際に連絡先を交換して遊ぶ様になったんだ。憧れのお姉さんって感じで俺は嬉しかった。しばらく会わない時期があって・・。 半年ぶりくらいに会う

          メンヘラホイホイ-58 3人

          メンヘラホイホイ-57 生殖機能(第四章)

          そのみさこって人はバツイチで1人娘を育てている。娘は現在大学生。元旦那さんが自殺してしまった事で現在は彼氏募集してもいいかなと言っていた。 とは言え、元旦那さんが逝去してから1人の男性とお付き合いして、その男性が浮気してしまった事で恋愛にはウンザリしていたらしい。 俺はいつものパターンで全く興味が無かった。 しかしながら会話は楽しいからたまに会っていた。 俺のバイクに乗ってみたいと言うから仕方なく2人乗りをしたら後ろから抱き付いてくる。 俺のバイクは後ろの人がよっかか

          メンヘラホイホイ-57 生殖機能(第四章)

          メンヘラホイホイ-56 計画(第三章最終話)

          自分はバイクが趣味で、各地に知り合いがいる。 某SNSで自分の愛車の車種のミーティングを企画した。参加者を募集し、日程を決めて、当日の日付が入ったTシャツを作った。 この車種は生産量が少ない。 コロナ禍でも各地からTシャツの注文が入り、一カ月で100枚以上売れた。 ミーティングでは兼ねてから仲良くしていたとある人と2年ぶりに再会。その人は当初ミーティングをやりたいねと言った。それが事の発端だった。 お金持ちみたいで、その人のバイクは誰よりもお金をかけていると一目で分かる

          メンヘラホイホイ-56 計画(第三章最終話)

          メンヘラホイホイ-55 もう1人の女性

          銀座のホステスであるミサキはお袋さんがいる。 しかし、父親については3人。兄弟はミサキをミサキを含めて3人居るが、全員血が繋がっていないか、父親が違うからしい。 お袋さんは熟女キャバクラで働いていて、ホストに借金してまで入れ込み、たまにそのホストを自宅に連れてきて子供の前でイチャ付くらしい。 ミサキはお袋さんに金を数百万貸している。 俺の感覚からしたらさっさと縁を切ってしまえばいいと思うのだが、それは口にせず、ただミサキの愚痴を聞いている。 ミサキ自身もストレスを抱えて

          メンヘラホイホイ-55 もう1人の女性

          メンヘラホイホイ-54 銀座のホステス

          クラブハウスというアプリをご存知だろうか? 流行したのはわずか半年程度で2年ほど前に招待制でしか参加できない音声通話で仲間と話すアプリだ。 外で聞くとパケット通信量がとんでもなくなるそうだ。 俺も部屋を作ってみた。 その前にどうやるべきかを別の部屋で研究した。 俺はバイクが好きだからバイクの部屋に入ってみる事にした。 その部屋では某YouTuberをやっているオッサンがチャンネル登録者数を上げる為に綺麗事を並べて、反吐が出る様な綺麗事を言う割には一人で喋ってた。目標は

          メンヘラホイホイ-54 銀座のホステス

          メンヘラホイホイ-53 推し活

          婚活で会った数少ない女性のもう1人の女性はモモさん。彼女の中では既に俺と付き合っている事になっており、俺はモモさんに姓ではなく名前で呼ばれていた。 しかし、彼女は今まで男性と付き合った事が無いので照れがあった。そんな彼女を「まだ付き合っているという認識をするのは早すぎると思うんだけどな」と、俺は冷静に見ていた。言わなかったけど。 年齢は同い年だった。 付き合った人数を聞かれたが覚えちゃいない。 肉体関係を持った人数を聞かれたが、やっぱわからない。経験人数を増やしたいなん

          メンヘラホイホイ-53 推し活

          メンヘラホイホイ-52 婚活

          世の中にはいつの日か「婚活」という言葉が生まれていた。俺からすると訳の分からない言葉だ。 例えば「大人女子」とか 「イクメン」とか 許せるのは「デブ活」。実に清々しい。 それはそうと、これは真面目に結婚しようと考えた結果、某婚活に登録した時の話だ。この婚活を取り仕切りるのはクレジットカード、携帯キャリア、野球チームに至るまで展開をしている某企業のものだ。 最初に入会金15万を納め、月額15,000円。 年収、趣味、性格、職業、顔写真を登録する。 いいねを押し、相手もいいね

          メンヘラホイホイ-52 婚活

          メンヘラホイホイ-51 結婚願望

          その清楚な雰囲気な女性の名前はユミ。 ユミは俺より2個年上で細身で色白で一途な子だった。 ユミが俺に連絡先を教えてくれたが、例のおばさんはそれを見て「一体何のために仕事をしてるの?」と言って来た。 「あなたに手伝ってくれと言われて入社したけど、仕事はちゃんとやってますよね?目障りなら退職しましょうか?」 おばさんは無言になっていたが、後から責任者に色々と悪い様に俺の話をしていたのは知っている。いや、そのおばさんらしい解釈をしてるから分かりやすいんだ。化けの皮はもうめくれて

          メンヘラホイホイ-51 結婚願望

          メンヘラホイホイ-50 麻薬中毒

          そのおばさんは年の割には綺麗な方だとは思う。48くらいだったかな。元々はモデルやら芸能人関係の仕事をしていた。 ラーメン屋に入社してきて、女で見た目が綺麗だって言うんで何故か数ヶ月で本社勤務になった。なんか甘すぎる。現場に立ってもキッチン内の仕事はまるで出来ない。所謂マメって奴だな。鬼ごっこで1番小さい子はマメと言って、見つかっても鬼は交代せずに済むルール。社会でそれはねーだろ。 俺がラーメン屋を退職してからも連絡は来ていて、ある時に化粧品販売の仕事で人が足りないから一緒

          メンヘラホイホイ-50 麻薬中毒