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ブランドロゴができた 〜嗚呼、職人の絶望日記〜

アウトドア漆器ブランド立ち上げ記
2016年9月。

一人旅でしか感じることのできなかった想いをコンセプトにしたブランドネームとロゴができた。



erakkoとは、フィンランド語で「世捨て人」や、「仙人」を意味します。
ロゴマークは、平原にぽつんと立つテントのようにも見え、ゆるやかにそびえる山のようにも見えるものに。

僕自身は人が嫌いなわけではなく、「一人きりの時間も大切にしたい」という思いから。

野宿の夜がしずかに明けていく安堵感や、目的地にたどり着く前に沈んだ夕陽が残していった余韻。

だだっ広い芝生を照らしていた神々しい月の光。
すべてが穏やかだった秋の一日。

それらは、一人旅の緊張感も作用して、濃く深く染み入ってきた。

そんな時間が自分にもあったことを、日常生活の中でも忘れてしまわないように。
そんな時間の象徴にもなってくれるようにとの想いを込めたブランドです。

アウトドア漆器としてデビューしたのは、ロゴマークができてから8ヶ月後のこと。

今から約1年ちょっと前のことです。


みなさま、どうかかわいがってやってください。

みなさまのご支援で伝統の技が未来に、いや、僕の生活に希望が生まれます。