武田ちょっこ*まるまるサファリの本

ケニア、タンザニア旅行のガイドブック『まるまるサファリの本』シリーズの著者です。「悔い…

武田ちょっこ*まるまるサファリの本

ケニア、タンザニア旅行のガイドブック『まるまるサファリの本』シリーズの著者です。「悔いのないアフリカ旅行を!」という思いから作り続けています。皆さまの「サファリ楽しかった」の言葉が励み!取材体験談や野生どうぶつのエピソードなど、ガイドブック制作の裏話を書いていこうと思います。

マガジン

  • サファリの準備に必要なこと

    ケニア、タンザニアを旅行するにあたり準備するもの、荷物、季節など、現地サファリについてなど、旅行に必要な情報を書いていく予定です

  • 『まるまるサファリの本』*サファリ取材の裏ばなし

    『まるまるサファリの本』の取材には様々なエピソードや裏ばなしがあります。どうやって目当ての動物を追いかけるのか等、サファリが楽しくなるヒントにもなるお話です。

  • 『まるまるサファリの本』*編集の裏ばなし

    ケニアに行ってきます!と言うと「いいなぁ~」って言われるのですが、いやいや遊びばかりじゃないし、色々あるんですよ ε-(‐ω‐;) 『まるまるサファリの本』の編集裏ばなしです。

記事一覧

アンボセリ国立公園のベストシーズン

サファリのベストシーズンはいつ?  一般的に言われる東アフリカ(ケニア、タンザニア)のサファリのベストシーズンは大乾季。7月~9月です。 でも私は敢えて言いたい。 …

<保存版>チーターはマサイマラのどこにいるの?チーターがいる所と探すコツ

ゲームドライブでお目当ての動物が見られなかったとき、 「野生だからね、しょうがないよ」 と言い訳をするドライバ―さんは多いです。もちろん野生なので思うようにいかな…

1,000

図鑑だけじゃサファリは楽しめない! もっと大事なことって⁉

ケニア、タンザニア旅行に大事な情報って? サファリ中に聞く動物雑学って臨場感があって面白い。 サファリに持って行けるポケット図鑑があるとムチャ楽しいのに。 ――と…

ケニア入国にビザが必要なくなるそうです!

ケニア旅行の準備でちょっと面倒だったVISAが、2024年1月から廃止になるそうです。やった~♪ この記事によれば観光客はVISA無しで90日間の滞在が可能だそうです。 ケニア…

サファリは今日もドラマチック・セレンゲティ国立公園

サバンナってね、ドラマにあふれているんですよ テレビのドキュメント番組を見ていると、動物達が織りなす感動のドラマが描かれていますよね。干ばつを生き抜く姿や、自然…

知らないと損してる!?せっかくのアフリカ旅行を失敗しないための3つの要素

残念なサファリにしないために 私が『まるまるサファリの本』を作ろうと思ったきっかけは、 「何十万円も支払って遠くアフリカまで繰り出すのだから、残念なサファリはなく…

タンザニアVISA申請について

現在アライバルビザは取得できるようですが、いつ変更になるか分からないのでオンラインで申請しておきましょう! 準備するもの ①パスポートと同サイズの顔写真 ②パスポ…

アンボセリ国立公園でライオンの目撃率をあげるには

ライオンが確実に見られるのは、ケニアではマサイマラNR。タンザニアではセレンゲティNPとンゴロンゴロクレーター。 でもね……、 アンボセリ国立公園でライオンの目撃率…

600

アンボセリ国立公園のすんごい光景を見逃さないで!

ゾウの群れが次々とやってくる! 以前書いた記事、『ゾウが600頭も大集合ーーを探す旅』の取材で発見した “ゾウの通り道”。これについてはぜひとも『まるまるサファリの…

サファリでライオンの狩りが見られたのは運だけではないのです2

「ライオンのハンティングが見たい!」 という無茶ぶりに応えるために立てた作戦を実行する時が来ました! さぁ、結果はいかに!?  前半のストーリーはこちら↓ メスライ…

サファリでライオンの狩りが見られたのは運だけではないのです

ライオンのハンティングが見たいな。 同行者の一人が言いました。←言うのは簡単(笑) でも、ここは『まるまるサファリの本』の著者(私)が案内するのだから、なんとかし…

サファリは運だけではないのです!自然観察力がカギ

良いドライバ―さんがいたら紹介してください という問い合わせを読者の方から時々いただきます。サファリの良し悪しはドライバ―さんで決まると言われますもんね。 でもよ…

アフリカ1美しい鳥!ライラックニシブッポウソウ飛ぶ姿を逃さず撮る方法

『世界の美しい鳥』の表紙に選ばれた鳥、ライラックニシブッポウソウ サファリ好きの間でも、初めてケニアに来た人でも、 「わー、きれい!」 と思わずカメラを向ける鳥で…

ゾウが600頭も大集合⁉――を探す旅

「アンボセリにゾウが大集合する季節があるんだって?」 某国の国営放送を見た、という友達からラインがきました。 彼女の話では「年末年始の頃、アンボセリ国立公園にゾウ…

フラミンゴの飛翔が見たい!

「フラミンゴってさぁ、生で見るとうるさいし、臭かった」 ーーって言うんだよね、みんな。ナクル湖に行ったらフラミンゴが見たいです!って言うくせに。 でもね、うるさ…

サバンナの脇役達 トムソンズガゼル

トムソンズガゼルの赤ちゃんって感動的に健気 写真のキャプションについて書いたページで「ガゼルの赤ちゃんって健気」というエピソードに触れました。 トムソンズガゼルの…

アンボセリ国立公園のベストシーズン

アンボセリ国立公園のベストシーズン

サファリのベストシーズンはいつ?
 一般的に言われる東アフリカ(ケニア、タンザニア)のサファリのベストシーズンは大乾季。7月~9月です。
でも私は敢えて言いたい。
アンボセリのベストシーズンは12月~2月!または12~2月もベストシーズンです。

もうひとつのベストシーズン
12月~2月は小乾季にあたりますが、そこそこ雨は降ります。そんな季節をなぜ「ベスト!」と推すのかというと、

1.アフリカゾ

もっとみる
<保存版>チーターはマサイマラのどこにいるの?チーターがいる所と探すコツ

<保存版>チーターはマサイマラのどこにいるの?チーターがいる所と探すコツ

ゲームドライブでお目当ての動物が見られなかったとき、
「野生だからね、しょうがないよ」
と言い訳をするドライバ―さんは多いです。もちろん野生なので思うようにいかないのがサファリ。でもお目当ての動物の目撃確率を上げることは可能なんですよ。
※「チーター探しのコツ」の取材を進めていると、自然を追っているだけでは分からない思わぬ展開もありました。読み物としても、ぜひ最後までお読みください!

チーターの

もっとみる
図鑑だけじゃサファリは楽しめない! もっと大事なことって⁉

図鑑だけじゃサファリは楽しめない! もっと大事なことって⁉

ケニア、タンザニア旅行に大事な情報って?
サファリ中に聞く動物雑学って臨場感があって面白い。
サファリに持って行けるポケット図鑑があるとムチャ楽しいのに。
――という思いから『まるまるサファリの本』では動物ガイドのページを充実させてきました。

でも、図鑑だけじゃダメなんだなぁ。
サファリをもっと充実するための情報が足りないじゃん。

――と、2021年から3年間にわたるケニア・タンザニア徹底取材

もっとみる
ケニア入国にビザが必要なくなるそうです!

ケニア入国にビザが必要なくなるそうです!

ケニア旅行の準備でちょっと面倒だったVISAが、2024年1月から廃止になるそうです。やった~♪
この記事によれば観光客はVISA無しで90日間の滞在が可能だそうです。
ケニア旅行のハードルがグーンと下がりましたね。
webで申請するとトラブルが多くて頭を抱えていましたww

<その後の状況>
Visaはなくなりましたが、アメリカのEstaのような申請が必要となりました。毎回入国の際に申請が必要な

もっとみる
サファリは今日もドラマチック・セレンゲティ国立公園

サファリは今日もドラマチック・セレンゲティ国立公園

サバンナってね、ドラマにあふれているんですよ
テレビのドキュメント番組を見ていると、動物達が織りなす感動のドラマが描かれていますよね。干ばつを生き抜く姿や、自然の中で賢く生き抜く知恵、親に学び群れから独立する子etc.
そんな感動の世界を生で感じたくてアフリカまで繰り出す方も多いと思うのですが、2泊3日ほどのサファリではそんなドラマなんて無い無い。
って思っていませんか?

サファリ中は、
「ライ

もっとみる
知らないと損してる!?せっかくのアフリカ旅行を失敗しないための3つの要素

知らないと損してる!?せっかくのアフリカ旅行を失敗しないための3つの要素

残念なサファリにしないために
私が『まるまるサファリの本』を作ろうと思ったきっかけは、
「何十万円も支払って遠くアフリカまで繰り出すのだから、残念なサファリはなくしたい。最高のサファリを楽しんでもらいたい!」
という思いからです。

サファリが初めてであれば、自分のサファリが残念だったどうかも分からないで帰ってくるかもしれません。でも実はちょっと損しているケースが多いのです。知ってみたら歴然! 

もっとみる
タンザニアVISA申請について

タンザニアVISA申請について

現在アライバルビザは取得できるようですが、いつ変更になるか分からないのでオンラインで申請しておきましょう!

準備するもの
①パスポートと同サイズの顔写真
②パスポートの顔写真ページをデータ化したもの
③e-ticket
④クレジットカード(申請料50ドル+手数料)

申請はこちらのページから
Tanzania eVisa - Welcome (immigration.go.tz)

「New A

もっとみる
アンボセリ国立公園でライオンの目撃率をあげるには

アンボセリ国立公園でライオンの目撃率をあげるには

ライオンが確実に見られるのは、ケニアではマサイマラNR。タンザニアではセレンゲティNPとンゴロンゴロクレーター。
でもね……、

アンボセリ国立公園でライオンの目撃率が上がっています!
2012年頃から、私は行くと必ず”目撃しています。しかも2度3度。

以前は今ほど見られなかったのですが、それでも国立公園の南にあるキャンプサイトで寝ていたら、夜中にライオンの唸り声を何度も聞きました。

実は私が

もっとみる
アンボセリ国立公園のすんごい光景を見逃さないで!

アンボセリ国立公園のすんごい光景を見逃さないで!

ゾウの群れが次々とやってくる!
以前書いた記事、『ゾウが600頭も大集合ーーを探す旅』の取材で発見した “ゾウの通り道”。これについてはぜひとも『まるまるサファリの本』で紹介したい。
だって、アフリカ最高峰の壮大なキリマンジャロが見られるアンボセリで、ダイナミックなアフリカゾウが次々と現れる場所と時間があるんですよ。
せっかくケニアに来たら見逃さずに見たいでしょ⁉

というわけで“ゾウの通り道”を

もっとみる
サファリでライオンの狩りが見られたのは運だけではないのです2

サファリでライオンの狩りが見られたのは運だけではないのです2

「ライオンのハンティングが見たい!」
という無茶ぶりに応えるために立てた作戦を実行する時が来ました!
さぁ、結果はいかに!?  前半のストーリーはこちら↓

メスライオン達のターゲット1
私達が目指すプライド(群れ)のテリトリーに到着したとき、ライオンは大きなバッファローを水場に追いこんでいました。

到着早々、期待以上の展開。さあ、メスライオン達は群れでバッファローを倒すのか⁉

ところがお気に

もっとみる
サファリでライオンの狩りが見られたのは運だけではないのです

サファリでライオンの狩りが見られたのは運だけではないのです

ライオンのハンティングが見たいな。
同行者の一人が言いました。←言うのは簡単(笑)
でも、ここは『まるまるサファリの本』の著者(私)が案内するのだから、なんとかして見せてあげたい!と血がうずきます。

いつも以上に徹底した下調べが始まりました。すると、
ライオンのハンティングが見られる確率が上がるかも⁉という条件が2つ揃ったのです。

条件1:
私達がマサイマラNRを訪問するのは2023年1月7日

もっとみる
サファリは運だけではないのです!自然観察力がカギ

サファリは運だけではないのです!自然観察力がカギ

良いドライバ―さんがいたら紹介してください
という問い合わせを読者の方から時々いただきます。サファリの良し悪しはドライバ―さんで決まると言われますもんね。
でもよほどサボリ癖がない限り、たいていの動物は問題なく見つけてくれますよ。ダメなドライバ―さんなんて、そうそういません。

ただ、こだわりを持ち始めると普通のドライバ―さんでは足りなくなってくる。私にも「絶対この人!」というドライバ―さんがいま

もっとみる
アフリカ1美しい鳥!ライラックニシブッポウソウ飛ぶ姿を逃さず撮る方法

アフリカ1美しい鳥!ライラックニシブッポウソウ飛ぶ姿を逃さず撮る方法

『世界の美しい鳥』の表紙に選ばれた鳥、ライラックニシブッポウソウ

サファリ好きの間でも、初めてケニアに来た人でも、
「わー、きれい!」
と思わずカメラを向ける鳥です。ただでさえ美しいこの鳥は、飛ぶと幸せの青い鳥♪

飛ぶ姿を撮りたい!そこで枝に止まっているライラックを見つけてカメラを向け、じーーーーーっと待つ。というのをやったことがある人も多いのではないでしょうか?
でもねー、鳥ってすばしっこい

もっとみる
ゾウが600頭も大集合⁉――を探す旅

ゾウが600頭も大集合⁉――を探す旅

「アンボセリにゾウが大集合する季節があるんだって?」
某国の国営放送を見た、という友達からラインがきました。
彼女の話では「年末年始の頃、アンボセリ国立公園にゾウがたくさん集まってくる」とその番組は言うのだそうです。
友達:「何百頭も集まるんだって!」
アンボセリNPのゾウの群れは他のエリアに比べて比較的大きく、30頭を超えるものも少なくありません。

何百頭ということは、そんな群れが10以上集ま

もっとみる
フラミンゴの飛翔が見たい!

フラミンゴの飛翔が見たい!

「フラミンゴってさぁ、生で見るとうるさいし、臭かった」
ーーって言うんだよね、みんな。ナクル湖に行ったらフラミンゴが見たいです!って言うくせに。

でもね、うるさくても臭くても、フラミンゴが一斉に飛び立つ飛翔シーンは感動しますよ!サファリでは枯草の哺乳類が多いので、まずピンクの大群を見るとそれだけ「自然って芸術的だな~!」って感心します。そしてその一つ一つが生きている命。野生の動物の行動は人間によ

もっとみる
サバンナの脇役達 トムソンズガゼル

サバンナの脇役達 トムソンズガゼル

トムソンズガゼルの赤ちゃんって感動的に健気
写真のキャプションについて書いたページで「ガゼルの赤ちゃんって健気」というエピソードに触れました。
トムソンズガゼルの赤ちゃんは生まれて間もなく母親と離れて、たった一匹で健気に生き抜くのです、という話。
―――見たい!そんなガゼルの姿、ぜひ見てみたい!
さぁー、取材開始です!

段取り8分仕事2分。取材の前にまずは下調べです
ガゼルの赤ちゃんっていつ生ま

もっとみる