見出し画像

散髪とTシャツ〜物々交換というとても大切なやりとり〜

僕は歩いていた。
沼袋駅から中野駅にある
友達が働いている美容室に向かって。

電車賃を節約しつつ、
健康も兼ねて歩くことにしたのだ。

駅を出ると、
沼袋の街並みに夏の終わりを感じた。

でも寂しいというよりは、
また季節が変わるんだなあ。

情緒あふれる気持ちで
胸がいっぱいになった。

散歩がてら写真を撮ったり、
音声メディアを録ったりしながら、
沼袋から中野への南へ向かう旅をしていた。

そのときの音声メディアはこちら↓
アパレルのほうでTシャツ買ってくれた方ありがとうございます! 夕方散歩よりお届け

夕方が夜に変わる瞬間に触れながら
散歩するのは本当に気持ちが良かった。

30分ちょっと歩くと目的地に到着した。

友達と久しぶりに会ったのもあって、
緊張した。
近況を話したりこれからのことを話したり。

1時間くらいで散髪が終わり、
お金はいらないよと友達。
僕はアパレルの方で作ったTシャツを
友達に贈った。

美容師を応援したいから、
僕は彼に髪を切ってもらう。
彼も僕のアパレルを応援してくれるから
僕はTシャツを贈った。

エレベーターが閉じるまで
彼は手を振ってくれたし、
僕も最後の最後まで手を振り返した。

心がほかほかして気持ち良かった。

よし、帰りは新井薬師前まで歩こう。
となり、帰り道の散歩もした。

空気を食べた。
それはちょっぴり秋の味がした。

物々交換というのは
とても気持ちの良いものだ。

昔の人たちに
お金さんの概念が生まれる前のこと。
物々交換で生活していた時代が
とても素敵だなあ〜と思った。

近いうち、似たようなサービスが
普及していくかもしれないなあって。

僕は生きるよ。
まだ見ぬ明日に何があるかなんて
僕は知らない。



こんな自分へもしサポートいただいた際は、 アパレルのデザイン費、CD音源制作費、写真の個展費に使わせていただきます。 できればサポートしていただいた方にリターンも考えています。