見出し画像

AIが仕事を奪うのは大歓迎!?興味のあることを突き詰めて生まれる「個の仕事」の可能性とは

こんにちは!
クラウドワークス公式note編集部のです。

8月に当社が運営する副業マッチングプラットフォー厶・CrowdLinksから、LINEで6つの質問に答えるだけで自分にあった副業が見つかる「AI副業診断」が公開されました!

AI副業診断はこちら
LINEの友だち追加を行うことでお試しいただけます


そこで、今回のテーマは「私たちの仕事とAI」

ChatGPTの出現を機に生成AIへの注目が高まり、企業は生成AIをどのように事業に活用するか模索しています。

一方、「生成AIが仕事を奪うのではないか」という議論が加速するなど、私たちの仕事にも変化の兆しが見られます。


「世界で最もたくさんの人に報酬を届ける会社になる」ことをビジョンとして掲げるクラウドワークスのメンバーは、この状況をどう見ているか。

クラウドワークスのエンジニア責任者と、AI副業診断の開発者に話を聞きました。


▼インタビューを受けてくれた方


「ビジネスに繋がるか」を考えすぎずに、気軽に試すことで機会が生まれる


ーー生成AIの話題化から、多くの企業がその技術を事業に活用しようと模索する様子が伺えます。
クラウドワークスのエンジニア責任者として、この流れをどう見ていますか?


塚本久博つかもと ひさひろさん、以下、hihats)

「生成AIが流行っているから取り入れよう」という流れは、エンジニア視点だと「そんなノリでやるの?」という感覚はあります(笑)

でも、一定ノリでやったほうがいいと思う部分もあるんですよね。


イノベーションを起こせる人の共通要素として、「実験力」や「学んだことを関連付ける力」があります。

「何がビジネスに繋がるか?」を考えすぎると、逆に視野が狭まる。

フリーに新しいことをやってみよう!というスタンスでいると、何かが生まれやすいと思うので、いい流れだと思います。


ーー同様の流れで、クラウドワークスも生成AIを使った社内コンテストを実施しました。
そこで大賞に輝き、実現したのが「AI副業診断」ですね。

土屋貴大つちや たかひろさん、以下、つちのこ)

クラウドワークスが副業の事業をやっているので、どうしたら副業に挑戦する人を増やせるかを考えて生み出したサービスです。

日本では性格診断が流行しやすい傾向を捉え、特徴やスキルを入力するとChatGPTがその人にピッタリの副業案件を紹介する仕組みにしました。

広告を使うことなく、公開してから2週間で500人以上の人に試してもらっているため、一定の反響はあったのかなと思います。


ーーアイデアで終わるのではなく、社内発表から約1ヶ月で開発・サービスリリースまで実現したのがすごいなと思いました。

(つちのこ)
ChatGPTが話題になっているうちにユーザーに届けたいと思い、即座に開発に取り組みました。

それができたのは、上長の理解が大きかったと思います。


実は、大賞を獲ったとはいえ、部署としてこのサービスの開発に時間を割く動きが起こったわけではなかったんです。

ただ、個人としても企画を実現したいことをマネージャーに相談したら、今やっている仕事を全部止めてこのサービスの開発に集中して良いと言ってもらえたんです。

(hihats)
素晴らしい判断ですね。
新しいことをやるには、何かを止めないとできないですから。


ーーたしかに、そのとおりですね。このサービスを作るうえで、工夫した点はありますか?

2つあります。
1つ目は、基本は選択式にしつつ、選択肢の中に自由記入欄を入れたことです。

ChatGPTを使っているので、自由に書いてもらったほうがおもしろい結果が出るんです。
でも、それだとユーザーにとっては手間になるので、すべて選択肢で選んでも回答が出るようにしました。

2つ目は、診断結果として実際の副業案件を提示する際に、4つの軸で紹介したことです。
具体的には「おすすめ」「人物像にピッタリ」「得意なことを活かせる」「新しいことにチャレンジ」の4つ。

人によって仕事を選ぶ軸は違うので、副業を行う動機別に案件を提示することで満足度を高めたいと工夫しました。


ーーAIの特性を学び、うまく取り入れたんですね。つちのこさんにとって、新しいことを学んだり、取り入れたいというモチベーションはどこから来るんですか?

(つちのこ)
単純に楽しいという気持ちです。

経験が浅い時期は、新しいものが出るたびに「勉強しなきゃ」という焦りから取り入れることも多かったです。

ですが、改めて振り返ると、それはやらなくても良かったですね(笑)

AI副業診断を開発した、つちのこさん

(hihats)
これはジュニア期エンジニアあるあるですね(笑)

(つちのこ)
だから、個人的には新しいものに興味を持てたら積極的に取り入れるというスタンスでいいと思っています。

自分にとっては、このAI副業診断も、興味を持って突き詰めてアウトプットにしてみたという感覚です。



「仕事をしないと食っていけない」という考え方すら変わっていくかもしれない


ーーAIが新たなビジネスの機会になりうる一方で、「AIが仕事を奪う」という話も出ています。

これについては、どう思いますか?

(つちのこ)
個人的には、人間が仕事をしなくてもいいと思っています(笑)

(hihats)
同感です。どんどん奪ってくれ、と思います。

少なくとも「誰にでもできる仕事はAIにやってもらう」という流れは、避けられないと思います。

どんな仕事が代替され、どんな仕事がこれからも残るのかは、クラウドワークスとしても観測していきたいですね。


たとえば、クラウドワークスの仕事でも、簡単なライティング業務はAIに置き換わっている様子が伺えます。

一方で、取材を伴う記事や、個性のある記事など、質の高いライティング業務はいまだに求められているので、人の仕事として一定割合は残るだろうと推測されます。


つまり、「誰にでもできる仕事」がAIによって代替される中で「個の仕事」が磨かれる。
自分にしかできない仕事が求められるのではないかと考えています。


ーー自分にしかできない仕事……どうやって見つけていけば良いのでしょうか。

(hihats)
先程の話にも繋がりますが、興味のある分野を深めていけばいいと思います。
興味のあることと経験の組み合わせが、他の人と全く同じになることはそうそうないですよね。

好きなものを掛け合わせたり、突き詰めて身につけたものは、自分にしかできないものになっていきます。

それで本当にお金を稼げるかという不安は、確かにあると思います。

でも、そもそも「仕事をしないと食っていけない」という考え方すら、それほど長くないスパンで変わっていくんじゃないかとも思います。

クラウドワークスのVPoE(エンジニア組織の責任者)・hihatsさん


(つちのこ)
稼ぐということを意識せず、個人が興味のあることを突き詰めることで社会のためになる未来が来たらいいですよね。


自分自身、もともと工場で働いていましたが、収入を上げたいという理由でエンジニアになりました。

でも、エンジニアの世界に飛び込んでみたら、思った以上におもしろくて、当初の目的だったお金を稼ぐことには遠回りをしています(笑)

周りのエンジニアでも、生活のためというより楽しいからやっているという人も多く、そういう人が増えるのは個人にも社会にも良い影響があると思います。


ーー「自分が楽しいから」と活動したことが、社会や誰かのためになることはありますよね。
一方で、クラウドワークスは、“仕事で報酬を届ける”ことで事業が成り立っています。その点について、どう思いますか?

(hihats)
個人的な考えとしては、それも変わっていくだろう、と思います。


今、クラウドワークスは、「世界で最もたくさんの人に報酬を届ける会社になる」というビジョンを持っています。

その指標も持ちつつ、数値化できるか分からない別の指標を持つようになるんじゃないかな、と。


そもそも、クラウドワークスが提唱している報酬も、「お金」だけではないですしね。

感情報酬の面で、世の中にできることを考える。
むしろこれからは、それを見つけていくのが楽しいんだろうなと思っています。


・・・

AIの出現によって、「誰にでもできる仕事」の捉え方が大きく変わりました。

変化の大きい時代では「役に立つから」「一生なくならそうだから」ではなく、「自分が好きだから」という理由で経験を積んでいくことを大切にしたいと感じました。


一昔前は「本当に好きなものは仕事にはするな」という考え方があり、今は「好きなことを仕事にする」という風潮が生まれています。

そして、今後は「好きなことをしていたら、それが結果的に仕事になっている」という状態になっていくのかもしれません。

この記事をおもしろいと感じた方は「♡マークのスキ」を押していただけたらうれしいです。
(スキは非会員でも押すことができます!)
定期的に“働く”に関する記事を発信しますので、ぜひフォローもお願いします!


***

クラウドワークスは採用活動を強化中!

画像をクリック!


***

クラウドワークスのビジョン・ミッション


ビジョンを叶えるための研修






この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro

AIとやってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?